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英語ができないのに海外駐在・赴任に…そんなあなたがするべきこととは?

海外駐在

英語が苦手なのに海外赴任が決まってしまったあなた。
海外赴任選ばれたことは嬉しいけど、英語は学生時代に勉強したきり。これから出発までどうすればいいのか、不安でいっぱいですよね。

海外駐在に行って英語力で一番困ることは、実はリスニング力なのです。

現時点で

  • ネイティブ同士の会話は速すぎて聞き取れない
  • 英語での指示や電話での会話がわからない

こんな悩みを抱えて不安な気持ち、すごくよくわかります。

そこでこの記事では、具体的に出発前のいつ、何をすればいいのかをこまかく紹介。
海外赴任中や赴任後に英語力を伸ばすポイントも解説しています。
しっかり読んで出発までにリスニング力を高めて、充実した海外赴任生活を送りましょう。

目次

そもそも海外駐在・赴任に必要な英語力って?

そもそも海外赴任に必要な英語力ってどの技能なんでしょうか。

冒頭でもお伝えした通り、4技能どれも大切ですがとくにリスニング力が最も重要です。

なぜなら英語を書いたり読んだりする作業(メール返信など)は翻訳機能を使うことができますし、スピーキングは話す前に、そもそも相手の言っていることをリスニングできないと会話にならないからです。

業務だけでなく、ふだんの会話やコミュニケーションもまずはリスニングができてから。

そのほかにも業務での英語の使用頻度の割合や国によって、必要な英語力は変わってきます。

リスニング力を向上させながら、勤務先の状況を考慮してトレーニングを積み上げましょう。

海外駐在・赴任に必要な英語力を数値化すると?

海外赴任に必要な英語力を、TOEICとVersantで数値化してみます。

海外部門の社員に期待するTOEIC L&Rスコアは570~810点。
このレベルは「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲では業務上のコミュニケーションができる」から「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」あたりまでです。

またVersantとは、英語をリアルタイムで理解し、的確に処理する能力を測るテスト

リスニング力とスピーキング力を測定します。

英語でビジネスをするには、Versantで47点以上が必要とされています。これは「身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる」レベル。

とくに英語の使用頻度が高い国や業務内容をほとんど英語で行う場合には、CEFR(外国語の習熟度や運用能力を同一の基準で評価する国際標準)B 1+(中級レベル)以上が望ましいとされています。

VERSANTスコア
VERSANT公式HPより引用

あくまで目安として、参考にしてください。

海外駐在・赴任後に英語ができないとどうなる?

どれくらいの英語力が海外駐在に必要かはわかったことにより少し安心した方もいれば、逆に少し不安になった方もいるかもしれません。

どちらにせよ、いざ海外赴任に行って、英語ができないとどんなことになるのか。具体的にイメージできている方が、現地に行ってから「こんなはずではなかった」となりづらいです。

英語ができないと海外赴任中だけでなく帰国してからも影響がある可能性があるので、しっかり理解した上で対策を練っていきましょう。

現地の仕事がスムーズにいかない

海外赴任に行って英語ができないと、現地での仕事をスムーズに行うことが難しくなります。

「現地に行ってから英語を勉強する」
「なんとなく聞き取れた英語だけで判断する」

このように準備もせずに現地に行くと、自分の仕事に影響があるだけではなくまわりにも会社にも迷惑をかける可能性も。

さらにあなたは現地では、当然英語ができるものとしての扱いを受けるでしょう。そのため、コミュニケーションを円滑に行うためにも、最低限の英語力は身に付けておくべきです。

現地生活が充実しない

当然ですがとくに英語圏の場合では、仕事だけではなく私生活でのコミュニケーションもすべて英語です。

生活面で問題が起きたときでも、英語で解決しなければなりません。英語ができないままだと、行政のサポートやサービスが十分に受けられない可能性もあります。またプライベートで英語ができないと、現地での友人や相談相手もなかなかできづらいのが現実です。

現地での生活を充実させるためにも、英語を使うことは必須となります。

帰国後の仕事も大変になる可能性が

海外赴任先だけでなく、帰国してからも英語ができないと仕事に影響がでてくるかもしれません。

帰国後あなたは、英語ができるという前提で仕事を任されることになります。海外で英語を使って仕事をしてきたとなれば、そのような仕事を任されることも自然かもしれません。

それが海外に行っていたにもかかわらず、英語ができない。となると、会社の期待に応えられず、迷惑をかけたりがっかりさせてしまうことになりかねません。

海外駐在・赴任すれば英語は上達する?

海外赴任には英語が必要なこと、また英語ができないとどうなるか具体的に想像できましたでしょうか?

そうは言っても、海外赴任に行ってしまえば英語力は上達するだろうと思っているあなた。

海外赴任すれば英語力が上達するのかどうかは、あなた次第です。

少なくとも、現地で努力することなく過ごして、勝手に英語力が伸びていくことは期待できません。

英語力が伸びるように生活していれば伸びますし、一方でほとんど英語力があまり伸びずに帰国する人がいるのも事実です。

海外駐在・赴任後に英語が伸びない5つの理由

海外赴任すればあなた次第で英語力は伸びますが、実は海外赴任したにもかかわらず英語が伸びないのにもちゃんと理由があります。

その理由をしっかり理解して、海外赴任中は意識して英語力を伸ばす生活をしましょう。

英語での業務量が少ない

海外赴任に行ったのに英語での業務量が少ないと、期待するような英語力の伸びはみられないことも。

なぜなら英語力は、ある程度までは触れた英語の量に比例して伸びるからです。

1日の大半は仕事場で過ごすはず。そこでの環境が日本語ばかりで、英語を使うことが少ないと全体の英語の使用量が少ないままになってしまいます。

実際に、業務自体は日本語で行うという日系企業は多いです。

そんな場合は、自分で意識して業務で英語を使うようにしたり、プライベートの時間では日本語を使用しないなど、できる限り英語を使用する環境づくりの努力が必要です。

すでに持っている英語力で乗り切ろうとする

あなたは海外赴任を任されたということは、もうすでにある程度英語が話せるという人もいらっしゃると思います。

ただ今の状態に満足して、その英語力で海外赴任を乗り切ろうと考えていませんか?

もし今後さらに上のポジションや、難しい仕事を英語でしたいと思っている場合は、現状維持では英語力は足りないかもしれません。

また帰国後も、まわりはあなたの英語力は飛躍的に上達したものとして仕事を振ってきます。

すでに持っている英語力だけで満足せず、せっかくの英語環境を活かし英語をさらに向上するように努めることで、帰国後のさらなるチャンスを掴めるかもしれません。

日本語のコンテンツばかり見ている

せっかく現地で生活しているのに、検索するのは日本語の記事ばかり。という方はいませんか?

英語でのネット記事や新聞は、はじめは慣れないので難しく感じるかもしれません。

しかし毎日続けることで理解できるようになりますし、何より海外で働いている以上は現地のコンテンツを知っておくことで得られることがたくさんあります。

日本語でのSNSやネット検索は時間を決めて利用するようにして、できるだけ英語に触れる時間を多くしましょう。

日本人コミュニティに入り浸る

現地で仕事をしていると、日本での生活を懐かしく感じるかもしれません。

そこで現地の日本人コミュニティに参加することは、仲間をつくったり現地の情報収集のためにもいいことです。

ただ毎日そこで過ごしたり、日本人の友達と話してばかりとなると、せっかく現地にいて英語を話せる人に囲まれているのに英語力は伸びません。

英語力を伸ばせる環境が整っているのに、とてももったいないです。

現地の人やそのコミュニティとも、積極的にどんどん英語で関わるようにしましょう。

英語の学習をしない

残念ながら、ただ現地に行っただけでは英語力が伸びるとは言えません。

なぜならあなたの英語力を伸ばせるのは、あなた次第だからです。

たとえば知らない単語があれば自分で調べないと、いつまでも知らないままですよね。

リスニングも自分で勉強してシャドーイングなどをこなしてはじめて、相手との会話がちゃんと聞き取れるようになります。

厳しいことをお伝えすると、仕事の場はあなたの英語の練習の場ではありません。

海外赴任して現地で仕事をこなす以外にも、追加で英語の学習をするようにすることで確実に現地でのコミュニケーションもしやすくなるので、ぜひ追加で英語を学習するようにしましょう。

海外駐在・赴任前や赴任中に英語力を伸ばすには?

海外赴任前にがんばって英語力を伸ばすよりも、赴任中のほうが英語力を伸ばしやすいのでは、と思う方もいるかもしれません。

結論、そんなことはありません。

まわりが英語ばかりの環境であっても、必ず努力は必要です。言い換えると英語力はあなた次第で、いつどこにいても伸ばせるのです。

もちろん日本でも、赴任前に充分な英語力をつけることも可能ですので、しっかりと準備をして、海外赴任を充実したものにさせましょう。

海外駐在・赴任12ヶ月前~6ヶ月前

海外赴任が決まって出発までに、するべきことを紹介します。

まずは赴任12ヶ月前~6ヶ月前までの期間

まだ出発までにはある程度時間があるので、英語力全体を向上させましょう

ここで英語でコミュニケーションを取れるようになるまでの5つのSTEPを紹介します。

英語の5STEP

リスニング

 Step1 音声知覚

 Step2 意味理解 (+単語や文法などの知識データベース)

スピーキング

 Step3 概念化(言いたいことを思い浮かべる)

 Step4 文章化(単語や文法知識を用いて文章を作る)

 Step5 音声化(作った文章を声に出して発話する)

英語力向上に必要なバランスはインプット8~9割、アウトプット1~2割です。

まずは大量のリスニング、単語や文法といった知識のインプットから始めましょう。

海外駐在・赴任12ヶ月前~6ヶ月前の具体的な学習内容

では赴任12ヶ月前~6ヶ月前までは、以下をひたすらくり返し実施しましょう。

  • 単語(意味だけでなく、音も覚える)
  • 文法
  • 多読
  • 瞬間英作文
  • シャドーイング

英単語は英語の文のなかの最小単元です(アルファベットを除く)。つまり、最低限の単語を覚えていないと残念ながら英語で意思疎通をすることは難しくなってしまいます。

同じく英語を使う時のルールである文法の勉強もして、英語を運用する素地をつけましょう。

土台がある程度できたら、多読でとにかく英語をインプット。

会話での瞬発力をつけるために、瞬間英作文にも取り組みましょう。

そしてリスニングだけではなく、英語を口から出す訓練にもなるシャドーイングです。

具体的なシャドーイングのやり方については以下の記事を参照してください。

海外駐在・赴任3ヶ月~直前

続いて赴任3ヶ月前~直前までの期間でやるべきことです。

こちらでは時間があまりないので、とにかく苦手な技能を伸ばすことに集中しましょう。

ここで多くの日本人は、スピーキング練習にとにかく時間を使いがちです。もちろんスピーキング練習は大事ですが、気を付けてほしいのは、スピーキングができないのではなくそもそも相手の話をちゃんと聞けていない可能性があるということ。

コミュニケーションはリスニングができないと成り立ちません。なので、何をすればよいか悩んだ場合はまずリスニングを強化することをおすすめします。

海外駐在・赴任3ヶ月前~直前の具体的な学習内容

では赴任3ヶ月前~直前までの具体的な学習方法について説明します。

まずは重要なリスニング対策として、シャドーイングを毎日行いましょう

リスニングをある程度積み重ねることができたら、並行してスピーキング対策としてオンライン英会話を取り入れます。

ここでは練習試合のつもりでとにかく先生とのコミュニケーションを意識しましょう。相手が言っていることがわからない時はわかったふりをせず聞き直すなど、意外に最初は意識しないとできないものです。

オンライン英会話を導入する際に注意してほしいのが、オンライン英会話は25分話してそれで終わりではないという点。

レッスンの後に、言えなかったところは必ず復習しましょう。

ノートに書き起こして文章で確認すれば、復習だけでなく自分の課題も見つかりやすくなります。

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何を言われたかわからない英会話。相槌だけの自分...
Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてシャドテン事業にも従事。
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この記事を書いた人

カナダ在住。渡加以前はPROGRITのコンサルタントとして100人以上の英語力向上に尽力。
IELTS7.5/Versant73/TOEIC965 を保持。

コンサルタントとしてのクライアントの実績抜粋
IELTS 5.5 → IELTS 6.5 (3ヶ月)
IELTS 6.5 → IELTS 7.5 (3ヶ月)
Versant 45 → Versant 55 (3ヶ月)
Versant 40→ Versant 60 (6ヶ月)

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