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英語スラッシュリーディングのやり方とは?おすすめ教材・アプリもご紹介

英語 スラッシュリーディング
  • TOEICのリーディングパートでいつも時間切れになってしまう
  • 英語でニュースを読んでいるけれどリーディングスピードが遅く、短い記事でも読むのにとても時間がかかってしまう

こんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

リーディング力アップにおすすめなのが「スラッシュリーディング」です。

この記事を読めば

  • スラッシュリーディングの効果
  • スラッシュリーディングのやり方
  • スラッシュリーディングにおすすめのアプリ

などがわかりますよ。

スラッシュリーディングでやってはダメなことから、スラッシュを入れる場所まで詳しく幅広く解説していますので、リーディングやリスニングで伸び悩んでいる人はぜひご一読ください。

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目次

スラッシュリーディングとは?

スラッシュリーディングとはその名前の通り、スラッシュ記号(/)を入れながら英文を読む英語読解方法の1つです。チャンクリーディングとも呼ばれることもあります。

ここで1つの英文を見てみましょう。

皆さんなら、下記の英文をどのように訳しますか?

I visited a beautiful museum that was built more than 300 years ago.

関係代名詞より後ろの「that was built more than 300 years ago.」を最初に訳し、それから前に戻って「I visited a beautiful museum」の和訳を続け、「300年前に建てられた美しい美術館を尋ねた」とした人が多いのではないでしょうか。

スラッシュリーディングでは、

「I visited / a beautiful museum / that was built more than 300 years ago.」

のようにスラッシュを入れて読んでいきます。

そしてスラッシュで分けた英文をその順番のまま理解していくのです。

  • I visited・・・私は尋ねた
  • a beautiful museum・・・美しい美術館
  • that was built more than 300 years ago・・・300年以上前に建てられた

日本語の語順としてはおかしいですが、十分言いたいことは伝わりますね。

リーディング力アップには、英語を前から理解していくことがとても重要になります。

スラッシュリーディングは、この「英語を英語の語順のまま理解する力」を養うのに有効な読解方法なのです。

スラッシュリーディングの効果とは?

スラッシュリーディングには以下のような効果があります。

  • 長文読解のスピードが上がる
  • 複雑な文の読解がしやすくなる
  • リスニング力のアップ

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

長文読解のスピードが上がる

英文を後ろから前に戻って読んだり訳したりすることを「返り読み」と言います。

上記の例文

「I visited a beautiful museum that was built more than 300 years ago.」

なら

「that was built more than 300 years ago.(300年以上前に建てられた)」→「I visited a beautiful museum(美しい美術館を尋ねた)」

となります。

返り読みをしながら英文を読む日本人はとても多いもの。

日本語と英語の語順はほぼ真逆なため、返り読みをしながら読むことで「綺麗な日本語」に訳すことができるからです。

しかし、リーディングスピードを上げたいならこれはNGです。

短く簡単な英文であれば返り読みをしてもあまり時間はかかりませんが、長文や複雑な文章の場合、返り読みをしてしまうと後ろから前にわざわざ戻るわけですから、理解するのにかなり時間がかかってしまいます。

スラッシュリーディングを行うことで英文を句などの単位で捉え、前から後ろへと英語の語順のまま理解することができるようになります。

また学習を繰り返すうちに日本語を介すことなく英語を英語のまま理解する、いわゆる「英語脳」が養われるのもポイントです。

複雑な文の読解がしやすくなる

長い文章や複雑な文章も、「句」という単位で捉えることで理解しやすくなります。

例えばこの文章。

According to a BBC survey, the time spent using mobile phones in a day has increased from one hour to one and a half hours compared to ten years ago.

日本語の語順に直して訳そうとすると、最後まで読んだうえでさらに動詞がどれか?主語となる言葉はどれか?など考える必要があります。

スラッシュリーディングならこの文章もわかりやすくなります。

According to a BBC survey, / the time spent using mobile phones / in a day / has increased / from one hour to one and a half hours / compared to ten years ago.

  • According to a BBC survey・・・BBCの調査によると
  • the time spent using mobile phones ・・・携帯を使う時間
  • in a day・・・一日に
  • has increased・・・増加した
  • from one hour to one and a half hours・・・1時間から1時間半に
  • compared to ten years ago・・・10年前と比べて

長めの一文ですが、短い「句」の単位で捉えれば意味がわかりやすくなりますね。

もちろん日本語の語順としてはおかしいですが、全体の意味も十分に理解できるはずです。

スラッシュリーディングで「句」という小さい単位で捉えることで、複雑な文章も読み取りやすくなります。

リスニング力のアップ

スラッシュリーディングは、リーディングスピード向上などリーディング分野に直接的な効果を発揮する読解法です。

しかしスラッシュリーディングはリスニング力アップにも効果があります。

当たり前ですが、リスニングを行うとき後ろから前に戻って音声を聞くことはできません。

そのためリスニングでも英語を前から理解していくことがとても大切になります。

スラッシュリーディングは英語を英語の語順のまま理解するのに非常に有効な方法です。

スラッシュリーディングを通じて英文を前から理解するのに慣れることで、英文を全部聞き終わってから内容を反芻する必要がなくなります。

結果として英語の音声スピードにも対応しやすくなり、リスニング力が向上するのです。

またスラッシュリーディングのように音声を短い「句」で捉えることで、複雑で長い文章にも対応しやすくなりますよ。

スラッシュリーディングのやり方とは?

ここからはスラッシュリーディングのやり方をご説明します。

実はスラッシュリーディングは「必ずここで区切る!」といったルールは存在しません。

長すぎると意味が捉えづらくなりますし、逆に区切りすぎても読みづらかったりします。

以下5つのテクニックを参考に適切なところで区切り、読みやすい状態にしていきましょう。

  • 文のSVOCで区切る
  • 前置詞の前で区切る
  • 関係代名詞の前で区切る
  • 接続詞の前で区切る
  • カンマやコロンの前で区切る

それぞれについて詳しく説明します。

①文のSVOCで区切る

まずは文の構成要素である

  • S・・・主語
  • V・・・動詞
  • O・・・目的語
  • C・・・補語

で区切る方法です。

文章が長くなると、どれが主語で目的語はどこまでなのかなど見失いがちです。

文の構成要素S・V・O・Cで、しっかりと区切れば「誰が何をどうした」「誰がどうなった」などがはっきりと見えてきます。

以下の英文を見てみましょう。

The passionate and highly dedicated team of scientists / has submitted / an excellent report.                   

長めの一文ですがに分解すると

(S) The passionate and highly dedicated team of scientists・・・情熱的で非常に献身的な科学者チームが

(V) has submitted ・・・提出した

(O) an excellent report.・・・素晴らしいレポートを

となります。

SVOCという文章の構成要素で区切ることで、「誰が何をどうした」が理解しやすくなることがわかりますね。

②前置詞の前で区切る

前置詞も意味のある英語のまとまりを見つけるヒントとなる要素です。

次の例文を見てみましょう。

An event featuring traditional national music / was held / at the ancient church / with a history spanning a thousand years

長めの文章ですが、前置詞「at」と「with」で区切るとわかりやすくなります。

  • An event featuring traditional national music ・・・伝統的な音楽を奏でるイベントが
  • was held・・・行われた
  • at the ancient church・・・古い教会で
  • with a history spanning a thousand years・・・千年にわたる歴史を有する

前置詞で区切るときに注意したいのが、動詞などと組み合わさって熟語になっている前置詞です。

例えば「run for」という熟語を含んだ以下の例文を見てみましょう。

He is going to run for president

run forには複数の意味がありますが、この場合presidentという単語があることから「立候補する」が適切です。

しかしforの前にスラッシュを置いてしまうと

  • He is going to run・・・彼は走る
  • for president・・・大統領のために

のように見えてしまいます。

③関係代名詞の前で区切る

関係代名詞や関係詞、関係副詞はスラッシュを入れる=意味のある英語のまとまりを見つける大きなヒントとなります。

以下の例文を見てみましょう。

The library / where I used to visit often / when I was young / is going to close.

  • The library・・・図書館
  • where I used to visit often・・・よく尋ねた
  • when I was young・・・子供のとき
  • is going to close.・・・閉まる

関係代名詞および関係副詞以下が、1つの意味のあるまとまりになっていることがわかりますね。

関係代名詞のwhereや関係詞thatといったものは省略されることがある点は注意が必要です。

④接続詞の前で区切る

ifやbutといった接続詞の前には、基本的にスラッシュを入れて区切りましょう。

接続詞で区切ることで、英語のまとまりの前後関係がわかりやすくなります。

なぜなら接続詞は関係代名詞などと違い、それそのものの意味がはっきりしているからです。

例えばbutならそれ以降の文章が逆説的なものだとわかりますし、becauseならそれ以前の文章に対する理由を述べてるのだとわかりますね。

以下の例文を見てみましょう。

We had to reschedule the picnic / because of rain.

  • We had to reschedule the picnic・・・私たちはピクニックを再スケジュールしなくてはならなかった
  • because of rain・・・雨のために

becauseの後ろの「雨のために」が、becauseが「再スケジュールをしなければならなかった」理由を説明しています。

⑤カンマやコロンの前で区切る

長めの文章や政治・経済系の記事などでよく見かけるカンマやコロン。

基本的にはスラッシュで区切ってください。

以下の文章を見てみましょう。

Three dangers exist / : currency depreciation /, political instability /, and a decrease in job opportunities

  • Three dangers exist ・・・3つの危険が存在する
  • currency depreciation・・・通貨の暴落
  • political instability・・・政治不安
  • and a decrease in job opportunities・・・雇用機会の減少

複雑な文章でもカンマやコロンで区切ることで読みやすくなりますよ。

スラッシュリーディングの効果を得やすくする3つのコツ

ここからはスラッシュリーディングの効果を得やすくする3つのコツを見ていきましょう。

  • 文章を読みながらスラッシュを入れる
  • ツッコミを入れながら文章を読む
  • スラッシュの数を徐々に減らす

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①文章を読みながらスラッシュを入れる

スラッシュリーディングを行うときは、英文を読みながらスラッシュを入れてください。

一文読み終わってから文章の要素ごとにスラッシュを入れてしまうと返り読みと同じになってしまい、スラッシュリーディング最大のメリットである「英語を英語の語順のまま理解する」トレーニングにならないからです。

最初は英文内のおおまかなまとまりが捉えづらいかもしれません。

しかし英文法や英文構造の勉強なども並行しながらスラッシュリーディングを行うことで、徐々に区切るべき場所がわかってきますよ。

②ツッコミを入れながら文章を読む

句の切れ目が来たときに、「どうしてそうなった?」「誰とそれを行った?」「なぜ?」などツッコミを入れながら読む癖をつけましょう。

スラッシュリーディングは句といった大まかなまとまりで英文を捉えていきます。

句の切れ目でツッコミを入れながら読むことで、句と句の意味のつながりを把握する力が付き文章全体が理解できるようになります。

以下のような英文で考えてみましょう。

I caught a cold / and couldn’t go to school today / because I slept in light clothing yesterday

  • I caught a cold・・・風邪をひいた
  • and couldn’t go to school today・・・今日学校へ行けなかった
  • because I slept in light clothing yesterday・・・昨日薄着で寝たので

この場合「句」単体でも意味の理解は可能です。

しかし「どうして風邪をひいた?」「何が起こった?」などツッコミを入れながら次の句へ進むことで、「昨日薄着で寝たので」「学校へいけなかった」という句同士の意味がリンクします。

ツッコミを入れながら文章を読み進めることで、句と句の意味がつながり英文全体が理解できるようになるのです。

③スラッシュの数を徐々に減らす

スラッシュリーディングに慣れてきたら、スラッシュの数を徐々に減らしていきましょう。

細かくスラッシュを入れているとスラッシュで区切ったまとまりごとの意味をリンクさせるのに時間がかかり、リーディングスピードが上がっていかないからです。

少しずつスラッシュを減らし、わからない構造のときだけスラッシュを引くなど補助的に使うようにしていってください。

スラッシュを引くことなく頭の中だけでおおまかな区切りを作って読めるようになることが、スラッシュリーディングの最終目標です。

スラッシュリーディング時に注意したいこと5つ

スラッシュリーディングは、英語を英語の語順のまま捉えるのに非常に有効な方法です。

英文を返り読みすることなく読めるようになるため、リーディングスピードが速くなります。

しかしスラッシュリーディングをさらに効果的に行いたいと思うのであれば、以下の5つのことに注意したいもの。

  • 基礎文法・単語を理解しないまま実施する
  • きちんとした日本語に和訳しようとする
  • 内容理解を曖昧なままにする
  • スラッシュを引くことが目的となっている
  • 文章を読んでからスラッシュを引く

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①基礎文法・単語を理解しないまま実施する

基礎的な文法や単語を理解しないままスラッシュリーディングを行っても効果は上がりづらいです。

なぜなら基礎的な文法や英文構造の知識なしでは、適切な場所にスラッシュを引くことすら難しいからです。

意味をもつ英文のまとまり(=句)が捉えられなければ、英文全体の意味が理解しにくくなります。

また句の意味を理解するにせよ、単語力も絶対に必要です。

最低限中学校までに習う単語や文法はしっかりおさえておきましょう。

②きちんとした日本語に和訳しようとする

スラッシュリーディングでは、綺麗な日本語和訳にする必要はまったくありません。

句単位の意味を把握し、それを繋げて英文全体が理解できるようになればそれで十分です。

次の英文を訳してみましょう。

The cake I ate / with my friends yesterday / was delicious

スラッシュリーディングの場合「私が食べたケーキ/友達と昨日/美味しかった」となります。

日本語の語順としてはおかしいですが、十分理解可能です。

また日本語と英語の語順はほぼ真逆なため、きちんとした日本語に和訳しようとするとどうしても返り読みになってしまいます。

これではスラッシュリーディングをする効果は上がりません。

③内容理解を曖昧なままにする

スラッシュリーディングを行うときは内容を曖昧にしたままにせず、しっかりと意味を理解しながら進めていきましょう。

特に意識したいのは以下の2点です。

  • スラッシュで区切った各部分の英文全体での役割
  • スラッシュで区切った各部分の意味

スラッシュで区切った各部分の英文全体での役割とは、その句が主語にあたるのか目的語にあたるのか?といったことです。

SVOCをはっきり把握することで「誰が何をどうした」のかがわかりやすくなります。

また各部分の意味理解は絶対です。

スラッシュリーディングで英文全体を理解するには、各部分の意味をリンクさせる必要があります。

各部分の意味を理解することなくリンクさせることはできません。

各部分で意味がわからないことがあれば何かしらのツールを使って調べるなど、内容を曖昧なままにしないようにしましょう。

④スラッシュを引くことが目的となっている

スラッシュリーディングを行っているのにリーディングスピードが上がらない…。

そんな人はスラッシュを引くこと自体が目的になってしまっている可能性があります。

スラッシュを引く目的は英文の構造を把握しやすくし、英語を英語の語順のまま捉えやすくすることです。

次にくる語句は何か?ここで区切るとちょうど意味が捉えやすくなるな。そんな意識をもちながらスラッシュを引き、スラッシュを引くことだけで学習が終わらないようにしましょう。

最終的にはスラッシュなしで、頭の中だけで意味の切れ目を捉え理解できるようになるのが理想です。

⑤文章を読んでからスラッシュを引く

スラッシュリーディングは英文を読みながら、句の塊(=意味のあるまとまり)となる場所にスラッシュを引きます。

そして必要があればスラッシュを引いた箇所を日本語に訳し、英文を読み進めていきます。

一文をすべて読んでから再度先頭に戻りスラッシュを引くことはしないようにしましょう

返り読みと同じになり、スラッシュリーディングの意味がなくなってしまうからです。(精読など後から文章の構造を理解する場合はこれにあたりません。)

では下記の文章を参考に見ていきましょう。

According to the police, the cause of the murder was a financial dispute, and the assailant, who was denied a loan, committed the murder impulsively

こちらの文章を無意識に目ですべて追った後にスラッシュを入れようとしてしまった人は、今お話ししている「文章を読んでからスラッシュを引く」状態になっておられます。

その場合は、以下のように文のまとまり毎にスラッシュを入れるように意識していきましょう。(日本語に訳す必要がない場合は英語のまま理解しながら読み進めて大丈夫です)

According to the police/(警察によると)the cause of the murder(殺人理由)/was a financial dispute(金銭トラブルだった)/and the assailant, who was denied a loan, (そして金を借りることを断られた殺人者)/committed the murder impulsively(衝動的に殺人をおかした)

スラッシュリーディングに適した教材の選び方とは?

スラッシュリーディングに適した教材でトレーニングを行うことで、さらに効果的にリーディング能力を上げていくことができます。

スラッシュリーディング用の教材選びのポイントを見ていきましょう。

自分のレベルより少しだけ難しい教材がおすすめ

スラッシュリーディングをするさいは、「i+1」レベルのものを選びましょう。

i+1の「i」とは現在の自分のレベルのこと。

自分の現在レベルに「+1」した少しだけ難しいものを選ぶことで、適切な負荷をかけながらスラッシュリーディングを行うことができます。

それ以上のレベルのものを選ぶと単語の意味などがわからず英文を適切な場所で区切ることができなくなってしまい、スラッシュリーディングのトレーニングになりません。

逆にそのまま読んでも理解できてしまうような英文も、英文をある程度のまとまりとして捉えるトレーニングにならず効果的ではありません。

単語のレベルであれば8~9割わかるものを選ぶと、ちょうど「i+1」のレベルになることが多くおすすめです。

スラッシュのお手本つきのものがあると安心

スラッシュリーディングに慣れてない人や、英語の構成要素などがいまいち理解できていない英語初心者なら、スラッシュのお手本つきのものを用いてリーディングを進めていくと安心です。

間違った箇所にスラッシュを置いて意味が分からなくなってしまうこともなく、効率的にスラッシュリーディングを進めていくことができます。

最終的にはスラッシュを引かず頭の中で英語のまとまりを作り理解することが大事ですが、その初めの一歩としてお手本付きの本を利用するのは◎です。

音声付きならリスニング力アップにも効果的

音声付きのリーディング教材なら、リスニング力アップにも効果的です。

音声があることで音読やオーバーラッピング、さらにはシャドーイングもできるからです。

特にシャドーイングは、英語の音声をフレーズや単語として捉える「音声知覚の力」を効率的に鍛えることができるトレーニング方法。

音声知覚を鍛えることで意味理解がしやすくなり、結果としてリスニング力が向上します。

シャドーイングについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。

スラッシュリーディングにおすすめの教材・アプリ4選

スラッシュリーディングにおすすめの教材やアプリをご紹介します。

究極の英語リーディングVol. 1 (究極シリーズ)

【特徴】

  • 1分程度で読める短い英文が多く取り組みやすい
  • 1000語レベルから始められる
  • スラッシュのお手本あり
  • 音源付き
  • シリーズで段階的にレベルアップ可能

【価格】1,870円

【おすすめな人】

  • 英語初心者
  • お手本を見ながらスラッシュリーディングをしたい人
  • リスニングトレーニングも行いたい人

究極の英語リーディングVol. 1は1000語レベルからリーディングトレーニングを始められる、初心者にぴったりの一冊です。

英文自体が短く10分もあれば読めるため、隙間時間などにも取り組みやすくなっています。

スラッシュを置く箇所のお手本がついているものもあり、英語初心者でいまいち文構造がわからない…といった人にも◎です。

TOEIC(R) L&Rテスト Part 7を全部読んでスコアを稼ぐ本

【特徴】

  • スラッシュリーディングでTOEIC Part7を攻略
  • 徐々にレベルアップ可能
  • ビジュアル化で記憶しやすい
  • 音源付き

【価格】1,980円

【おすすめな人】

  • 基礎的な単語や文法は理解している英語初中級者
  • TOEICのPart7が全部終わらない人
  • スラッシュのお手本を見ながら学習したい人

TOEICリーディングパートの鬼門といえばPart7。

時間内に解き終わらないという人は非常に多いです。

この本はそんなTOEIC Part7にフォーカスした一冊になります。

短い文章から長い文章へ、細かいスラッシュの区切りから徐々にまとまった区切りへと段階的に難易度を上げて取り組める構成です。

使われている単語などはTOEIC本番の試験問題とほぼ同等のレベルなため、基礎的な単語や文法は理解している英語初中級者におすすめします。

毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる

【特徴】

  • リスニングを活用した速読トレーニング
  • 頻出2000語を中心に構成
  • 通常音声およびセンテンスに区切られた音声あり
  • スラッシュのお手本あり

【価格】1,430円

【おすすめな人】

  • 英語初中級者~
  • リスニングも合わせて鍛えたい人
  • 返り読みの癖がある人

スラッシュリーディングやシャドーイングなど、目・耳・口を使って150~200words/分程度の速読力を身に着けることを目指す教材です。

スラッシュのお手本もあり、返り読みの癖が付いてしまっている人に◎。

村上春樹のAlways on the side of the eggなどが教材として使われており、楽しく学習できます。

AnnoReader (アノリーダー)

【特徴】

  • 英文の構成がわかるアプリ
  • 句や節の単位で翻訳を表示
  • 英文読み上げあり
  • 文字認識(OCR)機能つき

【価格】Basicプラン月額180円~

【対応機種】iOS/Android

【おすすめな人】

  • 英文の構造がわからない人
  • 品詞が見分けられない人
  • アプリで気軽に勉強したい人

AnnoReader は5文型(SVOC)の場所、節や句とその修飾関係、品詞といったものを解析してくれるアプリです。

スラッシュリーディングを始めたいけれど、英文のかたまりを捉えるのが苦手…そんな人におすすめします。

アプリですから、いつでもどこでも勉強する場所を選びません。

文字認識(OCR)機能付きで1タップで簡単に英文を取り込め、使い勝手も◎です。

スラッシュリーディングに使えるサイトはある?

EEvideoというサイトはスラッシュリーディングに大いに活用できます。

「ニュースや映画,アニメで,楽しみながら英語を学ぶ!」のコンセプト通り、効率よく英語学習を行うための様々な機能を使いながらたくさんのコンテンツが視聴可能です。

英文を句や節で分割した英文構造つきのルビもあり、特にスラッシュリーディングにおすすめできます。

難易度も幅広く、自分の興味やレベルに合わせた画像でスラッシュリーディングができるのも良いですね

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リスニング力を上げたい場合は?

リスニング力を上げたい人におすすめなのが「シャドーイング」です。

シャドーイングと今回ご紹介したスラッシュリーディングを並行して行うことで、「音声知覚」と「英語を英語の語順のまま捉える力」が向上し、リスニング力を効率的に伸ばしていくことができますよ。
*音声知覚とは、「ラナウェイ」と聞こえた時に「run away」だとわかること。

シャドーイングにおすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。

シャドテンなら英語のプロから毎日フィードバックを受けながらシャドーイングを行うことができ、正しくシャドーイングできます。

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参考

  • 門田修平著:英語の書きことばと話しことばはいかに関係しているか
  • PROGRITメソッド
Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてシャドテン事業にも従事。
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この記事を書いた人

カナダ在住。渡加以前はPROGRITのコンサルタントとして100人以上の英語力向上に尽力。
IELTS7.5/Versant73/TOEIC965 を保持。

コンサルタントとしてのクライアントの実績抜粋
IELTS 5.5 → IELTS 6.5 (3ヶ月)
IELTS 6.5 → IELTS 7.5 (3ヶ月)
Versant 45 → Versant 55 (3ヶ月)
Versant 40→ Versant 60 (6ヶ月)

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