【厳選】英語音読におすすめの教材10選！選ぶ際のポイントも解説！

• 英語のリスニングが苦手…。
• TOEICのリーディングパートを最後まで終えられない。

そんな英語学習に悩みを持つ人におすすめなのが「英語音読」です。

「英語音読」を英語学習に取り入れることで、リスニング力が向上したりリーディングスピードが向上したりと、様々な技能が向上します。

この記事を読めば

• 英語音読がおすすめな人
• 英語音読教材の選び方
• おすすめの英語音読教材
• 英語音読の効果をさらに上げる方法

などがわかりますよ。

英語リスニングが苦手、英語が速く読めないなど英語学習に悩みを持つ人は、ぜひご一読ください。

英語音読は誰におすすめ？

英語音読はどんな人におすすめなのでしょうか。

結論から言うと『英語レベルや学習の悩みに関わらず、英語音読はすべての人におすすめ』です。

なぜなら英語音読には以下のような効果があり、英語4技能すべてを改善していくことができるからです。

英語音読を行うことで、英語の音を聞いたとき単語やフレーズ、そしてその意味がスムーズに思い浮かぶようになります。

また単語や文の意味が高速処理できるようになるのも英語音読のメリットです。

なぜなら英語音読を進めていく中で何度も同じ文法や単語・フレーズに出会うため、単語や文法の知識がしっかりと定着し、意味を理解するまでの時間が短くなるからです。

さらに音読は黙読と違い、「返り読み」をすることができません。

返り読みとは英文を最後まで読み、前に戻って日本語の語順に直して理解すること。

返り読みの癖を無くすことで英語を英語の語順のままで捉えられるようになり、リーディングスピードはもちろんリスニング力も向上していきます。

加えてネイティブの音をお手本に音読を行うことで正しい発音や抑揚を学ぶこともでき、自然な英語表現が身につくのもポイントです。

英語音読の正しいやり方はこちらの記事で詳しくご説明していますので、ぜひご覧ください。

英語音読は教材とアプリどちらでやるべき？

英語音読用教材はたくさんのものがありますが、多くはアプリか本です。どちらのほうが英語音読に向いているのでしょうか。

まず本で英語音読をするメリットを見ていきましょう。

「読みやすさ」という点では、基本的に本の方が優れています。本はアプリなどと違い、ページ全体を見ながら音読ができるからです。

全体が確認できることで、再度音読したい、あるいは読み返したい箇所が見つけやすくなります。また携帯アプリで音読をすると文字が小さく見づらい他、画面のちらつきなどもあり目が疲れやすいです。

さらに本なら書き込みができます。

後から単語や文法項目のメモなどがチェックでき、復習しやすいのも本ならではのメリットですし、LINEやゲームアプリなどに目移りする心配がありません。

集中して学習しやすいのは、本を使った英語音読と言うことができるでしょう。

音読アプリなら読書から音声確認まで携帯1つですべて完結します。

本と違い軽く持ち運びやすいため、電車の中といった狭い空間や限られた時間でも取り組みやすいです。

また英語音読のアプリによっては、速度調整や録音などの機能を持たせたものもあります。

速度調整をすることで負荷を変化させられますし、録音した音声を聞くことで正しく音読できているか確認できるのが◎です。

他にもタップ1つで単語の意味が確認できるものもあったりと、効率的に音読学習が進めていけるのはアプリを利用する大きなメリットと言えるでしょう。

アプリにせよ本にせよ、もっとも大切なことは自分のレベルに合った勉強しやすいものを選ぶことです。

それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法で英語音読を進めていきましょう。

英語音読の教材を選ぶ時におさえたいポイント3選

適切な教材を使い英語音読をすることで、効率的に英語力をアップすることができます。

英語音読の本・教材を選ぶ時におさえたいポイントは以下の3つです。

1. 音声付きのものを選ぶ
2. スクリプトが付いているものを使用する
3. 自分のレベルに合っているものを選ぶ

それぞれについて詳しくご説明します。

①音声付きのものを選ぶ

正しく英語音読のトレーニングを行いたいなら、ネイティブの音声は必須です。

なぜならネイティブの音声をお手本に音読することで、英語音読の効果の1つである「自然な英語表現」が身につくからです。

自己流で音読をしてしまうと間違った音を間違ったままで練習してしまう可能性があり、音読の効果が上がりません。

またネイティブの音声とスクリプトを合わせて音読学習することで、単語の音やリンキングといった音声データが蓄積されていきます。

音声データが蓄積されることでその音を聞いたときに意味が掴みやすくなり、リスニング力も向上していきますよ。

②スクリプトが付いているものを使用する

英語音読に使う教材は、スクリプトが付いているものを選びましょう。

スクリプトがないと聞き取れない音があったときに、なんの単語やフレーズが話されているか確認することができないからです。

単語やフレーズがわからなければ、当然意味の確認もできません。また英語スクリプトだけではなく、日本語スクリプトがあるものだとさらに効果的に学習できます。

わからない単語があった場合でも辞書などで調べる必要がなく、効率良く英語音読を進めていけるからです。

アプリの中には単語をタップすると意味や例文が提示されるものもあります。

上手に利用し学習能率を上げていきましょう。

③自分のレベルに合っているものを選ぶ

自分のレベルに合った教材を使い、英語音読を行っていきましょう。

おすすめは、本文を読んだときに8～9割意味がわかるものを利用することです。

これより難しいレベルのものだと単語や構文の意味を調べるのに時間がとられてしまい、肝心な「英語音読」のほうにかける時間が少なくなってしまいます。

また逆に本文が最初からすべて理解できるものもNGです。簡単すぎて、適切な負荷をかけることができないからです。

負荷が弱い状態で英語音読を続けても、音声データの蓄積といったものが効率的に行えず、せっかく英語音読を行っても効果的に英語技能向上に結びつけることができません。

自分の現在の英語力の「+1」レベルの教材を選んでください。

英語音読におすすめの教材10選

ここからは英語音読におすすめの本・教材を10個ご紹介します。

教材名およびレベル感や音声の有無等は以下の通りです。

書籍名	おすすめ対象者	特徴	音源
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング	初級・初心者	・中学レベルの単語や文法に限定 ・音読からシャドーイングまでパッケージ化 ・ゆっくり・普通・リピートポーズの3パターン音声収録	CD
究極の英語リーディングVol. 1 (究極シリーズ)	初級・初心者	・入門レベルの1000語で読める英文 ・1分程度で読める短い英文が38本収録 ・TOEICタイプや物語スタイルなどバラエティ豊か	CD/音声DL
英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本	初級・初心者	・3か月間の音読実践トレーニング ・中学校1・2年の単語および文法レベル ・音読×筆写で英語の基礎作り	CD
すごい英語音読 30日でネイティブとスラスラ話せるようになる	初級・初心者	・1日10分×30日間で英語の基礎力完成 ・3つの音読スタイルで英会話力アップ ・5〜10行程度の短い文章で読みやすい	CD/音声DL
NEWぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル	中級者	・高校レベルの単語や構文で構成 ・音読を軸に耳と口でトレーニング ・ゆっくり・普通・リピートポーズの3パターン音声収	CD
ビジネス英語パワー音読トレーニング	中級者	・ビジネスシーンで役立つ英文で音読トレーニング ・「5つの武器」で英語の瞬発力アップ ・50～100語程度の短めの英文素材	CD
音読JAPAN 改定版	中級者	・現代の日本社会をテーマにした35のトピックス ・自分の意見を発信する力を養う ・高校英語レベル	音声DL
アメリカ口語教本・中級用(最新改訂版)	中級者	・自然な「口語」で英語学習 ・文法や発音を体系的に説明 ・徹底した演習で知識を定着	CD
1日10分　超音読レッスン　世界の名スピーチ編	上級者	・著名人によるスピーチで音読トレーニング ・1日10分で取り組みやすい ・fast/slowの2種類の音声付き	CD
アメリカ口語教本・上級用(最新改訂版)	上級者	・「口語」学習で使える英語を習得 ・一つの文に複数の表現 ・ボリューム感ある演習量	CD

英語音読の教材と一言で言っても、教材ごとにレベルやフォーカスしているポイントは様々です。

それぞれの特徴を理解し、自分に合った教材で英語音読を行っていきましょう。

アプリやサイトの詳細が気になる方は、こちらをご参考ください。

1.みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニングは、音読・リスニング・リピーティング・シャドーイングが1冊で行える教材です。

音読をはじめ、耳と口を使って様々なトレーニングを行うことで、効率よく英文構造や意味の理解ができるようになります。

載っている英文は中学レベルの単語や文法に限定されているため、英語初心者でも取り組みやすいです。

また音声はゆっくり・普通・リピートポーズの3パターンが収録されています。

音声スピードが変えられるため、まずはゆっくりでシャドーイングをして慣れたら普通のスピードに変えるなど、負荷を調整しながらトレーニング可能です。

またリピートポーズではリピートの他、瞬間的に和訳を行うなど、工夫次第で色々な使い方ができるのも◎ですね。

2.究極の英語リーディングVol. 1 (究極シリーズ) 

究極の英語リーディングVol. 1 (究極シリーズ) は、1000語レベル程度の英単語で書かれており、英語初心者でもすらすら読めるように設計されています。

物語自体も1分程度で読める短い文章のため、音読初心者でも取り組みやすいです。

日本語訳や語注が付いているため効率的に学習でき、1つの英文あたり約10分で学習が完了します。

また英文はTOEICパート7にでてくるスタイルのものから、ちょっと怖い物語といったものまでバラエティ豊富で、飽きずに学習できるのもポイントです。

通常のスピードの音声の他、速いスピードの音声もダウンロードでき、必要に応じて負荷を変化させられるのも良いですね。

3.英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本

英会話・ぜったい・音読 【入門編】—英語の基礎回路を作る本は、中学校1年生2年生の英語教科書に載っている英文で英語学習を進めていきます。

かなり基本的な単語および文法で読める英文ばかりなので、英語学習からしばらく遠ざかっていた人や中学英語もあやふや…といった人にもおすすめです。

12個の英文（＝12レッスン）を5週し、約3か月で英語の基礎回路を作っていきます。

1～2周目は音読を中心に、3～5周目は音読に筆写を加える学習スタイルです。基本の英語の音・文字・意味をしっかりとおさえることができます。

4.すごい英語音読 30日でネイティブとスラスラ話せるようになる

すごい英語音読 30日でネイティブとスラスラ話せるようになるは、その名前の通り1日10分の学習を30日間行うことで、英会話がしっかりとこなせるレベルのスピーキング・リスニング力をつけることを目標にしています。

そのトレーニングのベースとなるのは音読で、パーシャル音読・パターン音読・ストーリー音読という3つの音読スタイルを用いながら英文パターンや発音を学習するスタイルです。

1回のトレーニングで使われる英文は5〜10行程度と短く、音読初心者でも取り組みやすくなっています。

5.NEWぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベル

NEWぐんぐん英語力がアップする音読パッケージトレーニング 中級レベルは、音読・リスニング・リピーティング・シャドーイングといった学習方法を用い、耳と口を使いながら英語学習を進めていきます。

上でご紹介したみるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニングと同じ学習シリーズですが、こちらは高校英語レベルの単語や構文で構成されているのが大きな違いです。

難易度は上がっていますが短めの文章が使われているため取り組みやすく、中学英語がしっかりと身についている人であれば十分対応できます。

音声はゆっくり・ナチュラル・リピートポーズの3種類が収録されており、様々なトレーニングに使えるのもポイントです。

6.ビジネス英語パワー音読トレーニング

ビジネス英語パワー音読トレーニングは、その名前の通りビジネスシーンで役立つ英文で音読トレーニングを進めていきます。

パワー音読のカギとなるのは、5つの武器（無生物主語・基本動詞（＋前置詞）・関係詞・it主語・－,（カンマ）which）です。

これらをしっかりと理解および使いこなすことで、限られた語彙でも瞬間的に言いたいことが伝えられるようになっていきます。

1つのユニットは50～100語程度の短めの英文素材で構成されているため、隙間時間等にも取り組みやすいです。

7.音読JAPAN 改定版

音読JAPAN 改定版は、現代の日本社会をテーマにした35のトピックスで構成されています。

音読を通じ、「日本について話す表現力」と「自分の意見を発信する力」を養うことを目的としています。

そのため日本についてのトピックスを通じ、「賛成」と「反対」の両方の立場から理由を述べるトレーニングを行うなど、単なる音読から一歩進んだ英語学習ができるように設計されているのが特徴です。

高校英語レベルかつ、「賛成」と「反対」の立場から意見を述べるという英検2級の2次試験と似たスタイルのトレーニングを行うため、英検2級対策にもおすすめです。

8.アメリカ口語教本・中級用(最新改訂版)

アメリカ口語教本・中級用(最新改訂版)は、その名前の通り「ネイティブが使うような口語表現」で英語学習を進める英語教材です。

実践的で使える英文で音読といった英語学習を行っていくため、自然な表現を身につけることができます。

1つのユニットに英文や語法説明、英作文や和訳、演習問題といったものがついており、かなりボリュームがあります。

やりきるのは大変ですが、多くの演習を通じ文法や発音などを含めて徹底的に英語学習ができるため、これ1冊を終えるころには一般的な英会話であればスムーズにこなせるようになっているでしょう。

9.1日10分　超音読レッスン　世界の名スピーチ編

1日10分　超音読レッスン　世界の名スピーチ編は、世界の著名時のスピーチを音読教材として用いています。

ボブ・ディランからアルベルト・アインシュタイン、ダライラマ14世といった幅広い分野の著名人のスピーチが載っており、音読教材としてはもちろん読み物としても楽しく取り組めます。

スピーチ自体は英語学習者向けに行われたものではないため、使われている単語レベルも高く難易度は高めです。

しかし1日10分程度で取り組めるボリューム感となっており、難易度は高くても比較的取り組みやすくなっています。

音声はfast/slowの2種類が収録されており、トレーニングの負荷が調整できるのもポイントです。

10.アメリカ口語教本・上級用(最新改訂版) 

アメリカ口語教本・上級用(最新改訂版) は、上記でご紹介したアメリカ口語教本・中級用(最新改訂版)の上級者向け教材です。

ネイティブが実際に使うような口語から英語学習をする点は同じですが、こちらの上級用は語法やイディオムといったものも英語での解説となるため、英語を英語で理解できる英語力が必要になります。

レッスン数は24あり、それぞれにパターンプラクティスをはじめとした演習がたくさん収録されているためかなりのボリュームがあります。

また1文1訳ではなく複数の表現が書かれており、この本をやりきることで格段に表現の幅が広がるでしょう。

英語音読の効果を実感しやすくするためには？

英語音読を英語学習に取り入れることで、英語4技能をバランスよく伸ばしていくことができます。

しかし以下2つを意識しながら英語音読をすることで、さらに英語音読の効果が上がっていきます。

• 正しいやり方で実施する
• 他の学習と組み合わせる

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

正しいやり方で実施する

間違ったやり方で英語音読を実施しても、効果はあまり上がりません。正しいやり方で英語音読を行いましょう。

基本的な英語音読のやり方は以下の4ステップです。

正しい英語音読の詳細なやり方はこちらをご覧ください。

他の学習と組み合わせる

英語音読は英語力向上に有効な学習方法です。

一方で英語の音読だけで、英語力が完成するわけではありません。

必ず他の英語学習と組み合わせ、バランスよく学習するようにしましょう。

おすすめはシャドーイングです。

シャドーイングとは聞こえた音声の2～3語後を、スクリプトを見ずに発話する英語トレーニングです。

シャドーイングは、英語音読と違い文字情報がありません。「音」で情報を捉えるトレーニングとして有効で、リスニング力が格段に向上します。

また音声のすぐあとを追いかけながら聞こえた音を正確に再現していくため、自然な発音やイントネーションなども身につきやすいです。

シャドーイングのトレーニングにおすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。

シャドテンならアプリ1つでトレーニングから課題提出まで完結し、携帯さえあればいつでもどこでもトレーニングできます。

また下記のような特徴もあり、幅広い英語レベルや英語学習の目的に対応可能です。

• 1000を超える教材数、4か国音源あり
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