グローバル化が進む現代において、海外企業と取引する機会が各段に増えていますよね。
就職先・転職先として外資系企業への入社を検討している人も多いでしょう。
しかし、外資系企業への入社を果たすためには、英語による面接をクリアする必要があります。
とはいえ、
- 英語面接ではどんなことを聞かれるんだろう
- 英語面接ってどうやって対策すればいいの?
そんな疑問や悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、以下のような内容について分かりやすく解説していきます。
- 英語面接の種類と評価されるポイント
- 英語面接で好印象に見られるコツ
- 英語面接で聞かれる質問とそれに対応するフレーズ
最後までお読みいただけば、英語面接で成功するコツをつかむことができ、自信を持って面接に臨むことができますのでぜひ参考にしてくださいね。
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そもそも英語面接を行う理由とは?
企業側が英語面接を行う理由は、候補者に以下の3点が備わっているかどうかを見極めるためです。
- 候補者が自社にふさわしい人材であるか
- 候補者がどのような経験や能力を有しているか
- 業務に必要となる英語力を備えているか
英語力については、業務に支障をきたさないか、周囲と意思疎通ができるかが主にチェックされます。
とはいえ、必ずしも高い英語力が必要であるとは限りませんし、流暢に話すことが絶対に必要なわけでもありません。
流暢であることよりも質問に的確に答えた内容である事が求められます。
英語面接で見られているポイントって?
上述のとおり、英語面接では必ずしも英語の流暢さを見られているわけではありません。
英語面接で見られているポイントは以下の通りです。
- 仕事内容の知識
- コミュニケーション力
- ビジネスマナー
- 職種に適した英語力
仕事内容の知識
英語面接では日本語での面接同様、仕事内容について質問されます。
英語面接とはいえ、仕事内容の知識が十分になければ業務を任せることができないからです。
例えば以下のような内容について質問されることが予測されます。
- 業務で必要とされる資質や能力があるか
- 業務についての経験があればその年数や習熟度
あなたが応募する業務の内容について情報を集め、英語で説明できるように準備しておきましょう。
コミュニケーション力
英語面接では、コミュニケーション力についてもチェックされます。
こちらも仕事内容についての知識同様、業務を遂行するのに必要な能力だからです。
コミュニケーション能力については、主に下記のような項目が評価されます。
- 自分の考えを的確に言語化できているか
- 相手の理解力や特性を配慮した説明ができているか
上記2つは、業務を遂行する上でも必須の能力だと言えます。
面接官は対象者に様々な質問をすることで、対象者にこれらの能力が備わっているかを判断するのです。
面接に臨む前にあらかじめ質問されそうな内容を予測しておくだけでなく、日頃から業務において何らかの判断をする場合、その理由を説明することを習慣にしましょう。
ビジネスマナー
あなたが職責に応じたビジネスマナーを備えているかどうかも評価のポイントになります。
ここで気を付けたいのは、海外企業におけるビジネスマナーは日本のものとは異なるということです。
海外企業におけるビジネスマナーは以下の通りです。
- お辞儀よりもアイコンタクトを重視する
- 自分の意見をはっきりと伝える
日本と海外のビジネスマナーの違いを心得ていることを面接官にアピールして、評価アップにつなげましょう。
職種に適した英語力
英語面接では職種に適した英語力があるかどうかも評価されるポイントになります。
海外企業の関わるプロジェクトでは、職務に必要な英語力がなければ業務に支障をきたすからです。
どの程度の英語力が求められるかは応募職種によっても異なります。
例えば、社内での公用語が英語となっているあるいは業務の半分以上は英語を使用する環境では、CEFRのB2以上のレベルを有していることが理想とされています。
取引先とのやりとりや会議などで時折英語を使うという場合でも、CEFRのB1以上のレベルが求められるでしょう。
英語面接にも実は種類がある?
英語面接には以下のような種類があります。
- Competency-Based Interviews
- Strength-Based Interviews
- Behavioral Interviews
- Case Study Interviews
- Group Interviews
また、英語の使用頻度についても、全て英語で行う面接から、あくまで日本語で面接を行い英語で少しだけ質問される面接まで形態も様々です。
ここでは、上記5種類の英語面接の特徴と評価されるポイントについて解説します。
それぞれの面接が候補者のどのような部分を見極めようとするものなのかを把握することで、正しい対策練ることができます。
Competency-based Interviews(コンピテンシー面接)
現在最も主流となっている面接形式はCompetency-based Interviewsです。
コンピテンシーとは職務や役割において優れた結果を出す人の行動特性を指します。
コンピテンシー面接では、特定の職種またはポジションについて、雇用側が求める能力を候補者が有しているかどうかを見極めることが目的です。
このタイプの面接において、面接官がチェックしている観点は以下の通りです。
- 受容行動:仕事に対して受け身な姿勢であることを示す。いわゆる「指示待ち社員」のことを指す
- 通常行動:与えられた仕事をこなす通常の社員の行動レベルを指す。
- 能動的行動:目標達成のために自ら考え、能動的に行動できるレベルを指す
- 課題解決行動:自らのアイデアによって問題を解決しようとする行動レベルのことを指す。創造行動とも呼ばれる。
- パラダイム転換行動:リーダーシップを発揮しながら、会社全体を巻き込んで課題解決のために行動できるレベルを指す。
面接に臨む際は、上記の5つの観点で自らの業務を振り返り、応えられるようにしておきましょう。
このタイプの面接でよく聞かれる質問例
- Can you think of a time when you worked under pressure?
(プレッシャーの中で仕事をしたときのことを教えてください。) - What is your biggest career achievement so far?
(これまでのキャリアで最大の成果は何ですか。) - How do you manage an uncooperative colleague?
(協調性のない同僚とはどのように仕事をしますか。) - Has there been a time when you were asked to do something you disagreed with?
(自分が納得できない仕事を頼まれたことはありますか。)
Strength-Based Interviews
Strength-Based Interviewとは、候補者の強みを見つけて深く掘り下げるタイプの面接です。
このタイプの面接は、候補者の適性や特徴がどういったもので、興味・関心がどういった分野にあるのかということをチェックすることに重点を置いています。
面接官がチェックしている観点は以下の通りです。
- どのような考え方や思考習慣をもっているか
- どのようなことに興味・関心を持っているか
Strength-based interviewで聞かれる質問は一見すると容易に答えられそうなものが多いです。
しかし、面接官はそれらの質問を通して候補者にどのような適性や興味があるのかを見極めているということを意識しておくと良いでしょう。
面接でよく聞かれる質問例
- What do you do in your spare time?
(自由時間はどのように過ごしていますか。) - What motivates you?
(あなたのモチベーションを上げるものはなんですか。) - Give me an example of a successful day at work.
(仕事で上手くいったことを教えてください。) - What’s your greatest strength?
(あなたの最大の強みは何ですか。)
Behavioral Interviews
Behavioral Interviewとは候補者のこれまでの経験に焦点を当て、質問を通してその人にどのような行動特性や考え方があるのかを知ることを目的とした面接です。
面接官がチェックしている観点は以下の通りです。
- 課題や事例に対してどのように対処してきたか
面接の準備として、過去の体験の記憶を箇条書きでまとめるなどして整理しておくと良いでしょう。
このタイプの面接でよく聞かれる質問例
- What is the most difficult or challenging situation you’ve ever had to resolve in the workplace?
(あなたがこれまでに仕事において解決した最も困難な事は何でしたか。) - Describe a stressful situation at work and how you handled it.
(職場においてストレスを感じた状況とそれに対しどのように対処したかを教えてください。) - Describe a time when you embraced change within an organization.
(組織内の変化を受け入れたときのことを話してください。)
Case Study Interviews
Case Study Interviewsとは「ケース面接」のことで、企業側が設定した課題や問題に対して、候補者が知識や論理的思考力を駆使して解決策を提示する面接です。
ケース面接は、特にコンサルティング系の企業でよく実施されています。
ケース面接の流れは以下の通りです。
このタイプの面接において面接官がチェックしている観点は以下の通りです。
- 解決策を導き出すまでの論理的思考力
- コミュニケーションスキル
- プレッシャーに対する耐性
ケース面接では、候補者に問題解決に欠かせない論理的思考力が備わっているかどうかが問われます。
与えられる課題は以下の通り多岐に渡り、難易度も高いので、しっかりと準備をして望む必要があるでしょう。
- 売り上げを向上させるための方法について
- 利益を増加させる方法について
- 意思決定をし、それを選択した理由を説明する
- 公共の課題を解決する方法について
- 新規事業について検討し提案する
このタイプの面接でよく聞かれる質問例
- How many cars are sold each year in Singapore?
(シンガポールでは毎年何台の車が売られていますか。) - XY corporation is thinking about buying a competitor’s business. Is this a good business choice for XY corporation?
(XY社は競合他社を買収しようと考えています。XY社にとってよい選択でしょうか。) - How would you make the YZ mobile phone app more user-friendly?
(どうすればYZモバイルアプリを利用者にとってより使いやすくすることができますか。)
Group Interviews
Group Interviewsとは、いわゆる「集団面接」や「グループ面接」と呼ばれるもので、形式には以下の3タイプがあります。
- グループディスカッション
- ロールプレイ
- 応募者全員に1つずつ同じ質問をする
上の2つは候補者がグループ内でどういった役割を果たすのかに注目したものですが、最後の1つは、それぞれの候補者を比較することが目的であると言えるでしょう。
このタイプの面接で面接官が評価している観点は以下の通りです。
- グループ内においてどのような特性が見られるか
- 他者と協調することができているか
- グループの中でどのような役割を果たしているか
グループ面接は、候補者がチームワークを発揮し、組織に貢献できる人物であるかどうかを見極めるための面接です。
そのため、他の候補者よりも目立とうとするより、チームが円滑に機能するために何ができるかという視点で自分の役割を果たすことを意識すると良いでしょう。
このタイプの面接でよく聞かれる質問例
- Discuss a situation where you went above and beyond to meet a customer’s needs, and the time you weren’t able to.
(顧客のニーズに答えられたときと答えられなかったときについて話し合ってください) - Describe how you would encourage a customer to purchase one of our products.
(どのように顧客に自社の製品を購入してもらうか説明してください。) - How will your strengths benefit our company?
(あなたの強みは弊社にどのような利益をもたらしますか。)
外資系の英語面接で好印象を与えるコツとは?
外資系企業においても面接で好印象を持ってもらうことは大切ですよね。
しかし、外資系企業と国内企業では面接で好印象を持ってもらうために意識すべきポイントが異なります。
外資系企業の面接で好印象を与えるコツは以下の通りです。
- 身だしなみを整える
- 堂々と振る舞う・発言する
- アイコンタクトを必ずとる
- 的確なコミュニケーションをとる
- 自主性があることをアピールする
身だしなみを整える
面接で好印象を与えるコツは、身だしなみを整えることです。
外資系では実力のある自立した人材が求められる傾向にあります。
そのため、身だしなみも無難過ぎるスタイルよりも自分の個性を表すスタイルの方が好まれると言えるでしょう。
とはいえ、奇抜すぎるスタイルは禁物です。
あくまでビジネスマナーを踏まえた身だしなみを心がけましょう。
身だしなみを整える際のポイントは以下の通りです。
- 清潔感がある
- 個性が出ている
- プロフェッショナル感がある
- スーツはベーシックな色合いかつ体にフィットしたものを選ぶ
相手に清潔感や信頼を与えるのはもちろんのこと、外資系企業では即戦力として活躍できそうなプロフェッショナル感や個性を出したスタイルが好まれることを意識しましょう。
堂々と振る舞う・発言する
外資系企業の採用面接では、堂々とした振る舞いや発言を心がけましょう。
理由は、堂々とした振る舞いや発言をする人からは、自分の仕事に対する自信が感じられるからです。
自信に満ちた態度は相手に安心感や信頼感を与えます。
具体的には、背筋を伸ばして姿勢良く、質問にはハキハキと答えましょう。
頷きすぎるのは逆効果となるので注意が必要です。
面接の場では、自信を持って自分の意見を述べるようにしましょう。
アイコンタクトを必ずとる
外資系企業の面接では、必ず相手とアイコンタクトをとるようにしましょう。
日本企業の面接では、相手の目を直視しすぎると攻撃的に映り、失礼にあたるとされてます。
一方、海外では、アイコンタクトは相手とのコミュニケーションを図る手段の1つなのです。
アイコンタクトをとることは、自分に自信があることを表現することにも繋がります。
「相手の目を見つめると緊張してしまう」という人は、眉間のあたりを見るといいですよ。
英語面接の際は、適切なアイコンタクトを心がけましょう。
的確なコミュニケーションをとる
英語面接においても、的確なコミュニケーションを取るよう心がけましょう。
なぜなら特に外資系企業の面接は、ジョブディスクリプションを理解した上で進めることが多いためです。
「ジョブディスクリプション」とはいわゆる「職務記述書」のことで、担当する業務の内容や範囲、難易度、求められるスキルが記載されたものです。
ジョブディスクリプションに基づく面接では、職務内容によって求められるスキルが明確に示されるため、求職者側・採用者側双方にとってメリットがあると言えます。
応募職種とスキルのミスマッチが生じるのを防ぐためにも、相手の質問の意図や英語が分からなかったりした場合は素直に聞き直すようにしましょう。
自主性があることをアピールする
海外企業の面接では、自主性があることをアピールしましょう。
海外企業では、基本的にすぐに成果を出してくれる即戦力が求められており、いわゆる「指示待ち」の態度でいる人よりも、自主的に動ける人の方が好まれるからです。
具体的には、次のようなことをアピールすると良いでしょう。
- 物事に対し臨機応変に対応できる
- 周囲へ配慮した上で自主的に行動できる
自分のこれまでの経験において、上記に該当するエピソードをいくつかピックアップして準備しておくことで、スムーズに自主性があることをアピールできます。
面接当日までに行うべき準備・対策は?
面接は十分な準備・対策をして望むのが成功の鍵です。
とはいえどのような準備や対策を行えばいいのか疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ここでは、面接当日までにしておくべき準備や対策について解説します。
面接までにしておくべき準備・対策は以下の通りです。
- 企業に関する情報収集
- 履歴書の用意・見直し
- 面接で使う英単語の確認
- 想定問答を準備し練習する
- リスニング力・スピーキング力の強化
準備・対策1:企業に関する情報収集をする
まずは応募する企業の情報収集をしましょう。
主に以下の項目について調査しておくと効果的です。
- 企業の業績・規模・事業内容
- 応募するポジションや部署の業務内容
- 募集の背景
- 採用面接官について
企業や部署についての情報は企業のコーポレートサイトで入手することができますし、採用面接官の情報もLinkedIn(アメリカ発のビジネスSNS)で手に入れることが多いです。
なぜなら多くの外国人がLinkedInに個人の経歴や出身大学などを記載しているからです。
自分が企業にどのように貢献できるかをアピールするためにも、企業に関する情報収集は重要であることを心がけましょう。
準備・対策2:履歴書(レジュメ)の用意・見直しをする
2つ目の対策として、履歴書(レジュメ)の準備や見直しをしましょう。
英語面接では、候補者が用意した英文履歴書に基づいて質問されます。
履歴書に記載していることは深く質問されると考え、あらかじめ準備をしておきましょう。
準備をする際のポイントは、自分が面接官であればどのような事を聞きたいかを考える事です。
また、面接官がすでにわかっている場合は面接官についてリサーチすることも必要になります。
面接官についてリサーチすれば、英文履歴書を基に、どのような質問をしてくるか予想が可能です。
面接官についての情報収集も行いながら英文履歴書を見直し、質問に対する回答の準備をしましょう。
準備・対策3:面接で使うであろう英単語を確認する
対策の3つ目は、面接で使うであろう英単語を調べておくことです。
面接で使いそうな英単語をあらかじめ調べておかないと、面接官から質問されたときに言いたいことが言えない、言葉が出てこない、という状況になりかねません。
少なくとも以下の内容については、英語で言えるよう準備しておくことで、重要な言葉が出てこないということは避けることができます。
- 学歴
- 職歴
- 業界用語
- 応募先企業の商品名など
インターネットを活用すれば、上記の情報が簡単に手に入るので、必ず調べておきましょう。
準備・対策4:想定問答を用意し、繰り返し練習する
4つ目の対策は、想定問答集を用意し、繰り返し練習することです。
ここでのポイントは、英語で話せるようにすることのみに重点を置くのではなく、内容そのものに拘ることです。
まずは1人で練習してから、オンライン英会話などで練習すると良いでしょう。
オンライン英会話で練習する際は、質問してほしいことやチェックしてほしい観点などを講師に事前に伝えておくと、よりよいロールプレイができますよ。
講師には、以下のような項目をチェックしてもらいましょう。
- 結論から話せていたか
- 不自然な表現はないか
- ビジネスにふさわしい英語であったか
- 的外れな答えを返していないか
- 自主性があるような印象を受けたか
- 目を見て会話できていたか
準備・対策5:リスニング力やスピーキング力を高めておく
最後に、リスニング力やスピーキング力を可能な限り高めておきましょう。
やはりどんなに準備をしたとしても、根本的にリスニング力やスピーキング力を高めておかないと、当日想定していた以外の質問が来た場合に、聞き取れなかったり正しく回答できなかったりする可能性があるからです。
想定外の質問にも対応できるようにそもそもの英語力を高めることも忘れないでおきましょう。
リスニング力を高めたい場合はシャドーイング、スピーキング力を高めたい場合は瞬間英作文やオンライン英会話がおすすめです。
シャドーイングのやり方や効果については、こちらの記事を参考にしてください。
英語面接の流れとは?
必要な準備や対策が整ったら、英語面接の流れを把握しておきましょう。
流れを把握しておくことで緊張感を緩和し、心に余裕を持つことができます。
英語面接の流れは以下の通りです。
英語面接の流れに沿ったフレーズと対策を解説
ここでは英語面接の流れに沿って、よく使われるフレーズや対策について解説していきます。
頻出フレーズや対策を確認しておくことで、自信を持って面接に望むことができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
入室のあいさつ
入室時のあいさつは非常に重要です。
あなたの第一印象がここで決まりますので、相手に好感を持ってもらうことを心がけましょう。
入室時のポイントは以下の通りです。
- 自分でノックする場合と面接官から名前を呼ばれて入室する場合の2通りがある
- 自らノックをして入室する場合は”May I come in?”と聞いてから入室する
- 自分が既に部屋にいて、面接官が後から来る場合は、必ず立ち上がって挨拶する
- 必ず自ら名乗り、時間を割いてくれたことに感謝する
- 握手を求められたら応じるようにする
- 必ずアイコンタクトをとる
入室時の挨拶で相手に良い印象を持ってもらえると、その後の面接もやりやすくなりますよ。
入室時の自己紹介に使えるフレーズ
- Hi, my name is ~. Pleased to meet you.
(私の名前は~です。お会いできて光栄です。) - Thank you for giving me the opportunity to talk to you today(本日はお時間をいただきありがとうございます。)
スモールトーク
スモールトークは、本格的に面接に入る前のいわば「ウォーミングアップ」です。
ここでは緊張しすぎずに、リラックスした雰囲気で臨むと良いでしょう。
とはいえ、ここでも候補者は面接官に評価されていることを意識しておくことは大切です。
スモールトークで面接官が見ているポイントは以下の通りです。
- 候補者の社交性や協調性
- 人との人間関係作りを積極的に行えているか
スモールトークでは、面接官の質問にyes/noだけで答えることは避け、意見や理由・具体例などを加えて会話を広げるよう心がけましょう。そうすることで会話も広がりスモールトークも弾みやすくなります。
スモールトーク時の質問例と回答フレーズ
自己紹介
スモールトークが終われば、次は自己紹介です。
自己紹介では以下のような項目について、1、2分程度で簡単に述べると良いでしょう。
- 出身大学や専攻
- これまでの経歴
- 自分の強み・アピールポイント
- 企業に関心を持った理由
また、自己紹介が終了したら、以下のようなフレーズで締めくくりましょう。
- Thank you.
(ありがとうございます。) - That’s all.
(以上です。)
自己紹介を求められるときの質問例と回答フレーズ
- Tell me about yourself.
(自己紹介をお願いします。) -
After graduating from ABC university, I joined ~~.
(ABC大学卒業後、~~会社に入社しました。) - Tell me about your experiences.
(ご経験についてお話しください) -
I have 10 years of experience in personal finance management.
(私は金融マネジメントで 10 年の経験があります。)
I have assisted 60 clients in increasing their capital by an average of 12% every year.
(60 名のクライアント を支援し、毎年平均 12% ずつ資本を増やすことに成功してきました。) - What kind of person are you?
(あなたはどんな人ですか。) -
I’m a creative thinker.
(私は創造的な思想家です。)
I describe myself as ~~.
(私は自分は~~な人だと思います。)
質疑応答
自己紹介の後は質疑応答に入ります。
ここでは候補者が自社で活躍できそうな人材かどうかを見極めるために、様々な質問がなされます。
面接官の質問に対しては、できるだけ簡潔にはきはきと答えるようにしましょう。
質疑応答時によく聞かれる質問例と回答フレーズ
質疑応答時によく聞かれる質問例と解答フレーズをご紹介します。
質疑応答でよく聞かれる質問項目は以下の通りです。
- 志望動機について
- 自分の強みについて
- 今後のキャリアと展望について
- 仕事観・価値観について
志望動機についての質問例
- Why are you interested in this company?
(あなたはなぜこの会社に興味を持ったのですか。) - Why do you wish to work for us?
(当社への就職を希望される理由を教えてください。) - What interests you about our services?
(弊社のサービスについて、どのような点にご興味をお持ちですか。) - What do you think makes our company attractive?
(当社の魅力は何だと思いますか。) - What do you know about us?
(当社について知っていることは何ですか。)
候補者の強みをどう会社で活かせるかについての質問例と回答フレーズ
- What is your strength?
(あなたの長所は何ですか。) -
My strength is ~~.
(私の長所は~~です。)
One of my greatest traits is ~~/
(私の長所は~~です。)
I’m very communicative and really get along with people.
(私はコミュニケーション能力が高く、人付き合いが上手いです。) - What do you think makes you attractive?
(あなたの魅力は何だと思いますか。) -
What makes me attractive is ~~.
(私の魅力は~~です。)
I work pretty well under pressure.
(プレッシャーのある状況下でも上手く対処することができます。) - What compliments do your friends give you?
(友人からどんなことを褒められますか。) -
My friends often tell me that I am ~~.
(友人からは~~な人だと言われます。)
One of the compliments my friend gives me is ~~.
(友人からは~~だと褒められます。) - Is there anything you are good at?
(得意なことはありますか。) -
Yes. I’m good at~~.
(はい、私の得意なことは~~です。) - How do your friends describe you as a person?
(友人からはどのような人だと言われますか。) -
My friends often describe me as ~~.
(私の友人からは~~だと言われます。)
今後のキャリアの展望についての質問例と回答フレーズ
- What are your future career goals?
(あなたの将来におけるキャリアの目標は何ですか。) -
One of my biggest career goals is ~~.
(私の将来のキャリアにおける最大の目標は~~です。) - Why did you choose this direction?
(なぜその方向性を選んだのですか。) -
The reason I chose this direction is ~~.
(私がこの方向性を選んだ理由は~~です。) - What role would you like to be doing in 5 years?
(5年後、あなたはどんな役割を担いたいですか。) -
I’d like to be working as a manager in the sales department.
(営業部でマネージャーとして働いていたいです。) - What role are you looking for in our company?
(当社でどのような役割を求めていますか。) -
I hope to be in a management position in 5 years.
(5年後には管理職になりたいと思っています。) - What type of work experience would you like to have?
(どんな職種を経験したいですか。) -
WI’d like to have work experience as ~~.
(~~としての経験を積みたいと思っています。)
仕事観・価値観についての質問例と回答フレーズ
- What does “teamwork” mean to you?
(あなたにとってチームワークとは何ですか。) -
More than anything else, it means an opportunity to share both successes and failures with my colleagues.
(何よりも、私にとって、チームワークとは成功と失敗を仲間と共有する場です。) - What does work mean to you?
(あなたにとって仕事とは何ですか。) -
To me, work is the opportunity to serve others by using my talents and abilities..
(私にとって仕事とは、自分の才能や能力を使って他者に貢献する機会を提供するものです。) - Which job did you enjoy the most and why?
(これまでで最もやりがいのあった仕事とその理由を教えてください。) -
The job I enjoyed the most is management consulting because~~.
(私がもっともやりがいを感じた仕事はマネジメントのコンサルです。なぜなら~~だからです。) - How do you define integrity in the workplace?.
(あなたにとって職場における誠実さとは何ですか。) -
I define integrity as ~~.
(私は誠実さとは~~だと考えます。)
コンピテンシーインタビュー質問例と回答フレーズ
- Can you think of a time when you worked under pressure?
(プレッシャーの中で仕事をしたときのことを教えてください。) -
Throughout my career, I have done some of my best work under pressure.
I am always looking for challenges that push me to give my best.
(これまでのキャリアにおいて、私はプレッシャーの中で最高のパフォーマンスを発揮してきました。私はいつも自分が最善を尽くせる課題を探しています。) - What is your biggest career achievement so far?
(これまでのキャリアで最大の成果は何ですか。) -
My greatest professional achievement was turning around the success of my last employer’s marketing department.
(私のキャリアにおける最大の功績は、前の雇用主のマーケティング部門を成功に好転させたことです。) - How do you manage an uncooperative colleague?
(協調性のない同僚とはどのように仕事をしますか。) -
I try to listen, break down the issue and look for solution points.
(相手の話を聞くよう努め、問題を細分化し、解決策を探ります。) - Has there been a time when you were asked to do something you disagreed with?
(自分が納得できない仕事を頼まれたことはありますか。) -
Yes, I have. One time, my boss asked me to generate a new report and wanted it done within three days, which was impossible for me considering my current workload. l explained my situation, telling her it wouldn’t be possible. I also asked her to find someone to help me with my work.
(はい、あります。上司から3日間で報告書を完成させるように言われましたが、それは今の仕事量を考慮するととても不可能でした。私は自分の状況を説明し、不可能であることを伝えました。また、誰か仕事を手伝ってくれる人を探して欲しいと頼みました。)
逆質問
質疑応答の次は逆質問です。
逆質問とは、候補者から企業側に対して行う質問を指します。
逆質問は自分が企業に対して興味・関心を持っていることをアピールするのに効果的ですので、積極的に質問するようにしましょう。
逆質問時に使えるフレーズ
- How would you describe the company’s culture?
(企業文化について教えてください。) - What is your favorite thing about working for this company?
(御社で働いていて良かったと思うことは何ですか。) - Could you tell me about the team I’ll be working with?
(配属予定の部署について教えてください。) - Can you elaborate on the day-to-day responsibilities of this job?
(この仕事の日常業務を教えていただけますでしょうか。) - What are the skills and experiences you are looking for in this position?
(この職種に求められている能力や経験は何ですか。) - What are the biggest challenges the company is facing right now?
(現在、御社が抱えている最大の課題は何ですか。) - What do you think is the most challenging aspect of the job?
(この仕事の最も難しい点は何だと思いますか。) - How come is this job position open?
(なぜこのポジションに空きが出たのですか。) - How have people previously succeeded in this role?
(前任者は、この仕事でどのように成果を上げてきましたか。) - How do you assess job performance?
(仕事のパフォーマンスをどのように評価していますか。)
退室のあいさつ
面接が終われば最後に退室の挨拶をしましょう。
退室の挨拶で盛り込むべき項目は以下の3点です。
- 面接をしてくれたことに対する感謝の気持ち
- 次の面接に必要な資料やデータがあれば用意すること
- また再会したいという気持ち
退室時も、面接の機会を作ってもらったことに感謝の意を示し、相手に好印象を与えて終わることを心がけましょう。
退室時に使えるフレーズ
- Thank you for your precious time.
(貴重なお時間をどうもありがとうございました。) - It was my pleasure seeing you.
(お会いできて光栄でした。) - It was an honor to meet you.
(お会いできて光栄でした。) - Thank you very much for having me today.
(本日はお呼びいただきましてありがとうございました。) - I look forward to talking with you soon.
(また近いうちにお会いできるのを楽しみにしています。) - I’m happy to send you any additional information you might need.
(何か追加で必要な情報があればお送りいたします。)
英語面接後のお礼メールの書き方
英語面接が終わったら、担当者にお礼のメールを送りましょう。
お礼のメールは遅くとも翌日の午前中までに送信するのがベストです。
お礼のメールでは以下の内容を盛り込むようにしましょう。
- 面接のために時間を割いてくれたことへの御礼
- 面接中印象に残った会話
- 自分の適性に関する要約
- 次の選考に向けた働きかけ
- 署名と連絡先
英語面接のお礼メール例文
- Thank you for taking the time to discuss the sales manager position with me today.
(本日は営業マネージャーの役職について面接の機会を設けていただきありがとうございました。) - Great speaking with you today/
(本日はお話できて良かったです。) - Please don’t hesitate to contact me to arrange a follow-up interview.
(今後の面接日程の調整につきましても、遠慮なくご連絡ください。) - I appreciate your time and advice.
(お時間とアドバイスをありがとうございました。)
英語面接対策をより効果的にするには?
英語面接には様々な種類があり、面接タイプによって必要な準備や対策が異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
また、せっかく準備や対策をしたのに当日質問が聞き取れず、面接官の質問に正しく答えられないと残念ですよね。
そうならないためにも、英語面接に自信を持って臨むために、「シャドーイング」で根本的なリスニング力を高めることが重要です。
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