英語のスライド、矢継ぎ早に交わされる議論、チャットには略語がずらり──オンライン会議で耳が追いつかず、議事録を書くたびに翻訳ツールへ駆け込む……。
そんな場面、心当たりはありませんか。
翻訳サービスは便利ですが、そもそも聞き取れなければ議論の核心をつかめず、発言のタイミングも逃してしまいます。
つまり根本的な課題は「リスニング力」の不足なのです。
本記事では、会議で求められる翻訳ニーズと最新ツールの使いこなし方を整理したうえで、リスニングを伸ばす学習法「シャドーイング」を詳しく解説します。
読み終えるころには、「聞こえない会議」を卒業し、英語で自信をもって発言する自分をイメージできるようになるはずです。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
シャドーイングは、リスニング力を飛躍的に向上させます。
もしこれからシャドーイングの開始を検討するのであれば、自分でシャドーイングのトレーニングをするよりも、教材選びからトレーニング法、発音添削までついているシャドーイング添削サービスを検討するのが良いでしょう。
その中でも特におすすめなのが、「シャドテン」です。
- 英語のプロが、毎日フィードバックをくれる
- ビジネスに役立つ教材が1000以上・音源は4カ国対応している
- スマホ一つで完結!毎日30分、いつでもどこでも好きなタイミングでできる
教材もフィードバックも、全てがスマホで完結しているのでシャドーイングをすること以外殆ど手間がかかりません。
ぜひこの機会にご検討ください。

英語会議のよくある悩みとその解消法
英語会議では「専門用語が多くて発言の意図が掴めない」「議事録をまとめる時間が足りない」など、悩みが尽きません。
聞き取れない単語があると質問のタイミングを逃し、議事録作成も二度手間になります。
ここからは、準備段階でできる対策から、終了後に議事録を素早く仕上げるコツまで、代表的な課題と具体的な解決策をまとめて紹介します。ぜひ参考にしてください。
資料を正確に訳したい
契約書や製品仕様書は、一語の誤訳でも大きな誤解を招いてしまいかねません。手作業で全文を訳すと時間が足りず、急ぐほどチェック漏れが起きやすいのも事実です。
まず社内でよく使う用語をCSVでまとめ、AI翻訳エンジンに読ませましょう。その後、AIが作った下訳を専門スタッフが確認し、数字や固有名詞はQAツールで自動チェックします。
修正履歴を翻訳メモリに戻すと次回の精度が上がり、手戻りが減るでしょう。
専門用語・定型表現を押さえたい
ITや医療の会議では略語や独特の言い回しが多いです。機械翻訳は初めて見る略語を誤訳しやすいので、用語登録ができる翻訳支援ツールに社内辞書を入れ、会議ごとに更新しましょう。
よく使うあいさつや決まり文句はテンプレート化すると作業が早くなります。
四半期ごとに辞書を見直せば表現の揺れを防げ、担当者の負担も減るでしょう。
議事録・要約を英語で作成したい
録画した会議を音声認識にかけ、そのまま翻訳APIに送ると英語議事録の下書きがすぐ作れます。ただし話者が重なると誤変換が増えるため、マイクを分けたり話者ラベルを付けたりすると修正が楽です。
AI要約機能を合わせれば、共有までの時間が大幅に短縮できるでしょう。過去の議事録も検索しやすくなり、工数が大きく削減できます。
英語発言を正確に理解したい
字幕を見ても速い会話についていけないときは耳を鍛える必要があります。リスニング向上のための英語学習法としておすすめなのが、「シャドーイング」という学習法です。
シャドーイングは、聞こえた音の後を追うようにして英語を声に出す学習法です。
シャドーイングを続けると、英語特有のリズムや連結などの音の変化に慣れることができるので、リスニングに効果のある学習法として注目を集めています。
リスニングを鍛え、リアルタイム字幕を補助に使えば理解が一気に深まり、会議中に質問する余裕も生まれるでしょう。
最新翻訳ツール&サービス徹底活用ガイド
英語会議を円滑に進めるために、翻訳ツールやサービスを活用しましょう。
ここからは、
- リアルタイム翻訳アプリ
- Teamsのライブ翻訳キャプション
- 音声録音+自動文字起こし
- 同時翻訳デバイス
上記4つのおすすめ最新翻訳ツールやサービスをご紹介します。
目的やお悩みに合わせて、ぜひ英語会議への導入を検討してみてください。
①リアルタイム翻訳アプリ
ZoomやGoogle Meetに対応する拡張アプリは、発話を即座に文字と音声で多言語化します。インストール後、マイク権限を与えれば数分で使い始められます。
また、字幕はフォントや位置を動的に変えられ、チャットへ同時出力も可能です。議事録の下書きとして保存できるので後処理が楽です。
無料版は月間語数が限られるため、取引先を交えた長時間会議には有料プランを選ぶと安心ですよ。
②Teamsのライブ翻訳キャプション
Microsoft Teams では「メニュー → 言語と音声 → 翻訳キャプション」を有効にすると各参加者が自分の表示言語を選択できます。話者名が自動で付き、誰が何を言ったか一目で分かるため便利です。
キャプションは会議終了後に Word形式でダウンロードでき、書式を整えればそのまま議事録として共有できます。
管理センターで使用状況を確認できるため、頻度やコストを可視化して運用を最適化しやすいです。
③音声録音+自動文字起こし
クラウド型文字起こしサービスを会議URLに連携させると、録音開始と同時にAIが音声をテキスト化します。出来上がった原稿はWeb上で再生と同期しながら修正でき、確定後にDeepL APIへ送れば、数秒で英訳ドラフトが完成します。
さらに要約 AI を組み合わせれば「50行→5行」に圧縮できるため、共有スピードの大幅な向上が期待できるでしょう。話者が被ると誤変換が増えるので、マイクを分けて収録し、話者ラベル機能をオンにする運用が効果的です。
④同時翻訳デバイス
携帯型デバイスはWi-FiまたはeSIMでクラウドへ接続し、対面商談のやり取りを双方向で訳します。マイクが話者の声を指向的に拾うため雑音が多い展示会でも聞き取りやすいです。
専門用語を事前に端末へ登録すると訳語が安定し、履歴はCSVで出せるので後で議事録に転用できます。
バッテリーは連続8時間以上ある機種を選ぶと移動の多い日も安心です。レンタルサービスを利用すれば購入コストを抑えつつ、最新モデルを試せます。
翻訳だけでは足りない理由:聞き取り力の壁
リアルタイム字幕や自動翻訳は内容を「読む」助けになりますが、発言が飛び交う会議では画面を追うだけで手一杯になりがちです。さらに、声の抑揚や言い回しのニュアンスは文字になる前に消えてしまいます。
その結果、ジョークや本音を拾えず議論の流れに乗り遅れ、気の利いた返答の機会も逃してしまうことも。
つまり翻訳だけでは相手の意図を感じ取る「耳」が育たず、主体的に発言する土台ができません。聞き取り力を鍛えるアプローチが不可欠です。
今日から始めるシャドーイング実践ガイド
シャドーイングは、聞こえた英語を数秒遅れで真似しながら発話するだけのシンプルな練習法で、リスニング力の向上に効果的です。スマホとイヤホンさえあれば今日から実践できます。
ここからは、おすすめの学習法であるシャドーイングについて具体的に解説します。
シャドーイングは、通勤時間やお昼休憩などの隙間時間に取り入れやすい学習ですので、忙しい社会人にもピッタリです。本章の内容を参考にして、ぜひ今日からシャドーイングのトレーニングを開始してみましょう。
シャドーイングはなぜリスニングに効く?
私たちは、リスニングの際「音声知覚」と「意味理解」という2つの能力を使用しています。
「音声知覚」とは、聞こえた音を英単語として理解する能力のことです。例えば「ラナウェイ」と聞こえたら、「run」と「away」という2つの単語として理解する能力が、音声知覚です。
一方、「意味理解」とは、単語の意味を理解する能力のことを言います。「run away」を「逃げる」という意味として理解する能力が、意味理解です。
シャドーイングのトレーニングを継続すると、英語の音の知識が蓄積して「音声知覚」の能力が向上し、リスニングの際により多くのエネルギーを「意味理解」に割くことができ、リスニングが楽になるという仕組みです。
効果が出る!シャドーイングの正しいやり方
シャドーイングは、間違ったやり方で進めてしまうとなかなか効果が出ず、挫折につながってしまいます。
シャドーイングを行う際には、以下の手順で進めてみてください。
- 音声を聞き、内容がどのくらい理解できるかを確認する
- スクリプトと音声を照らし合わせ、内容と発音を確認する
- オーバーラッピング(音声に合わせてスクリプトを音読する)を5回程度行う
- 必要に応じてマンブリング(スクリプトを見ずに小声で音声を追いかける)を1〜3回程度行う
- シャドーイングを20回以上行う
- 録音と振り返りを行う
2日目以降は、上記の⑤と⑥を繰り返します。
初日はシャドーイングの回数は20回程度で構いませんが、2日目以降は30回以上繰り返してください。
シャドーイングにおすすめのアプリ
「スピーキング力を上げたい!でもシャドーイングを独学で行うのは難しそう…」という方は、シャドーイング特化型のアプリを利用してみてはいかがでしょうか。
シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」なら、英語のプロが毎日シャドーイング音声を添削してくれるため、初心者でもシャドーイングが続けやすく、効果的な学習が可能です。
また、シャドテンで利用できるシャドーイング教材は1,000を超えており、自身の英語学習の目的や興味に合わせてシャドーイングができます。
まずは無料トライアルでアプリを体験してみてください。
まとめ:翻訳ツール×シャドーイングで英語会議を攻略
資料や発言の意味は翻訳ツールで即チェックし、耳と口はシャドーイングで鍛える──この二本立てを始めれば、英語会議は「傍観する場」から「意見を通す舞台」に変わります。
毎回の会議前には用語集を確認し、字幕と自動議事録を用意してください。会議中は字幕で抜けを補いながらリスニングし、終了後に録画をシャドーイングすると理解が一気に深まります。続ければ発言までのタイムラグが縮み、会議中の意思疎通もスムーズになるでしょう。
耳を鍛える近道として、英語アプリ「シャドテン」を活用したシャドーイング学習がおすすめです。スマートフォン1台で学習が完結するため、隙間時間を有効活用でき、手軽に取り組めます。
シャドーイングのトレーニングを続け、定期的に録音で変化を確かめれば自信が付き、次の会議では自然に英語が口をついて出てくるでしょう。
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