- 文法問題でミスが多く、点数が伸び悩んでいる…。
TOEICのリーディングパートは問題数も多く、苦手とする人が多いものです。
しかし自分に合ったTOEICの文法参考書で学習し、シャドーイングを並行して実施すれば、必ずTOEICのスコアは伸びていきます。
この記事を読めば
- TOEIC文法参考書の選び方
- おすすめのTOEIC文法参考書
- TOEIC文法学習と並行してリスニング力を鍛える重要性
がわかりますよ。
TOEICの文法を得点源に変えたい方、TOEICの文法学習を実践的な英語力につなげていきたい方は、ぜひご一読ください。
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TOEIC文法参考書の選び方|5つの評価基準
TOEIC向けの文法参考書と一口で言っても、その内容は様々です。自分のレベルや必要に合った参考書で学ぶことで、より効率的にTOEICが攻略できるようになります。
TOEIC向けの文法参考書の選び方を、5つの評価基準から見ていきましょう。
最新傾向をカバーしているか(改訂年・公式問題集との整合性)
TOEICは2016年の新形式導入以降も、ビジュアル問題の追加や話者の入れ替えなど小規模アップデートが随時行われています。
音源は米・英・豪・カナダの4つのアクセントが均等に使われるため、年度によって聞こえる声質がわずかに変わることもあります。
そのため購入時は「2023年改訂版」「第 4 版」など発行年・版数を必ず確認し、最新版の公式問題集と語彙・設問タイプが一致しているか見比べましょう。旧版では Part 5の語彙が古い、Listening のシチュエーションが現行ビジネス環境とズレる――といった恐れがあります。
スコア帯別に不足しがちな能力と参考書選びの指針
ターゲットスコアごとに不足しがちな能力は似ていることが多いもの。現時点のスコアを目安に、以下の指針で参考書を選びましょう。
〜600点:基礎はあるが瞬時に「品詞」「時制」を見抜く力が不足しがち
文法用語は理解していても、問題を見た瞬間に「主語‐動詞‐目的語」を判別できず、選択肢を一つずつ訳すこと陥りがちです。
ここを突破するには、1Unit見開きで「語順→瞬間判断」を徹底させる参考書を選び、5〜10 問のミニテストで処理の自動化を図るのが効果的です。
600~800 点:主要ルールは押さえているが「頻出パターン」をまとめて処理する経験が不足
このスコア帯は、時制や関係詞ごとにバラで覚えているため試験本番で複合ルールが絡むと迷ってしまい、時間超過を招いてしまうことが多いです。
20〜30問を一気に解くテーマ別タイムアタック式問題集を使い、「○○と言えばこの語形」というパターン化・省力化を体に染み込ませましょう。
800 点+:文法知識は十分でも「5 秒で正答根拠を抜き出す瞬発力」と「語法・コロケーション感覚」が不足しがち
上級者が伸び悩む原因は、選択肢どうしの「ニュアンス差」を見破る速度です。語彙+語法を同時に問う高難度問題集で、“ひっかけ問題” を大量に解くのが有効です。
解説で語法の背景・業界別語彙 まで深掘りすることで壁を突破できます。
解説のわかりやすさと日本語/英語例文のバランス
解説が難解だと、解説を読んでも意味がわからずモチベ低下へとつながってしまいます。
わかりやすい解説と例文がちょうどいいバランスで記載されている本を選ぶようにしましょう。日本語訳→英文→語注の順で並んでいると、意味→構造→運用例の流れで理解がスムーズになり、より効率的に学習が進められます。
さらに太字や色分けで “品詞ヒント” が示されていれば、視覚的にルールが定着し、Part 5の処理スピードも向上するもの。
英文のみ解説の海外書籍は上級者向けと心得ましょう。
演習量と模試形式の有無で実戦耐性を高められるか
本試験は、Part 5=約20秒/問、Part 6全体で約8〜10分(1セットあたり2〜3分)が基本です。したがって参考書側にも「章末20問/12分」「オンライン模試 100問/75分」など、時間制限付き演習があるのが理想的です。
また解説で「正答根拠+誤答パターン」が整理されていると、「ルール的になぜこれが正しいのか、間違っているか」が効率よく学べます。
加えて演習量の豊富さもチェックしておきたいもの。TOEICのリーディングパートは時間との勝負ということもあり、学習の質に加えて量の確保も絶対に必要だからです。
学習スタイルに合ったフォーマットか(紙・Kindle・アプリ連動)
TOEICの文法参考書には、書籍タイプのものやKindle対応型、アプリ対応といった様々なものがあります。持ち運びやすいKindleの方が合っている人もいれば、書籍の方が学習内容が頭に入りやすかったりする人もいるもの。自分の学習スタイルに合ったフォーマットの参考書を選びましょう。
紙版は書き込み&付箋で深掘りしやすく、Kindleは検索・ハイライトで時短復習できます。アプリ連動は進捗グラフ&クイズ通知で習慣化を後押ししてくれます。
これらをシームレスに切り替えられるマルチデバイス対応教材 なら、「朝=スマホで例文音読 → 昼休み=Kindle で要点確認 → 夜=紙で模試演習」と1日をフル活用できます。
音声DLや日割りスケジュール機能の有無も要チェックです。
レベル別おすすめTOEIC文法参考書5選
書店に行けば、数多くのTOEIC向け参考書が売られており、どれを選べば良いのか迷ってしまうもの。
上記参考書の選び方を踏まえた上で
- 初心者:〜600点
- 中級者:600~800 点
- 上級者:800 点+
のレベル別おすすめTOEIC文法参考書をご紹介します。
【初心者】 超基礎から最短距離で600点へ : 『TOEIC L&Rテスト 文法問題 はじめの400問』
【特徴】
- わかりやすい絵付きの解説
- 品詞・時制・関係詞など頻出テーマを網羅
- チェックポイントやチェック問題があるので理解度の確認も簡単
この参考書は「何から手を付ければいいか分からない」初心者が最短で600点に届くよう設計されています。
コンパクト構成かつ、わかりやすい解説のため、通勤電車や昼休みでも学習を継続しやすいのが強みです。
【初心者】 中学レベルからTOEICに直結 : 『中学英語からやり直す TOEIC L&Rテスト 超入門』
【特徴】
- 中学英文法→TOEIC形式例題→章末テストの3層構造
- be動詞・三単現などの基礎から解説
- 巻末に模試も収録
「英語は中学で止まったまま」という社会人に最適な1冊です。
まず中学文法を視覚的に理解し直し、すぐ隣でTOEIC型の出題例に当たる流れなので「知識と実戦」がスムーズにつながります。
基礎の穴を埋めたい人が初月で500点台を射程圏に入れる一冊です。
【初中級〜中級者】 頻出ポイントを体系的にマスター : 『TOEICテスト 英文法 プラチナ講義』
【特徴】
- チャプターごとのわかりやすい解説
- 学習した文法事項がふんだんに使用された「プラチナセンテンス」を記載
650〜800点を狙う学習者がつまずくポイントとしてあげられる「複合ルール」。
この参考書はWhyを重視した講義口調で、論理的に解説しています。また、プラチナセンテンスを覚えるだけで文法事項や語彙が身につきます。
【中級者】 Part 5を短期制覇する鉄板1000問 : 『TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問』
【特徴】
- 1つ1つの問題に丁寧な解説つき。間違い選択肢がダメな理由まで説明している
- 左に問題、右に解説と見開きですぐにわかる構成
- 圧倒的な問題数
600点後半〜750点層が次の壁を越えるための、定番の書籍です。誤答率シートに×印を重ねることで、自分の弱点パターンが浮き彫りになり、反復学習の効率が大幅アップします。
【上級者】 満点レベルの難問で壁を突破 : 『TOEIC L&Rテスト 990点攻略 文法・語彙問題1000』
【特徴】
- 高得点者でも間違いやすい高難度問題を収録
- 細かい解説を記載
- マークシート付きで学習しやすい
800点台から伸びない理由は、演習不足であることが多いです。この教材なら問題数も多くひっかけ問題も多いので、この1冊をやり終えることには満点に近くなっているでしょう。
なぜ文法対策だけでは総合スコアが伸びないのか
前述したTOEIC文法参考書の選び方、およびレベル別おすすめのTOEIC文法参考書を参考に、自分に合った参考書で勉強していくことで、TOEICのスコアは上がっていきます。
一方で、文法対策だけをしても、TOEICの総合スコアは頭打ちです。
TOEICの総合スコアを伸ばすには、特にリスニング対策が重要である理由を解説します。
Part 5・6が得点源になる一方でListeningが比重50%の現実
TOEIC はListening495点・Reading 495点の計990点構成です。たとえば Readingを450→470点に上げても、Listeningが250点のままでは総合720点で頭打ちです。
ところがListeningを100点底上げし350点にすると、Readingが据え置きでも820点に到達します。
加えてListening は初回リテイクで平均+2〜3 点/月、4年平均でも+1.6 点/月と、Reading(+1.55 点)よりわずかに伸びやすいことが ETSの縦断研究(Wei & Low, 2017)で示されています。
世界平均も Listening ≈ 345点 > Reading ≈ 280点【ETS 2024】と差が歴然。
したがってPart5・6を「確実な貯金」にしたうえでListening対策を並走させる──これが投下時間あたりのリターンを最大化する鉄則です。
文法知識を“使える英語”に変えるにはリスニング力が鍵
TOEICの文法演習だけでは「英語が聞き取れる耳」は育ちません。英会話の根本は「相手の発話に即応すること」。言っている内容が理解できなければ、どれほど文法を極めても適切に返せない ―― ここに実践力が伸びない理由があります。
・聞き取れない=文法適用の出番なし
→相手の語順や語法を拾えなければ、SVOCを組み立てる前に理解がストップ。
・誤解が連鎖し会話が破綻
→文脈が取れずに的外れな返答 → 追加説明を再び聞き逃す悪循環に。
・インプット不足でアウトプットも停滞
→英文リズムに慣れていないため、自分の発話も単調で不自然になりがち。
つまり Listening → 文脈理解 → 適切な文法運用の流れがあって初めて実践的な英語力は成立します。TOEIC文法学習と並行してリスニングを鍛え、相手の英語に瞬時に対応できる耳をつくることが不可欠です。
リスニング力を同時に伸ばすシャドーイング戦略
TOEICの総合スコアを効率的に伸ばし、実践的な英語力へつなげるには、前述の通りリスニング力の向上が大切です。シャドーイングをTOEIC学習に取り入れましょう。
【シャドーイングとは】
聞こえた音源の1~2語後を、影のように追いかけながら発話するトレーニングです。オーバーラッピングや音読と違いスクリプトを見ずに行うため、聴覚情報のみで情報を捉える訓練になります。
【シャドーイングのメリット】
シャドーイングを実施することで、音を単語として捉える力「音声知覚」が向上します。音声知覚が向上することで意味理解に余裕がうまれ、結果としてリスニング力も向上します。
また音源の完全再現を繰り返す中で、英語の抑揚やリズムに慣れることができ、スピーキング力にも効果がある点もポイントです。

まとめ|最適な文法参考書+シャドーイングでTOEICと実践英語を両立
自分に合ったTOEICの参考書で文法対策をすることで、Part5と6は取り組みやすくなります。一方で、TOEICの総合スコアを上げ、実践的な英語力へつなげるにはリスニング力向上が絶対に必要です。
リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンには以下のような特徴があり、TOEICの文法参考書での学習と並行して取り組むことで、効率よくTOEICスコア・実践的な英語力をあげていくことができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロの添削で確実に上達
英語特有の音声変化を中心に、プロが毎日添削します。良かった点と改善点を的確にフィードバックしてくれるので、効果的に発音やリズムを修正できます。
◆豊富な教材と便利な機能
音源をABループ再生、速度調整、スクリプト ON/OFF で自在に操作が可能。TOEICのpart3/4で使用されるような音源も収録されているので、リスニング対策にも。
TOEIC英語文法の学習とシャドテンを並行して実施することで、効率的にTOEICの総合スコアが向上する他、ビジネスシーンでも使える実践的な英語力を身につけることができます。
ぜひシャドテンをTOEICの英語学習に取り入れてみてください。
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