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TOEICスコアと英会話力の関係|リスニング向上で実践力をつける

  • TOEICの点数は順調に伸びているのに、いざ英語で商談や会議になると相手の発言が聞き取れず、言葉が詰まってしまう

──そんな経験はありませんか?

ビジネスの現場では、テストのスコアよりも「リアルタイムで理解し、応答する力」が求められます。

この記事では「TOEIC学習を英会話力向上に直結させるにはどうすればよいか」をテーマに、リスニングを核に据えた具体的なトレーニング法を解説します。

TOEICスコアは高いのにスピーキングができない方や、TOEICの学習を実践的な英会話力向上につなげていきたい方はぜひご一読ください。

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目次

TOEICスコアと英会話力の意外な関係

TOEICは語彙・文法・読解をバランスよく測る優れた指標ですが、試験形式ゆえに 「聞き取った瞬間に返す対話力」までは十分に評価できません。

ここではスコア別の実践力の目安と、そのギャップを埋めるポイントを確認します。

TOEICスコア別に期待できる英会話レベル

まずはTOEIC実施団体が発表している、TOEIC® スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表を見ていきましょう。

TOEICスコア評価
860Non-Nativeとして充分なコミュニケーションができる自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。ネイティブスピーカーの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
730どんな状況でも、適切なコミュニケーションができる素地を備えている。通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。 正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りも見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
470日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における適格な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。 基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意志を伝える語彙を備えている。

この表を噛み砕くと、

  • TOEIC860点~・・・日常生活はもちろん、ビジネスシーンでも問題なく英会話がこなせる
  • TOEIC730点~・・・日常生活およびビジネスシーンで意思疎通が可能
  • TOEIC470点~・・・日常生活でのコミュニケーションは可能。ビジネスシーンでは意思疎通に問題があるケースがある

と言えます。

日本企業では海外駐在要件としてTOEIC730程度を基準としていることが多いもの。

これは上記「TOEICスコアから見積もられる英語スキル」からもわかるとおり、TOEIC730点あたりから「何か問題があっても、対応できる」レベルの英語力が備わっていると見積もられているからです。

TOEICで測り切れない「リアルタイム対話力」のギャップ

TOEIC730~が海外駐在などもこなせる英会話力と見積もられることが多いものの、実際にTOEIC730を持っていても話せないという人は多いでしょう。

TOEICで測り切れない「リアルタイム対話力」のギャップについて解説します。

TOEICとテクニック

TOEICのスコアは、試験特有のテクニックを押さえるだけでも伸ばせます。

【TOEICテクニックの例】

  • 設問・選択肢の“先読み”
    パート3・4は音声が流れる前に設問と選択肢をざっと確認しておくことで、聞こえてきた瞬間に照合しやすくなります。
  • 文法パターンの型推測(パート5・6)
    品詞や時制のヒントを瞬時に判断し「名詞が入る」「現在完了形が妥当」のように、全文を精読せず空所に合う選択肢を絞り込むテクニックです。
  • スキャニング&スキミング(パート7)
    まず本文の冒頭・段落頭・末尾だけを走査し大意をつかみ、設問で訊かれている箇所へピンポイントで戻るようにするとスピーディーに問題を解くことができます。

これらの戦略はスコアアップに有効ですが、実際のコミュニケーションでは相手の発話を0.2秒も遅れずに意味へ変換し、自分の意見を組み立てて返す必要があります。

語順の異なる英語を「前から理解する」スキル、音声変化を瞬時に捉えるスキル、そして自動化された発音運動を同時に走らせるスキル。これらは “本番さながらの負荷” をかけたトレーニングでしか養えません。

つまりTOEICのスコアと実際の英会話力が乖離していることは珍しくないのです。

研究データが示すスコアと会話力のズレ

2010年にETSが日本・韓国など 12,000名超を対象に実施した大規模調査では、TOEIC Listening & ReadingとSpeakingのスコア相関は0.66と報告されました(Liao, Qu & Morgan, 2010)。

これはリスニングとリーディングで800点を超えても、およそ 3人に1人 はスピーキングが CEFR B2相当(Speakingレベル7以上)に届かなかった計算になります。

この調査は「スコアが高い=会話力十分とは限らない」ことを明確にしています。

TOEIC対策のための英語学習は、スコアアップだけにフォーカスしてしまうと実際の英会話力向上にはつながりづらいと言えるでしょう。

TOEIC学習を英会話力向上につなげる3ステップ

TOEICの勉強を英会話力向上につなげるには、順番と重点を明確にすることが不可欠です。

以下の3ステップを意識すれば、スコアメイクと実戦力強化を同時進行で実現できます。

ステップ①:目標スコアとビジネスシーンを明確化する

まず “いつまでに何点” だけでなく “どんな場面で英語を使いたいか” を具体化しましょう。

例えば「半年後の海外支社との週次報告ミーティングで議事を主導する」と設定すれば、TOEICパート3・4の要約問題で 80%正答を狙うと同時に、専門用語や業界ニュースを音声で取り込む必要性が見えてきます。

目的が明確になるほど教材選びも焦点化し、学習の「ムダ打ち」 が減ります。

ステップ②:リスニング力を基盤に置くべき理由

英会話は「聞く → 理解する → 返す」が一直線につながるプロセスです。最初の 「聞く工程」 が欠ければ、後ろの2工程は機能しません。

ここではTOEIC対策中でも耳づくりを最優先すべき3つの理由を解説します。

1. リスニングは英会話の土台

◆情報入力の入口になる
会話の質は「どれだけ正確に相手のメッセージを受け取れたか」で決まります。土台が崩れれば、上に積む語彙や文法も活かせません。

◆誤解を防ぎ議論を最短化する
細部を聞き逃さないことで、不要な確認や手戻りが激減。結果として業務スピードが上がり、相手との信頼も深まります。

2. 「聞こえれば対応できる」という事実

◆Yes/No で返答できる
内容が理解できてさえいれば、 “Yes, that’s right.” “No, actually …” とワンフレーズで流れを止めずに返答できます。

◆保留フレーズで時間を稼げる
 “Let me get back to you.” と伝えれば、その場で完璧に答えられなくてもコミュニケーション自体は成立します。

◆ジェスチャーも選択肢になる
意味が取れていれば、資料を指差す・うなずくなど言葉以外での合意形成が可能です。つまり聞き取れた瞬間、アウトプットのハードルは劇的に下がるのです。

3. リスニング向上はスピーキング向上への近道

リスニングとスピーキングは別の技能ではなく、同じ音声データベースを共有する表裏一体の関係です。拾える音が増えるほど、脳内には「正しい発音・アクセント・語順のサンプル」が蓄積され、アウトプットの引き出しも自動的に拡張されます。

◆インプット総量の拡大──模倣素材が増える
聞き取れる語彙や表現が増えると、頭の中に“音と表現”のストックが雪だるま式に増加します。英語を発話するとき、人はゼロから文章を創作するのではなく、既存のフレーズを再構成しているため、素材が多いほど発話のスピードと正確さが伸びます。

◆リズムとイントネーションの内在化
ネイティブの抑揚やタイミングを耳で捉え続けると、音の“高低・強弱・間合い”が身体に染み込みます。すると単語単位の発音矯正では届かなかった「自然な流暢さ」が向上し、相手の理解度も一気に上がります。

◆“聞きながら話す”二重タスクの自動化
会議や商談では「相手の発言を処理しつつ、自分の応答を組み立てる」二重タスクが常態です。シャドーイングのように 「耳と口を同時稼働させる訓練」を積むと、脳内でこの二重タスク処理が自動化され、実際の対話でもラグなく反応できるようになります。

つまりリスニングのレベルが上がるたびに、スピーキングも向上する。だからこそ、リスニング力向上はスピーキング力向上→英会話力向上への最短コースなのです。

ステップ③:学習サイクルにアウトプット練習を組み込む

リスニングと並行して、週2〜3回は15分程度の “即興アウトプット” を行いましょう。

具体的には

①TOEICパート3の会話を1セット聴取
②音声を止めずに聞きながら登場人物になりきって返答を挟む
③スクリプトで内容確認し、語彙・構文を自分の言葉で言い換える

という流れです。

これにより試験対策で得たインプットが即座に能動化され、脳内の記憶保持率が一気に高まります。

リスニング力を最短で伸ばす「シャドーイング」

前述の通り、TOEICスコアアップのための英語学習を実際に使える英会話力につなげていくためには「リスニング力向上」が必要不可欠です。

リスニング力向上におすすめなのが「シャドーイング」です。シャドーイングとは何か、そのやり方や効果について解説します。

シャドーイングとは?仕組みと英会話への効果

シャドーイングは、流れる音声の1~2語ほど後ろを影のように追って発話する高負荷トレーニングです。聞いてから真似るリピートと違い「聞きながら話す」ため、音と意味を同時処理する脳回路が強化されます。

聞こえた瞬間に口を動かすことで音声知覚が自動化され、アクセントやリズムが自然に体に染み込むのも大きな利点です。

その結果、リスニング理解速度が上がるだけでなく発話テンポも滑らかになり、会議や商談での即応力が大幅に向上します。

さらにスクリプトを見ずに行うため集中力と持続力も鍛えられ、限られた学習時間で英会話力を底上げしたいビジネスパーソンに最適なメソッドと言えるでしょう。

シャドーイングのやり方

シャドーイングは次の6ステップで進めます。

  1. 音源のみを聞く ── スクリプトなしで最大3回聞き、理解度を測定。
  2. スクリプト照合 ── 発音と語義を確認し未知語をつぶす(5〜10 分)。
  3. オーバーラッピング ── スクリプトを見ながら音源に合わせて音読し、リズムを体に入れる(5回)。
  4. マンブリング ── 小声で追唱し音の流れを確認(必要に応じ1〜3回)。
  5. シャドーイング本番 ── スクリプトを閉じ、2語後追いで発話。音と意味のリンクを意識。
  6. 録音・振り返り ── 自分の音声を聞き、ズレや発音を修正。

2日目以降は5と6のみ実施します。

同じ教材は3~4日ほど繰り返し、音を聞いたら即座に単語とその意味が結びつけられるようにしましょう。

成果を最大化するコツ|素材選び・意識・フィードバック

シャドーイングはリスニング力向上に優れたトレーニング方法ですが、以下の3つのコツを意識しながら実施することで効果を最大化させることができます。

◆常に単語を意識して発話する
声を出すだけの作業になると、単なる音マネになってしまい音と単語をリンクさせることができません。「今、自分は何を言っているか」を意識し、内容理解を伴う発話を徹底しましょう。

◆“少し難しい”教材を選ぶ
簡単すぎる教材は適切な負荷がかからず、音声知覚向上につながりません。少し難しいと感じるレベルの教材を選び、学習効率を高めましょう。

◆プロのフィードバックを活用する
自分では気づけない弱点(語末子音の脱落、棒読みになっているなど)を指摘してもらうと、1回ごとの練習の精度が上がり効率良く学習できます。

添削結果を次回練習に反映し、録音→修正→再録音を回すことで伸び幅は倍増するもの。AB再生や速度調整機能付きのアプリを併用すれば負荷管理が容易になり、習熟がさらに加速します。

まとめ|シャドテン×TOEICで英会話力を向上させよう

TOEICで培った語彙・文法・読解力は、リスニングを通じてこそ 「生きた英会話力」 に変換されます。

本記事で紹介した3ステップとシャドーイングのメソッドを実践すれば、スコアアップと同時に実践的な英会話力の底上げが可能です。

シャドーイングにおすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。

シャドテンには以下のような特徴があり、TOEICのための英語学習を効率よくリスニング力向上に結び付けることができます。

【シャドテンの特徴】

◆プロの添削で効率よく英語力向上
英語特有の音声変化やイントネーションを中心に、専門コーチが毎日音声フィードバック。正しいやり方でシャドーイングができ、リスニングに必要な音声知覚の力を効果的に向上させられます。

◆豊富な教材
4つの主要アクセントに対応し、1,000本以上の教材を収録しています。いろんなテーマの教材があるため飽きずに学習を進めることが可能です。

◆便利な機能
ABループ再生、再生速度調整、ワンタップでスクリプト表示のON/OFFができるため、レベルや目的に合わせて負荷を自在にコントロールできます。トレーニングから課題提出までスマホ1つで完結する便利さも、忙しい社会人にとって嬉しいポイントです。

シャドテンでは7日間無料体験も実施しているので、ぜひ使いやすさを実感してください!

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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