「TOEFLスピーキングでいつも頭が真っ白になってしまい、うまく回答できない…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
TOEFLスピーキングは回答までの準備時間が短く、苦手とする人も多いもの。
しかし回答の型や定型フレーズを知り、リスニング力を向上させれば、確実にTOEFLスピーキングを攻略することができます。
この記事を読めば
- TOEFLスピーキングで何も思いつかない原因
- TOEFLスピーキングの攻略方法
- TOEFLスピーキング対策におすすめの学習方法
などがわかります。
TOEFLスピーキングで、何を話すべきか思いつかないと悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
リスニング力を上げたいけどどうしたらいいかわからない・・という方へ。
当社のLINE公式アカウントで簡単なアンケートにお答えいただくと、無料で『リスニング力を飛躍的に上げる英語学習法』のWeb bookをプレゼント。




下のボタンからぜひ「友だち追加」をお願いいたします!



TOEFLスピーキングが“思いつかない3つの壁
TOEFLスピーキングで言葉がでてこない、言いたいことが思いつかないのは、単に英語力が不足しているだけではありません。
TOEFLスピーキングが“思いつかない3つの壁と、その対策を見ていきましょう。
①準備時間の短さで論点を整理できない
TOEFL iBTのスピーキングでは、Task1の準備がわずか15秒、Task2~4でも数十秒しか与えられません。
この超短時間の中で、「何を」「どう順序立てて」話すかを考え始めると、脳内のワーキングメモリが飽和し、最適解を探しているうちにタイムアップを迎えがちです。
【壁の正体】
ゼロからアイデア出し+構成決定を同時に行おうとすると、情報が頭の中で錯綜し、言いたいポイントがごちゃ混ぜになってしまうこと。
【打開策】
あらかじめ「意見→理由①→理由②→結論」などの話の骨子(型)を身体に染み込ませておきましょう。
準備時間は“具体例” や“数値・経験談” を肉付けすることだけに集中すると、TOEFLスピーキングで思いつかないということがかなり少なくなるはずです。
模試や練習では必ずタイマーを使い、15秒で型を口に出すドリルを繰り返しましょう。
②フレーズ・テンプレート不足で言い出せない
採点基準の一つ「Delivery」では、流暢さと即応性が重視されます。
「言いたいことはあるのに適切な導入句がパッと出てこない」状態は、即応能力が劣る、あるいは流暢さが足りないと判断され、点数が下がってしまうことがあるのです。
【壁の正体】
反射的に使えるフレーズが不足すると、最初の一語を探す “検索タイム” が発生し、その間に沈黙が生まれてしまうこと。結果として流暢さや即応性でマイナスな印象を与えてしまいます。
【打開策】
必須フレーズ集を書き出し、スマホのメモ帳などに保存しておきましょう。朝の歯磨きや通勤中に何度も音読し、脳内反射レベルまで馴染ませると、本番での言い淀みがなくなります。
模試では「I believe that…」「One reason is that…」「Therefore…」といった導入句だけ30秒間で5回連続で発話する訓練を取り入れ、身体レベルの自動化を狙いましょう。
③リスニング理解不足で情報を拾えない
Task 2~4はリーディング+リスニングの情報を組み合わせて回答を構築するタイプです。
ここで音声が聞き取れないと、「要約→対比→理由付け」という一連の骨格自体が組み立てられず、的を得た回答をすることができません。
【壁の正体】
リエゾンや弱形、脱落音に対応できず、そもそも何を問われているのかが不明確に。あとから足せる“予備知識”も限られるため、回答の質が著しく低下してしまいます。
【打開策】
シャドーイング で「聞く→同時復唱」の訓練を行い、英語特有の音声変化を脳と耳に叩き込みましょう。
聞き取れた情報を即メモに落とすノートテイキング技術も並行して磨くのがおすすめです。1文ごとに箇条書きで要点を書き出すクセをつけるようにしましょう。
なお模試の音源は必ず1.0倍速以上で3回ずつ聞き、聞き漏らし箇所を明確化して再シャドーイングしましょう。
Task別「回答の型」と覚えておきたい必須フレーズ
TOEFLスピーキングで1から回答を作るのは難しいもの。
各Taskごとのテンプレートを覚えておけば、15〜30 秒の準備時間はテンプレートに単語を埋めるだけの“穴埋めタイム”に変わり、「TOEFLスピーキングで話す内容が思いつかない…。」状態を避けることができます。
各Taskごとの回答の型と使いやすいフレーズや表現を見ていきましょう。
Task 1(Independent Task)の「型」|意見を筋道立てて伝える
【出題形式】
Task1では、身近なテーマについて「自分はどう考えるか」を15秒の準備時間でまとめ、45秒以内に答えます。日常的な話題に対し、自分の立場を理由とともに簡潔に示す形式です。
【回答の型】
- 立場表明
- 理由①(具体例付き)
- 理由②(具体例付き)
- 締めくくり
【回答の型に合わせたフレーズ】
- Personally, I am convinced that A because B(個人的には、BなのでAだと確信しています)
- One key reason is that A. For example, B(主な理由の一つはAです。例えば、Bがあります)
- Another important reason is that A. For instance, B(もう一つの重要な理由はAです。例えば、Bです)
- In conclusion, I firmly believe that A(結論として、私はAだと強く信じています)
【回答例】
Personally, I am convinced that studying in groups enhances learning because members can clarify doubts immediately. One key reason is that collaboration reveals blind spots— for example, when my project team reviewed case studies together, we caught errors I would have missed alone. Another important reason is that explaining concepts to peers reinforces retention; for instance, teaching vocabulary to classmates helped me remember definitions. In conclusion, I firmly believe that group study is more effective than studying solo.
(日本語訳)個人的には、メンバー同士が疑問点をすぐに解消できるため、グループで学習することは学習効果を高めると確信しています。主な理由の一つは、共同学習によって盲点が明らかになることです。例えば、私のプロジェクトチームがケーススタディを一緒に見直したとき、一人では気づけなかった誤りを発見できました。もう一つ重要な理由は、仲間に概念を説明することで記憶の定着が強化されることです。例えば、クラスメートに語彙を教えることで、その定義をよりよく覚えられました。結論として、一人で勉強するよりもグループ学習の方が効果的だと私は強く信じています。
Task 2(Integrated Task)の「型」|要点を対比して整理する
【出題形式】
Task2では、短い文章(リーディング)を読んだ後、関連する音声(リスニング)を聞き、その情報を組み合わせて説明します。
合わせて60秒ほどで回答します。
【回答の型】
- リーディング内容の
- 話者の主張表明
- 主張に対する理由が2つあることの提示
- 理由①の説明
- 理由②の説明
- 総合的な結論
【回答の型に合わせたフレーズ】
- The reading passage suggests that A(リーディングパッセージはAを示唆しています)
- However, the speaker counters that A(しかし、話者はAに反論しています)
- He/She provides two reasons for this viewpoint.(彼/彼女はこの見解に対して2つの理由を示しています)
- First, he/she explains that A(まず、彼/彼女はAと説明しています)
- Second, he/she notes that A(次に、彼/彼女はAと指摘しています)
- Therefore, he/she agrees/disagrees with the proposal.(したがって、彼/彼女はその提案に賛成/反対します)
【回答例】
The reading passage suggests that the university should extend library hours to support late-night study. However, the speaker counters that this extension is unnecessary. He provides two reasons for this viewpoint. First, he explains that student usage after midnight is minimal— for example, library logs show less than five visitors per night. Second, he notes that increased staffing costs would outweigh the limited benefit. Therefore, he disagrees with the proposal to operate 24/7.
(日本語訳)リーディングパッセージでは、大学は深夜の学習支援のために図書館の開館時間を延長すべきだと示唆されています。しかし、話者はその延長は不要だと反論しています。彼はこの見解に対して二つの理由を挙げています。まず、深夜以降の利用者数がごくわずかであると説明しています――例えば、図書館の利用記録によれば一晩あたり5人未満しか訪れません。次に、増員による人件費が限定的な利便性を上回ると指摘しています。したがって、彼は24時間365日運営という提案に反対しています。
Task 3(Integrated Task)の「型」|概念説明を正確にまとめる
【出題形式】
Task3では、まず短い解説文である概念の定義を読み、その後関連する講義音声を聞きます。両者の情報を整理して回答を行う形式です。
【回答の型】
- 定義・概念の提示
- 教授が例示して解説した旨
- 例①の要点
- 例②の要点
- 概念のまとめ
【回答の型に合わせたフレーズ】
- According to the reading, X is defined as A(読解文によると、XはAとして定義されています)
- The lecturer elaborates on this with two examples.(講師はこれを二つの例を使って詳しく説明しています)
- In the first example, A(最初の例では、Aです)
- In the second example, A(次の例では、Aです)
- Overall, these examples demonstrate A(全体として、これらの例はAを示しています)
【回答例】
According to the reading, reverse culture shock is defined as the disorientation one feels when returning home after living abroad. The lecturer elaborates on this with two examples. In the first example, a student who studied overseas struggled to reconnect with friends due to changed social norms. In the second example, a professional found local business practices unfamiliar after working abroad.
Overall, these examples demonstrate how reverse culture shock can disrupt emotional well-being and social adjustment.
(日本語訳)読解文によると、リバースカルチャーショックとは、海外での生活を終えて帰国した際に感じる戸惑いや違和感と定義されています。講師はこれを二つの事例を使って詳しく説明しました。最初の事例では、留学経験のある学生が、帰国後に変化した社会規範のために友人との付き合い方がわからず苦労したと述べています。二つ目の事例では、海外勤務から戻ったビジネスパーソンが、国内のビジネス慣習に違和感を覚えたことが紹介されました。これらの事例は、リバースカルチャーショックが情緒的な安定や社会適応を妨げることを示しています。
Task 4(Integrated Task)の「型」|専門的内容を簡潔に要約
【出題形式】
Task4では、学術的な講義を聞き、その主旨と具体事例をまとめて回答します。約60 秒で講義の要点を再構成します。
【回答の型】
- 講義の主題提示
- 2つの具体例が挙げられていること
- 例①の説明
- 例②の説明
- まとめとしての結論
【回答の型に合わせたフレーズ】
- The lecture addresses A(この講義はAについて扱っています)
- The speaker outlines two main points.(講師は2つの主要な点を概説しています)
- The first point is A(第一のポイントはAです)
- The second point is A(第二のポイントはAです)
- In conclusion, A(結論として、Aです)
【回答例】
The lecture addresses the urban heat island effect and its environmental consequences. The speaker outlines two main points.
The first point is that concrete and asphalt absorb more solar energy than natural surfaces, raising city temperatures.
The second point is that reduced vegetation limits cooling through evapotranspiration.
In conclusion, these factors combine to make urban areas significantly warmer than surrounding rural regions.
(日本語訳)この講義では「都市のヒートアイランド現象」とその環境への影響について扱っています。講師は二つの主要な点を示しています。第一のポイントは、コンクリートやアスファルトが自然の地表よりも多くの太陽エネルギーを吸収し、都市の気温を上昇させることです。第二のポイントは、植生の減少により蒸散(エバポトランスピレーション)による冷却効果が制限されることです。結論として、これらの要因が組み合わさることで、都市部は周辺の農村部よりも著しく高温になるのです。
スコアアップのカギはリスニング:シャドーイングで音声知覚を鍛える
上記でご紹介した回答の型や表現を知ることで、TOEFLスピーキングで何を話せば良いか思いつかない…。ということはかなり減るはずです。
とはいえ、型を攻略するだけではTOEFLスピーキングで高得点は狙えません。
TOEFLスピーキングで高得点を狙うにはリスニングが大切な理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
TOEFLスピーキングでリスニングが大切な理由
Task2~4ではリーディング情報だけではなく、リスニングの要点を瞬時に拾い出して統合する力が求められます。
しかし学術講義やキャンパスライフを想定した音声にはリエゾンや脱落音、速い話速が多用され、1カ所の聞き漏らしで全体の論理構成が崩れてしまうことも珍しくありません。
この結果、正しい要約ができず見当外れな回答になったり、時間配分を誤ったりしてスコアに大きく響きます。
また限られた回答時間内でノートテイキング→構成整理→発話を瞬時にこなす必要がある点も、リスニング精度がスコアを左右する要因です。
シャドーイングでTOEFLスピーキングを向上させる
TOEFLスピーキングのスコア向上には、リスニング力向上が欠かせません。
リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングです。シャドーイングとは、英語の音声を1~2語遅れで追いかけながら発話するトレーニング方法です。音と単語を瞬時に結びつけることで音声知覚が磨かれ、リスニング力が向上します。
Task2~4の聞き逃しを大幅に減らすことができ、得点アップにつながります。
さらに、声に出して繰り返す過程で発音・リズム・イントネーションが自然と身につくため、スピーキング力も同時に強化可能です。TOEFLスピーキングの評価基準の一つである「Delivery(発音・流暢さ)」において、明瞭かつスムーズな発話は高得点を狙う上で欠かせません。
例えば、模擬音声を繰り返すことでリエゾンや脱落音への対応力が向上し、Task 2~4の講義形式問題にも自信を持って臨めるようになります。
TOEFLスピーキングのトレーニングにシャドーイングを取り入れることで、問われている内容を理解する力も、考えていることを発話する力も身につきます。
スピーキングにもリスニングにも余裕が生まれるため、型の穴埋めに集中できるようになり、「TOEFLで何を話せばよいか思いつかない」という状態がなくなるのです。
まとめ|「型+シャドテン」で「TOEFLスピーキングで思いつかない」をゼロにしよう
TOEFLスピーキングは、各Taskの回答の型とそれに合ったフレーズを覚えることで各段に取り組みやすくなります。しかしそれらのテクニックを使えるのも、何を問われているのか理解するリスニング力があるからこそです。
前述の通り、シャドーイングを用いリスニング力と発話力を向上させることが、「TOEFLスピーキングで何を話せば良いか思いつかない」という状態を脱するための鍵と言えるでしょう。
シャドーイングにおすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンには以下のような特徴があり、TOEFLのスピーキングに役立つ発話力やリスニング力を効率的に向上させることができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロの添削で確実に上達
英語特有の音声変化を中心に、プロが毎日添削します。良かった点と改善点を的確に指摘してもらえ、効率的に学習を進めることが可能。音声知覚が向上しリスニング力アップにつながるのはもちろん、TOEFLの評価基準である「Delivery(発音・流暢さ)」で評価がとりやすくなるのもポイントです。
◆豊富な教材と便利な機能
4つのアクセントに対応し、1000以上の教材を収録しています。TOEFL頻出の社会問題や教育問題といったテーマの教材も多く、シャドテンでトレーニングをすることでTOEFL頻出のテーマに慣れることができます。
◆使いやすいアプリ設計
シャドーイングをストレスなく行えるようにリピート再生や部分再生、スクリプトの切り替え表示など便利な機能を備えています。またシャドーイングから課題提出までアプリ1つで完結するため、忙しい社会人にとっても取り組みやすいです。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

シャドテンオリジナルWeb book『究極のリスニング学習法』をプレゼント!!
全5問のアンケートに答えるだけで無料でGETできるので、ぜひ友だち追加してみてくださいね。
- 最新のリスニングTips
- リスニング診断
- 限定セミナー情報
など、リスニング力を上げたいあなたにピッタリなお役立ち情報を配信中です。