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shouldとhave toの違いを完全攻略!義務表現を使い分けよう

「should と have toの違いがあいまいで、毎回メールを書くたびに検索する」——そんな経験はありませんか。

義務表現はビジネス英語の土台ですが、ニュアンスの差を誤ると「強制的」「上から目線」と受け取られかねません。

この記事を読めば

  • shouldとhave toの違い
  • shouldとhave toのシーン別使い分けのポイント
  • 文法力を実践的な英語力につなげる方法

などがわかりますよ。

自信をもってビジネスシーンで義務表現を使い分けたい方や、文法学習を実践的な英語力へつなげていきたい方は、ぜひご一読ください。

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目次

shouldとhave toの違いをわかりやすく解説

中学校で学ぶ英文法「shouldとhave to」。

どちらも「義務」を表す表現として学ぶことが多く、その違いを学校で深く掘り下げることはまずありません。しかし両者には大きな違いがあり、間違って使ってしまうと相手に間違ったニュアンスで伝わってしまうこともあります。

まずはshouldとhave toの違いをわかりやすく解説します。

義務の強さとニュアンスを一目で比較

shouldとhave toのもっとも大きな違いは「義務の強さ」です。それぞれの義務の強さやニュアンスを、同じく義務を表す「must/have got to」と合わせて解説します。

◆should:
相手への配慮を残しつつ提案・助言を示す柔らかい義務。聞き手に最終判断を委ねるニュアンスがあり、拒否された場合でも角が立ちにくい。

例:You should back up the data before noon so we can avoid any loss.
(損失を避けるため、正午までにデータをバックアップしておいたほうがいいですよ。)

◆have to:
外部要因(会社規定・法令・締切)による“避けられない”義務。守らなければペナルティや業務支障が発生するイメージ。

例:We have to submit the tax forms by Friday or we’ll incur a late fee.
(金曜日までに税務書類を提出しなければ、延滞料金が発生してしまいます。)

◆must:
話し手自身が課す、最上位クラスの強い義務・命令。「絶対に遵守」の色合いが濃く、社内通達・緊急案内で使用される。

例:Employees must wear safety helmets at all times in the factory.
(工場内では従業員は常に安全ヘルメットを着用しなければなりません。)

◆have got to:
口語で have to よりやや強く、感情の高まりを伴うことが多い。くだけた会話で「どうしても~しなきゃ」のニュアンス。

例:I’ve got to finish this slide deck before the flight!
(フライト前にこのスライド資料をどうしても仕上げなきゃ!)

上記をまとめると、以下のようになります。

  • 柔らかさ:should < have to < must
  • 起源:have to=外部要因/must=話し手要因
  • 口語度:have got to はカジュアル寄り。ビジネス文書では避けるのが無難。

使い分けフローチャート:迷ったときの3ステップ判断

使い方に迷ったときは以下の3つを基準にすると、自分の伝えたいニュアンスの助動詞を選ぶことができます。

1.義務の根拠を特定

外的ルール(就業規則・法律・納期):→ have to
自発的提案(改善案・助言):→ should

曖昧な場合は“誰が決めた義務か”を自問すると区別しやすい。

2.相手との関係性を確認

目上・取引先・初対面:柔らかい should で印象を損なわない
部下・社内告知:状況次第で have to/must に格上げ

“強い言い切り”が必要かどうかを判断軸にする。

3.結果の重大さを評価

期限遅延=損失・法令違反:must/have to
多少の遅れでも調整可:should

最後は「守らなかった場合の損害」を想像すると誤用を防げる。

例えば定例報告で改善案を提案するならshouldを使い、We should shorten the approval flow.が適切です。一方、納税申告の締切など、必ず守らなければいけない締め切りなどを伝える場合にはAll subsidiaries have to file by March 31.が適しています。

時制・疑問形・否定形の変化と例文(should I have to?/shouldn’t have to など)

時制や疑問形・否定形などは、以下のように変化します。ビジネスシーンでは「不要義務」と「禁止」を混同するとトラブルの元になるもの。

メールを送る前に必ず確認し、意図通りのトーンになっているかをチェックしましょう。

例文ニュアンス/用途
過去義務You had to work late yesterday.避けられなかった義務を事実として述べる
未来義務You will have to submit by Friday.予定・条件付きの義務を明示
疑問形Should I have to attend the workshop in person?❝対面参加は本当に必須ですか?❞と丁寧に確認
否定(不要)You don’t have to join the call.「参加する必要はない」― 不要義務を伝える
否定(本来不要)Customers shouldn’t have to repeat the same info.「本来なら繰り返させるべきではない」― 仕組み改善の暗示

特に気を付けたいのが否定形です。mustn’t は「禁止」であり don’t have to(不要)とは意味が真逆であることに注意しましょう。

またshould have + 過去分詞 は「〜すべきだったのに」の後悔用法で、未来義務とは別物である点も注意が必要です。

shouldとhave to:ビジネスシーン別の使い分けガイド

同じ義務表現でも、シーンや目的が変わると最適な語が変わります。

ここではメール・会議・文書の3場面を例に、具体的な使い分けガイドを解説します。

メール・社内チャットでの推奨表現とNG例

ビジネスメールは「記録に残る=エビデンスになる」ため、トーンが強過ぎれば責任追及、弱過ぎれば指示不足と受け取られがちです。

相手に行動を促す場面では should が最もバランス良く、「推奨+説明」のセットにすると納得感も高まります。

例:You should attach the updated file for clarity; otherwise the reviewer may overlook the changes.
(変更点をはっきり示すため、更新済みファイルを添付したほうがいいですよ。そうしないと、レビュアーが変更を見落とす恐れがあります。)

一方、チャットは雑談と業務連絡が混在するため口語寄りな場合が多いもの。

「〜しなきゃ」のニュアンスなら need to や gotta が自然ですが、上司や外部パートナーが混在するオープンチャンネルでは カジュアルすぎる表現がログに残るリスクもあります。

状況に応じて「DMでリマインド+正式メールでフォローアップ」の二段構えを意識するとトラブルを防げます。

会議&プレゼンでの口頭使用頻度とトーン調整

口頭発表では、聞き手に“巻き込み感”を与えることが成功の鍵です。

提案段階でいきなりhave toやmustを多用すると「決めつけられた」と反発を招きやすいので、まずは should/could で選択肢を示し、質疑応答で賛同が得られたら have to へ格上げする二段階構成が理想です。

【ステップ例】

提案時:We should consider automating this step to reduce errors.
(エラーを減らすため、この工程の自動化を検討したほうがよいでしょう。)

合意後: Given the deadline, we have to finalize the vendor selection by next Tuesday.
(締め切りを踏まえると、来週の火曜日までにベンダーを確定しなければなりません。)

また英語のイントネーションでは “have to” の /hæftə/ が語尾を下げて断定的に響く一方、“should” は語尾上げで柔らかく聞こえることが多い点も覚えておくと説得力が増します。

プレゼン練習時に録音して、提案→合意→決裁 の各フェーズで語調が自然に切り替わっているか確認しましょう。

法律・社内規則文書で避けたい曖昧表現

契約書や就業規則は「誰が読んでも同じ解釈になる」ことが絶対条件です。そのため should/may は可能性・選択を示す助動詞として扱われ、義務ではなく「努力義務」「任意」を意味します。

誤って should を使うと、訴訟時に“必須ではなかった”と解釈されるリスクが生じます。

国際規格(ISO/IEC Directives Part 2)でも、

  • shall = 強制(義務)
  • should = 推奨(努力義務)
  • may = 許可(選択肢)
  • can =可能性・能力の表現(物理的・論理的に可能)

と明確に定義されています。

また ISO では must/must not を義務表現としては原則使わず、外部法令を指す場合などに限定すると定義されている点も留意しておきましょう。

【改善例】

改善前: Employees should submit monthly reports by the 5th business day.
(従業員は5営業日までに月次報告書を提出するべきである。)

改善後: Employees shall submit monthly reports by the fifth business day of each month.
(従業員は各月の第5営業日までに月次報告書を提出しなければならない。)

日本語訳時も「〜べきである」ではなく「〜しなければならない」と述語を統一し、罰則や責任条項とセットで記載することでコンプライアンス面の不備を防ぎましょう。

shouldn’t have to/mustn’t/don’t have toの違いを整理

英語では「義務が“ない”こと」と「“してはいけない”こと」が似た形で表現されるため、混同すると重大な誤解を招きます。

以下の3表現はニュアンスの強さも論理も別物だと整理しておきましょう。

表現コアイメージ典型的な使用場面例文日本語訳
don’t have to不要義務 ― やる必要がないルール上の自由・省力化アナウンスYou don’t have to stay after 6 p.m.18時以降は残らなくてかまいません。
shouldn’t have to本来不要のはず ― 現状への不満・改善提言顧客体験/業務効率の問題提起Customers shouldn’t have to repeat their address twice.顧客が住所を二度入力する羽目になるのはおかしい。
mustn’t厳格な禁止 ― 法規・安全規定危険行為・コンプライアンス違反の明示Staff mustn’t disclose personal data to third parties.個人情報を第三者に開示してはならない。

つまりdon’t have to は「禁止」ではなく「任意」であり、You don’t have to attend と You mustn’t attend は真逆であることに注意しましょう。

またshouldn’t have to には「理想はこうあるべきだが現状はそうではない」という含みがあるため、提案・苦情・声明で用いられるのもポイントです。

さらにmustn’t は場面を選ぶ強い語調であり、社内メールでも使用前に「本当に使用に適した場面か」を再確認するのが安全です。

文法力を“使える英語”に変えるにはリスニング強化が必須

上記の使い分けフローチャートなどをしっかりとおさえることで、適切にshouldとhave toを使い分けることができるようになります。一方、英文法を学ぶだけでは実際に使える英語にはなっていきません。

英文法の力を、使える英語力に変えるには「リスニング力の強化」が必須です。英語力の土台作りに、文法力とリスニング力が必要不可欠な理由を解説します。

相手の発話が聞き取れなければ一方通行になる理由

英会話の本質は

  • 相手の発話を正確に聞き取り
  • 意味を把握し
  • 適切に応答する

という循環プロセスにあります。

しかし最初の“聞き取り”が曖昧だと、どれほど高度な文法や語彙を備えていても、それらの出番はありません。音が拾えず推測で補うと論点がずれ、相づちで流すしかなくなるため対話は実質ストップしてしまうもの。

さらに誤情報の修正に脳内リソースを奪われ、英文を構築する余裕もなくなってしまいます。

つまり正しい英文を組み立て適切に反応するには、まず耳を鍛え“正確に受信する基盤”を築くことが不可欠なのです。

シャドーイングが文法定着を加速させるメカニズム

シャドーイングとは、耳で聞いた英語を1~2語遅れでまるごと真似して声に出すトレーニングです。音と単語を結びつける力「音声知覚」を飛躍的に高めるだけでなく、文法の定着にも副次的に大きく貢献します。

ポイントは「聞く・理解する・話す」をほぼ同時に行う点にあります。

例えばYou should back up the data.という音声を追いかけるとき、脳内では次の流れが高速で回ります。

  • 音声をキャッチ – /ʃəd/ と弱く発音される should を耳がとらえる
  • 意味を即座にリンク – 「~すべき」という助言の文だと判断
  • そのまま発話 – 自分の口でも /ʃəd/ と再現しながら文を最後まで言う

この「聞く・理解する・話す」を繰り返すことで、教科書で覚えた文法がリスニング・スピーキングの両方に連動し、「考えなくても口から出る」状態になります。

つまりシャドーイングは、文法知識を“使える英語”へ変換する最適なルートなのです。

まとめ|英文法学習×リスニング力強化で使える英語力を身につける

shouldとhave toを起点に義務表現を整理すると、ニュアンスの迷いが減り英文メールも会議発言もスムーズになります。

しかし実務でその文法知識を活かすには、相手の英語を正確に聞き取り即応できるリスニング力が不可欠です。文法と音声知覚(リスニング力)の両方を鍛え、ビジネス現場で“伝わる英語”を目指しましょう。

リスニング力向上、および文法定着におすすめなのが、上記でもご紹介したシャドーイングです。

特にシャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」なら、以下のような特徴があり、より効果的にリスニング力向上・使える英文法力が身につけられます。

【シャドテンの特徴】

◆プロによる毎日添削でニュアンスを体得
普通は気付きづらい微妙な音声変化も、シャドテンならプロが毎日細かく添削してくれるため、正確に捉えることができるようになります。良かった点と改善点をフィードバックしてくれるので、文法知識が“聞ける・話せる”スキルへ最速で変わります。

◆4アクセント×1000教材で自分のレベルに合った学習が可能
豊富な教材から選べるので、自分のニーズに合った教材で学習を進めることができます。適したレベルの教材で学習を行えるため挫折も少なく、効率的に学習を行えます。

◆便利な機能
AB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替えなど、便利な機能が充実しており、ストレスなくシャドーイングに取り組めます。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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