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音読は英語力向上に効果ない!?伸びない理由や正しいやり方について解説

英語 音読 効果ない

英語の音読を続けてもなかなか英語力が上がらずに、音読って効果がないのかな、と思ったことはありませんか。

使う時間に対して効果はわかりにくいし、続けるのがしんどくなって中断した経験がある人もいるのではないでしょうか。

音読は英語力向上には非常に効果的な勉強法で、正しい方法で継続すれば英語の4技能すべての向上にとても役立ちます。

そこでこの記事では

  • 音読が具体的にどういった効果があるのか?
  • 音読の効果的なやり方とは?
  • 音読を続けても英語力が伸びない理由を知りたい

こんな疑問をすっきりと解決します。

大人になってから英語の勉強を始めた人でも、無理なく効果的に進められるような内容がたくさん。

ぜひ最後まで読んで、英語力向上につなげましょう。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

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目次

英語を音読することで得られる効果

音読とは文字通り、声に出して読むことです。やり方は簡単ですが、英語を音読することで得られる効果はたくさんあります。

リーディングだけでなく英語の4技能すべての向上に関わる音読の効果を、まずは簡単に説明しますね。

リーディング力の向上

音読はリーディング力の向上に非常に効果的です。

これはまず第一に、音読をすることによって英語を英語の語順で理解できるようになるため。

どういうことかというと、例えば黙読(声を出さずに読むこと)をしていると、無意識に返り読み(英文に一度最後まで目を通してから初めに戻って訳していく読み方)をしてしまっている場合があります。

音読では見た英語を声に出して前から順に読んでいくため、無意識に返り読みをすることができず、結果英語の語順で理解することを促します。

また音読をすることで、文字を音に変換する速度が速くなるという効果も。

リーディングをする際は、たとえ黙読であっても文字を脳内で音に変換し、それを元に意味理解をしています。この速度が速くなれば、リーディングのスピードもどんどん上がっていきます。

継続的な音読で、リーディング力を向上させましょう。

リスニング力の向上

音読をすることはリスニング力の向上に役立ちます。

そこでまず、リスニングする際のメカニズムを紹介しますね。

  • 音声知覚(英語の音情報を「単語・フレーズ」として認識する能力)
  • 意味理解(聞き取った英語の意味を理解する能力)
  • 知識データーベース(単語の音や意味、文法データ、例文データ)

この3つの能力が必要になります。

正しく音読を行えば、上の3つのうち特に意味理解の向上につながります。また、英語の音を「単語・フレーズ」として認識できるようになる上に、そのスピードもどんどん速くなります。

ただし、意味を意識しない状態で文字を読み上げているだけだと、文字と音と意味が結びつかないため意味理解力は向上しません。

正しい方法で音読を続けることが重要です。

ライティング・スピーキング力の向上

音読を続けることで、副次的にライティングやスピーキング力の向上も期待できます。

なぜなら音読の練習を重ねるごとに、自然な言い回しや表現、流れにたくさん触れることができるからです。

そうすることで語彙力や表現力が増大し、より豊かな表現が可能になります。文章の構造や文法についてもより理解を深めることができるので、英作文でも役立ちますね。

また音読を通して、より自然な英語のリズムやイントネーションを身に付けることができます。これにより、スピーキングの流暢さが向上し、自信を持って会話することができるようになります。

音読で正確な発音やリズムを身に付けて、英語でのコミュニケーションに役立てましょう。

英語音読が効果ない・伸びないと感じる理由とは?

これまでに音読に挑戦したことはあるけど、効果がないと感じた人もいるのではないでしょうか。

なかなか英語力が伸びない原因は、音読のやり方にあるのかもしれません。ここでは音読を続けていても、効果を感じない理由を紹介します。

  • 音声を聞いていない
  • ただ文字を声に出しているだけ
  • 学習の頻度が低い
  • わからない箇所を放置している

心当たりがあるようなら、ちょっと意識してやり方を変えて音読をしてみましょう。

音声を聞いていない

音読と言えば、声に出して英文を読むことです。だからといって、音声を聞かずに音読をしていませんか。

音声を聞かないままだと、単語の発音やイントネーションなど勘違いをしたまま何度も音読をしてしまう可能性が高まります。

これでは間違ったままの音が定着してしまいますよね。

さらにその自己流の発音のままでは、リスニングの際にわからないことになって、矯正するにはとても時間がかかってしまいます。

せっかく時間をかけて音読の練習をしたのに、とてももったいないですね。発音や読み方に自信があっても、必ず音声を聞いて音読するようにしてください。

ただ文字を声に出しているだけ

機械的にただ文字を声に出しているだけの状態になっていると、いつまでたっても文字と意味と音が結びつきません。

また意味を理解しようともしていないと、音読の「返り読みをしなくなる」というメリットをまったく受けることができません。

英文を音読するときは、文章の最初からその語順のまま意味を理解できるように、しっかりと意識しながら行うことが大切です。

ぼんやりと文字を声に出しているだけの状態にはならないように、十分注意しましょう。

学習の頻度が低い

学習の頻度が低いと、英語音読の効果を感じにくくなります。

いくつか理由を紹介します。

  • 英語音読が習慣化されず脳への定着が弱まる
  • 練習の効果を感じるまでの時間が長くなる
  • モチベーションの低下につながる

英語音読では発音やリズムの改善など、効果を実感するまでにはある一定の時間がかかりますが、低い学習頻度ではその成果はなかなか現れません。

そのことによって学習意欲が下がり、続けることが難しくなります。

英語音読を継続するためには、定期的な学習スケジュールを設定しながら毎日少しずつでも練習することが重要です。

わからない箇所を放置している

英語音読が効果がない、または上達が感じられない理由として、わからない箇所を放置していることがあります。

理解できない部分がある場合は、そこを無視して音読を続けると、その部分の理解や発音の修正ができないため効果が出にくくなります。

理解できない部分があった場合は、辞書で調べたりして理解を深め、正しい発音を身につけ音読を続けることが大切です。

小さい箇所でもわからないまま放置してしまうと、ずっとそのままになってしまいます。

積極的に調べる習慣を付けて、英語の理解力やスキル向上に役立てましょう。

英語音読の正しいやり方

前述した通り、ただ機械的に英語を読むだけではなかなか英語力は上達しません。

音読の効果を感じるためにはしっかりと正しいやり方で音読を継続することが重要となります。

難しいテクニックなどは何もないので、ここで紹介する方法で実践してみましょう。

①まずは音声のみを聞いてみる

音読を始めるときには、まず音声のみを聞いてみましょう。全体の内容をざっくりと把握してください。はじめに音声のみを聞いておくことで、自然な英語のリズムや発音に慣れることができます。

もしこの音声のみを聞く段階で、内容がすべてわかってしまう場合はその教材は簡単すぎるので、もう少し内容が難しい教材を選んで、負荷を上げましょう。

反対に音声を聞いてみても、何を言っているのかさっぱりわからない場合はその教材は難しすぎるので、内容がより簡単なものに変更することをおすすめします。

②本を見ながら聞く

音声を聞いてみたら、次に本を見ながら聞いてみましょう。

スクリプト(原稿)を見ながら実施することで、音と単語を結びつけることができます。

ここで注意してほしいポイントがいくつかあります。

  • わからない箇所には印をつける
  • イントネーション、アクセント、区切る場所なども意識する

ただスクリプトを見ながら聞くだけではなく、しっかりと意識しながら聞きましょう。

自分のわからなかった部分や知らなかった単語、リズムなども、後から本を見ただけでもわかるように印を付けておくことが重要です。

③わからない箇所を調べる

英語の音読に効果がないと感じる理由のところでも書きましたが、わからない箇所は必ず調べる習慣を付けましょう。

その単語の意味だけでなく、音もしっかりと調べて、文字と意味と音が結びつくようにしておいてください。

いちいち調べることは、初めは面倒に感じるかもしれませんが、その少しの手間が後々大きな差となって表れます。効果的に音読を進めるためにも、調べることは必須です。

④内容を意識しながら音読する

音読をするときに、ただ文字を追って口から音を出しているだけの状態になっていませんか?

音読の内容は、常に意識しながら行うことがとても重要です。ぼんやりとただ声に出しているだけだと、音と文字と意味が結びつかずに音読の効果が得られません。

せっかく時間をかけて音読を続けていても、これではもったいないですよね。

さらには内容を意識するだけでなく、音も音声にできるだけ忠実に発話するように意識できればリスニング力アップに貢献します。

いろんなことに意識を向けながら音読するようにしてください。

どれくらいで音読の効果を感じ始める?

音読のトレーニングを続けていて気になるのは、どのくらいで効果を感じ始めるかですよね。これは本当に人によりますが、毎日実施していれば大体1ヶ月程度で少しずつ変化を感じます。

音読を始めてすぐに英語力向上を実感できるわけではないので、変化を感じられない期間でもコツコツと音読を継続しましょう。

ただしこの1ヶ月というのはもちろん、正しいやり方を意識しながら音読を継続した場合です。

やり方が間違っていれば英語力の向上は少ないし、効果を感じるまでにもっと時間がかかってしまいます。

効果を感じやすくするために意識するべきこととは?

最後に音読の効果を感じやすくするために意識するべきことの紹介です。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてシャドテン事業にも従事。
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この記事を書いた人

カナダ在住。渡加以前はPROGRITのコンサルタントとして100人以上の英語力向上に尽力。
IELTS7.5/Versant73/TOEIC965 を保持。

コンサルタントとしてのクライアントの実績抜粋
IELTS 5.5 → IELTS 6.5 (3ヶ月)
IELTS 6.5 → IELTS 7.5 (3ヶ月)
Versant 45 → Versant 55 (3ヶ月)
Versant 40→ Versant 60 (6ヶ月)

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