「仕事では英語会議もこなせるのに、IELTSスピーキングだけ伸びない……」——そんな壁に当たっていませんか。
結論から言うと、IELTSスピーキングは“頻出フレーズ”をおさえるだけで、バンドスコアはぐっと安定します。
この記事を読めば
- IELTSスピーキングで頻出フレーズを覚える重要性
- パート別IELTSスピーキングで頻出のフレーズ
- リスニング力とIELTSスピーキングの関係
などがわかりますよ。
IELTSスピーキングのスコアが伸び悩んでいる方、自信を持ってIELTSスピーキングに取り組みたい方は、ぜひご一読ください。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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IELTSスピーキング|なぜ頻出フレーズを覚えることが重要なのか
同じ内容でも「頻出フレーズ」を用い、型に沿って答えるだけで語彙・文法・流暢さの3要素が自動的に底上げされます。
まずはIELTSスピーキング攻略のカギが、頻出フレーズである理由を解説します。
IELTSの採点基準と表現力の関係
IELTSスピーキングの評価は
- 流暢さと一貫性 Fluency & Coherence
- 語彙 Lexical Resource
- 文法 Grammatical Range & Accuracy
- 発音 Pronunciation
の4軸で決まります。
4つは独立しているようで、実際には密接につながっています。例えば流暢さが欠けると、語彙や文法が存在していても“使いこなせていない”と判断され減点対象になりがちです。
ここで鍵になるのが「頻出フレーズの事前ストック」です。あらかじめ導入・要点提示・結論をテンプレ化しておけば、
- 質問の意図を聞き取った瞬間に“型”へ当てはめられる
- 語彙と文法がセットで再生されるため、選択ミスや文構造の崩壊を防げる
- 思考と発話の間に沈黙が生まれず、流暢さをキープできる
——結果として評価の軸である4つの観点に良い影響が。
特に質問パターンが固定されているPart 1と掘り下げが続くPart 3では、頻出フレーズを組み合わせるだけで バンド7+が射程圏内に入るのです。
フレーズ習得で得られるメリット
メリット | 具体的な効果 | スコアへの影響 |
---|---|---|
思考時間を回答構成に回せる | 考えるべきは“内容”だけになるため、メッセージが論理的に整理される | Fluency & Coherence が安定 |
語彙のバリエーションが増える | 同じ単語の連呼を避け、話題ごとに適切な言い換えができる | Lexical Resource が向上 |
文法エラーを事前に排除できる | 正しい構文で定型化して覚えるため、瞬発的な文法ミスを防止 | Grammatical Range & Accuracy が底上げ |
言い換え・つなぎ表現で流暢さを演出 | “In other words”“That said” などでテンポを保ち、間を自然に埋められる | Fluency と Pronunciation の両面を強化 |
頻出フレーズは単なる「便利な言い回し」ではなく、4観点を同時にブーストする「マルチツール」と言っても過言ではありません。
器(=評価基準クリアの型)が整うと、内容が多少粗削りでも大崩れしません。同程度の英語力でも1バンド、場合によっては2バンドの差がつく理由はここにあります。
IELTSスピーキングパート別頻出フレーズ一覧
ここでは各パートで最低限覚えたい表現と使い方のコツを紹介します。
Part 1:自己紹介・面接の基本フレーズ
【パート概要】
所要時間4〜5分。
試験官から “Where are you from?” “What do you do?” など身近な質問がテンポよく10〜12問出されます。答えは1〜2文が目安です。
聞かれたことにダイレクトに反応し、余計な脱線を避けるのが高得点の鍵です。
フレーズ | 具体例 | ポイント |
---|---|---|
“I’m currently working as + 職種.”「私は現在、〇〇として働いています。」 | “I’m currently working as a marketing analyst.” | 仕事を即提示でき、後続質問「Why did you choose that job?」にも自然に接続 |
“What I find most rewarding is + 活動.”「私が最もやりがいを感じるのは〇〇です。」 | “What I find most rewarding is mentoring new hires.” | 趣味・価値観を一文で示し、深掘り質問の伏線を張れる |
“To be honest, I’m not really into + 話題.”「正直なところ、私はあまり〇〇には興味がありません。」 | “To be honest, I’m not really into horror movies.” | 否定回答を柔らかく表現し、代わりの興味へと話題を誘導 |
“Recently, I’ve been keen on + 活動.”「最近、私は〇〇に夢中です。」 | “Recently, I’ve been keen on trail running.” | “現在進行形”で語ると流暢さと語彙の両方が強化 |
“If I had more time, I’d love to + 願望.”「もっと時間があれば、ぜひ〇〇したいです。」 | “If I had more time, I’d love to learn Spanish.” | 仮定法を用い文法バリエーションを示す |
【使い方のコツ】
1文目で結論、2文目で理由や具体例という 「一言+詳細」を徹底すると、採点基準の Fluency & Coherenceを自然に満たせます。
Part 2:ロングターンの導入・展開・結論フレーズ
【パート概要】
タスクカードを渡され、60秒準備をしたあと1〜2分発話します。話題は「思い出の旅行」「尊敬する人物」などです。
時間内に起承転結を作り、メモを見ながらでもアイコンタクトを忘れないことが重要です。
ステージ | 汎用フレーズ | 使い方のポイント |
---|---|---|
導入 | “I’d like to talk about …” | カードの題名をそのまま言い換え、出だしの緊張を最小化 |
展開① 背景 | “It happened back in …” | 時期を示し時系列を明確化 |
展開② ハイライト | “One memorable occasion was when …” | 具体的エピソードへズームイン |
展開③ 感情 | “I felt absolutely + 形容詞.” | 感情語を加えると語彙評価アップ |
結論 | “In short, that experience taught me …” | まとめと学びをセットで示し、話を美しく締める |
【使い方のコツ】
準備中に「背景→出来事→学び」を思い浮かべます。
思い浮かべた内容を、上記5つの汎用フレーズおよび型にあてはめて話すと、自然と起承転結のある論理的な文章になります。
Part 3:ディスカッションの高度表現
【パート概要】
Part 2 のテーマを受けて、より抽象的・社会的な質問が4〜5分続きます。論理展開と語彙の幅が評価の柱です。
試験官は掘り下げ質問を重ねるため、即興でアイデアを拡張するスキルが必須です。
機能 | 汎用フレーズ | 説明 |
---|---|---|
意見提示 | “From my perspective, the key issue is …” | “I think” よりフォーマルで説得力を付与 |
比較 | “In contrast to the past, nowadays …” | 社会変化を述べる時に重宝。Nowadays を入れると時間軸が明確 |
譲歩 | “While it’s true that …, I still believe …” | 相手の立場を認めつつ自説を強調、論理性アップ |
例示 | “For instance, consider the case of …” | 抽象論を具体化し、Coherence を高める |
要約 | “Overall, the benefits clearly outweigh the drawbacks.” | 長い回答を一文で締め、流暢さを維持 |
【使い方のコツ】
主張 →理由→例→要約の順で文章を構成します。特に「例」を入れるのは有効で、For exampleでスピーチ時間を調整しつつ、話に厚みを出すことができます。
IELTSスピーキング高得点を狙う表現テクニック
上記頻出フレーズを覚え、その使い方を理解することで、IELTSスピーキングは格段に取り組みやすくなるもの。
さらに高得点を狙いたい人は、以下の表現テクニックも合わせておさえておきましょう。
意見表明に使える構文パターン
意見を示すときは 「結論→理由」を徹底すると論理展開がブレません。
以下のパターンをストックし、話題ごとに差し替えて使い回しましょう。
構文パターン | 例文 | ポイント |
---|---|---|
“The main reason I hold this view is that + 理由.” | “The main reason I hold this view is that remote work boosts productivity.” | 最初に「最大の理由」を提示すると、後続の詳細が聞き手に入りやすい。 |
“I strongly advocate + 主張 because + 根拠.” | “I strongly advocate flexible hours because they promote work–life balance.” | advocate でフォーマルかつ積極的な姿勢を示せる。 |
“Personally, I believe + 主張 for two key reasons.” | “Personally, I believe online learning will grow for two key reasons.” | Personally で主観と客観を切り分けつつ、構造を先に宣言。 |
“My stance is largely based on + 根拠.” | “My stance is largely based on the latest environmental data.” | largely を入れると柔軟性が生まれ、反論にも対応しやすい。 |
“結論を先に” を徹底することで 試験官が論点を即時把握しやすくなり、一貫性がアップします。
さらに決まり文句を丸ごと暗記することで 理由付けに集中でき、流暢さを保ったまま深掘り質問へ移行できるのもポイントです。
理由・例示のテンプレート
原因・例・結果を ワンセットの意味ブロック として覚えておくと、どんな話題でも骨格を崩さずに済みます。
機能 | テンプレート | 例文 |
---|---|---|
理由 | “This is mainly due to the fact that + 理由.” | “This is mainly due to the fact that public transport is limited in rural areas.” |
例示 | “For instance, take the case of + 具体例.” | “For instance, take the case of Japan’s aging population.” |
結果 | “As a consequence, + 結果.” | “As a consequence, healthcare costs are expected to rise.” |
追加理由 | “Another contributing factor is + 理由.” | “Another contributing factor is the rapid pace of urbanisation.” |
対比 | “Conversely, + 対照例.” | “Conversely, cities benefit from dense transport networks.” |
言い換え・つなぎ表現で流暢さを演出
沈黙を恐れて早口になると、発音・イントネーションが崩れがちです。“間を管理する表現” を仕込むと呼吸が整い、流暢さと自信の両方を演出できます。
目的 | フレーズ | 使用シーン |
---|---|---|
言い換え | “In other words,” / “To put it simply,” | 専門語や長い説明を噛み砕くとき |
要約 | “So, to sum up,” | 話が長くなった後の仕切り直し |
間つなぎ | “That being said,” / “Let me think for a second.” | 質問の意図を整理しつつ時間を確保 |
補足 | “What I mean is,” | 誤解を避けながら追加説明 |
転換 | “Meanwhile,” / “On the other hand,” | 新しい視点や対比を導入 |
“リスニング力”がIELTSスピーキングを左右する理由
ここまでIELTSスピーキングに役立つフレーズや、その使い方を解説してきました。しかしそれらをすべておさえても、IELTSスピーキングが攻略できるわけではありません。
IELTSスピーキング攻略には、「リスニング力」が必要不可欠な理由を解説します。
問題文を正しく把握する重要性
IELTSスピーキングでは、試験官の質問が “What kinds of environmental challenges do urban planners face nowadays?” のように抽象度の高い単語やパラフレーズを含んでいることも多いです。
問いそのものを聞き漏らすと、ビル建設の話が求められているのにリサイクルの話を延々と語る――といった論点ずれが起こり、Coherence(論理的一貫性)の項目で大きく減点されます。
逆に、質問のキーワードを瞬時にキャッチできれば「導入→理由→例」の黄金パターンを迷わず展開でき、回答の骨格が自動的に整うもの。
つまりリスニングは “フレーズ選択のスタートライン” であり、ちゃんと聞き取れないとせっかく覚えたフレーズもあまり効果を発揮しないのです。
だからこそ日常的に「聞きながら要点を10秒で要約する」訓練を積み、質問文を一発で把握できる耳を育てることが、高得点の前提条件となります。
リスニング不足がスピーキングを阻むメカニズム
リスニングが弱いとスピーキングも伸び悩む理由は、聞き取りのプロセスが連鎖的に詰まるからです。
具体的には次の三段階で悪影響が広がります。
- 音声知覚の欠落
単語の連結や弱形を聞き取れないと、“音”を単語やフレーズとして捉えられず、意味処理に進めません。例えばshould’ve”が“シュドブ”としか聞こえない状態では、その後の文脈を推測する余裕も消えてしまいます。 - ワーキングメモリの圧迫
聞き逃しを補おうとリプレイを試みるうちに、脳内の作業領域が質疑応答ではなく「聞き取り作業」で埋まってしまいます。その結果、言語生成に割けるリソースが減少し、文法ミスや語彙の空振りが増加するのです。 - 応答遅延と流暢さ低下
キーワードを再構築する時間がかさみ、沈黙や “Sorry, could you repeat that?” を頻発することになってしまいます。採点官は“流暢さ”を即座に減点し、全体の印象もマイナス方向へ傾きます。
このように “聞けない→考えがまとまらない→話せない”という悪循環になってしまうため、リスニング強化なくしてスピーキング向上はあり得ません。
つまりリスニング学習はスピーキングに大きく関わる、IELTS対策全体を支えるインフラなのです。
まとめ:頻出フレーズ+シャドテンでIELTSスピーキング攻略
頻出フレーズをおさえ、その使い方を理解することで、IELTSスピーキングはかなり取り組みやすくなるものです。一方で学んだフレーズを適切に使うには、質問をしっかりと理解するリスニング力が必要です。
リスニング力向上におすすめなのが、音声知覚向上に大きな効果を発揮する「シャドーイング」です。
シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」には以下のような特徴があり、IELTSスピーキングのスコアを短期間で向上させることができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロの添削で確実に上達
英語特有の音声変化を中心に、プロが毎日添削します。良かった点と改善点を的確にフィードバックしてくれるので、効果的に発音やリズムを修正可能で独学よりも早くスピーキング力が向上します。
◆豊富な教材と便利な機能
4つのアクセントに対応し、1000以上の教材を収録。AB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替えなど、便利な機能も充実しています。
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学習中の疑問や不安は、LINEで質問が可能。丁寧に対応してくれるので、一人での学習でも安心です。
IELTS頻出の教育やキャリアといった分野の教材も豊富で、シャドテンでシャドーイングトレーニングをすることでビジネスシーンでの英語力向上につながるのはもちろん、IELTSスピーキングにも格段に取り組みやすくなります。
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