- 英語で「つまらない」って何て言うんだろう?
- 「boring」しか思いつかない…
そんな経験はありませんか?映画や会話、授業など、日常で「つまらない」と感じる場面は多いものです。
ですが、日本語の「つまらない」には「退屈」「面白くない」「がっかり」「冗談が寒い」など、いくつものニュアンスがあります。
英語では、それぞれのシーンに合った言葉を使い分ける必要があるのです。
この記事では、「つまらない」を表す英語表現やスラングをわかりやすく整理します。
「英語表現の幅を増やしたい」と考えている人はぜひ参考にしてください。
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「つまらない」は英語で “boring” だけじゃない!
英語で「つまらない」と言えば、まず思い浮かぶのは “boring” ですが、それだけでは表現しきれないことが多いです。
例えば、人が退屈なタイプなのか、映画が単調なのか、冗談が寒いのかによって使う単語が変わります。
この記事では、シーンごとに自然な英語の使い分け方を解説します。まずは、「つまらない」を意味する主要な英単語とその違いを整理してみましょう。
状況によって使い分けが必要
日本語では「つまらない」でまとめてしまえる表現も、英語では文脈に応じて単語を選ぶことが大切です。
授業や映画のように「退屈で眠くなる」なら “boring”、作業が「長くてうんざりする」なら “tedious”、人が「冗談を言わず面白みがない」なら “dull”、イベントやジョークが「しらける」なら “lame” が自然な表現となります。
つまり、ひとつの単語で万能に表せない分、状況を具体的にイメージして単語を選ぶのがポイントです。
「boring」「dull」「tedious」「lame」などの微妙な違い
それぞれの単語は似ているようで、ニュアンスが異なります。
以下の表で意味と使い方を整理しましょう。
| 単語 | 意味・ニュアンス | 使う場面 | 例文 |
|---|---|---|---|
| boring | 退屈・面白くない | 授業・映画・会話など一般的に | The movie was boring. |
| dull | 単調・刺激がない | 人・講義・会話など | The lecture was dull. |
| tedious | 長くてうんざりする | 作業・説明など | The task was tedious. |
| lame | ダサい・しらける | 冗談・イベント・行動など | That joke was lame. |
このように「何が」「どんなふうに」つまらないのかを意識すると、より自然で的確な英語になります。
シーン別:「つまらない」の英語表現一覧
「つまらない」と感じる対象は、映画・人・出来事などさまざまです。
ここでは、場面別に自然な英語表現と例文をご紹介します。
同じ“boring”でも、文脈によって響きが変わるため、シーンごとの使い方を押さえておくと会話がぐっと自然になるでしょう。
映画・本・授業が「つまらない」場合
上記で紹介した通り、映画や授業の内容が退屈で眠くなるときは “boring” が最も一般的です。
少し遠回しに言いたい場合は “not very interesting” や “uninteresting” も使えます。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| This movie is boring. | この映画はつまらない。 |
| The class wasn’t very interesting. | 授業はあまり面白くなかった。 |
| The book was dull and hard to finish. | 本が単調で読み切るのが大変だった。 |
boringは万能ですが、強すぎる印象を与えることもあります。ビジネスや初対面の相手には「not very interesting」と柔らかく言うのが無難です。
人・話が「つまらない」場合
人や会話が退屈な場合は、“boring”よりも“dull”や“not fun”が自然です。特に“dull”は「刺激がない」「話しても盛り上がらない」というニュアンスがあります。
また、カジュアルに「ノリが悪い」と言いたいときは “not fun to be with” も使えます。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| He’s a bit dull. | 彼はちょっと退屈な人。 |
| She’s not fun to be with. | 一緒にいても楽しくない人だ。 |
| His stories are kind of lame. | 彼の話はちょっとつまらない。 |
人を形容する場合はトーンに注意が必要です。強く言いすぎると失礼になるため、”a bit”や”kind of”などの緩和表現を添えると自然です。
冗談・イベントが「つまらない」場合
冗談やイベントが期待外れだったとき、ネイティブは“lame”をよく使います。
直訳すると「ダサい」「しらける」ですが、会話では「つまらない」に近いニュアンスで使われるので覚えておきましょう。フォーマルな場面では“disappointing”が適しています。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| That joke was so lame. | そのジョーク、つまらなすぎ。 |
| The event was kind of disappointing. | イベントは少し期待はずれだった。 |
| His excuse was lame. | 彼の言い訳はくだらなかった。 |
“lame”は感情をこめて使うとリアルな英語になります。ただし、やや辛口な表現なので、親しい間柄で使うのがおすすめです。
ネイティブがよく使うカジュアル&スラング表現
教科書で学ぶ「boring」だけでは、ネイティブの日常会話には追いつけません。
実際の会話やSNSでは、もっと感情的でラフな言い回しが使われます。例えば「That sucks.(最悪)」「It was meh.(微妙)」「So lame.(しらけた)」などがあります。
こうしたスラング表現は、ネガティブな気持ちを軽く、または共感的に伝えられる便利な言葉です。
ここからは、シーン別にネイティブが使う自然な言い換えをご紹介します。
口語でよく使う「つまらない」フレーズ
ネイティブが口にする「つまらない」は、感情のこもったリアルな英語です。
以下のようなフレーズは日常会話でよく登場します。
| フレーズ | 日本語訳・ニュアンス |
|---|---|
| That sucks. | 最悪だね。/がっかり。 |
| It was meh. | 微妙だった。/まあまあ。 |
| So lame. | しらけるね。/つまらない。 |
| Kinda boring. | ちょっと退屈だった。 |
| Not worth it. | わざわざやる価値なかった。 |
“meh” はSNSでもよく見かける若者表現で、「特に良くも悪くもない」という中間のトーンを表します。
一方で “That sucks.” は強めの否定なので、友達同士などカジュアルな場面で使うのが自然です。
SNS・日常会話での自然な言い換え例
SNSや会話では、「boring」よりも柔らかい言い方で気持ちを伝えることが多いです。
ネイティブは直接的に「退屈」と言うよりも、感情をにじませる表現を使います。
| 英語表現 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| It wasn’t that great. | (そこまで)良くなかった。やや控えめな不満。 |
| Could’ve been better. | もう少し良くできたかも。前向きな評価。 |
| Didn’t really enjoy it. | あまり楽しめなかった。 |
| Not my thing. | 自分の好みじゃない。やんわり否定。 |
こうした言い回しは、SNSの投稿や友人との会話で自然に使えます。直接的に批判せず、感情の温度を調整できる点がネイティブらしさのポイントです。
フォーマルに「つまらない」を表す英語表現
ビジネスシーンでは、「つまらない」をそのまま “boring” と言うのは避けたほうが無難です。
英語圏では、ストレートな否定よりも相手の努力を尊重しつつ改善点を伝える表現が重視されます。
ここでは、ビジネスやメールで使える「つまらない」の丁寧な言い方や、ネガティブな印象を与えすぎないようにするためのポイントを解説します。
ビジネス・メールで使える丁寧な言い方
ビジネスメールでは、感情的な言葉を避け、ポジティブなトーンで改善提案を伝えるのがポイントです。
以下のような表現は、相手の気分を害さずに意見を伝えられます。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| It wasn’t very engaging. | あまり引き込まれなかったです。 |
| It could have been more interesting. | もう少し面白くできたかもしれませんね。 |
| It didn’t quite capture my attention. | 完全には惹きつけられませんでした。 |
| I think it has potential to be more dynamic. | もっと活気ある内容になりそうです。 |
「boring」を使うよりも、建設的な印象を与えるのがポイントです。
ネガティブに聞こえすぎない表現のコツ
フォーマルな場面で「つまらない」と伝えるときは、相手の努力を認める一言を添えると印象が和らぎます。
例えば、“I appreciate your effort, but it could have been more engaging.”(努力には感謝しますが、もう少し引き込まれる内容だと良かったです)といえば、否定ではなく改善提案に聞こえます。
また、“a bit” や “a little” を加えて “a bit monotonous(少し単調だった)” と表現するのもおすすめです。
小さな言葉のトーンが、ビジネス英語では信頼感を左右します。
「つまらない」の英語表現を“聞き取れる”ようになるには?
単語を覚えても、実際の会話でネイティブが使う「つまらない」が聞き取れない――そんな経験はありませんか?
それは単語を「知っている」段階にとどまっているからです。
英語を自然に理解するには、音のつながり・省略・イントネーションといった「生きた英語」を耳で覚える必要があります。
ここでは、リスニング力を上げるための重要なポイントと、効果的な練習法をご紹介します。
単語を知るだけでは不十分。リスニング力が必要な理由
ネイティブの会話では、“boring” が「ボーリン」、“That’s boring”が「ダズボーリン」のように聞こえます。
こうした音声変化(リエゾンやリダクション)は、日本語にはないリズムです。つまり、単語を文字で覚えても、音として聞き取れなければ意味を理解できません。
リスニング力を鍛えることで、「知っている単語」が実際の音として脳に結びつき、自然に理解できるようになります。
音を中心に学ぶ姿勢が、英語力向上の第一歩です。
リスニング力アップには「シャドーイング」がおすすめ
多くの学習者が「聞き流し」で満足してしまいますが、それだけではリスニング力は伸びません。
英語のリスニング力を本格的に伸ばしたいなら、「シャドーイング」が最も効果的な学習法のひとつです。
シャドーイングとは、英語音声を聞きながら少し遅れて声に出して復唱するトレーニングのことです。
英語特有の音変化を実際に口で再現することで、リスニング力の向上に大きな効果をもたらすと注目されています。
私たちが英語を聞いて理解する際には、「音声知覚」と「意味理解」という2つのプロセスが同時に働いています。
例えば「ラナウェイ」と聞こえたときに、“run” と “away” という単語を思い浮かべるのが音声知覚、その意味「逃げる」を理解するのが意味理解です。

シャドーイングを行うことで、音の知識が増え、音声知覚の処理スピードが上がります。
その結果、リスニング中に脳のリソースを「意味理解」に多く使えるようになり、よりスムーズに英語が聞き取れるようになります。

まとめ:「つまらない」を英語で言える+聞き取れるようになるために
「つまらない」は “boring” だけでなく、dull・lame・tedious など、場面によって言い方が変わります。映画・人・ジョークなど、シーンごとの表現を使い分けることで、英語の感情表現が一気に豊かになります。
ただし、単語を覚えるだけでは、実際の会話でスッと聞き取れないことも多いですよね。
英語を「理解できる耳」に育てるには、音を聞いて真似するトレーニング=シャドーイングが非常に効果的です。
そこでおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。

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「英語がつまらない」と感じている人でも、「できる実感」が得られる学習体験でモチベーションを保ちやすいのが魅力です。
今日から一歩踏み出して、聞ける・話せる英語力を磨いていきましょう。
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