英語で「問い合わせたい」と思っても、英語に自信がなく問い合わせを躊躇してしまう…。
自分のペースで考えながら文面を書けるメールならまだしも、即座の対応が求められるテキストチャットや電話での問い合わせが特に苦手という人は多いものです。
この記事を読めば
- 「問い合わせる」を表す基本の英単語と使い分け
- 問い合わせシーン別の英語表現
- 問い合わせに関する英語フレーズを使いこなす方法
などがわかりますよ。
問い合わせができなかった結果悔しい思いをしたことがある方や、自信を持って英語で問い合わせできるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「問い合わせる」を表す基本の英単語と使い分け
「問い合わせる」と日本語では一言で表せるものも、英語では単語の使い分けが必要とされる場合があります。
「問い合わせる」を表す代表的な英単語を確認しましょう。
inquire / enquire
最もフォーマルで丁寧な表現で、企業への問い合わせや公式なやり取りでよく使われる表現です。契約内容の確認や応募状況の照会など、書き言葉としての信頼性が求められる場面に適しています。
なお“enquire” は主にイギリス英語で使われますが、意味は “inquire” と同じです。
例:I’m writing to inquire about the status of my application.
(応募状況についてお問い合わせしたくご連絡いたしました。)
ask
最も基本的で汎用的な単語で、ビジネスから日常会話まであらゆる場面で使える万能表現です。
かしこまった印象は弱いため、上司や取引先などフォーマルな相手には “inquire” などに言い換えると良いでしょう。会話中に即座に質問したいときや、気軽な問い合わせをしたいときに最適です。
例:Can I ask about the delivery schedule?
(配送スケジュールについて伺ってもよろしいですか?)
contact
直訳は「連絡する」ですが、「問い合わせる」や「対応を依頼する」といった幅広い意味で使えるのが特徴です。
ビジネスでは “contact someone for details” のように、「詳細について問い合わせる」という言い回しが頻出します。書き言葉でも口語でも違和感なく使えるため、どんな場面でも活用しやすい表現です。
例:Please contact our support team for further information.
(詳しくはサポートチームまでお問い合わせください。)
reach out / get in touch
どちらも「連絡を取る」という意味で、やや柔らかく親しみのあるニュアンスを持っています。
“reach out” はビジネスメールなどでも頻繁に使われ、「相談する」「確認する」といった丁寧な印象を与えます。
“get in touch” はさらにカジュアルで、「気軽に連絡する」というニュアンスを出したいときに最適です。
例:I’ll reach out to them for clarification.
(詳細確認のために彼らに問い合わせます。)
使い方のポイント
使い分けのポイントは「フォーマル度」と「文脈」です。
ビジネスメールや公式な文章では “inquire” や “contact” のような丁寧な表現を選ぶと信頼感が増します。一方、日常会話や社内コミュニケーションでは “ask” や “get in touch” の方が自然でフレンドリーな印象を与えることができます。
フォーマルからカジュアルまで場面別の言い回し
問い合わせの場面は、相手との関係性やシチュエーションによって大きく変わります。
例えば、取引先や顧客への連絡では丁寧さが求められますが、社内チャットではもっとフランクな表現が適しています。
フォーマルな表現(ビジネスメール・初対面の相手)
取引先や顧客、初めて連絡を取る相手など、丁寧さや信頼感が求められる場面ではフォーマルな言い回しが欠かせません。
直接的な表現を避け、柔らかく丁寧な依頼文にすることで、相手に失礼のない印象を与えることができます。
例:
- I would like to inquire about…
(〜についてお伺いしたく存じます)- I am reaching out to ask if…
(〜かどうかお伺いしたくご連絡いたしました)- Could you kindly provide me with…
(〜をご提供いただけますでしょうか)
カジュアルな表現(同僚・日常会話)
同僚や顔なじみの相手とのやり取りでは、あまりかしこまりすぎない自然な言い回しの方がスムーズに伝わります。
カジュアルな表現を使うことで、フレンドリーで親しみやすい印象を与えることができ、日常的なやり取りにも適しています。
例:
- Can I ask about…?
(〜について聞いてもいい?)- Do you know if…?
(〜かどうか知ってる?)- I just wanted to check…
(ちょっと確認したかったんだけど)
「Could you〜」「Would it be possible to〜」など丁寧な依頼表現の使い分け
問い合わせの英語では、依頼の言い回しも重要です。
直訳すれば「〜できますか?」ですが、丁寧さのレベルが異なります。
Could you〜?
丁寧かつ自然。ビジネスでもカジュアルでも使える万能表現です。
例:Could you send me the updated document?
(最新版の資料を送っていただけますか?)
Would it be possible to〜?
さらに丁寧で控えめな言い方。初対面やフォーマルな場面に最適です。
例:Would it be possible to schedule a meeting next week?
(来週、ミーティングを設定していただくことは可能でしょうか?)
I was wondering if you could〜
非常に丁寧で柔らかい表現です。
初対面・上司・顧客などに好印象を与えることができます。
例:I was wondering if you could provide more details.
(詳細をご提供いただけますでしょうか?)
すぐ使える!問い合わせメール・メッセージの定型フレーズ集
英語で問い合わせメールを書くとき、「件名はどうする?」「最初は何と言えばいい?」と迷う人は多いでしょう。
ここでは、メールで問い合わせをするときにすぐに使える定型文と例文を紹介します。
件名・宛名・挨拶など問い合わせメールの基本構成
問い合わせメールは、以下のような構成が基本です。
件名(Subject)
件名はメールを開く前に目に入る重要な部分です。
一目で内容が伝わるように、短く具体的な表現を心がけましょう。
例:
- Inquiry about delivery schedule
(配送スケジュールについてのお問い合わせ)- Request for further information
(詳細情報のご依頼)
宛名・挨拶
宛名と挨拶は、相手への礼儀と信頼感を示す大切な要素です。
名前やチーム名を正確に書き、丁寧な印象を与える表現を使いましょう。
例:
- Dear [Name],([名前]様)
- Hello [Team],([チーム名]の皆さまへ)
導入文
メールの冒頭では、なぜ問い合わせているのかを一文でわかりやすく伝えることがポイントです。
曖昧な表現は避け、目的を明確にしましょう。
例:
- I’m writing to inquire about…
(〜についてお問い合わせしたくご連絡いたしました)- I would like to ask about…
(〜についてお伺いしたく存じます)
本文
導入文のあとには、問い合わせの詳細や背景を具体的に説明します。
箇条書きや短い文で整理すると、相手にも意図が伝わりやすくなります。
例:Could you let me know when the shipment will be delivered?
(出荷がいつになるか教えていただけますか?)
締めの言葉・感謝表現
メールの最後には、相手の対応に対する感謝の言葉を添えることで丁寧な印象を与えられます。
依頼後のやりとりがスムーズになる効果もあります。
例:
- Thank you for your time and support.
(お時間とご対応に感謝いたします)- I appreciate your assistance.
(ご協力いただきありがとうございます)
このように、各パートの役割を意識して文章を組み立てると、英語でも伝わりやすく好印象な問い合わせメールが書けるようになります。
問い合わせ英語例文
上記定型表現をふまえ、実際に問い合わせを送るときの例を見ていきましょう。
初めての相手に問い合わせるときの例文
Subject: Inquiry Regarding Application Status
(件名:応募状況についてのお問い合わせ)
Dear Hiring Manager,
(宛先: 採用ご担当者様)
I’m writing to inquire about the status of my application submitted on September 10. Could you let me know if there are any updates?
(この度、9月10日に提出した応募書類の進捗状況についてお問い合わせしたく、ご連絡いたしました。現在、何か最新の情報がありましたらお知らせいただけますでしょうか。)
Thank you for your time.
(お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。)
Best regards,
[Your Name]
やり取りがある相手への再問い合わせメール例文
Subject: Confirmation of Shipping Status
(件名:出荷状況のご確認)
Hi Alex,
( Alexさん)
I hope this email finds you well. I wanted to follow up on my previous message regarding the shipment. Could you update me on the current status?
(お世話になっております。以前お送りしたメールについてフォローアップのご連絡を差し上げます。出荷の現状について、最新の状況をお知らせいただけますでしょうか。)
Thanks in advance.
(お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。)
Best,
[Your Name]
返信が来ないときの催促メールの書き方
Dear Mr. Smith,
(宛先: Smith 様)
I hope you’re doing well. I’m following up regarding my previous inquiry sent last week. I would appreciate it if you could share any updates at your earliest convenience.
(お世話になっております。先週お送りしたお問い合わせについて、改めてご連絡いたします。お手数ですが、可能な範囲で最新の状況をご共有いただけますと幸いです。)
Thank you for your attention.
(お忙しい中恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。)
Sincerely,
[Your Name]
印象の良い問い合わせメールにするポイント
メールでの問い合わせは、即座の対応が求められる電話や口頭での問い合わせに比べ簡単だと思われがちです。
しかしトーンや表情、ジェスチャーなどがない分、ポイントをおさえないとぶっきらぼうかつ分かりづらいものになってしまいます。
以下3つのポイントをしっかりと押さえて、問い合わせのメールを送りましょう。
- 背景を簡潔に説明する:「なぜ問い合わせているのか」を一言添える
- 曖昧な質問を避ける:「いつまでに」「どの件について」など具体的に
- 感謝の一言を入れる:Thank you for your help. は小さくても効果大
シーン別「問い合わせ」英語フレーズと使い方
問い合わせの内容は多岐にわたります。
ここでは代表的なシーンごとに、よく使われる表現と例文を紹介します。
会社・取引先への問い合わせ
取引先とのやり取りでは、契約書や資料の依頼など具体的なビジネス上の確認をすることが多くなります。
丁寧な言い回しを使うことで、信頼感を損なわずスムーズな対応が可能です。
例:
- I would like to request the updated version of the contract.
(契約書の最新版をいただけますでしょうか。)- Could you send me the meeting materials in advance?
(会議資料を事前にお送りいただけますか?)
商品・サービスに関する問い合わせ
製品やサービスについて問い合わせる際は、興味があることを伝えた上で具体的な情報を求めるのがポイントです。
購入前の検討や利用開始前の確認など、ビジネスでも日常でもよく使われるパターンです。
例:
- I’m interested in your product and would like to know more about its specifications.
(御社の製品に興味があり、仕様について詳しく知りたいです。)- Could you provide information about the warranty policy?
(保証内容についてご教示いただけますか?)
採用・応募に関する問い合わせ
応募後の進捗確認や次のステップについて尋ねる場面では、フォーマルで礼儀正しい表現が重要です。
丁寧な聞き方を心がけることで、採用担当者に好印象を与えることができます。
例:
- I’m writing to inquire about the status of my application.
(応募状況についてお問い合わせしたくご連絡いたしました。)- Could you let me know the next steps in the hiring process?
(選考プロセスの次のステップについて教えていただけますか?)
日程・スケジュール確認の問い合わせ
ミーティングやアポイントメントの日程調整は、ビジネスコミュニケーションの中でも頻出の問い合わせです。
日付の確認や予定変更の可否を尋ねるフレーズは覚えておくと便利です。
例:
- Could you confirm the date of the upcoming meeting?
(次回の会議の日程をご確認いただけますか?)- I would like to check if the appointment can be rescheduled.
(予定の変更が可能かどうか確認したいです。)
料金・見積もりに関する問い合わせ
料金や費用に関する問い合わせは、契約や発注前に必ず確認しておきたい重要なポイントです。
丁寧な表現を使うことで、スムーズなやり取りと信頼関係の構築につながります。
例:
- Could you provide me with a quotation for this service?
(このサービスの見積もりをいただけますか?)- I’d like to ask about the cost of your premium plan.
(プレミアムプランの料金について伺いたいです。)
書類・発送状況の確認表現
書類の送付や商品の発送について確認する場面では、相手に手間をかけない丁寧な言い回しが重要です。
状況を確認するだけでも、進捗の把握や次のアクションにつなげることができます。
例:
- Could you let me know if the document has been sent?
(書類が送付されたかどうか教えていただけますか?)- I’d like to confirm the delivery status of my order.
(注文品の配送状況を確認したいです。)
電話やチャットでの問い合わせフレーズ
電話やチャットでは、簡潔でわかりやすい表現が好まれます。
要件を明確に伝えることで、スムーズな対応や素早い回答を得やすくなります。
例:
- Could I speak to someone regarding my order?
(注文について担当の方とお話しできますか?)- I’m calling to ask about the status of my request.
(依頼の進捗についてお伺いするためにお電話しました。)
オンラインフォーム・メッセージで使える文面
オンラインでの問い合わせでは、簡潔で丁寧な依頼文を心がけましょう。
相手がすぐに対応しやすいよう、具体的な要件や希望を添えて送ると効果的です。
例:
- Please let me know more details about the service.
(サービスの詳細について教えてください。)- I would appreciate it if you could get back to me soon.
(できるだけ早くご返信いただけると幸いです。)
英語で問い合わせをするカギは「リスニング力」
問い合わせに使える定型フレーズを知ることで、問い合わせのやりとりはやりやすくなります。一方でただ覚えるだけでは、使いこなせるレベルには到達しません。
英語で問い合わせをするカギは「リスニング力」である理由と、リスニング力向上の方法について解説します。
リスニング力があると問い合わせ対応が本当に「使える」ものになる理由
問い合わせ自体は、よく使われる定型フレーズを覚えておけばある程度スムーズにこなせます。例えば「Could you tell me about〜?」のような表現を使えば、誰でも英語で問い合わせをすることは可能です。
しかし実際のビジネス現場では、「問い合わせをする」こと以上に「返ってきた返答を正確に理解する」力が求められます。
相手の回答内容が聞き取れなければ、重要な情報を見落としたり、次の質問を適切につなげることができません。
つまりリスニング力がなければフレーズの知識だけでは不十分であり、「本当に使える問い合わせ力」にまで発展させることが難しいのです。
リスニング力を伸ばすなら「シャドーイング」がおすすめ
前述の通り、ビジネスシーンでスムーズに英語で問い合わせをしたいなら、相手の言っていることを理解するリスニング力が必要不可欠です。
「シャドーイング」を英語学習に取り入れ、リスニング力向上に努めましょう。
【シャドーイングとは】
聞こえた英語音声の1~2語後を、影のように追いかけながら発話するトレーニング。
【シャドーイングのメリット】
◆ 音声知覚の向上
シャドーイングを続けると、音を単語やフレーズとして瞬時に認識できる「音声知覚」が鍛えられます。リエゾン(音の連結)やリダクション(音の省略)にも自然と慣れ、問い合わせへの返答の細かいニュアンスまで正確に聞き取れるようになります。
◆ リスニング全体の底上げ
音声知覚が自動化されると、相手の話を聞きながら内容を整理する余裕が生まれます。返答を聞き逃さず理解できるようになるため、「それについて詳しく教えてください」など次の質問を自然につなげる力が身につきます。
◆ スピーキング力の向上
相手の言っていることをスムーズに理解できるようになると、自分が何をどう聞き返すべきかが瞬時に整理できるようになります。その結果、「Could you clarify that point?」のように会話の流れを止めずに追加の問い合わせを行える力が身につきます。
◆ 発音・リズム感の改善
音声を真似して発話する過程で、ネイティブらしい発音やイントネーションも身につきます。自分の質問が相手により伝わりやすくなり、問い合わせのやりとり全体がスムーズになります。

まとめ|シャドテンで英語の問い合わせ表現を使いこなそう
「問い合わせる」というシンプルな表現も、使う単語や場面によって適切な言い方が異なります。基本の表現を押さえ、場面別の例文をストックしておくことで、自信を持ってやり取りできるようになります。
そして、実践で本当に役立つ英語力を身につけるためには、聞き取る力を鍛えることが不可欠です。
英語での問い合わせ力を本気で伸ばすなら「シャドテン」
英語での問い合わせ表現をビジネスシーンでも使いこなせるリスニング力を身につけたいなら、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」が最適です。
シャドテン最大の特徴は、プロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削してくれること。自分では気づきにくい発音や聞き取りの弱点を丁寧にフィードバックしてもらえます。
4つのアクセント・1000以上の豊富な教材が用意されており、英語のレベルや学習の目的に沿った教材で効果的にトレーニング可能です。さらにAB再生・スピード調整・スクリプト切り替えなど、シャドーイングを続けやすい機能が備わっており、ストレスなくトレーニングに取り組めます。
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