- 会議で急に英語を振られ固まってしまった
- 海外クライアントとの電話で発音を聞き返されて焦った
――そんな経験はありませんか。
スピーキング力を上げる近道は、質の高い例文を繰り返し口に乗せることです。ネイティブが実際に使うフレーズを覚えれば、受け身学習よりはるかに速く効果が出ます。
今回はビジネスマンが「明日から使える」実践例文をレベル別・目的別にご紹介します。
効果を最大化する練習のコツについても取り上げますので、ぜひ自分の学習ルートをイメージしながら読み進めてください。
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なぜ例文を使った練習が効果的なのか
例文を使ったスピーキング練習には、単語や文法を個別に覚える方法にはない大きなメリットがあります。
ここでは、それらのメリットを以下の4つに分けて具体的に解説していきます。
- 実践的なフレーズを身につけられる
- 自然な言い回しやネイティブ表現を習得できる
- 発音矯正とイントネーション習得を同時に行える
- スムーズな会話継続力を強化できる
①実践的なフレーズを身につけられる
仕事でよくあるシーンを想像しながら例文を暗唱すると、覚えたそばから実践できます。
例えば “Could you send me the latest figures by noon?” をテンプレにし、send を share、figures を slides に変えるだけで、 “Could you share me the latest slides by noon?” のように別の用途に早変わりします。
文全体を塊で記憶するので語順に迷わず、言いたいことがすぐ出るでしょう。
手帳やスマホにお気に入りの文を登録し、通勤中に声に出すだけでも効果は抜群です。準備に取られる時間が減り、会議やメールでのレスポンスが一段と速くなります。
瞬発力が上がるとミスを恐れる気持ちも薄れ、発言量が自然に増えていくでしょう。
②自然な言い回しやネイティブ表現を習得できる
ネイティブの会話には学校で習わない決まり文句が山ほどあります。
例文を通じて “Let’s touch base tomorrow.” や “Sounds like a plan.” などの表現を丸ごと覚えれば、直訳っぽさが消え、相手との距離もぐっと縮まります。
さらに、SNSやドラマで同じ表現に出会ったときに記憶が補強されるので、忘れにくいのもメリットの1つです。言い回しのストックが増えるほど語調の調整もしやすく、上司には丁寧に、同僚にはフレンドリーにと使い分けが即座にできます。
「間違っていたらどうしよう」という不安が減り、会話を楽しむ余裕も生まれるでしょう。
③発音矯正とイントネーション習得を同時に行える
音声つき例文を使ってシャドーイングを行うと、舌や唇の動きが自然にネイティブのリズムへ近づきます。単語単位で練習するより文ごと練習する方が、強弱やつながりまで丸ごと身につくため効率的です。
録音機能を使って自分の声をチェックすれば、客観的に改善点を見つけることができます。気付く→直す→再録音のサイクルを回すと、英会話の際に聞き返される回数が減ってきることを実感できるでしょう。
例文が決まっているため評価もしやすく、上達の手応えを早く感じられます。
④スムーズな会話継続力を強化できる
誰かと話している途中で言葉が出ず固まると、内容より沈黙が悪目立ちします。あらかじめ応答や相づちの例文を10〜20個覚えておけば、その隙間をフレーズが自動で埋めてくれます。
“That’s a good question.” “Before I answer, let me confirm one point.” などをストックし、タイマーで反射速度を測ると効果的です。
テンポが保てると相手は話しやすくなり、会話が深まります。自分にも思考の余裕が生まれるため、追加のアイデアや質問をその場でひねり出せるようになるでしょう。
例文リストを定期的に更新すれば、話題が変わっても使い回せる引き出しが増え続けます。
目的別おすすめ例文集
ここからは、学ぶ目的に応じた例文を厳選してご紹介します。
日常のちょっとした会話からビジネスメール、オンライン会議、面接、さらにはプレゼンテーションといった多彩なシーンで、そのまま口に出せるフレーズを集めました。
自分の使いたい場面を見つけて、例文を丸ごと覚え、すぐに実践してみましょう。
日常会話ですぐ使える短文例文
以下に、ちょっとした挨拶や雑談で便利な短い例文をピックアップしました。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“How was your weekend?” | 「週末はどうでしたか?」 |
“Could you grab me a coffee?” | 「コーヒーを買ってきてくれませんか?」 |
“I’ll meet you at the lobby.” | 「ロビーでお会いしましょう。」 |
“Do you have any plans tonight?” | 「今夜何か予定がありますか?」 |
“Let’s catch up over lunch.” | 「ランチしながら近況を話しましょう。」 |
“I’m running a bit late.” | 「少し遅れそうです。」 |
“That sounds great!” | 「それはいいですね!」 |
通勤やランチ休憩の数分で音読→暗唱→口パクで練習する習慣をつけましょう。短文だからこそ覚えやすく、実践投入のハードルがぐっと下がります。
ビジネスシーンで役立つ定型フレーズ
以下には、社内外で信頼を得る定型文を用意しました。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“We appreciate your prompt response.” | 「迅速なご対応に感謝いたします。」 |
“Please find the attached report.” | 「添付のレポートをご確認ください。」 |
“Let’s schedule a follow-up meeting.” | 「フォローアップミーティングを設定しましょう。」 |
“Could you provide an update on the project?” | 「プロジェクトの進捗状況を教えていただけますか?」 |
“Thank you for your cooperation.” | 「ご協力ありがとうございます。」 |
“I look forward to your feedback.” | 「ご意見をお待ちしております。」 |
“Let me know if you have any questions.” | 「ご不明な点がございましたらお知らせください。」 |
真似して口に出すことで敬語感やニュアンスも自然に身につきます。
電話対応・オンライン会議向け例文
電話対応やオンライン会議の対策には、以下のような聞き返し例文や、Web会議の進行役に使える例文などを選ぶと良いでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“Could you please repeat that? The connection is bad.” | 「接続が不安定なので、もう一度おっしゃっていただけますか?」 |
“I’ll share my screen now.” | 「これから画面を共有します。」 |
“Can everyone see my slides?” | 「皆さん、スライドは見えていますか?」 |
“Sorry, you’re breaking up.” | 「すみません、音声が途切れています。」 |
“Please mute your mic when not speaking.” | 「発言していないときはマイクをミュートしてください。」 |
“Let’s move on to the next agenda item.” | 「次の議題に移りましょう。」 |
“Does anyone have any comments?” | 「何かご意見はありますか?」 |
声だけでなく顔の動きを意識した練習も加え、オンライン特有のコミュニケーション力を高めましょう。
面接・自己紹介対策の模範例文
以下には、自己紹介・実績アピール例を用意しました。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“I led a project that reduced costs by 20% annually.” | 「年間コストを20%削減するプロジェクトを主導しました。」 |
“My strength lies in cross-team communication.” | 「異なるチーム間のコミュニケーションが私の強みです。」 |
“I thrive under tight deadlines.” | 「厳しい締め切りの下でこそ力を発揮します。」 |
“I’m passionate about process optimization.” | 「業務プロセスの最適化に情熱を持っています。」 |
“I’ve managed a team of five developers.” | 「5名の開発者チームをマネジメントした経験があります。」 |
“I solved a major client issue by proposing a new workflow.” | 「新しいワークフローを提案して、大きなクライアント課題を解決しました。」 |
暗記したら録音してフィードバックを繰り返し、緊張してもスムーズに話せるレベルを目指しましょう。
プレゼンテーション強化用の長文例文
プレゼンテーションを控えている人は、イントロから結論までの長文スクリプトを用いて練習するのがおすすめです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“Today, I’m excited to unveil our new marketing strategy aimed at doubling engagement.” | 「本日はエンゲージメントを2倍にする新しいマーケティング戦略を発表できることを大変うれしく思います。」 |
“Our findings indicate a 15% growth in Q1 revenue compared to last year.” | 「調査結果によると、前年同期比で第1四半期の売上が15%成長したことが示されています。」 |
“By implementing this approach, we can reduce costs by up to 30% within six months.” | 「この手法を導入することで、6か月以内にコストを最大30%削減できます。」 |
“This graph illustrates the trend in customer satisfaction over the past year.” | 「このグラフは、過去1年間のお客様満足度の推移を示しています。」 |
“In conclusion, our proposal offers both scalability and sustainability for future growth.” | 「結論として、私たちの提案は将来の成長に向けて拡張性と持続可能性の両立を実現します。」 |
抑揚や間の取り方を意識しながら音読・シャドーイングを行い、聴衆を引き込む話し方を身につけます。継続練習で自然な流れを体に覚え込ませましょう。
レベル別ステップアップ練習例文
ここでは、初心者・中級者・上級者の3段階に合わせた例文練習をご提案します。
まずはシンプルな文を繰り返して成功体験を積み、中級では語彙やフレーズを広げ、上級では即興応答や討論形式でアウトプット力を磨ける構成です。
自分のレベルに合わせて無理なくステップアップしましょう。
初心者向け:基礎フレーズで自信をつける
最初は文型が単純で意味がすぐわかる例文を中心に練習します。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“The report is on your desk.” | 「レポートはあなたの机の上にあります。」 |
“I have a question.” | 「質問があります。」 |
“Please turn off the lights.” | 「電気を消してください。」 |
“I’ll be there in five minutes.” | 「5分で到着します。」 |
“Could you help me with this?” | 「これを手伝っていただけますか?」 |
“Where is the restroom?” | 「トイレはどこですか?」 |
“Thank you for your time.” | 「お時間をいただき、ありがとうございます。」 |
これらを声に出して覚えましょう。通勤中や休憩時間に1文ずつ声に出すだけで、英語の感覚が養われ、次第に長い文にも挑戦できる土台が作れます。
中級者向け:応用表現で語彙力を拡充する
基礎を固めたら、前置詞句や副詞を挿入して情報量を増やす練習をしてみましょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“I’ll brief the team on the revised timeline after lunch.” | 「昼食後に修正後のスケジュールについてチームに説明します。」 |
“She’s responsible for handling client inquiries directly.” | 「彼女はクライアントからの問い合わせに直接対応する担当です。」 |
“We need to adjust our budget according to these figures.” | 「これらの数値に基づいて予算を調整する必要があります。」 |
“Let’s reconvene once we have the updated data.” | 「最新のデータが揃い次第、改めて集まりましょう。」 |
“I’m looking forward to collaborating on this project.” | 「このプロジェクトでご一緒できることを楽しみにしています。」 |
“Could you walk me through the process step by step?” | 「そのプロセスをステップごとに説明していただけますか?」 |
“Please ensure all files are backed up by the end of day.” | 「業務終了までにすべてのファイルがバックアップされていることを確認してください。」 |
チャンクごとに暗記し、動詞や名詞だけ差し替える演習を繰り返すことで、表現の幅が一気に広がります。
上級者向け:即興応答とディスカッション対策
最後に、上級者には即興性を高める複文や条件節を使った練習がおすすめです。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
“Even if we extend the deadline, resource constraints remain an issue.” | 「期限を延長しても、リソースの制約は依然として課題です。」 |
“Provided that the client agrees, we can implement this strategy next quarter.” | 「クライアントが同意していただければ、次四半期にこの戦略を実施できます。」 |
“While this proposal is cost-effective, we must consider long-term risks.” | 「この提案はコスト効率に優れていますが、長期的なリスクを考慮する必要があります。」 |
“Assuming we meet the KPIs, we could explore additional funding.” | 「KPIを達成できれば、追加資金の調達を検討できます。」 |
“Unless we receive approval today, the launch will be delayed.” | 「本日承認を得られなければ、ローンチは延期されます。」 |
“Despite the challenges, our team has consistently exceeded targets.” | 「困難にもかかわらず、当チームは常に目標を上回ってきました。」 |
“In light of recent feedback, we should revisit our marketing plan.” | 「最近のフィードバックを踏まえ、マーケティングプランを再検討すべきです。」 |
タイマーを使い、30秒以内に回答を組み立てる訓練を通じて、会議や商談での即応力を鍛えましょう。
効果を最大化する例文練習のコツ
例文練習の成果をさらに伸ばすには、練習法や環境設定が重要です。
ここでは、シャドーイングとの組み合わせ方、音声付き教材の活用法、モチベーション維持のための目標設定と可視化、そして状況に合わせたカジュアル/フォーマル表現の練習手順を解説します。
これらのコツを取り入れれば、例文暗唱の効果を何倍にも高められるでしょう。
シャドーイングと組み合わせて瞬発力を鍛える
例文をただ暗唱するだけでなく、音源に合わせて即座に声を重ねるシャドーイングを取り入れると、リスニングとスピーキングが同時に鍛えられます。
まず、遅めの速度の音声で文を正確に聞き取り、次に標準速度、最後に少し速めの音声にチャレンジしてください。音声が流れた瞬間に口が動く反射速度を意識することで、会話中の間が短くなり、瞬発的な返答力が向上します。
通勤中や休憩時間など、1回10分でも継続すれば効果を実感しやすくなります。
音声付き教材で発音とリスニング力を同時強化
音声つき教材を使うと、英語特有の連結音や弱化に慣れることができます。
まずスクリプトを見ながら音源で音節ごとの強弱を確認し、その後スクリプト非表示でシャドーイングします。慣れてきたら、スクリプトは頭に入れたまま速度だけを変えて練習しましょう。
1.2倍速、通常、1.4倍速の3段階で繰り返せば、聞き取りの幅が広がり、発音のクリアさも同時に鍛えられます。
スクリプト表示/非表示の切り替えを頻繁に行うと、音だけで意味をつかむ力が強化されます。
モチベーション維持のための目標設定と可視化
長く続けるには、具体的な数値目標と進捗の見える化が不可欠です。週ごとに「例文暗唱数」「シャドーイング実施回数」「録音チェック回数」をシートに記録し、グラフ化しましょう。
目標は小さく区切って設定し、達成のたびにチェックマークを入れるだけでも達成感が得られます。
また、週末に自分の声を録音し、前週との差を比較すると成長が実感でき、次週の励みになります。仲間やSNSで進捗を共有するのも効果的です。
カジュアル/フォーマル表現の使い分け練習
ビジネス相手か同僚か、電話かチャットかで必要なトーンは変わります。例文集を「カジュアル」「フォーマル」のタグに分け、同じ意味の表現を両方覚えましょう。
例えば “Could you send that to me?” と “Please forward that document to me.” を比べ、状況ごとに使い分ける練習をします。
実際のシチュエーションを想定したロールプレイを録音し、相手役を自分で演じ分けると、自然なトーンの切り替えが身につきます。
状況と相手に合わせる柔軟性が磨かれれば、どんな場面でも安心して話せるようになるでしょう。
よくある質問(FAQ)
よくある疑問とその回答をまとめました。例文練習の進め方やレベル設定など、迷いを解消して効率的に学習を進めましょう。
例文練習にかけるべき時間は?
1日10~15分を目安に、朝と夜に5分ずつの練習がおすすめです。
通勤中や休憩中に短文をシャドーイングし、夜に長文を録音チェックするなど時間帯を分けると習慣化しやすくなります。
継続が最重要なので、無理のないスケジュールを組みましょう。
長文例文と短文例文、どちらから始めるべき?
最初は短文からスタートがおすすめです。短い例文は記憶負荷が低く、成功体験が得やすいためモチベーション維持につながります。
慣れてきたら長文に移行し、語彙量と発話時間を自然に伸ばすと挫折しにくい学習サイクルが生まれます。
TOEIC/TOEFL 対策に例文練習は有効?
これら試験のスピーキングは「わかりやすさ」「流暢さ」が重視されます。
高頻度例文を自動化して口からスムーズに出せるようになると、考える時間を回答内容の構成に回せるため、スコアアップに直結します。
自分で例文を作る必要はある?
初期段階では、プロが選んだ例文をそのまま使うのが効率的です。慣れてきたら、自分の業務や趣味に合わせた例文を追加すると学習のモチベーションがアップします。
テンプレートから動詞や名詞を入れ替えるだけで、自作例文も短時間で量産できます。
まとめ:例文+シャドーイングで最速スピーキング力アップ
ビジネス英語を効率よく身につけるには、まずは目的別・レベル別に選んだ例文を丸ごと暗唱し、ブロックごとに差し替える練習で瞬発力を養いましょう。
次にシャドーイングで音声を真似し、発音やリズムを体に刻み込みます。さらに、録音チェックや進捗の可視化を取り入れることで、弱点を早期に発見し、継続的に改善が可能です。
この「例文+シャドーイング+可視化」のサイクルを習慣化すれば、短期間で自信あるスピーキング力が手に入ります。
ぜひ今日から取り組んで、次の会議や商談で「伝わる英語」を実感してください。
「今日から本格的にシャドーイングを始めたい」という人には、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」をおすすめします。
シャドテンを活用すれば、英語のプロがあなたのシャドーイング音声を丁寧に添削してくれるため、学習効率はさらに加速します。
また活用できる教材は1,000以上用意されているため、教材選びにも迷いません。毎日30分シャドーイングを行うことであなたのリスニング力や発音は驚くほど向上するでしょう。
シャドテンを使って学習を続け、次の英語会議で「伝わる実感」を味わってください。
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