英語でアドバイスをしたいとき、「〜したほうがいい」と伝えられずに悩んだ経験はありませんか。
仕事で英語を使う社会人なら、同僚や上司に提案したり、取引先に助言したりする場面が少なくありません。旅行や日常会話でも「したほうがいい」と言えるだけで、会話の幅が一気に広がります。
一方で、ただフレーズを覚えるだけでは不十分です。
相手の言葉が聞き取れなければ、いくら「should」や「had better」を覚えても会話のキャッチボールはできません。
この記事では「〜したほうがいい」を表す英語表現の使い分けから、会話で活かすために必要なリスニング力向上の学習法、そして社会人に最適なシャドーイングの実践方法まで詳しくご紹介します。
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英語で「〜したほうがいい」と言いたいときの基本表現
英語で「したほうがいい」と助言や提案を伝えるときには、いくつかの代表的な表現があります。
最もシンプルで広く使われるのが「should」、やや強めに相手へ行動を促す「had better」、そしてネイティブが会話の中で自然に取り入れるバリエーションです。
それぞれニュアンスが異なるため、状況や相手との関係性に合わせて使い分けることが大切です。ここでは、この3つの表現について具体的な使い方や例文を紹介していきます。
①最もよく使う「should」の使い方と例文
「should」は日常会話からビジネスまで幅広く使える万能表現で、強制力が弱く、あくまでアドバイスや提案として響きます。
例えば「You should take a break.(休憩したほうがいいよ)」のように、相手を気遣う場面で自然に使えます。
ビジネスシーンでは「You should confirm the schedule.(スケジュールを確認したほうがいい)」といった実務的な提案にも使えるので、覚えておくといいでしょう。
学習者にとっても覚えやすく、まず最初に身につけたい表現といえます。
②強めのニュアンスを持つ「had better」の使い分け方
「had better」は「should」よりも一段強いアドバイスを表します。「そうしないと問題が起こる可能性がある」という警告を含むのが特徴です。
例えば、
You had better hand in the report today.
(今日中に報告書を提出したほうがいいよ)
という場合、期限を守らなければ不都合があることを暗示します。
親しい間柄や注意喚起をしたいときには有効ですが、ビジネスで上司や取引先に使うと強すぎて失礼に聞こえることもあり、TPOを意識して選ぶことが重要です。
ネイティブがよく使う自然なフレーズ
ネイティブは「should」や「had better」だけでなく、場面に応じて多様な表現を使い分けます。
例えば「You ought to try this place.(この店を試してみたほうがいいよ)」は少しフォーマル寄りの提案で、会話にも自然に溶け込む表現です。
また「You’re supposed to wear a helmet.(ヘルメットを着用すべきだ)」のように、義務に近いニュアンスを持つ言い方もあります。さらに「It would be better to…」とすれば、控えめに助言する柔らかい響きになります。
こうしたバリエーションを知ると、表現の幅が広がり会話がスムーズになるでしょう。
ビジネスシーンでの「〜したほうがいい」表現
ビジネスの場面では、同僚や上司、取引先など、相手によって適切な言い回しを選ぶ必要があります。ストレートに「should」を使うと角が立つ場合もあるため、より柔らかく、相手を尊重した言い方が求められます。
ここでは丁寧な提案表現や、相手を傷つけない工夫、そして場面別の使い分けをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
丁寧に提案するときの英語フレーズ
相手に配慮しながら提案するには、直接的な命令調を避けるのが基本です。
例えば「You may want to consider…」は「〜を検討されると良いかもしれません」といったニュアンスになり、丁寧さを保てます。
また「It might be a good idea to…」も有効で、「〜するのは良い考えかもしれません」と柔らかく伝えられます。こうした表現は会議やメールで特に使いやすく、相手の立場を尊重しつつ助言が可能になるでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You may want to consider checking the data. | データを確認されたほうがいいかもしれません。 |
It might be a good idea to double-check the schedule. | スケジュールを再確認するのは良い考えかもしれません。 |
相手を傷つけないやわらかい言い回し
ビジネスでは、提案を伝える際に相手の気持ちを損なわないことが大切です。
「I would suggest…」を使うと、あくまで提案という形で控えめに意見を述べられます。
また「Maybe you could…」や「Perhaps you should…」といった表現は、間接的に助言するスタイルで、押しつけがましさを避けられます。
相手との信頼関係を保ちながら意見を伝えたいときに役立つ表現です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I would suggest reviewing the budget. | 予算を見直すことを提案します。 |
Maybe you could try a different approach. | 別の方法を試してみるといいかもしれません。 |
Perhaps you should talk to the client directly. | 直接クライアントに話したほうがいいかもしれません。 |
上司・取引先・同僚への場面別の言い換え例
相手の立場によって、適切なフレーズを選ぶことが重要です。上司には協力的で控えめな提案を、取引先には礼儀正しく、同僚にはカジュアルで実用的な表現が向いています。
場面ごとの使い分けを身につけると、よりスムーズに意思疎通ができます。
相手 | 英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|---|
上司 | It might be helpful if we review this together. | 一緒に確認すると役立つかもしれません。 |
取引先 | You may want to consider adjusting the timeline. | スケジュールを調整したほうが良いかもしれません。 |
同僚 | You should probably send a reminder email. | リマインダーのメールを送ったほうがいいと思うよ。 |
日常会話・旅行・留学で役立つ「〜したほうがいい」フレーズ
英語で「したほうがいい」と言えるようになると、旅行や留学生活でも会話が格段にスムーズになります。
友達同士のカジュアルなやり取りから、留学先での生活のアドバイスまで幅広く活用可能です。ここでは場面別に使える便利なフレーズをご紹介します。
旅行先で役立つ「したほうがいい」英語例文
旅行中は道案内や注意喚起で「〜したほうがいい」と言う機会が多いです。
例えば「You should take a taxi at night.(夜はタクシーに乗ったほうがいい)」や「You’d better keep your passport safe.(パスポートは安全に保管したほうがいいよ)」といった表現はよく使われ、安全や便利さを伝える際に役立ちます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You should try the local food. | 現地の料理を試したほうがいいよ。 |
You’d better take a taxi at night. | 夜はタクシーに乗ったほうがいいよ。 |
You should keep some cash with you. | 現金を持ち歩いたほうがいいよ。 |
留学生活でよく使うアドバイス表現
留学中は友人やルームメイトへのアドバイスで「〜したほうがいい」を使う場面が頻繁にあります。
「You should join a club.(クラブに参加したほうがいい)」や「You’d better talk to your professor.(教授に相談したほうがいい)」などが典型的で、生活の知恵や勉強のヒントを共有する際に便利です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You should join a study group. | 勉強会に参加したほうがいいよ。 |
You’d better ask your professor about the assignment. | 課題について教授に聞いたほうがいいよ。 |
You should explore the campus more. | もっとキャンパスを見て回ったほうがいいよ。 |
友達同士でカジュアルに使うフレーズ
友達同士では、よりラフな言い方が自然です。
「You should definitely check out that movie!(あの映画は絶対に観たほうがいいよ!)」のように、強調を入れることで親しみやすく伝えられます。
また「Maybe you should try it.(やってみたら?)」のように、軽いアドバイスもよく使われ、気軽な会話の中で役立つ表現です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You should definitely try that restaurant. | あのレストランは絶対に行ったほうがいいよ。 |
Maybe you should buy this one. | これを買ったほうがいいかもね。 |
You should join us this weekend. | 今週末は一緒に来たほうがいいよ。 |
「しないほうがいい」と否定で伝える場合
「〜したほうがいい」と同じくらいよく使われるのが「〜しないほうがいい」という表現です。相手に注意を促したり、トラブルを避けるために助言する際に欠かせません。
代表的なのは「should not」と「had better not」で、どちらも場面によって強さが異なります。
また、ネイティブはより柔らかく伝えるための言い回しもよく使います。ここではその使い分けを整理しますので、英会話の際に参考にしてください。
should not / had better not の正しい使い方
「should not(〜すべきではない)」は軽いアドバイスとして自然に使えます。例えば「You shouldn’t skip breakfast.(朝食を抜かないほうがいい)」のように、日常生活でよく登場します。
一方「had better not」は警告に近く、「You’d better not be late.(遅れないほうがいいよ)」のように強い響きがあるため注意が必要です。
特にビジネスでは「had better not」を乱用するときつく聞こえるため、TPOを意識して選ぶことが大切です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
You shouldn’t stay up too late. | あまり夜更かししないほうがいいよ。 |
You shouldn’t ignore this problem. | この問題を無視しないほうがいいよ。 |
You’d better not forget the deadline. | 締め切りを忘れないほうがいいよ。 |
ネイティブが使う柔らかい否定表現
ネイティブは「should not」よりもやわらかく伝えることがあります。
「It might not be a good idea to…」は「〜しないほうがいいかもしれない」という控えめな提案です。また「I wouldn’t recommend…」は「おすすめしない」という意味で、相手の判断を尊重しながら助言できます。
こうした表現を知っておくと、相手を不快にさせずに否定を伝えることができるでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
It might not be a good idea to drive in this weather. | この天気では運転しないほうがいいかもしれません。 |
I wouldn’t recommend eating there. | あそこで食べるのはおすすめしません。 |
Maybe you shouldn’t tell him yet. | 彼にはまだ言わないほうがいいかもしれない。 |
自分の英語レベルに合わせた練習法
「〜したほうがいい/しないほうがいい」の表現は、学習者のレベルに応じて練習の仕方を変えることで効率よく身につきます。
初級者は基本的な「should」に集中し、中級者以上はバリエーションを増やすことで会話の自然さを高められます。
さらに英作文やスピーキングに落とし込むことで、実際の場面で使える力が養われるでしょう。ここでは、それぞれのレベルに合わせたおすすめの練習法をご紹介します。
初級者におすすめの「should」活用練習
初級者にとっては、まず「should」を使った肯定・否定の練習が効果的です。
例えば「You should drink water.」「You shouldn’t skip breakfast.」といったシンプルな文を繰り返すだけでも、自然と口に出せるようになります。
特に日常生活の習慣に結びつけると覚えやすく、会話に直結します。毎日自分に向けて「I should go to bed earlier.(もっと早く寝たほうがいい)」と声に出す練習もおすすめです。
中級者以上におすすめのバリエーション表現
中級者以上は「should」だけでなく「had better」「ought to」「It would be better to…」なども取り入れると表現が豊かになります。
同じ内容でもニュアンスを変えて言い換える練習をすると効果的です。
例えば「You should review this document.」を「It would be better to review this document.」に変えると柔らかく聞こえます。
状況に応じて表現を選ぶ力を身につけることで、より自然な英会話が可能になります。
英作文やスピーキングで自然に使うコツ
単語や文法を覚えるだけでは、実際の会話でスムーズに使えません。
コツは「自分の生活や仕事の文脈に当てはめて英作文する」ことです。
例えば「I should send the report by 5.(5時までに報告書を送ったほうがいい)」のように、日常的に起こりそうな状況を題材にして練習しましょう。さらに声に出すことで、英語特有のリズムやイントネーションに慣れることができます。
繰り返すうちに、会話でも自然に口から出てくるようになります。
ただフレーズを覚えるだけでは不十分?
英語のフレーズをいくら暗記しても、相手の言葉が聞き取れなければ実際の会話では使えません。
例えば「You should…」を覚えていても、相手からの返答が理解できなければ会話が止まってしまいます。特にビジネスや日常生活では、単なる暗記よりも「聞いて理解する力」が重要になります。
リスニング力が不足すると、相手の意図を誤解したり、自分のフレーズを差し込むタイミングを逃したりしがちです。
つまり「言えるようになる」ためには「聞き取れるようになる」ことが前提で、ここで必要になるのが音を正確に捉えるトレーニングなのです。
リスニング力を高める最強の学習法=シャドーイング
英語のリスニング力を本格的に伸ばしたいなら、最も効果的な方法の一つが「シャドーイング」です。
音声を聞きながらほぼ同時に口に出すこの学習法は、単なる音読やリピーティングとは違い、耳と口と脳を同時に使うのが特徴です。
これにより英語の音声変化やリズムに対応できるようになり、聞き取れる音が格段に増えます。さらに、自分の声を通じて正しい発音やイントネーションを体に覚え込ませることができるため、リスニング力だけでなく発音力の向上にも効果的です。
ここでは、その仕組みや具体的なやり方を詳しく解説していきます。
シャドーイングとは何か?効果とやり方を解説
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、ほぼ同時に声に出して繰り返す学習法です。耳で聞いた音をすぐ口に出すため、音の特徴やリズムを正確に捉える必要があります。
これにより「音声知覚」が鍛えられ、リスニング力が大幅に向上します。学習者の多くが「聞き取れる音が増えた」と実感するのは、音声変化に対応できるようになるからです。
シャドーイングを効果的に行うためには、順序立てて練習を進めることが大切です。
以下の流れに沿って取り組んでみましょう。
- まず音声を聞き、全体の内容がどれくらい理解できるかを確認する
- スクリプトを見ながら音声を追い、意味や発音の特徴をチェックする
- 音声に合わせてスクリプトを声に出す「オーバーラッピング」を5回程度行う
- 必要であれば、スクリプトを見ずに小声で音を追う「マンブリング」を取り入れる
- 準備が整ったら本格的にシャドーイングを行い、20回以上繰り返す
- 録音して振り返りを行い、自分の改善点を確認する
2日目以降は5番と6番を繰り返し、シャドーイングの回数は30回以上を目安に続けましょう。
さらにコツとして、いきなりシャドーイングに入るのではなく、最初にオーバーラッピングやマンブリングを「口慣らし」として取り入れると、英語のリズムにスムーズに馴染めるようになります。

忙しい社会人でも続けられる理由
社会人は時間の制約が大きいですが、シャドーイングは短時間でも成果を感じやすい学習法です。例えば30分程度、通勤中や休憩時間にシャドーイングを繰り返すだけでも効果があります。
スクリプトを見ながら練習することで理解度が高まり、慣れてきたら音声だけで挑戦することも可能です。学習の習慣化がしやすい点もメリットで、日常のスキマ時間を有効活用できます。
仕事で使う表現を題材にすれば、実務に直結する学習にもなり、モチベーション維持につながります。
シャドーイング学習を効率化するなら「シャドテン」
シャドーイングを本格的に続けたい社会人に最適なアプリが「シャドテン」です。
最大の特徴はプロが毎日添削してくれることで、特に英語特有の音声変化を中心に、良かった点と改善点を的確にフィードバックしてもらえます。これにより「何となく音真似をしている状態」から脱却し、確実にリスニング力を伸ばすことができるのです。
教材は1000以上と豊富で、アメリカ・イギリスなどを含む4つのアクセントも収録しています。AB再生や速度調整やスクリプト表示切り替えなど、学習を支える機能も整っているのも特徴で、忙しい社会人でも隙間時間に取り組みやすい設計です。
「should」や「had better」を覚えたのに会話で活かせないと感じる方こそ、リスニング力強化に直結するシャドーイングを試すべきです。
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まとめ:「したほうがいい」を本当に使える英語にするために
英語で「〜したほうがいい」と伝える表現は、「should」「had better」など基本的なものから、丁寧な提案や柔らかい言い回しまで幅広く存在します。
状況や相手に合わせて使い分けることで、より自然で効果的なコミュニケーションが可能になります。
ただし、フレーズを覚えるだけでは会話は成立しません。相手の言葉を聞き取り、自分の表現を適切なタイミングで使えることが何より重要です。
その力を養うのがシャドーイングであり、リスニング力と発音力を同時に高める最強の学習法といえます。
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