セミナーって英語でなんて言う？開催・参加に役立つフレーズもご紹介！

「セミナーって英語で何て言うんだろう？」ー そう思って検索した経験はありませんか。

仕事で英語の資料を作るとき、海外のセミナーに参加するとき、あるいは英語で登壇する機会があるとき。意外と迷うのが、この「セミナー」という言葉の正しい英語表現です。
実際、seminar・workshop・lecture など似た言葉が多く、どれを使うべきか判断しづらい場面も少なくありません。

さらに、英語のセミナーに関わるようになると、「どんな表現を使えば自然に聞こえるのか」「参加者にどう声をかければいいのか」など、言い回しの悩みが次々と出てきます。仕事のシーンで使う以上、間違った表現は避けたいものです。

だからこそ、実際のビジネス現場で使われる英語表現をしっかり理解しておく必要があります。

本記事では、「セミナー」の基本的な英語表現から、関連語との使い分け、登壇者・参加者のどちらにも役立つフレーズまで、実例を交えて整理します。

さらに、英語のセミナーをよりスムーズに理解するためのリスニング力向上のための学習法も解説しますので、セミナー準備としてぜひ最後まで読み進めてください。

英語で「セミナー」は何と言う？代表的な英語表現と使い分け

英語で「セミナー」を表す言葉はいくつかありますが、状況に応じて適切な語を選ぶことで、相手により正確なニュアンスが伝わります。
例えば、専門性の高い少人数制なら「seminar」、体験型なら「workshop」、講義形式なら「lecture」といったように、形式によって使い分けられます。

本章では、こうした主要な英語表現をわかりやすく整理し、登壇者・参加者の双方が実際の場面で使いやすいようにまとめました。

オンラインの場面でよく使われる言い方も紹介するので、メール作成や案内文にも役立ててください。

「seminar」の意味と使えるシーン

「seminar」は、日本語の「セミナー」に最も近いニュアンスを持つ単語です。

専門的なテーマを扱う少人数の学習会を指すことが多く、双方向のやり取りが行われる点が特徴です。大学や企業研修で使われるほか、専門家によるディスカッション形式のイベントでも頻繁に登場します。

以下は、実際のビジネス現場でも使いやすい例です。

英語表現	日本語訳
We will hold a seminar on marketing.	マーケティングに関するセミナーを開催します。
I attended a seminar by industry experts.	業界専門家によるセミナーに参加しました。
This seminar includes a Q&A session.	このセミナーには質疑応答があります。

「workshop」「lecture」「session」など関連表現との違い

「seminar」に似た単語は複数ありますが、意味や使い方には明確な違いがあります。

「workshop」は参加者が手を動かしたり、実践形式で学ぶ体験型イベントを示します。
「lecture」は大学の講義のように、一方向的に知識を受け取るスタイルです。
また「session」はもう少し広い意味を持ち、セミナー内の一部のプログラムや特定の時間枠を指す場合に便利です。

違いを理解すると、案内文や会議スケジュールを英語で作る際に迷いにくくなります。

単語	ニュアンス	例文
workshop	体験型・実践型	We joined a design workshop.
lecture	講義・一方向型	She gave a lecture on AI ethics.
session	特定の時間枠・分科会	The afternoon session starts at 2 pm.

ビジネスでよく使う「オンラインセミナー」の英語表現

オンラインで行うセミナーは、英語では主に「webinar」が使われます。「web」と「seminar」を組み合わせた言葉で、オンライン配信が前提のセミナーを指します。

企業のマーケティング活動や研修で特に多く使われるため、メール案内やイベントページでもよく見かける表現です。また「virtual event」「online session」など、文脈に応じて別の言い回しが選ばれることもあります。

英語表現	日本語訳
We will host a webinar next week.	来週ウェビナーを開催します。
Thank you for joining our online session.	オンラインセッションにご参加いただきありがとうございます。
This webinar will be recorded.	このウェビナーは録画されます。

英語でセミナーを開催するときに使えるフレーズ集

英語でセミナーを開催する際は、開始から終了まで一貫して「聞き取りやすい表現」を選ぶことが重要です。特に、冒頭の挨拶・進行の説明・締めの一言は、参加者の理解度に大きく影響します。

定型フレーズを使うだけでも、登壇者としての安心感やスムーズな運営につながります。 

本章では、セミナーの流れに沿って、実際の現場でそのまま使える英語表現を整理しました。オンライン・オフラインどちらでも使えるものばかりなので、自身のセミナーに合わせてアレンジしながら活用できます。

オープニング（開始の挨拶）で使えるフレーズ

セミナーの開始直後は、参加者との距離を縮める大切な時間です。明確で聞き取りやすい言葉を選ぶことで、参加者の緊張を軽減でき、話を受け止めてもらいやすくなります。

英語では、「名前・目的・流れ」 の順で簡潔に伝えるのが基本です。

以下に、ビジネスシーンで自然に聞こえるオープニング用の表現をまとめました。

フレーズ	日本語訳
Thank you for joining today’s seminar.	本日のセミナーにご参加いただきありがとうございます。
My name is ○○, and I’ll be your presenter today.	○○と申します。本日は登壇を担当します。
Let me briefly explain today’s agenda.	本日の流れを簡単にご説明します。
We’ll start with an overview, followed by a Q&A session.	概要説明のあと、質疑応答を行います。

最初の数文で印象が決まるため、ゆっくり・はっきり話すことも大切です。

進行・説明で使えるフレーズ

進行中は、話の区切りや資料の切り替えを明確に伝えることで、参加者の理解が深まります。

特に英語セミナーでは、参加者が「今どの部分の説明なのか」を把握しづらい場面があるため、章ごとの転換フレーズを積極的に使うことが効果的です。

また、資料の説明では、短い文章で要点を示すと誤解が生まれにくくなります。

フレーズ	日本語訳
Let’s move on to the next topic.	次のトピックに進みましょう。
Please take a look at this slide.	このスライドをご覧ください。
This part is especially important.	この部分は特に重要です。
I’d like to explain this point in more detail.	この点について詳しく説明します。

進行のフレーズを使いこなすことで、英語が多少聞き取りづらくても、セミナー全体の構造が理解しやすくなります。

締めの挨拶・終了時の定型フレーズ

セミナーの締めは、参加者の満足度を左右する大切な瞬間です。要点を簡単にまとめることで内容が整理され、参加者が「学べた」と感じやすくなります。

また、次のアクションにつながる案内を添えると、ビジネスの場面ではより効果的です。

フレーズ	日本語訳
Thank you for your participation today.	本日はご参加いただきありがとうございました。
If you have any further questions, feel free to contact us.	質問があれば遠慮なくご連絡ください。
We hope you found this seminar helpful.	本日のセミナーが参考になれば幸いです。
That’s all for today’s session.	以上で本日のセッションは終了です。

締めの一言がスマートだと、全体の印象もぐっと引き締まります。

英語でセミナー登壇する際に役立つ表現（質疑応答・案内など）

英語でセミナーに登壇すると、説明以外にも、質疑応答・誘導・案内など細かなコミュニケーションが求められます。内容を理解してもらうだけでなく、参加者との距離を縮め、安心して話を聞いてもらうための重要なステップです。

本章では、登壇者が使えると便利な「場を回すための英語表現」を整理しました。

質疑応答で詰まらないための言い回しや、参加者を誘導するときの自然なフレーズなど、実際のビジネス現場でもそのまま使える表現を中心にご紹介します。

質疑応答のときに使える便利フレーズ

英語での質疑応答（Q&A）は、登壇者にとって最も緊張する場面の1つです。

質問の意図がすぐに掴めなかったり、回答の準備に数秒ほしいこともあります。そんなときは、間をつくるための「つなぎ表現」が役立ちます。

また、質問を聞き返すフレーズを準備しておけば、誤解を避けながらスムーズに回答できるでしょう。

以下のフレーズは、実際の登壇者が頻繁に使う便利な表現です。

フレーズ	日本語訳
Thank you for your question.	ご質問いただきありがとうございます。
Let me make sure I understood correctly.	正しく理解できているか確認させてください。
That’s a great point.	良いご指摘です。
Let me think for a moment.	少し考えさせてください。

参加者への説明・誘導に使えるフレーズ

セミナー運営では、時間管理や動線の説明、休憩の案内など、細かい誘導が必要になります。参加者が迷わないよう、短く明確な表現を選ぶことが大切です。

英語では、「案内→理由→次のアクション」の順で伝えると理解されやすくなります。

特にオンラインセミナーでは、接続確認や資料共有の案内が増えるため、定型文をいくつか覚えておくと大幅に負担が減ります。

フレーズ	日本語訳
We’ll take a short break in five minutes.	5分後に短い休憩を取ります。
Please let me know if you have any technical issues.	接続の問題があれば教えてください。
You can download the materials from this link.	資料はこのリンクからダウンロードできます。
Please move to the next room for the workshop.	ワークショップのため、次の部屋に移動してください。

トラブル発生時に使う英語（音声・資料・接続など）

セミナーでは、音声トラブルや資料表示の不具合など、思わぬ問題が起きることがあります。そんな場面でも、落ち着いた英語表現で状況を説明できれば、参加者の不安を最小限に抑えられます。

特にオンラインの場では、接続トラブルに備えたフレーズがあると安心です。ポイントは、原因よりも「対応中であること」を明確に伝えることです。

フレーズ	日本語訳
We’re currently fixing the audio issue.	音声トラブルに対応中です。
Please wait a moment while we reload the slide.	スライドを再読み込みする間、少々お待ちください。
Can you hear me clearly?	きちんと聞こえますか。
We’ll resume the session shortly.	まもなく再開します。

英語セミナーを「受講する側」が知っておくべきフレーズ

英語でセミナーを受講する際は、「聞き取れなかったときに使える表現」や「質問したいときの言い回し」を知っているだけで理解度が大きく変わります。

特に海外の専門家が登壇するセミナーでは、スピードが速く、話題が抽象的になりやすいため、自分の理解を補うためのフレーズを持っておくことが安心材料になります。

 また、積極的なコミュニケーションが求められる場では、質問や確認の表現を自然に使えると、参加者としての存在感も高まります。

本章では、受講者がすぐに使える実践的な英語フレーズを用途別にご紹介します。

質問したいときの英語表現

セミナー中に質問をするときは、まず「前置き」を一言添えることで、丁寧で聞き取りやすい印象を与えられます。

英語では、いきなり核心に入るよりも、緩やかに会話に入る方が自然です。また、難しいテーマほど質問意図をはっきり示した方が正確に伝わります。

以下に、ビジネスシーンでも使いやすい質問表現をまとめました。

フレーズ	日本語訳
I have a question about your last point.	先ほどのポイントについて質問があります。
Could you explain that part again?	その部分をもう一度説明していただけますか。
What do you mean by ○○?	○○とはどういう意味ですか。
I’d like to know more about ○○.	○○について詳しく知りたいです。

確認したいとき（聞き返し・要約）の英語表現

英語のセミナーでは、聞き取れなかった部分が必ず出てきます。そんなとき、無理に理解したふりをすると、後になって内容がつながらず困ってしまいます。

そこで役立つのが、聞き返し・要約のフレーズです。自分が理解した内容を軽く確認するだけでも、認識違いを防ぐ効果があります。

以下は、相手に失礼なく使える丁寧な表現です。

フレーズ	日本語訳
Could you speak a little more slowly?	もう少しゆっくり話していただけますか。
Let me confirm if I understood correctly.	正しく理解できているか確認させてください。
So you mean ○○, right?	つまり○○ということですよね？
Did I get that correctly?	今の理解で合っていますか。

海外の専門家のセミナーでよく出る英語の特徴

海外の専門家が登壇するセミナーでは、一般会話とは異なる特徴がいくつかあります。

まず、専門用語や抽象的な表現が多く、話すスピードもやや速めです。また、英語特有の音の連結や省略が多くなるため、慣れていないと聞き取りが難しく感じられます。さらに、冒頭で背景説明が少なく、いきなり本題に入ることも珍しくありません。

こうした特徴を理解しておくと、セミナーを受講する際の心構えが変わり、内容をつかみやすくなります。

特徴	説明
専門用語	学問・業界特有の語彙が多い
スピードが速い	ナチュラルスピードで説明する傾向
省略・連結が多い	音声変化が理解を妨げる原因に
背景が短い	文脈を自分で補う必要がある

聞き取れないのは「能力不足」ではなく、「音声変化に慣れていないだけ」というケースが多い点も覚えておきましょう。

英語セミナーを理解するには「リスニング」が最重要

英語セミナーでは、単語よりも「音の聞き取り」が理解度を左右します。登壇者が話すスピードや抑揚は日常会話より速く、さらに抽象的な話題が続くため、内容の処理に負荷がかかりやすくなります。

専門用語は文脈から推測できますが、そもそも音を聞き取れないと意味がつながらないという状況も多いはずです。

本章では、なぜ英語セミナーが聞き取りづらいのか、その原因を解説しつつ、理解を助ける学習法についても触れていきます。「聞き取れたはずなのに理解できない」という悩みを持つ方にも役立つ内容です。

英語セミナーが聞き取りにくい理由と効果的学習法

英語セミナーが難しく感じられる理由は、単なる語彙不足だけではありません。実際には、英語特有の音の連結や省略に慣れていないことが大きな原因です。

英語を聞き取る際、脳は「音声を知覚する力」と「意味を理解する力」の2つを同時に使います。

例えば、耳に入った「ラナウェイ」を瞬時に “run + away” と認識するのが音声知覚、その後「逃げる」という意味に結びつけるのが意味理解です。

シャドーイングを続けると、この「音声知覚」の処理が驚くほど滑らかになります。その結果、脳の余力を意味理解に回せるようになり、聞いた内容を素早く正確に理解できる ようになります。

詳しいやり方を知りたい方は、以下のシャドーイングの解説記事も参考にしてみてください。

忙しい社会人でも続けやすいシャドーイング習慣の作り方

シャドーイングは効果が高い反面、継続が難しいと感じる方も多いはずです。そこで大切なのが、短時間でも毎日できる仕組みをつくることです。

最初は短い音声から始め、気分や体力に左右されない「固定枠」として習慣化すると継続しやすくなります。また、教材の難易度が高すぎると挫折しやすいため、自分のレベルに合った素材を選ぶことも欠かせません。

ただ、忙しい社会人にとって「教材選び」や「正しくできているかの確認」は負担になりがちです。

そこで役立つのが シャドーイング特化型アプリ『シャドテン』 です。

シャドテンなら、

• 毎日英語のプロがシャドーイング音声をフィードバックしてくれる
• 発音の良い点・改善点が明確になる
• 1000以上の教材からレベルに合ったものを選びやすい
• AB再生・速度調整・スクリプト表示切り替えなど練習しやすい機能がそろっている

といった特徴があり、忙しい人でも「迷わず・続けやすく・効果が見えやすい」環境が整っています。

継続のコツは、「やるべきことを減らすこと」です。シャドテンのように環境が整ったサービスを活用すると、日々の練習が圧倒的にスムーズになります。

英語セミナーの理解度を上げたい方にとって、非常に相性のよい学習法と言えるでしょう。

まとめ｜英語セミナーに役立つ表現を覚えて当日に備えよう！

英語セミナーでは、開始の挨拶から質疑応答まで、使う表現によって進行のスムーズさが大きく変わります。

事前にフレーズを準備しておけば、緊張しやすい場面でも落ち着いて対応でき、参加者とのコミュニケーションも取りやすくなります。また、セミナーを「聞く側」に回ったときも、確認や質問に使える英語を知っておくことで理解度が大きく向上します。

しかし、フレーズを覚えてもセミナーの英語を確実に聞き取るには、単語暗記では補えない「音の変化」に慣れることが欠かせません。シャドーイングを取り入れながら準備を進めると、当日の安心感がぐっと高まります。英語セミナーをより充実した時間にするためにも、今日からできる対策を少しずつ積み重ねていきましょう。

ただ、独学のシャドーイングは「正しくできているのか分からない」「教材選びに迷う」「続かない」と悩みやすいものです。そこで頼りになるのがシャドーイング特化型アプリ『シャドテン』です。

シャドテンでは、英語のプロが毎日あなたのシャドーイングを添削し、良かった点と改善点を丁寧にフィードバックしてくれます。音声変化を中心に細かくチェックしてくれるため、独学では気づけない「聞けない理由」が明確になり、上達スピードが一気に上がります。

「英語セミナーのスピードについていきたい」「聞ける耳を短期間で育てたい」という方にとって、シャドテンは最適な環境です。

まずは一度試して、音がクリアに聞こえてくる変化を実感してみてください。

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