「遅れる」を英語で自然に伝えるには？場面別単語とフレーズを紹介！

「遅れる」って英語でどう言えばいいんだろう…？ー 待ち合わせやオンライン会議でそう思い、焦って言葉が出てこなかった経験はありませんか。

意味はわかっているのに、いざという瞬間に適切なフレーズが出ず、気まずい空気が流れてしまうと、自分の英語力に不安を感じてしまいますよね。

しかも、「遅れる」はシーンによって表現を変えなければなりません。ビジネスメールなのか、友人との会話なのか、交通機関の遅延を説明するのかで、ぴったりの表現は大きく異なります。
状況に合うフレーズを知っておけば心の余裕が生まれ、コミュニケーションのストレスもぐっと減るはずです。

この記事では、そんな「遅れる」の英語表現を場面ごとにわかりやすく整理してお伝えします。

読み終わるころには、迷わず自然に「遅れる」を英語で言えるようになり、実際の会話で相手の英語もスッと理解できる状態を目指せるでしょう。

英語力を着実に高めたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「遅れる」を表す基本英単語

「遅れる」を英語で表す際は、文全体で伝える前に、まず核となる単語の意味を理解しておくことが大切です。
英語では 状況に応じて使う動詞が変わるため、単語のニュアンスを知っておくことで、場面ごとに自然な英文を作れるようになります。

この章では、日常的に使われるカジュアルな語彙と、ビジネスで求められるフォーマルな語彙を対比しながらご紹介します。

それぞれの単語が持つイメージを掴むと、文章を組み立てやすくなり、相手に誤解を与えない正確なコミュニケーションを実現できるでしょう。

ネイティブがよく使うカジュアル表現の英単語

カジュアルな場面で使われる単語は、端的でテンポよく伝わるものが多いです。友人や同僚とのやり取りで、堅苦しさなく状況を伝えるのに向いています。

特に late は「遅れた状態」を示し、ネイティブの日常会話で圧倒的に頻出します。
また behind は「予定より遅れている」ニュアンスがあり、軽い遅れを柔らかく伝えたい場面に便利です。

こうした単語を知っておくことで、短いメッセージでも意図を十分に伝えられるようになります。

単語	ニュアンス・意味
late	予定の時刻より遅れている状態を表す基本語。日常会話で最も頻出。
behind	計画や進行が遅れているイメージ。深刻さがなく柔らかい。
soon	「すぐに」「間もなく」。遅れているけれどもうすぐ到着・完了を示す。
longer	「想定より時間がかかっている」ことを示す語。説明に便利。

フォーマルシーンで使える丁寧表現の英単語

フォーマルな場面では、「遅れている」という事実だけでなく、相手への配慮や誠意を込めて表現する必要があります。そのため、単語自体も丁寧な響きを持つものが多いのが特徴です。

例えば delay は「遅延」「遅れ」という中立的な名詞で、ビジネスメールでも頻繁に用いられます。
また tardiness は「遅延・遅刻」を指す非常にフォーマルな名詞で、ビジネスメールや社内文書でよく使われます。

単語	ニュアンス・意味
delay	遅延・遅れ。ビジネスや公共の場で使う中立的な単語。
tardiness	遅刻・遅延を表す非常にフォーマルな名詞。文章向き。

場面別「遅れる」の英語表現と例文集（ニーズ完全網羅）

遅れる場面は、日常会話からビジネス、オンライン会議まで幅広くあります。
この章では、シーンごとに「よく使う英語」を整理し、すぐに使える例文もあわせてご紹介します。

状況に応じて適切な英語を選べるようになることで、突然のトラブルや急な遅れでも落ち着いて対応できるようになるでしょう。

まずは自分がよく遭遇する場面からチェックしてみてください。

① 待ち合わせに遅れるときの英語

待ち合わせの遅れは最も日常的なシーンです。

カジュアル・丁寧・急なトラブルの3パターンに分けて覚えておくと便利です。

【待ち合わせで使う表現一覧】

シーン	英語表現
カジュアル	I’m running late. （少し遅れてる）
カジュアル	I’m a bit behind. （ちょっと遅れています）
丁寧	I may not arrive on time. （時間どおりに着けないかもしれません）
丁寧	Thank you for waiting. （お待ちいただきありがとうございます）
トラブル	My train stopped suddenly. （電車が突然止まりました）
トラブル	There’s heavy traffic. （渋滞に巻き込まれています）

② ビジネスメールで遅れを連絡する英語

ビジネスシーンでは、短く丁寧に状況を説明することが重要です。

謝罪・理由・代替案をセットで提示できると信頼性が高まります。

【ビジネスメールで使う表現一覧】

用途	英語表現
定型文	I apologize for the delay. （遅れまして申し訳ございません）
定型文	I may not join on time. （時間どおり参加できない可能性があります）
理由	Due to unexpected circumstances… （予期せぬ事情により…）
謝罪	I appreciate your understanding. （ご理解ありがとうございます）
代替案	Could we reschedule? （再調整できますか？）
代替案	I will send it by 3 PM. （３時までに送付します）

③ 交通機関の遅延を説明するとき

移動中の遅れは、理由がはっきりしているため説明しやすい分野です。

delay と時間をセットで伝えると分かりやすいです。

【交通機関の遅れで使う表現一覧】

交通手段	英語表現
電車	The train is delayed by 15 minutes. （電車が15分遅れています）
電車	My train suddenly stopped. （電車が急に止まりました）
バス	The bus is running late due to traffic. （渋滞のためバスが遅れています）
飛行機	My flight has been delayed. （フライトが遅延しています）
飛行機	The boarding time was pushed back. （搭乗時間が後ろ倒しになりました）

④ オンライン会議（Zoom/Teams）に遅れるとき

オンライン会議はトラブルが発生しやすいものです。

原因を短く伝えるだけで相手の安心感が違います。

【オンライン会議で使う表現一覧】

原因	英語表現
回線トラブル	I’m having connection issues. （回線トラブルが起きています）
回線トラブル	My internet is unstable. （ネットが不安定です）
設定不具合	My audio isn’t working. （音声がうまく作動していません）
設定不具合	I need a moment to fix this. （直すのに少し時間が必要です）
急な用事	Something unexpected came up. （急用ができました）
急な用事	I might join a few minutes late. （数分遅れて参加するかもしれません）

⑤ 英会話で遅れる理由を自然に説明するフレーズ

理由を自然に説明できると相手に安心感を与えられます。

「〇〇で遅れました」のパターンをいくつか覚えておくと役立ちます。

【遅れる理由の説明一覧】

理由	英語表現
眠れなかった	I couldn’t sleep last night. （昨夜眠れませんでした）
道に迷った	I got lost on the way. （道に迷いました）
仕事が押した	My work took longer than expected. （仕事が長引きました）
準備が間に合わなかった	I needed more time to get ready. （準備に時間がかかりました）
体調不良	I wasn’t feeling well. （体調が優れませんでした）

⑥ 遅れた相手に対する英語（謝罪・フォロー）

相手が遅れたとき、あるいは自分が遅れた後のフォローには、短く優しい一言があると印象が大きく変わります。

【フォローや気遣いの表現一覧】

用途	英語表現
相手を気遣う	No worries at all. （全然大丈夫ですよ）
相手を気遣う	Take your time. （ゆっくりで大丈夫です）
フォロー	Thanks for letting me know. （教えてくれてありがとう）
フォロー	I appreciate the update. （連絡ありがとう）
自分が遅れた後	Thank you for waiting. （待ってくれてありがとう）
自分が遅れた後	I really appreciate your patience. （ご理解に感謝します）

遅れる表現を聞き取れるようになるには？結論：シャドーイングが最速

会議では、「遅れる」の英語表現を使うだけではなく「聞き取る」場面がたくさんあります。しかし、「遅れる」の英語は知識として理解していても、会話本番では聞き取れないという悩みを多くの学習者が抱えています。

特に英語は、音が連結・脱落し、単語単位で聞こえないため、文字で知っているだけでは瞬時に判断できません。

この章では、「聞こえるようになるための仕組み」としてもっとも効果が高いシャドーイングに焦点を当てます。

多くの学習者が「遅れる表現を聞き取れない」理由

「running late」「stuck in traffic」「delayed」「behind schedule」など、遅れを表す英語は一見シンプルですが、実際の会話では音が崩れて聞き取りにくいことが原因の一つです。

例えば “I’m running late” は「アムラニンレイ」に近く発音され、単語ごとに区切られません。
また、ネイティブは状況に応じて語彙を素早く切り替えるため、聞いた瞬間に意味を把握できないと会話に置いていかれます。

さらに、多くの学習者は「文字で覚える」傾向が強いため、音声の特徴（強弱・リズム・音のつながり）に慣れないまま本番に臨んでしまいます。

つまり、聞き取れないのは能力不足ではなく、英語の「音そのもの」を訓練していないことが原因なのです。

シャドーイングなら、速い英語でも聞き取れるようになる

シャドーイングは、音声を聞きながら数秒遅れてまねる練習法です。文字ではなく「耳」を入口にするため、英語の音のつながり・強弱・リズムを自然に取り込むことができます。その結果英語が聞こえた時にどの単語が発話されているかすぐに認識することができ、会話のスムーズさが格段に上がります。

また、ネイティブの発音を自分の口で再現することで、ネイティブに伝わりやすい発音に近づきます。
シャドーイングの詳しい効果・やり方については以下の記事で紹介しているので、ぜひこちらもお読みください。

シャドテンのシャドーイングがおすすめな理由

シャドーイングを本気で身につけたい人には、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」をおすすめします。

最大の魅力は、英語のプロが毎日添削し、英語特有の音声変化（リンキング・弱形・リダクションなど）を細かく指摘してくれる点です。自分では気づけない発音やリズムのクセを改善できるため、聞き取れる音が確実に増えていきます。

教材は4つのアクセント・1000以上と豊富で、日常会話からビジネスまで幅広いシーンを網羅しています。AB再生・速度調整・スクリプト表示切り替えなど、シャドーイングしやすい環境が整っています。

忙しい社会人でも隙間時間を使ってシャドーイングを習慣にできるのが、シャドテンの強みです。

まとめ：遅れる英語を聞き取れて、実践で自信を持とう

「遅れる」を表す英語はシンプルでも、実際の会話ではスピードが速く、音がつながったり弱く発音されたりするため、意味を知っていても聞き取れない場面が多くあります。

だからこそ、「知っているつもり」から「聞こえて理解できる」へステップアップすることが大切です。
特に “I’m running late.” “The train is delayed.” のような頻出フレーズは、音のまま認識できるようになると、会話中のストレスが大きく減り、相手の意図を即座に理解できるようになります。

その鍵となるのがシャドーイングです。
耳から入った音をそのまま口で再現することで、英語特有のリズムや音の変化に慣れ、聞き取れる音が確実に増えていきます。

さらに、英語のプロが毎日添削してくれる「シャドテン」なら、聞き取れない原因を細かく指摘してもらえるため、独学では気づけないリスニングの弱点を効率よく克服できます。

今なら7日間無料でアプリを体験できるので、この機会にシャドテンを使ってシャドーイングを習慣化させましょう。

また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。