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英語会議ファシリテーション完全ガイド|聞く力で議論をまとめる

海外との会議でファシリテーターを任されたけれど、どんな準備をすれば良いのかわからない…。

そんな悩みをお持ちではありませんか。

結論から言うと、英語会議でのファシリテーターの役割を知り、頻出のフレーズを覚えておくだけで、格段にファシリテーションはやりやすくなるもの。

この記事を読めば

  • 英語会議でのファシリテーションの定義や重要性
  • 英語会議のファシリテーションで使えるフレーズ
  • 英語会議を成功に導くための英語スキル

などがわかりますよ。

多国籍メンバーからなる英語の会議を成功させたい方は、ぜひご一読ください。

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目次

英語会議ファシリテーションとは?

多国籍メンバーが参加する会議では「誰がファシリテーターを務めるのか」を事前に明示することが一般的です。

日本企業では議事の責任者(部署長やプロジェクトリーダー)がそのまま司会を兼ねるケースが一般的であり、英語会議と日本の会議では形態に差があります。

まずは英語会議でのファシリテーションとは何かを解説します。

ファシリテーションの定義

ファシリテーション=facilitationは「物事を容易にすること、円滑に進めること。」を意味します。

ビジネスシーンの会議などで使われる「ファシリテーション」では上記の意味に加え、会議やワークショップなどで、参加者同士の意見交換や合意形成をスムーズに進行させる「手法・技術」という意味合いも加わります。

日本では会議のファシリテーションが重要視されることはあまりないもの。

しかし英語環境では発言スピードも文化も多様なことが多く、ファシリテーションの技術が会議が有意義なものになるかどうかの決め手となることも珍しくありません。

英語会議でファシリテーターが果たす5つの役割

ファシリテーターとは、会議をfacilitate(=物事が 円滑に進むよう手助けする)する人のこと。

  • ゴール提示
  • 時間管理
  • 発言の交通整理
  • 対立の調停
  • 行動計画の確定

を担います。

5つの役割は互いに連動し、会議前・最中・終了後の流れをスムーズにつなぐ“進行ロードマップ”を形づくります。

ゴール提示で方向を定め、時間管理で会議のテンポを整え、発言整理で流れを保ち、対立調停で温度感を調整し、行動計画確定で次の歯車を回す――このサイクルが回れば、会議は単なる情報交換から“成果を生む時間”へ進化します。

どれか1つでも欠けると空回った議論になりやすいため、事前に5つの項目をチェックリスト化し、進行中は都度見直すクセをつけておくと安心です。

英語会議におけるファシリテーションの重要性と成功のカギ

英語会議におけるファシリテーターの役割は、会議のchairperson(司会)にとどまりません。

単なる進行ではなく、物事を 円滑に進むよう手助けする(=facilitate)ことで、会議をさらに有意義なものへと変化させるのです。

英語会議におけるファシリテーションの重要性と成功のカギを解説します。

ビジネス成果へのインパクト

会議が時間通りに終われば、参加者はすぐ次の業務へ移れ、タスクの重複確認や追加説明といった業務が激減します。また議事録に目的・決定事項・担当・期限が一行で整理されていれば、遅延の芽は早期に見え、軌道修正も迅速に指示できます。

ファシリテーターがこの流れを設計することで、会議は単なる報告会から「目標達成を加速させるエンジン」へと進化し、結果としてプロジェクト全体の生産性が底上げされます。

うまくファシリテーションすることで、業務の生産性が向上するのです。

異文化チームの生産性を高める理由

英語会議では、会議メンバーに様々な国籍が加わっていることも多いもの。多国籍チームでは「沈黙は同意」「遠慮は礼儀」など文化的前提が異なり、同じ言葉でも受け取り方が分かれます。

ファシリテーターは各発言をかみ砕き、共通のビジネス語に言い換えて橋渡しをすることで、誤解を防ぎ安心して発言できる空気をつくります。

この心理的安全性が新たなアイデアを呼び込み、結論への合意スピードを押し上げる“触媒”となるのです。異文化チームの生産性は、ファシリテーター次第といっても過言ではないでしょう。

成功のカギはリスニング力にあり

英語会議の中で、多くの日本人は「聞き取れないうちに話題が進む」悩みを抱えます。語彙不足が原因のこともありますが、多くは音の連結や脱落に慣れていないことが原因です。

内容がしっかりと理解できないと、うまくファシリテートすることができません。結果として結論がまとまらなかったり、スムーズに会議が進行できず参加者がストレスを感じたりする原因になり得ます。

ファシリテーションの技術をあげるには、まずは聞き取り精度を底上げし、相手の発言を即時に再構成できる耳を養う必要があります。

ファシリテーターの仕事の大半は「聞く→要約→促す」の繰り返し。音声変化に強い耳を作れば、相手が言い終わる前に要点が整理でき、質問や次のステップを滑らかに提示できます。

シーン別|英語ファシリテーションで使える厳選フレーズ30

ファシリテーションフレーズは「目的設定」「進行」「収束」の3局面で使い分けると効果的です。

各局面ごとに使える表現と活用のコツを紹介します。

会議開始・目的設定

会議冒頭は参加者の注意を集め、ゴールを共有する大事なタイミングです。まずは時間厳守を称えつつ、目的を明確に示しましょう。

◆Thank you for joining on time.
(時間通りにご参加いただきありがとうございます)
→冒頭の一言で「時間を大切にする会議」であることを印象づけられます。

◆Our goal today is to [finish the project timeline].
(本日の目標は〈プロジェクトのスケジュールを確定する〉ことです)
→ゴールを一文で言い切ると、議論がぶれにくくなります。

◆By the end of this meeting, we should have a clear owner for each task.
(会議終了までに各タスクの担当者を明確にしておきましょう)
→成果物と完了条件を具体化し、当事者意識を高めます。

◆Does everyone agree on this objective?
(この目標でよろしいでしょうか)
→同意を取っておくことで、後々の「聞いていなかった」を防ぎます。

アジェンダ提示と時間管理

アジェンダは道しるべ、時間配分は会議のリズムです。あらかじめ示しておくと、発言が端的になります。

◆Here’s the agenda for our discussion.
(本日のアジェンダはこちらです)
→画面共有と一緒に示すと、参加者が迷いません。

◆We have ten minutes allocated per item.
(各議題に十分ずつ割り当てています)
→時間枠を明示することで、長話を防ぎます。

◆Let’s keep an eye on the clock.
(時計を意識しながら進めましょう)
→カジュアルにリマインドし、集中力を保てます。

◆I’ll give a two-minute warning before we move on.
(次の議題に移る二分前にお知らせします)
→締め切り効果で議論を自然にまとめられます。

参加者の意見を引き出す問いかけ

意見が出にくいときは、指名質問やオープンクエスチョンで場を活性化します。

◆[Name], what’s your view on this?
(〈氏名〉さんはどうお考えですか)
→専門家や当事者に直接振ることで具体的な情報が得られます。

◆Would anyone like to add a different perspective?
(別の視点をお持ちの方はいらっしゃいますか)
→多角的な意見を促し、議論を深めるきっかけになります。

◆Let’s hear from someone who hasn’t spoken yet.
(まだご発言されていない方、どうぞ)
→発言機会を均等化し、心理的安全性を高めます。

◆Could you elaborate a bit more on that point?
(その点をもう少し詳しくご説明いただけますか)
→背景や根拠を引き出して内容を具体化できます。

議論の整理と方向付け

話題が散漫になってきたら、一度要点を整理して次のステップを示しましょう。

◆Let me summarize what we have so far.
(ここまでの内容をまとめさせてください)
→議論をリセットし、全員の理解をそろえる効果があります。

◆It seems we have two options on the table.
(現在、選択肢は2つありそうです)
→選択肢を数で示すと意思決定がしやすくなります。

◆Which option best meets our timeline?
(どの案がスケジュールに最適でしょうか)
→比較軸を明確にし、結論を促す質問です。

◆Can we agree these are the main criteria?
(これを主要な判断基準としてよろしいですか)
→後で基準が変わる混乱を防止します。

合意形成と意思決定の促進

結論を出す場面では、反対意見を先に受け止め、決定を明文化することが重要です。

◆Shall we take a quick vote on this?
(これについて簡単に投票しませんか)
→多数決でスピーディに収束させる手段です。

◆Is anyone strongly opposed to Option B?
(オプションBに強く反対の方はいらっしゃいますか)
→不満を先に出し、後の抵抗を減らします。

◆It sounds like we’re converging on a solution.
(解決策がまとまりつつあるようです)
→収束フェーズへ移行する合図として便利です。

◆I propose we lock this in and move forward.
(これで決定し、次へ進みましょう)
→決断を言語化し、次の行動に移りやすくします。

質疑応答を円滑に進行

質問が長引くと全体のリズムが崩れます。時間と範囲を示しながら進めましょう。

◆We have time for two more questions.
(質問はあと2つお受けできます)
→残り時間を示すことで焦点を絞れます。

◆Please keep your question brief and to the point.
(質問は簡潔にお願いいたします)
→長い前置きを防ぎ、議論を活性化します。

◆Let’s take that offline after the meeting.
(その件は会議後に個別で話しましょう)
→脱線を防ぎつつ、課題を放置しない表現です。

会議のまとめ・アクションアイテム確認

クロージングでは、次の行動を担当者と期限付きで示すと実行率が上がります。

◆To recap, we’ve agreed on three next steps.
(まとめると次の三つのステップで合意しました)
→数字を使うと記憶に残りやすいです。

◆[Name] will handle this by Friday.
(〈氏名〉さんが金曜までに対応します)
→担当と期限をセットで示し、責任範囲を明確化します。

◆Is everyone clear on their responsibilities?
(各自の役割はクリアでしょうか)
→最終確認で「言った言わない」を防げます。

オンライン/ハイブリッド環境での追加表現

遠隔参加者とのラグや音声トラブルを減らすには、ルールと配慮の言語化が大切です。

◆Please mute yourself when not speaking.
(発言していないときはミュートにしてください)
→背景ノイズを減らし、聞き取りやすさを確保します。

◆Could you type that link in the chat?
(そのリンクをチャットに貼っていただけますか)
→聞き漏れを防ぎ、情報共有を迅速化します。

◆I’ll share my screen now.
(では画面を共有します)
→視覚情報を統一し、理解をそろえる定番フレーズです。

◆Let’s pause to ensure remote participants can jump in.
(遠隔参加者が発言できるよう、少し間を取りましょう)
→ハイブリッド特有の時差を吸収し、発言機会を平等にします。

まとめ|リスニングと表現を磨いて英語会議ファシリテーションを制す

英語会議でのファシリテーションは、ファシリテーターの役割を知り定番のフレーズをおさえることで、格段にやりやすくなります。とは言え、どれだけ定番フレーズを学んでも会議参加者の英語が聞き取れなければ、それらを活かすことはできません。

英語会議でのファシリテーションの核は「リスニング力」であるといっても過言ではないでしょう。

リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。

シャドテンには以下のような特徴があり、上記ファシリテーションで使える表現の学習と並行して実施することで、スムーズに有意義に会議を進行させることができるようになります。

【シャドテンの特徴】

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◆1000以上の多彩な教材
ビジネス会議から日常雑談まで、1000以上のスクリプトを収録。英語会議のファシリテーションでも役立つフレーズを用いながら学習できます。

◆4つのアクセント
4つのアクセントを収録しており、多国籍メンバーからなる英語会議でも対応しやすくなります。

◆便利な機能
AB再生で苦手区間を繰り返し、再生速度も0.5倍〜2倍で調整可能。スクリプトの表示/非表示切り替えもワンタップで、ストレスなくシャドーイングのトレーニングができます。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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