英語での会議が終盤に差しかかったとき、「どう締めればいいのか」「この表現で失礼にならないか」と悩んだ経験はありませんか?
会議のクロージングは、議論をまとめ、次の行動を明確に示し、参加者にポジティブな印象を残す重要な瞬間です。
本記事では、英語でスマートに会議を締めくくるフレーズとコツを網羅的に紹介し、リスニング力がなぜクロージング成功のカギになるのかも解説します。読み終える頃には、次の会議で自信をもってクロージングできるようになるはずです。
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会議クロージングの基本フレーズ集
会議を円滑に締めくくるためには、用途ごとに定番フレーズをストックしておくことが近道です。
以下では「締めくくり」「感謝」「要点整理」の3カテゴリに分け、すぐに使える表現をご紹介します。
締めくくりで使う定番フレーズ
会議終盤の一言で雰囲気が決まります。状況に合わせて選びやすいフレーズを押さえておきましょう。
- “Let’s wrap up our discussion here.”
(ここで議論を締めくくりましょう。) - “That brings us to the end of today’s agenda.”
(本日のアジェンダは以上です。) - “If there are no further comments, we’ll close the meeting.”
(追加のコメントがなければ会議を終了します。) - “We’ve covered all key points, so we’ll adjourn now.”
(主要なポイントはすべて確認できましたので、これで散会します。) - “Thank you for staying focused; let’s conclude here.”
(集中していただきありがとうございました。ここで締めくくりましょう。)
参加者への感謝を伝えるフレーズ
会議の最後に感謝は伝えることはマナーです。また、しっかり感謝を示せば次回以降の協力も得やすくなります。
- “Thank you all for your valuable input today.”
(本日は有益なご意見をありがとうございました。) - “Your insights have been extremely helpful.”
(皆さまの洞察は非常に参考になりました。) - “I appreciate everyone’s time and commitment.”
(お時間とご尽力に感謝いたします。) - “Special thanks to the team for the detailed preparations.”
(入念な準備をしてくれたチームに特別な感謝を申し上げます。) - “We couldn’t have progressed this far without your support.”
(皆さまのサポートなくしてここまで進めませんでした。)
要点を簡潔にまとめるフレーズ
長い会議やいろんな議題を討論した会議であればあるほど、結局何を決定したのか忘れがちになってしまいます。要点を整理して共有することで、参加者全員が同じ認識を持てるため、必ず行うようにしましょう。
- “To recap, we agreed on three main actions.”
(まとめると、3つの主要アクションに合意しました。) - “In short, our next focus will be on cost reduction.”
(要するに、次の焦点はコスト削減です。) - “The key takeaway is that timeline remains unchanged.”
(重要なポイントはタイムラインが変わらないことです。) - “Let me summarize today’s decisions in one sentence.”
(今日の決定事項を一文でまとめます。) - “Our main conclusion is to proceed with Option B.”
(主な結論はオプションBで進めることです。)
次のステップとアクションアイテムを提示する表現
クロージングで次のステップを示すと、参加者が行動を起こしやすくなります。ここでは担当割り振りとフォローアップ依頼のフレーズを紹介します。
アクションアイテムの割り振りとスケジュール提示
誰が何をいつまでに行うかを明確に伝えることで、責任の所在がはっきりし決定事項がスムーズに進むようになります。
- “John will draft the proposal by Friday.”
(ジョンが金曜までに提案書を作成します。) - “Let’s aim to finalize the budget by June 10.”
(6月10日までに予算を確定させましょう。) - “Mary is responsible for coordinating with the vendor.”
(ベンダーとの調整はメアリーが担当します。) - “We’ll review the progress in our next weekly meeting.”
(進捗は次回の週次会議で確認します。) - “Please update the shared sheet by end of day tomorrow.”
(明日中に共有シートを更新してください。)
フォローアップを依頼するフレーズ
もし会議内で決またタスクがある場合、フォローアップの依頼を明確にすることで、タスクが抜け落ちるリスクを減らせます。
- “Could you circulate the meeting minutes by Monday?”
(月曜までに議事録を回覧していただけますか。) - “Please confirm the supplier’s availability and let us know.”
(サプライヤーの空き状況を確認し、ご連絡ください。) - “Let me know if you encounter any roadblocks.”
(障害があればお知らせください。) - “Kindly share your feedback on the draft proposal.”
(ドラフト提案へのご意見を共有してください。) - “We’d appreciate an update on your action items by Thursday.”
(木曜までにご担当分の進捗報告をお願いいたします。)
終了時刻と次回会議の案内
会議が時間通り終わることを示し、次回の日程を早めに共有すると参加者の安心感が高まります。
会議終了時間を通知するフレーズ
会議終了に近づいてきたら、終了時刻を明示することで締めのメリハリがつきます。
- “We’ll finish in the next five minutes.”
(あと5分で終了します。) - “Our scheduled end time is 4 p.m., so let’s conclude now.”
(予定終了時刻は16時ですので、ここで締めましょう。) - “We are right on time—great work, everyone.”
(予定通りです。素晴らしいです。) - “We’ve reached the end of our allotted slot.”
(割り当て時間が終了しました。) - “Let’s close here to respect everyone’s schedules.”
(皆さまの予定を尊重し、ここで終わりにします。)
次回会議の日時・場所を案内するフレーズ
スムーズなクロージングには次回への橋渡しが欠かせません。必要な情報はここで伝えるようにしましょう。
- “Our next meeting will be on July 3 at 10 a.m.”
(次回会議は7月3日10時に行います。) - “We’ll meet online via Zoom next Wednesday.”
(次の水曜はZoomでオンライン開催します。) - “Please reserve the main conference room for August 12.”
(8月12日にメイン会議室を確保してください。) - “I’ll send a calendar invite with the details shortly.”
(詳細入りのカレンダー招待をすぐお送りします。) - “Let’s tentatively set the follow-up for two weeks from today.”
(フォローアップを本日から2週間後に仮設定しましょう。)
合意確認とフィードバック依頼の表現
会議を締める直前に合意を取り、次回改善へつながるフィードバックを集めておくと、プロジェクト全体の推進力が高まります。ここでは「合意の最終確認」と「改善のための意見募集」に分け、今すぐ使えるフレーズをまとめました。
全体の合意を確認するフレーズ
円滑な進行のためには、全員が決定事項を共有・納得しているかを明言してから終了するのが鉄則です。わずかなニュアンスの違いで了承の度合いが変わるので、トーンにも注意しましょう。
- “Does everyone agree with the proposed timeline?”
(提案したタイムラインでご承認いただけますでしょうか。) - “Are we all on the same page about the next steps?”
(次のステップについて皆さまの認識は一致していますでしょうか。) - “May I confirm that we have full consensus on option A?”
(オプションAで全会一致と確認してよろしいでしょうか。) - “Let me just confirm our mutual understanding before we close.”
(締める前に相互理解を確認させてください。) - “Can we conclude that everyone is comfortable with the decision?”
(この決定に皆さまご納得いただけたと結論づけてもよろしいでしょうか。)
フィードバックを募るクロージング
次回の会議をさらに質の高いものにするには、終了直後の“温度感”が残るうちに意見を集めるのが効果的です。
- “Please share any thoughts you might have after today’s meeting.”
(本日の会議後にご意見があればお寄せください。) - “We welcome your feedback on how we can improve future sessions.”
(次回以降の改善に向けたフィードバックを歓迎いたします。) - “Feel free to email me if you have suggestions or concerns.”
(ご提案やご懸念があれば遠慮なくメールしてください。) - “Your honest feedback will help us refine our process.”
(率直なフィードバックが当社のプロセス改善に役立ちます。) - “Could you let us know what worked well and what didn’t?”
(良かった点・改善点を教えていただけますか。)
注意点・リマインダーを伝える際の英語表現
会議終盤に「忘れてはいけない事項」や締切を再提示しておくことで、後々の手戻りを防げます。ここでは注意喚起とリマインダー用フレーズをまとめました。
重要な注意事項を強調するフレーズ
締切や機密事項など、必ず守ってほしいポイントを相手の記憶に焼き付ける表現です。
- “Please note that the budget must be finalized by Friday.”
(金曜までに予算を確定する必要がありますのでご留意ください。) - “Remember that all documents need VP approval before submission.”
(提出前にすべての文書が副社長承認を要しますのでご注意ください。) - “Be aware that system maintenance is scheduled for this weekend.”
(今週末にシステムメンテナンスが予定されていますのでご認識ください。) - “Kindly note the confidentiality of today’s discussion.”
(本日の議論は機密扱いとなりますのでご留意ください。) - “Please keep in mind the revised compliance guidelines shared earlier.”
(先ほど共有した改訂コンプライアンス指針を念頭に置いてください。)
リマインダーとして再度共有する表現
人は忙しくなると重要項目を忘れがち。柔らかいトーンで“再通知”しましょう。
- “Just a friendly reminder to submit your reports by Tuesday.”
(火曜までにレポート提出をお願いいたします。) - “I’d like to remind everyone of our stand-up meeting tomorrow at 9 a.m.”
(明日9時のスタンドアップミーティングをお忘れなく。) - “This is a quick reminder to complete the customer survey.”
(顧客アンケートのご回答をぜひお願いいたします。) - “Gentle reminder: please update the project dashboard daily.”
(念のためのリマインダー:プロジェクトダッシュボードを毎日更新してください。) - “Please remember to cc the finance team on all invoices.”
(請求書には必ず財務チームをccしてください。)
会議クロージングをプロフェッショナルに見せるコツ
時間厳守・丁寧さ・余韻。この3つを押さえると、最後の1分で“デキる人”印象を残せます。ポイントを2つに絞って解説します。
丁寧かつビジネスライクなトーンの作り方
丁寧語を使いすぎると回りくどく、カジュアルすぎると軽薄に映ります。
ベストバランスは「結論→理由→依頼」の順で簡潔に述べること。「Could you」「Would it be possible」を使うと柔らかく聞こえ、冗長さを抑えられます。
また、Thank you や Appreciate でポジティブさを添えると、相手の協力意欲が高まります。語尾の上げ下げは気持ちを伝える重要要素。特にオンライン会議では声だけが頼りになるため、終盤こそ明瞭・落ち着いたトーンを意識しましょう。
良い印象を残すボディランゲージと声のトーン
カメラ越しでも「目線」と「うなずき」は強力な非言語メッセージです。
発言者を見つめ、要所でうなずくことで「理解・傾聴」姿勢を示せます。クロージング時は姿勢を正し、カメラに正対してから締めの言葉を述べると説得力が増します。
声は終始フラットではなく、冒頭と最後にやや低め&ゆっくりと話すと重厚感が出て信頼感アップするでしょう。
スムーズなクロージングにはリスニング力が必須な理由
「聞き取れないと締めくくれない」——これは英語会議の現実です。主旨を取り違えたまま合意を取ると、プロジェクトに重大な影響が及ぶ恐れがあります。
発言を正確に聞き取ることで進行が円滑になる
クロージング直前は時間が押し気味になり、発言スピードも上がります。
ここで聞き漏れがあると「要点整理」「合意確認」「フォローアップ指示」いずれかが曖昧になるリスクが高まります。正確に聞き取れれば、議論の齟齬を即時修正でき、結果として所要時間を短縮できます。
また、参加者のニュアンスをくみ取ることで、その場での微調整や追加質問にも即応でき、リーダーシップを印象づけることが可能です。
事前準備とシャドーイングで鍛えるリスニング術
リスニングを短期間で底上げする王道は「予習+シャドーイング」です。
まず議題関連の語彙やフレーズをリサーチし、想定質問を音声付きで練習。次にシャドーイングで音声変化を体得すれば、会議本番のネイティブの早口にも追従できます。
シャドテンのようなシャドーイング特化型アプリなら、①プロが毎日添削し発音とリズムのズレを指摘、②1000以上の教材から自分の業界に合った素材を選択、③AB再生・速度調整・スクリプト切替で練習効率を最大化—と、「聞く+発話」の両面を短サイクルで改善可能です。
まとめ|英語会議を成功に導くクロージング&次の一歩
本記事では、英語会議クロージングに欠かせない
- 状況別フレーズのストック
- 合意・フィードバック・リマインダーの徹底
- プロフェッショナルなトーン & 非言語テクニック
- リスニング力向上の重要性
を取り上げました。
会議を「スマートに締め、次につなぐ」鍵は、聞き取り精度と瞬発力の両立です。もし「ネイティブの早口がまだ聞き取れない」「自信を持って締めくくりたい」と感じるなら、シャドテンを試してみませんか。
- プロの添削:英語特有の音声変化まで毎日フィードバック
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