英語会議で「聞こえるのに意味が追えない…」と感じたことはありませんか。
原因は発音変化や処理速度など、学習方法の選び違いにあります。
結論から言えば、音声と意味処理を同時に鍛えるシャドーイングが最短ルート。本記事では「なぜ聞き取れないのか」を分解し、すぐ実践できる改善策とシャドーイング活用法を紹介します。
読み終える頃には、きっと明日からどんな学習をすれば良いか明確になり他の人の一歩先を行くリスニング力が手に入ります。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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日本人ビジネスマンが英語を聞き取れない4つの原因
「単語は知っているのに内容が頭に入らない」——そんな悩みは多くの要因が複合しています。ここでは代表的な4つを解説し、各々に最適な対策の方向性を示します。
音声変化・リエゾンを知らない
英語が聞き取れない最大の壁は、教科書には載っていない音声変化にあります。
ネイティブは日常会話で子音と母音を滑らかに連結させ、不要な音を省略し、強勢位置を変えることで発話を高速化します。これらはスペルからは推測しにくく、単語単位で覚えた知識では聞き取ることが難しいです。
<例>
What about you(ワット・アバウト・ユー)→(ワダバウッユー)
まずはリエゾンや脱落の代表パターンを体系的に学び、スクリプト付き音声で「目と耳の照合」を繰り返すことが重要です。
アクセントの多様性に慣れていない
グローバル化が進む現在、社内外の会議には米英豪だけでなくインド、フィリピン、ヨーロッパ大陸出身の英語話者も参加します。
各アクセントは母語の音韻に影響されるため、母音の長さや子音の破裂音が想像以上に変化し、単一アクセントしか知らない学習者には雑音に聞こえがちです。
対応策は「多アクセント音源への計画的接触」と「特徴の事前学習」の二本立て。まず、週替わりで異なるアクセントの教材を選び、会議で遭遇しやすいビジネストピックを扱った音源を聴取します。(*もし英語自体があまり聞けないという場合は、まずはアメリカ英語など世界中の人が聞いたことがあるアクセントをまずは聞けるようになりましょう)
そのうえで、発音辞書や動画で「典型的な母音のずれ」や「語尾子音の弱化」を確認しながらシャドーイングすると、音の揺れ幅を許容できる耳が育ちます。固有名詞や略語の言い回しも合わせて覚えれば、実務の聞き取り成功率は大幅に向上します。
<例>
I’ll send the file in a tick.
(すぐにファイルを送ります)
英国ビジネス英語で in a tick は「すぐに」の意。発音と表現の両面で慣れていないと理解が追いつきません。
内容理解速度が足りていない
「音は拾えるのに意味処理が1テンポ遅れる」という悩みは、情報処理速度と短期記憶の容量が音声速度に追いついていないサインです。
たとえばWPM150でしか英語の本を読めない状態でWPM180の音声を聴くと、たとえ音の処理自体は追いついていたとしても頭の中の翻訳が間に合わず、後半が連鎖的に欠落します。
その場合は速読や多読などのトレーニングを取り入れることがおすすめです。英語を英語のまま処理し理解できるようになると、話に置いていかれることはなくなります。
背景知識・語彙不足で内容が追えない
ビジネス現場では業界特有の略語や時事用語が頻発し、基礎語彙だけでは文脈把握に穴が開きます。
未知語が1文に複数含まれると、その瞬間に前後関係が途切れ、再構築に時間を取られて次の情報を取りこぼす負のスパイラルに陥ります。
解決には「目的分野を絞った事前リサーチ」と「語彙の意味と音の同時インプット」が不可欠です。
まず、頻出キーワードをエクセルでカテゴリ別に整理し、定義や関連ニュースを短いメモにまとめます。そのうえで、同じトピックを扱う音声教材でシャドーイングを行うと、語彙が具体的な文脈と結びつき長期記憶に定着しやすいです、知識の土台ができれば、新しい用語が出ても推測しながら聴ける余裕が生まれ、議論が理解できないなどの問題は解決されるでしょう。
目標別リスニング到達ラインを設定しよう
英語リスニングは「どんな場面で使うか」によって目指すべき基準が変わります。
資格試験で高得点を取る、ネイティブと同じ速度で商談を回す、好きな映画を字幕なしで味わうなど、ゴールを具体化すると、教材選びと学習ステップが明確になり、最短距離で伸びを実感できます。
TOEIC・IELTS・TOEFLなど資格試験で高得点を狙う
TOEIC LRで満点を目指すなら、パート 3・4の160〜180 WPMに動じない音声処理速度と、設問先読みを並行できる集中力が鍵です。IELTS 7.0やTOEFL 100では、講義形式の長文を40分以上聴き続けられるスタミナと学術語彙が必須になります。学習法は「公式問題集→ディクテーション→シャドーイング」の3段階で、聞き漏れをゼロにしてから再現できるまで繰り返すこと。
週1回、本番と同じ時間の模試を通しで実施し、正答率90%以上を安定させるのを到達指標に設定しましょう。
会議・商談・プレゼンをネイティブスピードで理解する
ビジネス会議では平均180 WPMで情報が次々と流れます。要旨を即座に把握し発言するには、数字・固有名詞・専門用語を瞬時にメモしつつ全体の構造を保持するワーキングメモリが欠かせません。
対策は「実録会議音源でのシャドーイング+10行要約トレーニング」。音声を追って発話し、直後に10行以内で議事メモを書くことで、聞く・話す・要約する処理を同時に鍛えます。週次で“後追い発言までのタイムラグ”を計測し、5秒以内に短縮できれば実戦レベルです。
映画・ニュース・ドラマを字幕なしで楽しむ
娯楽系リスニングはアクセントやスラング、効果音の重なりが多彩で、語彙よりも場面推測力が試されます。
まずは字幕付きで視聴し、シーン単位でセリフを書き起こすディクテーションを行った後、同じ部分を倍速シャドーイングで反復すると音の変化と文脈が結びつきます。
理解度の指標は「1時間の作品を途中停止せず80%以上内容把握できるか」。慣れてきたらBBCやNetflixの再生速度1.25倍に挑戦し、聞き逃しが3割以下に収まれば字幕卒業ラインです。
効果的な聞き取り練習メソッド比較
聞き取り力を伸ばす王道メソッドは複数ありますが、それぞれ鍛えられるスキルと最適な導入タイミングが異なります。ここでは代表的な三つを比較し、組み合わせ方の指針を示します。
シャドーイング|聞き取りと発音を同時強化
音声を0.5〜1秒遅れでそっくり追唱するシャドーイングは「聴覚→運動→発話」のループを高速で回すため、音声知覚と発音矯正を同時に行えるのが強みです。
1日30分を継続し、録音した自己音声とモデル音声の一致率が8割を超えたら次の教材へ進むサイクルが理想です。
ディクテーション|細部の音声変化を把握
流れてくる音声を一時停止しながら書き取るディクテーションは、リエゾン・脱落・弱形など「聞こえないのに存在する音」を可視化できる精密トレーニングです。
ただし時間がかかるため、1回5分程度の短い発話を選び、週2〜3回シャドーイング前の“耳慣らし”として組み込むのが効率的。書き取り後は必ず正解スクリプトと照合し、聞き逃した箇所の音声変化パターンをメモして次回のチェックリストに加えると再犯防止になります。
多聴多読&ポッドキャスト|インプット量を確保
語彙や背景知識を広げたいフェーズでは、興味分野のポッドキャストや電子書籍の「耳+目」併用が効果的です。再生速度は内容理解が70%を切らない範囲で1.25〜1.5倍に設定し、1日30分×週5回を目標に“ながら聴き”より“集中聴き”を重視します。
聞き取れなかった表現はスプレッドシートに書き出し、週末にまとめてクイズ化すれば定着率が向上。多聴多読を継続することで、未知のアクセントやスラングに遭遇しても推測で補完できる「文脈耐性」が養われます。
よくある質問(FAQ)
聞き取り練習を始める前に寄せられる疑問をまとめました。自分の状況と照らし合わせ、最適なスタートを切りましょう。
シャドーイング初心者でも効果はある?
はい。どのレベルの人にもおすすめですが、初心者ほど恩恵が大きい学習法でもあります。
巷ではシャドーイングは難しすぎると言いますが、いきなりシャドーイングをするのではなく、自分のレベルに合った教材で事前準備をしっかり取り入れれば、難しすぎることはないはずです。
基本的なシャドーイングのやり方を紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
<シャドーイングの基本的なやり方>
- スクリプトがついている短め(30秒~1分程度)の音源を用意する
- 音声のみを聞き大まかな内容を把握する
- スクリプトを見ながら音声を聞き発音や全体の意味を理解する
- 5回を目安にオーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に発話)を行う
- シャドーイング(スクリプトを見ずにお手本音声の1~2語後を追うように発話)を行う(20回以上)
- 録音した自分の音声を聞き振り返りを行う
どのくらい続ければ聞き取れるようになる?
毎日30分の集中シャドーイングを継続すると、約3か月で「英語の輪郭がクリアになる」変化を実感しやすくなります。
ただし日本語同等の自動処理レベルに達するには、最低でも半年、多くの場合1年以上が目安です。習熟度に合わせて少しずつ発話スピードが速い教材に変更していくようにしましょう。
他の学習法やオンライン英会話と併用できる?
併用は非常に効果的です。シャドーイングで音声知覚と発音を鍛えつつ、多読で語彙と背景知識を拡充し、オンライン英会話で即応性を試す「インプット→アウトプット循環」が理想形。
毎日30分シャドーイングを取り入れつつ、隙間時間に多読、週に1回オンライン英会話などといったように学習を組み合わせてみてください。
まとめ|聞き取りを制する者がビジネスを制す
英語リスニング力の壁は、音声変化の知識不足・アクセント耐性・処理速度・背景知識の4点に集約されます。シャドーイングはこれらを一挙に解決できるメソッドです。
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