英語で「困難」を表したい場面は、思ったより頻繁にありますよね。
日常の「ちょっと大変だった」から、仕事での「課題が多いプロジェクト」、さらにはSNSでのライトな表現まで、「困難」は幅広いシーンで使われる重要語です。
しかし、いざ英語で伝えようとすると difficulty? hard? challenge? どれが自然なの? と迷ってしまう人は少なくありません。
実際、英語学習者の多くが「困難のニュアンスの違いが分からない」「使い分けが不安」と感じています。さらに、知識として単語を覚えても、リスニングで聞き取れなかったり、会話で咄嗟に出てこなかったりすると、せっかくの語彙も活かせなくなってしまいます。
この記事では、「困難」を表す英語表現をわかりやすく整理しながら、表現を「使いこなすため」の学習法としてシャドーイングをご紹介します。
読み終える頃には、英語で「困難」をスムーズに伝えられるようになり、リスニング力の伸びを実感できるはずです。
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「困難」を表す代表的な英語表現5選(基礎編)
英語で「困難」を表す言葉はいくつかあり、それぞれ少しずつニュアンスが違います。
ここでは、日常会話からビジネスまで幅広く使える基本の5つの表現を取り上げますので、まずはこの5語をしっかり押さえておきましょう。
“difficulty”や“challenge”といった基礎的な語を理解しておくと、「困難だ」と言いたい場面で表現の選択肢がぐっと増えます。
さらに、カジュアルな場面で使いやすい“hard”、心身のきつさを含む“tough”、問題そのものを指す“problem”などを状況に合わせて使い分けられるようになると、英語の会話がより自然に聞こえるようになります。
それでは、この5つの表現について、順番に見ていきましょう。
difficulty(最も一般的)
“difficulty”は「困難」の中で最も広く使われる表現で、フォーマル・カジュアルのどちらにも対応できる汎用性の高さが特徴です。
特定の作業や状況が難しいと感じるときに使われ、ビジネスでも頻出します。また、名詞として扱いやすいため、文章内での配置もしやすく、英作文でも活躍します。
例えば “I had difficulty understanding the lecture.” のように difficulty+動名詞 の形が定番です。
この構文を覚えておくと、会話でも自然に使いこなせるようになります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| have difficulty ~ing | ~するのが困難だ |
| with difficulty | 困難を伴って |
challenge(前向き・ポジティブな困難)
“challenge”は困難を示しつつも、どこか前向きなニュアンスを含むのが特徴です。「大変だけれど乗り越えたい」「成長につながる課題」といった意味で使われます。
ビジネス英語では特に好まれ、プレゼンやメールでもよく登場する表現です。
例えば “This project is challenging but exciting.” のように、難しさをポジティブに表現できます。英語圏では課題をネガティブに言い切るよりも、挑戦として捉える文化が強いため、この単語を使いこなすと英語らしい表現ができるようになります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| challenge | 困難・課題・挑戦 |
| challenging | 難しいがやりがいのある |
hard(カジュアルで会話頻出)
“hard”は日常会話で最もよく使われる「困難」表現です。意味はシンプルで、子どもから大人まで幅広く使われるため、どんなシーンでも自然に聞こえます。
“It’s hard to wake up early.” のように、It’s hard to~ のパターンは会話でも大量に登場し、英語学習者が最初に覚えるべき構文のひとつです。
“difficult”よりも柔らかく、口語的で感情が乗せやすい点も特徴です。
カジュアルなやり取りでは“hard”を使うだけで表現が一気に自然になるため、積極的に使いましょう。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| hard | 難しい・大変 |
| It’s hard to~ | ~するのは大変だ |
tough(身体的・精神的にきついニュアンス)
“tough”は「心身ともにきつい」「しんどい」といった、より感情的な困難を表すときに使われます。
単なる「難しい」よりも、一歩踏み込んだ負荷を含むイメージです。例えば “The past few weeks have been tough.” のように、精神的に大変な期間を表すときによく使われます。
仕事や生活で辛さを共有するときにも自然で、ネイティブの日常会話では非常によく聞く単語です。
硬すぎず柔らかすぎない絶妙なニュアンスを持つため、使いこなせると感情表現の幅が一気に広がります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| tough | つらい・きつい・大変 |
| tough situation | 苦しい状況 |
problem(問題点としての“困難”)
“problem”は「問題」「支障」といった意味で、困難が「解決すべき具体的な問題」として存在する場合に使います。
“difficulty”や“hard”よりも明確にネガティブな印象を持ち、対処や解決を求めるニュアンスが強い点が特徴です。ビジネスでも “We have a problem with the system.” のように、課題を伝える際に非常に使いやすい表現です。
何が問題なのかをはっきり示すフレーズと相性がよく、状況説明の精度を高めたいときに便利なので覚えておきましょう。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| problem | 問題・支障 |
| have a problem with~ | ~に問題がある |
シーン別に選べる「困難」の英語表現(応用編)
英語の「困難」表現は、シーンごとに適切な単語が異なります。同じ「難しい」でも、日常会話・ビジネス・SNSでは求められるニュアンスが変わるためです。
ここでは、それぞれの場面で自然に聞こえる英単語とその例文をご紹介します。
例えば日常なら“hard”や“tough”のような柔らかい語が多く、ビジネスでは“challenge”“issue”など客観性のある語が適切です。一方、SNSでは“kinda hard”“super tough”のようなカジュアルでテンポの良い表現が好まれます。
場面に合わせた英語を選べるようになると、英語力が一段階上がった実感が得られるはずです。
日常会話で使うカジュアル表現(hard, tough, tricky など)
日常会話では、堅苦しくないカジュアルな「困難」表現が中心になります。
“hard”や“tough”は感情と相性がよく、ネイティブが最もよく使う語のひとつです。また“tricky”は「少しややこしい」というニュアンスを含み、深刻さはないけれど手間がかかる場面に最適です。
これらの語を使い分けられると、自然な英語らしさが一気に増します。
特に、日常のスピード感ある会話では発音変化が起きやすいため、音で覚えておくとリスニングにも効果的です。
| 英語 | 日本語 | 例文 |
|---|---|---|
| hard | 難しい・大変 | It’s hard to wake up early. (早起きするのは大変だ。) |
| tough | きつい・しんどい | This week has been really tough. (今週は本当にしんどい。) |
| tricky | ややこしい | The instructions were a bit tricky. (説明が少しややこしかった。) |
ビジネスで使うフォーマル表現(challenge, issue, obstacle など)
ビジネスの場面では、客観的で丁寧な言葉を使うことが求められます。
“challenge”はポジティブな課題として捉えられやすく、プロジェクト報告でも好まれます。“issue”は問題点を事実として述べたい時に便利で、相手に過度なネガティブ印象を与えません。また、“obstacle”はプロジェクトを進める上での妨げとなる壁を指す語で、フォーマルな印象が強い表現です。
これらの語は書き言葉でも使えるため、覚えておくとビジネス英語全体の精度が上がります。
| 英語 | 日本語 | 例文 |
|---|---|---|
| challenge | 困難・課題(前向き) | This task is challenging but doable. (このタスクは難しいが、やりがいがある。) |
| issue | 問題点・課題 | We have an issue with the timeline. (スケジュールに問題があります。) |
| obstacle | 障害・妨げ | Funding is our biggest obstacle. (資金が最大の障害だ。) |
SNS・メッセージでよく見るライトな言い回し(kinda hard, super tough など)
SNSやチャットでは、テンション感の軽い表現がよく使われます。
“kinda hard”は「ちょっと大変」、 “super tough”は「めっちゃしんどい」といった柔らかいニュアンスで、友人同士のメッセージにも適しています。また“pretty hard”や“so tough”のような副詞との組み合わせが多く、感情をよりストレートに表現できる点が特徴です。
気軽な表現だからこそ、音も含めて覚えると、英語らしいカジュアルなテンポに慣れることができます。
| 英語 | 日本語 | 例文 |
|---|---|---|
| kinda hard | ちょっと大変 | It was kinda hard to finish on time. (時間通りに終えるのはちょっと大変だった。) |
| super tough | めっちゃしんどい | Today’s workout was super tough. (今日のトレーニングはめっちゃキツかった。) |
| pretty hard | かなり難しい | That exam was pretty hard. (あの試験はかなり難しかった。) |
英語表現を「使える知識」に変えるには?鍵はリスニング力
「英語表現を覚えても、いざ会話になると言葉が出てこない」という悩みは、多くの学習者が抱えています。
その理由の一つは、単語やフレーズが「文字の知識」に留まってしまい、音として結びついていないためです。特に「困難」を表す表現は、実際の会話でスピード感をもって使われることが多く、音の変化も頻繁に起こります。
使える英語に変えるためには、リスニングで「音のまま理解できる状態」を作ることが必要不可欠で、その最適解がシャドーイングです。
音を軸に学ぶことで、語彙・表現が自然に定着し、会話で滑らかに使えるようになります。
なぜ、英語表現は「知っているだけ」では使えないのか
英語表現を知識として理解しても、会話でスムーズに使えない理由は明確です。
単語を文字で覚えるだけでは、実際の「音」と結びつかないため、脳内で瞬時に取り出せません。
英会話は瞬発力が求められるため、知識をゆっくり思い出している暇はなく、音として自動化されていない表現は口から出てこないのです。
また、日本語話者は英語のリズムや音のつながりに慣れていないため、知識量が増えても会話で使いこなす感覚につながりにくい傾向があります。
表現を「使える状態」にするには、文字ではなく音を軸とした学習が必要です。

「聞こえない表現=使えない表現」になる理由
実際の会話で聞き取れない表現は、当然ながら自分の口からも出てきません。
英語では弱形、省略、連結といった音声変化が頻繁に起こり、学習者が知っている単語でも音が変わると認識できなくなることがあります。
すると「知っているはずなのに聞こえない」状態になり、その表現は脳内で「未習得」と同じ扱いになるのです。
シャドーイングがリスニング向上に効く理由
シャドーイングが特に効果を発揮するのは、英語の音声知覚(音を正しく捉える力)が飛躍的に向上する点です。
英語には弱形・連結・脱落といった音声変化が多く、文字で知っている単語でも、実際の音が崩れると聞き取れなくなることがあります。
例えば run away は会話では「ラナウェイ」に近い音へ変化し、文字学習だけでは気づきにくい典型的な例です。

シャドーイングは、こうした「変化した音」そのものを脳にインプットできるため、実際の会話での聞き取り力が大きく伸びます。
音声を正しく処理できるようになると、意味理解もしやすくなります。
聞こえない部分を推測しながら処理する必要がなくなり、脳が内容理解に集中できるようになるためです。
このようにシャドーイングは、 「聞こえる音が増える → 推測が減って理解が速くなる → 会話がスムーズになる」という理想的な学習サイクルを作る、科学的にも合理的な学習法です。

プロの添削付きでシャドーイングを習慣化できる「シャドテン」

英語のリスニング力とスピーキング力を同時に伸ばしたいなら、英語のプロが毎日フィードバックしてくれるシャドテンは非常に心強い存在です。
シャドーイングは効果的な学習法ですが、自己流だと「音声変化に気づけない」「発音が似ているのか判断できない」といった壁にぶつかりがちです。特に弱形や連結は、自分では気づきにくいポイントのため、改善が止まってしまう学習者も多くいます。
シャドテンでは、英語のプロがあなたの音声を聞いたうえで、英語特有の音声変化を中心に、良かった点と改善点を毎日細かく添削してくれるため、自分では気づけない弱点がクリアになり、成長スピードが自然に上がっていきます。
さらに、シャドテンは教材の豊富さも大きな魅力です。4つのアクセント、1000以上の音源から自分のレベルや目的に合った素材を選べるため、「難しすぎる」「簡単すぎる」といったストレスが生まれにくく、継続しやすい仕組みになっています。
他にもAB再生やスピード調整、スクリプト表示のオン・オフといった学習サポート機能が充実しており、初心者でも段階的に負荷を調整しながらトレーニングできます。
シャドーイングは継続すれば必ず効果が出る学習法ですが、そのためには「正しい方法」と「習慣化」が欠かせません。
シャドテンはその両方を満たしてくれるため、「シャドーイングをやってみたいけれど続くか不安」「正しい音で身につけたい」という方にぴったりです。
シャドーイングの効果を最大化したい人は、一度体験してみてはいかがでしょうか。
まとめ|「困難」の英語表現は、音で理解すると使いこなしやすくなる
「困難」を意味する英語表現は、difficulty / challenge / hard / tough / problem のように種類が多く、場面ごとに適切な使い分けが求められます。
文字で覚えるだけでは曖昧になりやすいニュアンスも、実際の会話の音に触れると一気に理解しやすくなります。
また、英語は音声変化が多いため、表現を「音として捉えられるかどうか」が、使いこなせるかどうかの分岐点になるでしょう。そのため、英語の表現を本当に使える形にしたいなら、音をベースに学ぶシャドーイングは非常に有効です。
なかでもシャドテンは、毎日プロが音声変化を細かく添削してくれるため、自己流では気づけない弱点に気づき、リスニング力が加速的に伸びやすいサービスです。
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