日常生活でもビジネスでも、意外と使う機会が多いのが「帰省」の英語表現です。
しかし、「実家に帰ります」「家族に会いに行きます」「日本に一時帰国します」など、日本語では一言でまとめられる場面でも、英語では状況に応じて使う言葉が変わるため迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「帰省」を表す主要英語表現の違いと使い分け
- 海外からの一時帰国で使える自然なフレーズ
- ビジネスメールや上司への連絡に使える表現
- 帰省のニュアンスを正しく伝えるためのリスニングのポイント
などがわかりますよ。
「実家に帰ります」「一時帰国します」を英語で自然に伝えたい方や、ビジネスの場で誤解なくコミュニケーションを取りたい方は、ぜひご一読ください。
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帰省は英語で何と言う?まず覚えたい基本表現
「帰省」を表す英語はひとつではありません。なぜなら、「実家に帰る」「家族に会う」「日本に一時帰国する」など、帰省の目的や状況によって使う英語表現が変わるからです。
まず日常会話でよく使われる「帰省」に関する基本表現を押さえましょう。
「帰省する」の最も自然な英語
日本語の「帰省する」を、そのまま直訳した自然な英語は実は存在しません。英語では目的に応じて表現を選ぶのが一般的です。
もっともよく使われるのは下記の表現です。
- go home(家に帰る)
- visit my parents(親に会いに行く/実家に帰る)
- go back to my hometown(地元に帰る)
- go back to Japan(海外在住の場合)(日本に帰国する)
例えば、海外在住の日本人が年末に一時帰国する場合、
I’m going back to Japan for the holidays.
(休暇で日本に帰省します)
一方で、日本国内で実家に帰る場合は、
I’m visiting my parents this weekend.
(今週末は実家に帰ります)
となります。
多くの方が “go home” だけを使ってしまいがちですが、状況に応じて表現を選ぶことで、相手により正確に伝わります。
「実家に帰る」「家族に会いに行く」の違い
日本語では「実家に帰る」「家族に会う」はほとんど同じように使われていますが、英語ではニュアンスが異なります。
- visit my parents →「親に会いに行く」というニュアンスが強い
- go back to my parents’ house →「実家に戻る」という“場所”の意味が強い
例えば、
- I’m visiting my parents next week.
(来週、両親に会いに行きます/実家に帰ります)- I’m going back to my parents’ house during Golden Week.
(ゴールデンウィーク中に実家に戻ります)
となります。
日常会話では visit my parents が最も自然で、ビジネスでも丁寧な印象になるため覚えておくと便利です。
「一時帰国」「里帰り」など状況別の言い分け
海外在住の日本人が年末や夏季に一時帰国する場合、単に “go home” ではニュアンスが不十分なことがあります。
次のような表現、状況に合わせて使い分けましょう。
- go back to Japan(日本に帰る)
- go back to my home country(母国に帰る)
- return to Japan(日本に帰国する)
海外での会話では、“Japan” と国名を言うことで相手に明確に意図が伝わります。
例:I’m going back to Japan for a couple of weeks.
(数週間、日本に帰国します)
ビジネスメールでは、
I will return to Japan from March 5th to 20th.
(3月5日から20日まで日本に戻ります)
のように日付を添えると、さらに丁寧な印象になります。
「home」と「parents’ house」はどう違う?
「home」という言葉は便利なのですが、英語の “home” は「生活拠点」を意味することが多く、必ずしも「実家」とは限りません。
日本語の感覚で “home” と言うと、相手には「今住んでいる家」のことだと誤解されるケースがあります。
たとえば留学中の場合、
I’m going home for the holidays.
(休暇中は家に帰ります)
※留学先の家を指す可能性もある
実家を明確にするなら、
- my parents’ house(実家)
- my family home(実家・家族が住む家)
などを使うと安心です。
シーン別|帰省を英語でどう言う?会話でそのまま使える例文集
帰省に関する英語は、状況や相手によって使う表現が大きく変わります。
この章では、すぐに使える例文をシーン別にまとめました。
家族に会いに帰るとき
家族に会う帰省の場合、「訪問」が中心なので visit を使うのが自然です。特に実家に泊まるときは parents’ house を使うことで、場所のニュアンスが明確になります。
短いフレーズでも丁寧に聞こえる便利な表現です。
例:
- I’m visiting my parents this weekend.
(今週末は実家に帰ります。)- I’m going back to my parents’ house for a few days.
(数日間、実家に滞在します。)- I’m seeing my family for the holidays.
(休暇は家族と過ごします。)
海外から日本に帰省するとき
海外在住者の場合、単に “go home” だけでは帰省なのか帰国なのか分かりづらいことがあります。Japan という具体的な国名を入れると誤解なく伝わります。
ビジネスでもそのまま使える表現です。
例:
- I’m going back to Japan for the New Year holidays.
(日本に年末年始で帰省します。)- I’ll be back in Japan next month.
(来月日本に戻ります。)- I’m returning to Japan temporarily.
(一時帰国します。)
海外の職場でも安心して使える自然な表現です。
滞在期間・スケジュールを説明したいとき
帰省期間や滞在日程は、相手にとって重要な情報です。
英語では、期間を「from~to~」や「for+期間」で表現すると自然で丁寧な印象になります。ビジネスメールにも使えるフレーズです。
例:
- I’ll be staying there for two weeks.
(2週間ほど滞在します。)- I’ll be in my hometown from the 10th to the 25th.
(10日から25日まで帰省しています。)- I’ll be away from work during this period.
(この期間は仕事を離れています。)
家族の事情(用事・看護・法事など)を伝えるとき
事情を細かく説明する必要はありませんが、「家族に関する理由」があることだけ丁寧に伝えたい場合に使える表現です。
ビジネスでは “family matter” が便利です。
例:
- I need to look after my parents.
(両親の看病が必要です。)- I have a family matter to take care of.
(家族の事情があります。)- I’ll be attending a family event.
(家族の行事があります。)
理由を細かく説明しなくても、ビジネス的に十分丁寧です。
海外旅行ではなく「帰省」だと説明したいとき
一時帰国の話題は海外の人から旅行と誤解されることがあります。
ここでは「旅行」ではなく「家族のところに行く」というニュアンスを強調できるフレーズを紹介します。
例:
- It’s not a trip. It’s a visit to my family in Japan.
(旅行ではなく日本の家族に会いに行くんです。)- I’m going back home, not traveling abroad.
(旅行ではなく帰省です。)
ビジネスで使える「帰省」英語|会社・上司・顧客への連絡例
ビジネスの場では、帰省であっても丁寧に伝える必要があります。
ここでは休暇申請、スケジュール連絡、取引先対応など実務でそのまま使える例文を紹介します。
帰省のための休暇申請
休暇の申請はシンプルに理由を伝えるのがポイントです。
例:
- I would like to take a few days off to visit my parents.
(実家に帰るために数日休みを取得したいです。)- May I request paid leave from the 8th to the 12th?
(8日から12日まで有給を取得してもよろしいでしょうか。)
上司・同僚へのスケジュール連絡
帰省中に連絡が遅れることが分かっているなら、事前に伝えておくと丁寧です。
オンライン会議でもそのまま使える実用的なフレーズです。
例:
- I’ll be away next week due to a family matter.
(家族の事情で来週は不在です。)- I’ll be offline for a few days.
(数日間、オフラインになります。)
取引先への丁寧な連絡文
外部の関係者には「私用」や「不在期間」を明確に伝える必要があります。
日付を入れるとよりビジネスらしくなります。
例:
- I will be out of office from August 10th to 15th due to personal reasons.
(私用のため、8月10日〜15日は不在となります。)- I will get back to you after I return.
(帰省後に改めてご連絡します。)
また、取引先から連絡があったときのために、自動応答で以下のようなメッセージを作成しておきましょう。
I’m currently out of office and will return on March 10th.
(現在不在にしており、3月10日に戻ります。)
電話やオンライン会議で一言で伝えるフレーズ
急に伝える必要がある場合は、短く簡潔に伝えるのが基本です。
例:
- I’m currently visiting my family.
(今、家族のところにいます。)- I’m away on personal leave.
(今は私用で不在です。)
「帰省中のため返信が遅れます」を正しく書く
返信が遅れる可能性があるなら、あらかじめ伝えておくのが丁寧です。
例:
- I may not be able to respond immediately as I’m away.
(不在のため、ご返信まで少しお時間をいただきます。)- I apologize for the delay in reply.
(ご返信が遅れまして申し訳ありません。)- I will return and respond after March 10th.
(3月10日以降にご返信いたします。)
英語メールで帰省を伝えるときの注意点
英語では「帰省します」をそのまま表現しにくく、“go home” だけでは意図が伝わらないことがあります。
相手やシーンに合った表現を選ぶことで、誤解なく丁寧に伝えられます。ここでは注意すべきポイントを紹介します。
カジュアル・ビジネスの書き分け
英語メールは、相手との関係性によってトーンを変える必要があります。
同僚や友人には
I’ll be back next week.(来週戻ります)
のように短くても問題ありませんが、取引先や上司には
I will return and respond after March 10th.
(3月10日以降にご返信いたします。)
と丁寧に書くのが基本です。
とくにビジネスのメールでは、日付や不在期間を明確に書くことで、相手に安心感を与えられます。
カジュアルとビジネスで言い換えが必要という点をしっかり押さえておきましょう。
知らないと不自然なNG直訳
“帰省します” を “I go home.” と書いてしまうのは初心者がよく陥るミスです。この表現は「普通に自宅に帰る」という意味になり、帰省や一時帰国のニュアンスは伝わりません。
海外在住者が日本に戻る場合は “I’m returning to Japan.” や “I’m visiting my parents.” のように、具体的に目的地や相手を示すと自然です。
不自然な直訳を避けるためにも、状況に合わせて表現を選ぶことが大切です。
帰省に関する英語を使いこなせるようになるには
帰省に関する表現をいくつ知っていても、実際の会話で聞き取れなければ意味がありません。
この章では、なぜリスニングが大事なのか、どのように鍛えるべきなのかを解説します。
リスニング力が大切な理由
帰省に関する英語表現を覚える前に理解しておきたいのは、「帰省」は単体のフレーズだけで成立するものではない、という点です。
帰省は家族、予定、場所、期間などの文脈の中で語られることが多く、会話の流れを理解してこそ適切な表現が選べるようになります。たとえば “visit my parents” と “return to Japan” は意味も状況も異なりますし、話し相手が「いつ?どこへ?何のために?」をどの程度知りたいのかによって、使う表現は変わります。
つまり、相手が何を聞いているのか、どんなニュアンスで話しているのかが理解できなければ、覚えたフレーズを自然に使う場面そのものに到達できません。
また、ビジネス上での報告と友人への近況報告では、求められている情報量も丁寧さも大きく異なります。状況によってより詳細な説明が必要になることもあります。
こうした「誰に」「何のために」「どんな状況で」伝えるかを判断するためには、相手の話している内容や背景を正確に理解するリスニング力が欠かせません。
言い換えれば、リスニングこそが帰省に関する英語表現を正しく選び、自然に使いこなすための土台になるのです。
リスニング力向上にはシャドーイング
前述の通り、帰省に関する英語表現を自然に使うためには、相手の話している内容や状況を正しく理解するリスニング力が不可欠です。
そこでおすすめなのが、英語の音そのものを捉える力を鍛える「シャドーイング」です。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法です。
スクリプトを見ずに行うことで、実際の会話と同じ条件でリスニング力を鍛えられます。
シャドーイングの効果
シャドーイングを続けることで、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に結びつける「音声知覚」が鍛えられます。
たとえば、海外在住の方が “I’m returning to Japan.” と発音しても、ネイティブの会話では音が連結して “I’m returnin’ to Japan.「アィmリターニンタジャパン」” のように聞こえます。
音声知覚が弱いと、こうした自然な音の変化についていけず、「知っているはずの表現」を聞き取れないまま終わってしまうことも珍しくありません。

逆に音声知覚が鍛えられると、聞いた瞬間に単語がイメージでき、意味理解に余裕が生まれます。
その結果、音→意味理解までの一連のリスニングの流れがスムーズになり、実際の会話で帰省に関する表現を自然に使えるようになるのです。
さらに英語特有の音のつながりやリズムをまねることで、発音も滑らかになり、コミュニケーション全体がより自然になるという大きなメリットもあります。

まとめ|帰省の英語表現を身につけて自然な英会話を実現しよう
英語の「帰省」は、visit my parents / go back to Japan / return to my hometown など、状況や相手によって使い分けが必要になります。
しかし本当に大切なのは、覚えた英語表現そのものより、相手の言うことを正しく聞き取り、状況に応じた表現を自然に返せることです。そのためにはフレーズを丸暗記するだけでは不十分で、英語の音をそのまま理解できるリスニング力を鍛える必要があります。
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