英語で「検討します」と言いたいとき、いつも「think about」を使ってしまう。——そんな人は多いのではないでしょうか。
ビジネスメールや英語会議では、「前向きに検討します」「社内で慎重に検討中です」など、微妙なニュアンスまで正確に伝える必要があります。
ところが、いざ英語で言おうとすると言い回しに悩み、相手の発言が聞き取れず焦ってしまうことも多いものです。
この記事を読めば
- 「検討する」の基本的英語表現
- ビジネスシーン別の「検討する」フレーズ
- 学んだ英語表現を使いこなすには「リスニング力」が大切な理由
などがわかりますよ。
「think about」一辺倒から卒業したい方や、一歩進んだ英語表現を身につけたい方は、ぜひご一読ください。
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「検討する」を英語でどう表現する?基本の言い換えパターン
「検討する」と一口に言っても、英語では状況に応じて使い分けが必要です。ここでは、ビジネスでも日常でも使いやすい基本の表現とその違いを見ていきましょう。
定番表現「consider」「think about」の違いと使い分け
「検討する」を英語にするとき、よく使われるのが「consider」「think about」です。両者にはニュアンスの違いがあり、「consider」は、フォーマルでロジカルな響きのある言葉と言えます
一方で「think about」は、よりカジュアルで日常的な表現です。例えば次のように使い分けられます。
- I will consider your proposal.
(あなたの提案を検討いたします)- Let me think about it.
(ちょっと考えさせてください)
「consider」はビジネスメールや会議向き、「think about」は軽い相談やカジュアルな会話で自然に使えると覚えておくと良いでしょう。
「look into」「deliberate」など状況に応じた言い換え例
「検討する」と言いたいとき、上記「consider」や「think about」は幅広く使える便利な単語・フレーズです。
一方で、「より具体的に検討したい」や「より詳しく調査して検討したい」といったニュアンスを出したい場合には、「look into」や「deliberate」を使うと、相手に状況が伝わりやすくなります。
- We’ll look into the issue further.
(その件についてさらに調査・検討します)- The committee will deliberate on the matter.
(委員会でその件について慎重に議論します)
またニュアンスの違いを知っておくと、相手が「検討します」といったときに「どの程度真剣に検討しているのか」が理解できるようになるのもメリットです。
「検討中です」を自然に伝えるフレーズ例
英語で「検討中です」と伝えたいときには、以下のような表現がよく使われます。
- We’re currently considering your request.
(現在、御社のご提案を検討しております)- The issue is still under review.
(その件については現在も審査・検討中です)- It’s on the table.
(その件は現在議論の対象になっています)
これらのフレーズはすべて「検討中」を意味しますが、ニュアンスに少しずつ違いがあります。
「We’re currently considering」は相手からの提案や依頼に対して丁寧に答える定型句で、ビジネスメールなどで非常に汎用性があります。「under review」はややフォーマルな表現で、特に社内での承認プロセスや審査を経ていることを示したいときに適しています。
一方「on the table」は、カジュアルな会話や口頭でのやり取りでよく使われ、提案や議題が“検討対象になっている”ことを柔らかく伝える際に便利です。
状況や相手に応じて使い分けることで、「本当に検討しているのか」「形式的な返答なのか」といった印象の違いもコントロールできます。
英語の「検討中です」は、その場のトーンや文脈にあわせた表現選びがポイントです。
シーン別:「検討する」の英語表現とニュアンスの使い分け
「検討する」という一言でも、シーンによって使う表現は大きく変わります。
ここでは、ビジネスシーンを中心に、状況に合った言い回しを紹介します。
ビジネスメールで使える丁寧な「検討します」
英語メールでは、ややフォーマルなトーンが好まれるため、以下のようなフレーズが一般的です。
- We will carefully consider your offer.
(慎重に検討させていただきます)- Thank you for your proposal. We are reviewing it internally.
(ご提案ありがとうございます。社内で検討中です。)
また、「We’ll get back to you shortly.(近日中にご連絡します)」を添えると、より誠実な印象になります。
英語会議で使える「社内で検討します」
会議中に即答できないとき、以下のような表現が使えます。
- We’ll need to discuss this internally.
(私たちはこの件について社内で検討する必要があります。)- I’ll take it back to my team for further consideration.
(さらに検討するために、この件をチームに持ち帰ります。)
「社内で持ち帰って検討します」という、日本人にとって馴染みのある対応を自然な英語で表現することができます。
提案に対する返答で使える「前向きに検討します」
提案を前向きに受け止めていることを伝えるには、以下のようなフレーズがおすすめです。
- We’re seriously considering your idea.
(私たちはあなたの提案を真剣に検討しています。)- This is something we would like to explore further.
(これはさらに詳しく検討してみたい内容です。)
相手への敬意や関心を込めた言い方ができると、ビジネスの信頼関係にもプラスになります。
カジュアルな場面での「考えておくね」の自然な言い方
友人や同僚との会話では、もう少し砕けた言い回しの方が自然です。
- I’ll think about it.
(考えてみるね)- Let me get back to you on that.
(また連絡するね)
場面に応じたトーン選びが大切です。
「慎重に検討する」「再度検討する」の言い換え表現
より丁寧・慎重なニュアンスを加えたいときは以下の表現が便利です。
- We’ll reconsider the proposal.
(再検討します)- We’re taking a careful approach to this decision.
(慎重に進めています)
上記の他にも、「deliberate」「re-evaluate」などを使うことで、意思決定の慎重さを表現できます。
「ご検討ください」「ありがとうございます」の依頼・感謝表現
相手に対して検討をお願いする・感謝する際は、以下のように表現できます。
- We’d appreciate it if you could consider this.
(こちらをご検討いただけますと幸いです。)- Thank you for taking the time to consider our request.
(ご多忙のところ、私たちの依頼をご検討いただきありがとうございます。)
直接的すぎない依頼表現で、相手への配慮も伝えられます。
様々な「検討する」を使いこなすにはリスニング力が必須
ここまで様々な「検討する」表現を紹介してきましたが、それらをただ記憶するだけでは使いこなすことはできません。
状況に合わせて適切に「検討する」を表す英語表現を使うには、リスニング力が必須である理由と、リスニング力向上の方法について解説します。
聞き取れなければ適切に返せない
いくら「consider」や「look into」などの表現を覚えても、相手の話している内容を正確に聞き取れなければ、その中身に合った返答はできません。
たとえば、相手がこんなふうに言ってきたとします。
“We’re hoping you can look into adjusting the delivery timeline for Q4 due to some internal shifts.”
(第4四半期の納期調整について、社内の変更によりご検討いただければと思っています)
この一文を聞き逃してしまったら、「納期調整を希望している」「理由は社内の変更」など、検討すべきポイントがそもそも把握できません。
その結果返答として何を「検討する」のかが不明確になり、やりとりがチグハグになってしまいます。
さらに自分が返答する際も、正しく内容を理解できていないと不適切な言い回しを選んでしまう可能性があります。例えば本当は「納期の見直しを検討します」と伝えるべきところを、話の趣旨を誤解して「価格について検討します」などと言ってしまえば、相手からの信頼を損なうことにもなりかねません。
英語の「検討する」表現は、ただ単語として知っていればいいのではなく、相手の意図・背景・ニュアンスまでを聞き取った上で、はじめて適切に使えるものです。
そのためには、英語を「単語単位」ではなく、「意味のかたまり」として処理できるリスニング力が必要不可欠なのです。
英語の聞き取り力を伸ばすには「シャドーイング」がおすすめ
リスニング力を伸ばすトレーニングとして、もっとも効果的なのが「シャドーイング」です。
シャドーイングとは聞こえた音源の1~2語後を、影のように追いながら発話するトレーニング方法で、以下のような効果があります。
◆音声知覚の向上
- リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)に慣れ、似た発音の混同を防げる
- 単語単体ではなく、「検討に関するフレーズ全体」をまとまりとして捉える耳が育つ
◆ リスニング力の全体的な底上げ
- 音声知覚が自動化されることで、相手の要望や提案背景など、細かな説明も余裕をもって理解できる
- 会話が速くても要点を取りこぼさず、「何について検討すべきか」が明確に掴めるようになる
- 商談や会議中の突然の提案にも冷静に対応でき、「英語が自然に頭に入ってくる」感覚が得られる
◆ スピーキング力の向上にも効果あり
- 相手の「この件を検討してほしい」という意図を正しく受け取れるようになり、的確な返答ができる
- 聞きながら「社内で検討します」「前向きに考えます」といった適切な表現を素早く選べるようになる
◆ 発音・リズム感の改善
- 「We’ll review it internally.」「Let me look into it.」などのフレーズをシャドーイングすることで、英語の自然なリズムやイントネーションが身につく
- 自分の発音と正しい音声との差に気づき、通じやすい「consider」や「evaluate」の発音が習得できる
- 聞き取りやすく、かつ伝わるビジネス英語へとつながる
このように、シャドーイングは英語での「検討する」やり取りを、「聞き取る → 理解する → 返す」力へと育ててくれるトレーニングです。
単なる暗記ではなく、使える英語として「検討する」表現を自分の言葉にしたいなら、リスニング力の土台作りとしてシャドーイングを取り入れてみてください。

忙しいビジネスマンに最適:リスニング強化なら「シャドテン」
ビジネスシーンで「検討する」という英語表現は頻出します。上記でご紹介した英語表現をしっかりとおさえておきましょう。
一方でこれらの英語表現を実際に使いこなすには、「聞き取って」「返せる」力が必要です。日頃からシャドーイングでリスニング力や発話力を鍛えておきましょう。
シャドーイングの効果を最大化させたいなら、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」がおすすめです。
以下のような特徴があり、特にビジネス英語で必要な「音声変化」や「速い英語の聞き取り」に悩む方に最適な設計となっています。
◆プロによる毎日の添削
シャドテンでは、英語特有の音声変化や発音、イントネーションについてプロが毎日添削し、具体的なフィードバックをくれます。課題を録音して送れば、改善ポイントが明確になり、独学では気づけない発音の癖を短期間で修正できます。
◆1000以上の教材を収録
4種類のアクセントに対応した1000以上の教材を収録しているため、自分のレベルやニーズに合った教材で学習を継続することが可能です。
◆シャドーイングを支える便利機能
AB再生やスピード調整、スクリプトの表示切り替えといった機能を活用すれば、苦手なフレーズや発音を集中的に練習可能。
シャドテンでは7日間の無料体験も実施中です。「検討する」のような実践的な英語を「聞ける・話せる」ようになりたい方は、ぜひこの機会にシャドテンを試してみてください。
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