日常会話やビジネスシーンで、「なんとなくだるい」「疲れが抜けない」と感じることはありませんか?
日本語では一言で「倦怠感」と表せますが、英語では tired / fatigue / exhausted など表現が複数あり、状況や強さに応じた使い分けが求められます。
特に英語では、単に tired と言うだけでは、軽い疲れなのか、体調不良なのか、精神的な消耗なのかが正確に伝わらないことも少なくありません。
そのため、「倦怠感」を英語で表現するのは、意外と難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「倦怠感」を表す代表的な英語表現と意味の違い
- 肉体的・精神的な倦怠感の英語での使い分け
- 日常会話・ビジネス・診察などシーン別の実用例文
- 倦怠感の英語表現を正しく聞き取り、使いこなすためのポイント
がわかりますよ。
「英語で体調や疲れを説明するのが苦手」「倦怠感をもっと正確に伝えたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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「倦怠感」を表す代表的な英語表現と意味の違い
英語で倦怠感を表すのが難しい理由は、日本語の「倦怠感」が非常に広い意味を持っているからです。体のだるさ、疲労感、気力の低下、集中力不足などを、私たちは無意識に一語でまとめています。
一方、英語ではその原因や強さ、状況によって使う単語が変わります。単に tired と言うだけでは、「眠いのか」「病気なのか」「精神的に消耗しているのか」といった違いが伝わりません。
日常会話・ビジネス・医療の場面では、この違いを意識することが重要になります。
「倦怠感」を表す代表的な英語表現と意味の違いを見ていきましょう。
fatigue|体調不良・医療文脈で使われる「倦怠感」
fatigue は、医学的・フォーマルな文脈で使われる「倦怠感」です。
一時的な疲れというより、体調不良や慢性的な疲労を指すことが多く、診察時や正式な説明に適しています。
例:
- I’ve been experiencing chronic fatigue lately.
(最近、慢性的な倦怠感があります)- Fatigue is one of the main symptoms.
(倦怠感は主な症状の一つです)
tired|日常会話で最も使われる「疲れた」
tired は最もカジュアルで、日常会話で頻繁に使われる表現です。
軽い倦怠感や一時的な疲れを表すのに向いていますが、深刻さはあまり伝わりません。
例:
- I’m a bit tired today.
(今日は少し疲れています)- I feel tired after the meeting.
(会議のあとで疲れました)
exhausted / exhaustion|限界レベルの強い倦怠感
exhausted は、「もう限界」というレベルの強い倦怠感を表します。
肉体的にも精神的にも消耗している状態で、ビジネスでも日常でも使われます。
例:
- I’m completely exhausted.
(完全に疲れ切っています)- The long trip left me exhausted.
(長旅でぐったりしました)
その他の倦怠感関連表現
倦怠感に近い表現は他にもあります。
- drained(エネルギーを使い果たした)
- worn out(すり減るほど疲れた)
- lethargic(気だるい、活力がない)
例:I feel drained after this week.
(今週はエネルギーを使い果たしました)
肉体的な倦怠感と精神的な倦怠感の英語での使い分け
倦怠感は、大きく「体の疲れ」と「心の疲れ」に分けて考えると英語にしやすくなります。
倦怠感を意味する英語の使い分けを見ていきましょう。
肉体的な倦怠感を表す英語表現
睡眠不足や体調不良が原因の場合は、fatigue や physically tired が使われます。
これらは「体そのものが疲れている」状態を表すため、病院での説明や、体調を理由に業務調整を伝える場面でも使いやすい表現です。
なお fatigue はややフォーマルで、physically tired は日常寄りという違いがあります。
例:I’m physically tired due to lack of sleep.
(睡眠不足で体が疲れています)
精神的な倦怠感を表す英語表現
ストレスや集中力低下による倦怠感は、mentally exhausted や burned out が自然です。
特に burned out は、長期間の仕事やプレッシャーによる消耗を表すため、軽い疲れでは使わない点に注意しましょう。精神的な倦怠感は見えにくいため、原因とセットで伝えると誤解を防げます。
例:I’m mentally exhausted from work.
(仕事で精神的に疲れています)
シーン別|倦怠感を伝える英語例文
基本表現を理解したら、次は実際の使い方をシーン別に例文で確認していきましょう。
日常会話で自然に倦怠感を伝える例文
日常会話では、深刻さを強調しすぎず、「なんとなく調子が悪い」「軽くだるい」といったニュアンスで伝えるのが自然です。
sluggish や a bit tired は、相手に心配をかけすぎない表現としてよく使われます。体調不良ではないことを補足すると、会話がスムーズに進みやすくなります。
例:
- I feel kind of sluggish today.
(今日はなんとなくだるいです)- I’m not sick, just a bit tired.
(病気ではないですが、少しだるいです)
ビジネスシーンで丁寧に倦怠感を伝える例文
ビジネスシーンでは、単に体調を伝えるだけでなく、業務への影響を最小限にする姿勢を一緒に示すことが重要です。直接的な表現を避け、ややクッションのある言い回しを使うことで、プロフェッショナルな印象を保てます。
メールやチャットでは、簡潔さも意識しましょう。
例:
- I’m feeling a bit fatigued, so my response may be slower today.
(少し倦怠感があり、今日は対応が遅れるかもしれません)- I’m not in my best condition today.
(今日は万全な体調ではありません)
病院・診察で倦怠感を正確に伝える例文
診察の場では、「いつから」「どのくらい続いているか」を具体的に伝えることが大切です。fatigue や constant などの言葉を使うと、単なる疲れではなく症状としての倦怠感が伝わりやすくなります。
休息後の回復有無も、医師にとって重要な情報です。
例:
- I’ve been feeling constant fatigue for weeks.
(数週間ずっと倦怠感があります)- I feel tired even after resting.
(休んでも疲れが取れません)
海外生活・出張先で使える倦怠感表現
海外生活や出張先では、時差や環境の変化が原因で倦怠感を覚えることも少なくありません。since I arrived のように原因やタイミングを添えると、相手に状況が伝わりやすくなります。
体調説明としても、日常会話としても使える汎用性の高い表現です。
例:I’ve been feeling fatigued since I arrived.
(到着してから倦怠感があります)
倦怠感の英語表現を使いこなすカギ
ここまで、倦怠感を表す英語表現の違いや、シーン別の具体的な例文を紹介してきました。
しかし、これらの表現を単語やフレーズとして覚えるだけでは、実際の会話やビジネスシーンで倦怠感をうまく伝えられるようにはなりません。
ここでは、なぜ倦怠感の英語表現にリスニング力が欠かせないのか、その理由を整理していきます。
リスニング力が重要な理由
倦怠感に関する英語表現でまず理解しておきたいのは、これらの表現が単体で使われることはほとんどないという点です。
tired、fatigued、exhausted、burned out といった表現は、会話や会議、診察のやり取りの中で、原因・影響・今後の対応とセットで自然に使われます。
多くの場合、英語で伝えられているのは単なる「倦怠感がある・ない」ではなく、
- なぜ倦怠感が出ているのか
- それが一時的か、継続的か
- 仕事や行動にどんな影響があるのか
といった背景や意図です。
例えばビジネスの会話では、「疲れている」という事実よりも、「その結果、対応スピードや判断に影響が出るかどうか」が続けて語られます。
この一連の流れを聞き取れなければ、どの倦怠感表現を使うべきか自体を正しく判断できません。
相手が話している全体の文脈・トーン・重要度を正しくつかむために欠かせないのが、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解するリスニング力なのです。
リスニング力を最短で向上させる「シャドーイング」
前述の通り、倦怠感に関する英語表現を使いこなすには、相手が話している内容の中から
「どの程度の倦怠感なのか」「一時的か慢性的か」「業務や行動にどう影響するのか」といった情報をリアルタイムで聞き取るリスニング力が欠かせません。
その力を効率よく伸ばす学習法としておすすめなのが、シャドーイングです。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法です。
スクリプトを見ずに行うことで、実際の会話や会議と同じように英語を音のまま処理する力を鍛えられるのが大きな特徴です。
倦怠感に関する表現は、会話の中でさらっと挟み込まれることが多く、「聞き取れなかった瞬間に、話の重要度を見誤ってしまう」ケースも少なくありません。
シャドーイングは、そうした聞き逃しを防ぐ土台をつくる学習法です。
シャドーイングの効果
シャドーイングを続けることで、英語の音を単語・フレーズとしてとらえる力「音声知覚」が鍛えられます。
例えば倦怠感を表す次のような表現も、実際の音声では一語一語はっきり発音されません。
I’m completely exhausted.(完全に疲れ切っています)
この文は、実際には「アイムコンプリーッリーグゾースティd」のように音がつながって聞こえることがほとんどです。
音声知覚が弱いと、exhausted という単語を知っていても、音として聞いた瞬間に意味へ結びつけることができず、「なんとなく疲れている話かな?」と曖昧に理解してしまいがちです。
一方で音声知覚が鍛えられると、I’m completely exhausted を音の流れごと一つの意味として認識できるようになり、聞いた瞬間に「かなり強い倦怠感だ」と判断できる余裕が生まれます。
その結果、倦怠感の強さ → 原因 → 業務や行動への影響という情報をスムーズにつなげて理解できるようになるのです。
さらに、英語特有の音のつながりやリズムをそのまま真似ることで、自分が倦怠感を英語で説明するときの発音や話し方も自然になります。
ビジネスシーンや海外で体調を説明する場面でも、無理なく英語で伝えられるようになるのが、シャドーイングの大きなメリットです。

シャドーイングのやり方
シャドーイングはリスニング力向上に有効ですが、正しく実施しなければその効果は感じづらくなります。
以下のやり方を基本に、シャドーイングを毎日の英語学習に組み入れましょう。
Step1. 音源を聞く
まずスクリプトを見ずに音声を数回聞き、全体の流れや話し方をつかむ。
Step2. スクリプトで確認する
スクリプトを見ながら内容を理解し、不明な単語や表現を確認する。
Step3. 音声に合わせて読む
スクリプトを見ながら音声と同時に発話し、発音やイントネーションを真似る。
Step4. シャドーイングをする
スクリプトを離し、音声の1〜2語後を追いかけるように発話する。
Step5. 振り返る
自分の声を録音して聞き返し、元音声と比べて改善点を意識する。
2日目以降はStep4.とStep5.のみ実施します。同じ音源を3〜4日繰り返し、音を聞いた瞬間に単語・フレーズ→意味が即結び付く状態にしましょう。

まとめ|倦怠感に関する英語は「聞き取れてこそ」使える
倦怠感を表す英語表現は、単語や例文を覚えるだけでは本当の意味で身につきません。
実際の会話やニュースの中で、その表現を正しく聞き取り、文脈に合ったニュアンスで理解できてこそ、「使える英語」になります。
特に tired、fatigued、exhausted、burned out などは、音が弱くなったり、前後とつながったりするため、リスニング力が不足していると重要な情報を聞き落としがちです。
倦怠感の強さや原因を正しく判断するためにも、音声レベルで英語を処理する力が欠かせません。
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倦怠感に関する英語表現を、知識として知っている状態から、正しく聞き取り自然に伝えられる英語へ。
まずはシャドテンで、実践に通用する英語の耳をつくってみてはいかがでしょうか。


