「継続」は英語で何？使い分けと例文で自然な英語を身につけよう！

英語で「継続」と言いたいだけなのに、どの単語を選べばいいのか迷ってしまう…そんな経験はありませんか。
continue・keep・maintain など聞き覚えはあっても、いざ英作文やSNSに使おうとすると「これで合っているのかな」と手が止まってしまう人は少なくありません。

実際、これらの語には微妙なニュアンスの違いがあるため、使い分けでつまずく学習者は多いものです。

この記事では、日常会話からビジネス、自己紹介、SNSまで幅広い場面で使える「継続」の英語表現を整理し、例文とともにわかりやすくご紹介します。

読み終える頃には、状況に応じて自然な英語が選べるようになり、「継続」を迷わず伝えられるようになるはずです。

「継続」は英語で何と言う？基本表現まとめ

英語で「継続」を表すときに使われる語は複数ありますが、まず押さえておきたいのは continue・keep・maintain の3つです。それぞれ意味は似ていますが、使われる文脈やニュアンスに違いがあります。

ここでは、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えるこの3つの基本表現と、その使い方を例文を交えて整理します。

意味の違いがわかると、英作文で「どれを選ぶべきか」が迷わなくなり、表現の幅が大きく広がるでしょう。

最もよく使う「continue」

continue は「継続」の中でも最も汎用的で、場面を問わず使える便利な表現です。「やっていたことをそのまま続ける」というニュアンスがあり、フォーマル・カジュアルのどちらにも対応できます。

また、動作だけでなくプロジェクトや状況にも使えるため、ビジネスでも頻繁に登場する表現です。

文法的には「continue to＋動詞の原形」も「continue 〜ing」もどちらも正しく、意味もほぼ同じですが、ややフォーマルにしたい場合は continue to が好まれます。

下の表で例文を確認して、幅広い使い方に慣れておきましょう。

会話で頻出する「keep」

keep は「行動を続ける」というニュアンスが強く、日常会話で最もよく使われる表現です。特に keep 〜ing で「（同じ行動を）し続ける」という意味になり、くだけた響きなのでSNSや日記にも自然に使えます。

また、「keep going」「keep it up」のように励ますフレーズとしても幅広く使われるのが特徴で、英語学習の継続を宣言したいときにも便利です。

流れとして「習慣」や「頑張り続ける」イメージが強いのが keep のポイントです。

状態の維持を表す「maintain」

maintain は「状態を維持する」「一定レベルを保つ」という意味があり、ややフォーマルな印象のある単語です。そのため、ビジネス文書やプレゼンでよく使われます。

行動を続けるというより、成果や状態をキープするイメージが強い点が continue や keep との大きな違いです。「質を保つ」「一定のペースを維持する」など、客観的な状態を説明したいときに便利です。

また日常会話でも「体型を維持する」「モチベーションを保つ」など、継続というより「安定維持」を表したい場面でよく使われます。

「継続中」「継続している」の自然な英語

何かが「今まさに続いている」ことを表したい時、英語では主に現在進行形と現在完了の2つを使い分けます。

どちらも「継続」を示しますが、伝えたいニュアンスが異なるため整理しておきましょう。

現在進行形は「今この瞬間に続いている動作」を表すのに適しており、現在完了は「ある時点から今までずっと続いてきた状態」を示すのに向いています。

学習状況や日々の取り組みを書きたい時には、この2つを状況に合わせて使い分けることで、英語での説明が格段に自然になります。

ここでは、それぞれの特徴と実際に使えるフレーズを整理していきましょう。

現在進行形（I’m continuing to…）

現在進行形は、「今まさにそれを続けている」という状況をリアルタイムで伝えたい時に便利です。I’m continuing to… は少しフォーマルですが、「たった今も続いている」という明確なニュアンスを持っています。

行動を継続中であることを伝えたい場合には I’m keep〜ing も使えますが、continue の方が「継続が途切れていない」印象を出しやすいのが特徴です。

SNSで現在の状況を報告するときや、仕事の進捗を簡潔に伝える場面でもよく使われます。以下のフレーズは、学習報告や業務連絡にも使いやすいので、まずはここから押さえておくと使い分けの感覚がつかめます。

現在完了（I’ve continued / I’ve kept…）

現在完了は、「ある時点から今まで続けてきた」という、継続の期間を強調したいときに最適です。
例えば I’ve continued to … は「中断せず続けてきた」、I’ve kept 〜ing は「習慣として続けてきた」というニュアンスになります。
特に keep を使うと、努力や習慣の継続を柔らかく伝えられるため、学習記録や面接などでも自然な響きになります。

自己紹介でこれまでの学習歴を説明したい時や、進捗をアピールしたい場面にも効果的です。期間と成果を示せる表現なので、文章の説得力が増します。

用途別「継続」フレーズ集｜ビジネス・面接・SNS・日記

「継続」は英語学習、仕事、自己紹介など、さまざまな場面で使いたくなる表現です。とはいえ、文脈によって選ぶべき英単語は変わるため、状況ごとに自然な言い方を知っておくことが大切です。

このセクションでは、ビジネス・面接・学習習慣・挑戦の継続・SNS・日記の6つの用途に分けて、よく使われるフレーズを整理します。

場面ごとの英語を押さえておけば、どんな状況でも「継続」を自然に伝えられるようになるでしょう。まずは、自分がよく使う場面から取り入れていくと表現の幅が広がります。

ビジネスで使う「継続」表現（プロジェクト・業務）

ビジネスシーンでは、プロジェクトや作業が「継続している」「引き続き取り組む」という場面が多く、その際にはcontinue・maintain・ongoing といった表現を使います。

これらは客観性が高く、メールやミーティングでも頻繁に登場する言い回しです。特に「ongoing」は「進行中」という意味を自然に伝えられるため便利です。

日常の業務報告や依頼の文面でも使いやすい語なので、まずはこの3つの基本から押さえておきましょう。

面接・自己PRで使う「継続力」表現

自分の継続力をアピールしたい場合には、「粘り強さ」や「継続的な努力」を表す表現が効果的です。

consistent・dedicated・I stick to… などは、ビジネスや学習の場面で使われるポジティブな言い回しで、採用面接や自己紹介との相性がとても良い言葉です。
また、現在完了と組み合わせることで、継続の期間や成果を自然に示せるため、説得力のあるアピールにつながります。

英語で自分を説明するときには、行動だけでなく「続けてきた姿勢」も含めて表現できると印象が大きく変わります。

学習・習慣化の継続を表すフレーズ

学習や習慣を続けていることを伝えるときは、keep 〜ing / continue to / stick with などの表現が役立ちます。

特に keep〜ing はカジュアルで扱いやすく、日々の習慣を記録する場面に最適です。「毎日コツコツ続けている」というニュアンスを簡潔に伝えられるため、語学学習者には必須の表現とも言えます。

また、「習慣化できている」ことを強調したいときには stick with が便利で、取り組みへの一貫性を自然に示せます。

努力や挑戦を継続する時のフレーズ

挑戦を続けていることを表す場合には、ポジティブで前向きな表現が向いています。

keep going・keep trying・don’t give up はその代表で、努力を評価したり励ましたりする際にも使われます。自分が挑戦を続けていると伝えたいときにはもちろん、他の人を応援する場面でも役立つ言い回しです。

こうした表現は感情のこもったメッセージとして機能しやすく、SNSでも日常会話でも自然に使えます。

SNS投稿に使えるカジュアルな「継続」表現

SNSでは、硬い表現よりも軽くて読みやすい言い回しが好まれます。

still / keep / day ○○ / working on などの表現は、投稿にも日記にも合わせやすく、英語学習の継続を発信したいときに特に使いやすいです。

短くても意味が伝わるため、継続記録の投稿には最適です。また、写真や進捗スクリーンショットと並べても浮かない点がSNS向きのポイントになります。

日記で使える「継続している」シンプルフレーズ

日記では、自分の行動を淡々と記録するため、シンプルな表現が最も使いやすいです。

I’m still〜 / I’ve been〜ing / I kept〜 などは、継続のニュアンスを自然に伝えられ、文章の流れも作りやすい表現です。

英語日記は習慣化すると効果が高いため、まずはこれらの簡単なフレーズを使って継続の記録を残してみると書きやすくなります。

表現を覚えるだけでは会話が続かない！リスニング学習のススメ

英語表現をいくら覚えても、相手の言っていることを聞き取れなければ会話は続きません。

「継続」の英語表現を学んでも、実際の会話でその表現を使えるかどうかは「聞き取れたかどうか」に大きく左右されるのです。

学習者の多くが「知っているのに聞き取れない」という壁にぶつかるのは、英語特有の音声変化に慣れていないことが原因です。

ここからは、会話を継続させるために必要なリスニングの重要性、そして効果的な学習法について解説します。

なぜリスニング力の向上が必要なのか？

リスニングは英語コミュニケーションの土台であり、聞き取れなければ相手の意図も表現の使いどころも理解できません。

例えば「継続」を意味する continue や keep を知っていても、相手がそれらを含む文を話したときに聞き取れなければ、会話の流れをつかめないまま終わってしまいます。

さらに英語は日本語と比べて音が連結しやすく、弱く発音される箇所も多いため、「知識」と「実際の音」が一致しないことが多いのです。

リスニング力が上がると語彙の定着も良くなり、自分の発話にも自然と反映されます。つまり、表現を「生きた英語」として使うためには、リスニング力の強化が欠かせません。

シャドーイングがリスニング力を伸ばす理由

シャドーイングは「聞こえた音を即座に口に出して追いかける」学習法で、英語特有の音声変化に直接触れられるのが最大の特徴です。

実際に声に出すことで、音のつながり・脱落・弱形などの感覚が掴みやすくなり、結果として聞き取り力が向上します。また、文章全体のリズムやイントネーションにも慣れやすく、英語の流れを身体で理解できる点も大きなメリットです。

短時間でも負荷が高いため学習効率が良く、続けるほど聞き取れる音が増えていくのを実感しやすいのも強みです。

表現だけを覚える学習から一歩進み、「使えるリスニング力」を伸ばすなら、シャドーイングは非常に効果的な方法だと言えます。

なお、シャドーイングの効果や具体的なやり方については以下の記事の内容も参考にしてください。

シャドーイングの習慣化ならシャドテンが最適

シャドーイングは効果が高い反面、自己流だと続けにくいという課題があります。

そこで役立つのがシャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
シャドテンでは、英語のプロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削し、良かった点と改善点を具体的にフィードバックしてくれます。自分では気づけない弱点を明確にできるため、改善のスピードが格段に早まるのです。

教材は4種類のアクセントと1000以上のコンテンツから選べるため、初心者から上級者まで無理なく挑戦できます。さらに、AB再生・スクリプトの表示切り替え・スピード調整など、シャドーイングを続けるための機能が充実している点も魅力です。

習慣化しやすい学習法を探している人にとって、シャドテンはおすすめの学習ツールのひとつです。

まとめ｜継続できる英語学習で、表現も会話も伸ばそう

英語で「継続」を表す表現を身につけると、日常会話や仕事の場面で自分の取り組みをより正確に伝えられるようになります。

ただし、表現を覚えるだけでは会話は続きません。相手の言葉を理解し、適切なタイミングで使えるようにするためには、リスニング力を磨いておくことが欠かせません。

シャドーイングを取り入れることで、英語の音声変化に慣れ、聞き取れる範囲が着実に広がっていきます。

そして、その「続けられる仕組み」を用意してくれるのがシャドテンです。シャドーイングは効果が高い一方、正しく続けるのが難しい学習法でもあります。

そこで役立つのがシャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。

最大の特徴は、英語のプロが毎日あなたの音声を添削し、英語特有の音声変化を中心に「改善点」と「良かった点」を丁寧にフィードバックしてくれることです。

自分では気づけない弱点を明確にできるため、伸びるスピードがまったく違います。英語学習を継続したい人こそ、シャドテンの環境を活用してみてください。
続けた分だけ、リスニング力も表現力も確実に伸びていきます。

また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。