- 「ある程度英語は読めるし文法も“わかったつもり”なのに、オンライン会議になると言葉が出てこない――。」
そんなもどかしさを抱えてはいませんか。
その原因が「中学レベルの英語文法」の理解不足であることは意外に多いもの。
この記事を読めば
- 中学校英語の実際のレベル感
- 中学校英語文法一覧と例文
- 中学校英語を実践的な英語力へつなげる方法
などがわかりますよ。
英語のやり直しをしたい方や、英語の基礎力をしっかりと身につけたい方は、ぜひご一読ください。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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中学英語レベルとは?――社会人が押さえるべき基礎ライン
海外とのオンライン会議やメールが当たり前になった今、社会人に求められる“最低限”の英語は中学レベルがベースです。
ここを盤石にすることで、後続の応用文法も吸収しやすくなります。まずは中学校英語レベルとはどの程度のものなのか、確認していきましょう。
中学英語で扱うスキルと語彙・文法範囲をチェック
「中学英語」と言うと、「基礎中の基礎」というイメージをもたれがちです。
もちろんそれは間違いではないのですが、中学校英語をしっかりとおさえると、以下のようなビジネスシーンで対応できるようになります。
項目 | 代表内容 | ビジネスでの具体シーン | 例文 |
---|---|---|---|
語彙約1,200語 | 日常動作:meet / call / send ビジネス動作:discuss / schedule / report | 「資料を送る」「日程を調整する」など、定番フレーズを瞬時に言える | Let’s schedule a meeting for Friday. (金曜日に会議を調整しましょう) |
スキル | 自己紹介/依頼/報告/予定調整 | 初対面の自己紹介、会議のアジェンダ確認、納期のお願い | Could you send me the report by noon? (正午までにレポートを送っていただけますか?) |
文法 | 現在形〜現在完了/5文型/助動詞/比較/受け身/関係代名詞 | メールで「資料は送付済みです」(現在完了)、会議で「もっと早く対応できますか?」(比較) | I have already finished the presentation. (プレゼン資料はすでに仕上げました) |
中学英語だけでビジネスが回るシーン/足りなくなるシーン
中学英語は、いわば英語力の骨格とも言えるもの。これがなければ英語力の向上は見込めません。
しかし専門交渉や高度な合意形成といったシーンでは、中学校レベルの英語知識では対応できません。中学校英語で対応できるシーン、できないシーンを確認していきましょう。
シーン | 中学英語で可 | 追加力が必要 | なぜ足りないか |
---|---|---|---|
メールで日程調整 | ◯ | - | 定型表現と基本時制で完結 |
進捗報告ミーティング | △(語彙不足) | 業界用語+プレゼン構成力 | 抽象概念・数値説明に高次語彙が必要 |
交渉・契約 | ✕ | 上級構文・法的表現 | 正確な条件提示・譲歩表現が求められる |
・可の領域:日程調整メールや簡単なタスク依頼は、時制・助動詞・比較が使えれば十分。「Could you ~?」と礼儀正しく依頼するだけで業務をこなせます。
・グレーゾーン:進捗報告では「increase」「decrease」「ahead of schedule」などのビジネス語彙と、図表を説明するプレゼン力が要求されます。中学英語に+300語程度の専門語を載せると対応できることも多いです。
・不可の領域:契約交渉は“可逆性のない表現”が多く、条件節や過去完了、仮定法など上級構文が必須です。法的ニュアンスを誤ると重大なロスになるため、中学英語のみでは危険です。
まずは「可+グレー」を完全攻略し、リスニング速度と語彙を拡充したうえで交渉レベルへステップアップするのが、ビジネスシーンでも通じる英語力を身につける最短ルートと言えるでしょう。
中学英語文法一覧【例文付き早見表】
中学校レベルの英語は、ビジネスシーンで使えるレベルの英語力を身につけるための土台です。ここをしっかりと理解していないと、その後の英語力が伸び悩みます。
中学校英語文法一覧を見て自分が理解していない箇所を把握し、弱点を克服していきましょう。中学校レベルの英語文法一覧を例文付きで説明します。
品詞の基礎まとめ(名詞・動詞・形容詞・副詞 など)
英語の“部品”である品詞を把握すると、語順ミスや余計な訳し間違えを防げます。
まずは頻出の4つをビジネス場面でイメージしましょう。
品詞 | 役割 | ビジネス頻出例 | 例文 |
---|---|---|---|
名詞 | 人・モノ・コトの名前 | people, report, budget | The report is ready. (そのレポートは準備できています) |
動詞 | 動作・状態を示す | finish, discuss, approve | We finished the task. (タスクを完了しました) |
形容詞 | 名詞を修飾 | important, daily, urgent | This is an important issue. (これは重要な課題です) |
副詞 | 動詞・形容詞などを修飾 | quickly, already, gradually | She quickly responded. (彼女は素早く対応しました) |
5文型と語順ルール
5文型とその使い方のイメージを理解すると、あとは適切な箇所に適切な品詞をいれていくだけで英文が完成します。
基本の5文型と語順ルールを確認しましょう。
文型 | 例文 | 日本語訳 | イメージ |
---|---|---|---|
S‒V | Time flies. | 時間は飛ぶ(=光陰矢のごとし) | S が ~する/存在する |
S‒V‒O | She sent an email. | 彼女はメールを送った | S が O を ~する |
S‒V‒C | He became happy. | 彼は幸せになった | S は C である/になる |
S‒V‒O‒O | We gave the client a refund. | 私たちは顧客に返金した | S が O₁ に O₂ を与える |
S‒V‒O‒C | They named him leader. | 彼らは彼をリーダーと任命した | S が O を C にする/と呼ぶ |
イメージ化の最大の利点は、英文を耳にした瞬間に「主語→動詞→目的語/補語」という骨格が脳内に浮かび、日本語に置き換えるプロセスを経ずに内容を直感的に把握できる点にあります。
例えば会議中に “send” という動詞が聞こえたら、即座に「これは SVO 型だ」と分類でき、続く “the data” や “our client” を余裕をもって追いかけられるため、情報処理のストレスが大幅に減少するのです。
こうした回路を作るには、各文型のイメージを日本語ごと丸ごと暗唱し、シャドーイング音源で実際の語順を確認したうえで、自分の例文を録音して聞き返す――というサイクルを繰り返し、知識を運用レベルに落とし込むことが効果的です。
動詞の活用&時制一覧
時制は「いつ起きるか」を一瞬で伝える要素です。
ビジネスシーンでは現在完了(済)・未来形(予定)・進行形(進行中)が特に出番が多いです。
時制 | 形 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
現在 | play | I play tennis on Sundays. | 私は日曜にテニスをします |
過去 | played | We played well yesterday. | 昨日いいプレーをしました |
未来 | will play | I will play next week. | 来週プレーする予定です |
現在進行 | am playing | I am playing the demo now. | 今デモを再生中です |
現在完了 | have played | I have already played the video. | その動画はすでに再生しました |
完了形=「完了・経験・結果」、進行形=「途中経過」、未来形=「意思or予定」というイメージです。
助動詞の使い分け(can / may / must / should など)
助動詞は義務の度合いや、可能性の程度といったニュアンスを伝える大切な要素です。助動詞ひとつでニュアンスが変わってしまうため、しっかりと各助動詞が持つ意味とニュアンスをおさえましょう。
助動詞 | 主な意味・ニュアンス | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
shall | 提案・勧誘(主に疑問文で使用) | Shall we start the meeting? | 会議を始めましょうか? |
could | 丁寧な依頼・過去の能力/可能性 | Could you speak more slowly? | もう少しゆっくり話していただけますか? |
would | 仮定・丁寧な依頼・意志(will の過去形的用法) | If I had time, I would help you. | もし時間があれば手伝うのに。 |
might | 弱い可能性(may より控えめ) | It might rain tomorrow. | 明日は雨かもしれません。 |
had better(準助動詞) | 強めの助言・警告(should より切迫感) | You had better save your work. | 作業を保存したほうがいいですよ。 |
have to(準助動詞) | 外的要因による義務(must の言い換え) | I have to submit the report today. | 今日レポートを提出しないといけません。 |
ought to | 義務・助言(should に近いがやや堅い) | You ought to apologize. | あなたは謝るべきだ。 |
need ※ | 否定・疑問で「~する必要がある」 | Need I submit this today? | 今日提出する必要がありますか? |
※need ・・・ “助動詞としての用法” と “普通動詞としての用法” を併せ持つ
比較表現(原級・比較級・最上級)
比較を使いこなせるようになると、説得力が格段にアップします。数字+比較級で具体性を加えていきましょう。
型 | 形 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
原級 | as +形容詞+as | as fast as | ~と同じくらい速い |
比較級 | -er / more+形容詞 | This tool is more efficient than the previous one. | このツールは前のものより効率的です |
最上級 | the -est / the most+形容詞 | He is the most experienced member. | 彼が最も経験豊富なメンバーです |
提案書などでは “20 % faster than our current system” のように数字とセットで比較級を使うと説得力が跳ね上がります。
受け身・命令文・疑問文・否定文の作り方
文を受け身に変えるだけで、責任の所在を曖昧にしたり、逆に明確にしたりできます。
命令形や否定形を含め、語順ルールを一度整理しておきましょう。
文型 | 例文 | 日本語訳 | 文法ポイント |
---|---|---|---|
受け身 | The project was completed on time. | プロジェクトは期限内に完了しました | be 動詞 + 過去分詞で「動作の受け手」を主語に。by で行為者を後置することも可。 |
命令 | Check the figures. | 数字を確認してください | 主語を省略し動詞原形から開始。否定命令は Don’t + 動詞原形。 |
疑問 | Did you check the figures? | 数字を確認しましたか? | 助動詞 + 主語 + 動詞原形の倒置が基本。過去形でも動詞は原形。 |
否定 | We don’t need extra time. | 追加時間は不要です | do / does / did + not + 動詞原形。三人称単数現在は doesn’t に注意。 |
受け身は「be 動詞の時制」を変えれば過去完了や進行形にも応用可能です。
不定詞・動名詞・現在分詞のポイント
同じ “-ing / to-” でも、その働きは複数あります。
役割をしっかりと把握しておくと、読解や英作文が格段に楽になります。
形 | 主な働き | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
不定詞 (to + 動詞) | 目的・結果 | We met to discuss the budget. | 予算を議論するために集まりました |
動名詞 (動詞 + ing) | 名詞化 | Reading helps. | 読書は役に立つ |
現在分詞 | 形容詞的用法・進行 | a running machine | 動いている機械 |
to + 動詞は“これから”に向かう矢印で、まだ起こっていない目的や意図を示します。
動名詞は行為そのものを名詞化して一般論や習慣を語るときに使い、現在分詞は動作が続く様子を状態描写として切り取って名詞を修飾したり背景を示したりします。
関係代名詞・接続詞で文をつなぐコツ
関係代名詞が使いこなせるようになると、子供っぽい印象の英文からビジネスシーンにもふさわしい論理的な英文にすることができます。
先行詞+関係代名詞と接続詞の意味などを確認しましょう。
種類 | 用途 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
関係代名詞who / which / that | 直前の名詞を説明 | The report that you sent yesterday was helpful. | あなたが昨日送ったレポートは役立ちました |
接続詞when / because / although | 時間・理由・譲歩などを接続 | It was helpful because it included detailed data. | 詳細データが含まれていたので役に立ちました |
関係代名詞で情報を追加し、接続詞で論理を示すと、メールや資料の“読みやすさ”が飛躍的に向上します。
中学校英語を実務レベルに近づけるには…リスニング力向上が必須
中学校レベルの英語文法をしっかりとおさえることで、メールでの日程設定や定型的な進捗報告などをすることができるようになります。
一方、いくら中学校英語をおさえて基本的な文章が書ける・話せるようになったとしても、それだけでは実務では使えません。
中学校英語レベルの文法を実務レベルに近づけるには「リスニング力向上」が必須である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
リスニング力が英会話の起点
英会話は相手の発話を正確に受け取るところから始まります。リスニング精度が低いままでは、いくら文法知識が豊富でも適切な返答を組み立てられません。
まずは中学英文法レベルの語順や助動詞を「耳で識別して即意味展開できる」状態を目指し、会話が長く続いても情報を保持できるリスニング力を養いましょう。
そのためには、ビジネスシーンでも頻出のフレーズを聞き取り、すぐに声でなぞるシャドーイングをルーティン化するのが最短ルートです。
この段階で意識すべきは、音→意味→発話をワンセットで処理する“同時並行”の回路を作ること。毎日続けると脳内検索時間が短縮され、会議の英語がクリアに入ってきます。
シャドーイングが文法定着に効く理由
英語リスニングは「音をとらえる→意味を結びつける→知識と照合する」の三段階で処理されます。
- 音声知覚:/rʌnəweɪ(ラナウェイ)/ を “run+away” と瞬時に認識
- 意味理解:識別した語を「逃げる」の概念へリンク
- 知識データベース:語彙・文法・例文など蓄積情報
この“知識”には単語だけでなく語順や時制といった文法回路も含まれるため、音と文法を結び付けなければ実践では機能しません。
そこで威力を発揮するのがシャドーイングです。音声を1~2語遅れで文の意味を理解しながら復唱する動作を繰り返すことで、以下の効果を得ることができます。
- 音声知覚が自動化:/rʌnəweɪ/ を即 “run+away” と分解
- 語順を身体で再現:原文の SVO や助動詞位置をそのまま口に出すため、文型が筋肉記憶に刻まれる
結果として「文法を頭で理解→耳と口で再現→実戦で瞬時に出力」というサイクルが回り、リスニングと文法定着を同時に加速できます。
だからこそ、中学校英語を机で固めつつシャドーイングで音と語順や単語をリンクさせる——この二本立てこそが、ビジネス現場で即使える英語力を最短で手に入れる近道なのです。
まとめ|中学英語×シャドーイングで通じるビジネス英語へ
中学英語の文法は、ビジネス英会話を支える骨格です。まずは一覧表で抜け漏れを洗い出し、シャドーイングで「瞬時に運用できる状態」へ落とし込みましょう。
リスニングと発話を同時強化できれば、会議・メール・プレゼンでの英語ストレスは激減します。
リスニング力向上におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンには以下のような特徴があり、中学校英語の復習と並行してシャドーイングを実施することで、より効率よく実践的な英語力を手に入れることができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロによる毎日の添削
シャドテンでは、毎日プロから英語の音声変化、発音、イントネーションに関するフィードバックが提供されます。自分の発音の良い点や改善すべき点を具体的に知ることができるため、自己流で学んでいるだけでは見逃しがちなポイントをしっかり修正できます。独学で学ぶより、はるかに効率的にリスニング力向上が可能です。
◆1000以上の教材
さまざまなシチュエーションや4つの異なるアクセントを網羅した1000以上の教材が用意されています。これにより、実際の会話でよく使われるフレーズや表現を、異なるアクセントで学べます。
◆シャドーイングに最適な機能
AB再生(繰り返し再生機能)やスピード調整機能、スクリプト表示切り替え機能など、シャドーイングを効果的に行うための豊富な機能が搭載されています。
ぜひシャドーイングをあなたの英語学習に取り入れてください!
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