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強調構文の訳し方完全攻略:会議・メールで差がつく即効実践術超入門

英語の会議で “It was you who …” と聞こえた瞬間、頭が真っ白になった——そんな経験はありませんか。

会議や商談で突然飛び出す強調構文は、日本語に置き換えるだけでもひと苦労です。訳語を探しているうちに話し手の声はどんどん先へ進み、肝心の内容を聞き逃してしまった……という人も多いでしょう。

この記事では、ビジネスシーンで頻出する強調構文を自然な日本語に訳すコツとバリエーションをわかりやすく解説します。

ぜひ強調構文を使いこなし、ワンランク上の英語力を手に入れましょう。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

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目次

なぜ「強調構文」をマスターすべきか

英語の強調構文は、文法書では複雑に見え、訳し分けや構造把握が難しいと思われがちです。

しかし、そんな難しい構文も習得すれば以下のような大きなメリットがあります。

  • ビジネスシーンでの説得力アップ
  • 資格試験のリーディングスコア向上

ここからは、強調構文をマスターする上記2つのメリットについて具体的に解説します。

ビジネス英語での説得力アップ

会議やプレゼンでは It was our strategy that secured the contract. のように成果や強みを冒頭で強調すれば、聞き手の注意を瞬時に引き付けられます。

メールでは What matters most is timely delivery. と書き出すことで、本文に入る前に優先事項を明示でき、意図が伝わりやすくなります。

さらに報告書や提案書では複数要素の中から重要度を示す際に重宝し、説得力が際立つため、社内外のコミュニケーション効率が高まるでしょう。

資格試験のリーディングスコア向上

TOEIC® L&Rや英検の長文問題では It is … thatWhat … is のパターンが頻繁に登場します。構文を瞬時に認識できれば、設問の焦点が見抜け、選択肢を素早く絞り込むことが可能です。

結果として解答スピードが向上し、時間配分に余裕が生まれるためミス防止にも繋がります。

高得点には精度と同時に処理速度が不可欠であり、強調構文を自在に読み取れるかどうかがスコアを押し上げる決め手となるのです。

強調構文とは?基礎知識の整理

英語の文章では、言いたいところを目立たせるために「語順を入れ替える」仕組みがあり、これをまとめて「強調構文」と呼びます。

代表的なパターンは It-cleft Wh-cleft という2つのパターンです。さらに「only」「even」などの副詞や語順をひっくり返す倒置も、強調に見えて実は仕組みが異なります。

以下で順番に見ていきましょう。

It-cleft(It is/was … that)

まず、It-cleftは「It is A that B」の形で、A を強調します。

語順だけ見ると「It」が主語のように見えますが、実際は中身が空っぽで、目立たせたい A を一番前に押し出すためのクッションにすぎません。

例:It is our strategy that secured the contract.
訳: 契約を勝ち取ったのは弊社の戦略です。

例:It was last Friday that we launched the new product.
訳:新製品を発売したのは先週金曜日でした。

例:It is teamwork that makes this project possible.
訳:このプロジェクトを可能にしているのはチームワークだ。

Wh-cleft(What … is)

次に、Wh-cleftは「What B is A」の形で、文の最後にある A がポイントです。前半の “What” は「B という事柄」をまとめて包む箱のような役割をします。

例:What I need is your approval.
訳:私が必要としているのはあなたの承認です。

例:What surprised me was his quick decision.
訳:私を驚かせたのは彼の素早い決断でした。

例:What matters most is customer trust.
訳:最も大切なのは顧客の信頼です。

強調副詞・倒置との違い

only, even, just などの副詞は、語の前に置いて「ここだけ」「〜でさえ」と強調しますが、語順はほぼ変わりません。一方、倒置 は動詞や助動詞が前に来るスタイルで、強調というより文のリズムを変える手法です。

見分け方の簡単なチェックポイントは、以下の3つです。

  1. It と that がセットなら It-cleft
  2. 文頭が What で、途中に is/was があれば Wh-cleft
  3. どちらにも当てはまらず only/even が目立つなら 副詞強調


この3つのポイントを押さえておけば、混乱せずに済むでしょう。

基本の訳し方パターンをマスターする

強調構文を日本語に落とし込むコツは、状況に合わせて「直訳」「意訳」「応用型」を使い分けることです。直訳なら英文の骨格を残せる一方、意訳は語調を自然に整えることができます。

さらに副詞や句を組み替える応用型まで押さえれば、メール・報告書・プレゼンなどどんな場面でも滑らかに対応が可能。

ここではこれらの代表的な3つの型と、それぞれの使いどころを具体例とともにご紹介します。

直訳パターン—「~だったのは…だ」

直訳パターンは It was A that B を「BだったのはAだ」とそのまま訳すパターンです。構造が一致するため誤解が少なく、法務・契約書など一字一句を変えにくい文書で重宝します。

例:It was clear communication that resolved the issue.
訳:問題を解決したのは明確なコミュニケーションだった。

例:It was consistent feedback that boosted our product quality.
訳:製品品質を高めたのは一貫したフィードバックだった。

例:It was at the quarterly meeting that we decided on the merger.
訳:合併を決定したのは四半期会議だった。

意訳パターン—「理由は…です」

意訳パターンは「~だったのは」を「理由は…です」「要因は…にあります」へ言い換え、自然な語調と滑らかな文脈にするパターンです。

ビジネスメールやプレゼンでは話し手の温度感が伝わりやすく、説得力が高まります。

例:It was our quick response that impressed the client.
訳:お客様が感心した理由は当社の迅速な対応です。

例:It was our flexible schedule that attracted top talent.
訳:優秀な人材を引き寄せた理由は柔軟な勤務制度です。

例:It was their transparent pricing that won customer trust.
訳:顧客が信頼した理由は透明な価格設定です。

その他のパターン

直訳と意訳を基盤に、焦点となる語を別の表現に差し替える応用型も覚えておくと便利です。

  1. 「…こそが」パターン:強い断定感。
    It is data accuracy that matters. →データの正確性こそが重要だ。
  2. 「…でこそ」パターン:条件強調。
    It is in teamwork that we excel. →チームワークでこそ私たちは力を発揮する。
  3. 名詞句+助詞+説明節:箇条書きで視認性向上。
    What we need is clarity: a clear goal, a clear plan. →「必要なのは明確さ——目標・計画ともにクリアであること」。

状況に応じて語尾や助詞を変えれば、文の温度感や丁寧さを微調整でき、読み手に合わせた最適なトーンを実現できます。

自然な日本語に仕上げるコツ&テクニック

英語の語順をそのまま追うと、日本語がぎこちなくなりがちです。そこで大切になるのが「語順の最適化」「助詞と接続詞の使い分け」「文末バリエーション」の3つのポイントです。

まず情報の並べ替えで読みやすさを上げ、次に助詞や接続詞で論理の流れを整理し、最後に語尾を調整してリズムを整えます。

ここでは、それぞれのポイントを具体例とともに解説します。

語順を最適化する

英語では重要語句を早めに置きますが、日本語では結論を文末に送るほうが自然です。

例えば It was yesterday that the issue occurred. を「問題が発生したのは昨日です」と訳す際、主語→述語→時間という日本語の基本順に並べると読みやすくなります。

先に背景を示したい場合は「昨日、問題が発生しました」と時間を前倒しにする方法も有効です。

文頭・文末を柔軟に入れ替え、相手が欲しい情報を先に提示することで理解負担を減らせます。

助詞と接続詞を使い分ける

訳文の分かりやすさは助詞選びで決まります。「は/が」で主題と新情報を区別し、「こそ」で強調を表現しましょう。

「が」「けれども」で逆接を示し、「だから」「そのため」で因果を明示すると論理がクリアに伝わります。

例えば What we need is speed. を「必要なのはスピードです」にせず、「必要なのスピードだから早期導入が不可欠だ」と助詞と接続詞を組み合わせれば、内容が一気に頭に入りやすくなります。

文末のバリエーションを増やす

「です」「ます」を続けすぎると単調に聞こえます。

ビジネス文書で一段階強調したいときは「だ」「である」を織り交ぜると引き締まります。さらに、「〜でした」「〜となります」「〜と言えます」などをローテーションすれば、読み手がリズムよく読み進められるでしょう。

例文を並べる場合は「〜です」「〜した」「〜でしょう」のように語尾を交互に変え、報告書では段落ごとに語尾を変えると堅さが和らぎ、説得力と読みやすさが両立できます。

強調構文を英作文に活かす

英語でメールやプレゼン資料を作成するときは、言いたいことを最初に提示し、その理由を後から補うと説得力が格段に上がります。

強調構文はまさにその役割を担う便利な道具です。

ここでは「読み手の心に刺さる一言」を作るコツと、クライアントに提出する訳文の品質を高めるチェックポイントを紹介します。

使いこなせば、限られた行数でも主張がしっかり伝わるようになるでしょう。

説得力を高めるワンポイント

焦点となる語を名詞一語で言い切ると、相手の記憶に残りやすくなります。例えば「 What we deliver is value. 」と書けば、「価値」というキーワードを印象づけることが可能です。

さらに 「It is flexibility that sets us apart. 」とすれば、他社との違いを簡潔に説明できます。

文頭に The key is… を置き、すぐ後に強調構文を続けると論旨がぶれません。数字や固有名詞を焦点語にすると具体性が増し、資料全体の説得力が高まるでしょう。

クライアント納品訳の品質向上

納品訳で強調構文を見つけたら、まず「構造を保つ直訳」か「読みやすさを優先する意訳」かを判断しましょう。契約書や技術文書では It was A that B を「BだったのはAです」の形で訳すと正確さが保てます。

一方、広告コピーやプレスリリースでは「成功のカギはAでした」と柔らかく言い換えるほうが読みやすいこともあります。

訳し終えたら強調部分だけを声に出して確認し、不自然な言い回しや語尾の連続がないかチェックしてください。最後に助詞の重複を見直せば、品質トラブルを防げます。

文法学習から英会話力強化へ──シャドーイングのススメ

文法を机上で理解していても、実際の会議や電話でその構文が耳に入った瞬間に意味を取れなければコミュニケーションは成立しません。とくに語順が入れ替わる強調構文は聞き逃しやすく、リスニング力が弱いと宝の持ち腐れになってしまいます。

そこでおすすめなのが、リスニング力を鍛えるシャドーイングです。

ここではシャドーイングの効果のメカニズムと、特に強調構文をシャドーイングする際のポイントについてご紹介します。

シャドーイングの効果メカニズム

シャドーイングは、聞こえてくる英語の後を追うようにして自分も発話をする英語学習法で、リスニング力向上に効果的な学習法として今注目を集めています。

リスニングの際、私たちは「音声知覚」「意味理解」という2つの能力を用いて話の内容を理解しています。

「音声知覚」は音を単語として理解する能力のことです。例えば「ラナウェイ」と聞こえたら、「run」と「away」という単語を頭に思い浮かべる能力のことを言います。

一方「意味理解」は、単語の意味を理解する能力のことです。先ほどの例でいうと、「run away」を「逃げる」という意味として理解する能力のことを指します。

シャドーイングを続けると、まず「音声知覚」の能力が大きく伸びます。また、音そのものに気を取られなくなるので、その分「意味理解」にエネルギーを回せるようになり、リスニング全体もぐんとラクになるのです。

練習を重ねれば、入り組んだ強調構文でも、耳にした瞬間に意味がパッとつかめるようになりますよ。

強調構文シャドーイングのポイント

強調構文を題材にする場合は、焦点語に合わせて声の強弱とピッチをしっかり付けることが最大のコツです。

まず低速で It was quality that made the difference. のような短文を聴き、太字部分にアクセントを乗せて真似します。

次に that 節へ入る直前でトーンを落とし、聞き手の注意が焦点語に残るよう練習しましょう。

慣れたら再生速度を通常に戻し、文脈付きの長めの音源に挑戦します。録音して確認すると、自分では強調したつもりでも声量が不足していたり母音が曖昧になっていたりする箇所を客観的に把握できます。

毎日反復すれば、会議でも強調構文が耳に飛び込んだ瞬間に意味を取って即座に応答できるようになるでしょう。

まとめ

強調構文は、訳し分けの型さえ押さえればビジネスでの説得力と試験得点を同時に底上げできます。日本語化のコツは語順の最適化、助詞・文末の調整、そして焦点語の見える化です。

さらにシャドーイングでリスニング力を鍛えれば、会議でも瞬時に意味を取って応答できる実戦力が身につきます。

もし「独学で続けにくい」と感じたら、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」を試してみてください。あなたのシャドーイングを英語のプロが毎日添削してくれます。

シャドテンには1,000以上もの教材が用意されているため、自分の英語学習の目的やレベルに合う教材で学習が継続でき、学習効果もぐんと向上します。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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