海外の取引先とメールを交わすたびに、「この“内容”って英語で何と言えばいい?」と迷った経験はありませんか。言い回しを誤ると要点が伝わらず、信頼を損ねることも。
そこで本記事では、「内容」を表す主要英単語のニュアンスと使い分けを整理し、メール・資料・プレゼンで即活用できる表現を厳選してご紹介します。
読み終えた頃には、状況に応じて最適な語彙を選べるようになり、すぐに実務で活用できるはずです。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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「内容」を表す基本英単語とその使い分け
「内容」と訳される語は複数ありますが、文脈に合った選択が鍵になります。ここでは代表的な6語のニュアンスを整理し、場面ごとの最適解を示します。
content/details/information のニュアンス比較
「content」は「コンテンツ全体」を指し、Webページや資料見出しで汎用的に使われます。一方「details」は「細部」や「具体的な項目」に焦点を当てるため、仕様書や契約条件の説明に適切です。
「information」は「一般的な情報」で、案内メールやFAQでの使用が無難と言えます。
例えば:
- Please review the updated content of our brochure.(パンフレットの更新内容をご確認ください)
- Here are the technical details you requested.(ご要望の技術的詳細はこちらです)
- For more information, visit our website.(詳細情報は弊社サイトをご覧ください)
このように、抽象度と粒度を意識すると語の選択に迷わなくなります。
summary/overview/outline の適切な場面
「summary」は本文を300字ほどに凝縮した「要約」です。報告書の冒頭やメールの冒頭で結論を素早く伝える際に有効。
「overview」は「全体像」を俯瞰する語で、プロジェクト紹介や会社案内に最適。「outline」は「章立て」や「構成案」を示す語で、プレゼンのアジェンダや会議資料の目次で重宝します。
例:
- Attached is a one-page summary of our findings.(調査結果の要約を添付いたします)
- Let me give you a brief overview of our new service.(新サービスの概要を簡単にご説明します)
- The following slide shows the project outline.(次のスライドにプロジェクト構成を示しています)
その他によく使われる同義語リスト
specification(仕様書の内容)、statement(声明・述べた内容)、substance(議論の核心)、points(要点)、material(教材・資料内容)、subject matter(専門的内容)など、多様な選択肢があります。
同じ単語を連続して使うと幼稚な文章に聞こえるので、文脈を見極めて置き換えることも大事です。
メール・ビジネス文書での「内容」表現
社内外メールや報告書は、限られた文字数で要点を伝えるスキルが求められます。ここでは3つの角度から具体例を提示します。
メールで伝える要点(key points)のまとめ方例文
ビジネスメールでは冒頭で結論・目的を明示し、箇条書きで主要ポイントを整理すると読み手の負担を減らせます。
例:
Key points:
- Project timeline adjusted to 15 June.(納期を6月15日に調整)
- Budget increase of 10 % approved.(予算10%増を承認)
- Next meeting scheduled for 3 June at 10 a.m.(次回会議:6月3日10時)
要点を「key points」と括り、数字や日付を具体的に示すと誤解を防げます。
報告書・提案書で「内容」を明確に記述するフレーズ
報告書や提案書では「本書の目的」「背景」「結論」を明確化することが信頼を得るカギ。
例えば導入部で以下のようなフレーズを使用すると明確化が可能です。
- The purpose of this report is to provide a comprehensive analysis of…(本報告書の目的は〜を包括的に分析することです)
- This proposal outlines the scope and deliverables of…(本提案書は〜の範囲と成果物を示します)
「purpose」「analysis」「scope」など補助語を加えることで、「内容」を多角的に説明できます。
フォーマル度別の言い換えパターン
フォーマルさによっても単語を使い分けることがあることがあるため、それぞれの語彙を知っておくとよいでしょう。
- カジュアル:Please check the details in the attached file.
(添付ファイルの詳細をご確認ください) - 標準ビジネス:Kindly review the attached information and share your feedback.
(添付情報をご確認の上、ご意見をお聞かせください) - 高フォーマル:We would appreciate it if you could examine the enclosed documentation for accuracy.
(同封の資料内容をご査収のほどお願い申し上げます)
状況に応じて語調を変えると、相手に与える印象をコントロールできます。
会議資料・プレゼンテーションの「内容」英訳術
プレゼンや会議資料は視覚的な分かりやすさと英語表現の精度が両立して初めて説得力を持ちます。
スライドの要約(summary)の書き方と例
スライドには「タイトル+一文要約+ビジュアル」の“3点セット”が鉄則。
例:
- Title: Market Expansion Plan 2025
- Summary: This slide presents the key drivers behind our projected 12 % revenue growth in Asia.
(本スライドでは、アジアで12%の売上成長を見込む主要要因を示します)
要約文を30語以内に抑え、グラフやアイコンで補足すると情報が瞬時に伝わります。
プレゼン構成(agenda/outline)の組み立て
プレゼン冒頭で全体構成を示すと聴衆が迷子になりません。
典型的な流れは「導入 → 現状の課題 → 解決策 → 得られるメリット → 次に取るべき行動」という順番で組み立てるのが基本です。英語では以下のようになります。
- Introduction & Background
- Challenges Identified
- Proposed Solution
- Expected Outcomes
- Action Plan & Timeline
各章タイトルは名詞句で統一し、スライド下部に進行状況バーを設置すると理解がさらに深まります。
ウェブサイト・パンフレット向けコンテンツ制作のコツ
デジタル環境では読者の集中力が8秒以下と言われます。視線が止まる要素を配置しながら、価値を最大化する言葉選びが欠かせません。
ページセクションごとの「内容」表現例
トップページ(ヒーロー)→ 特長説明 → 社会的証明(導入事例)→ FAQ → CTA の順で構成すると離脱率が下がります。
セクション | 目的 | 英語見出し例 |
---|---|---|
ヒーロー | 主張・USP | Elevate Your Workflow |
特長紹介 | 機能の掘り下げ | Key Features |
導入事例 | 信頼の補強 | Success Stories |
FAQ | 疑問解消 | Frequently Asked Questions |
CTA | 行動促進 | Start Your Free Trial |
キャッチコピーと本文のバランス調整
キャッチコピーは7語以内で「価値+差別化」を提示、本文は3〜4行で背景→課題→解決策を補足すると良いでしょう。
- 英語キャッチ例: Unlock Smarter Collaboration in Minutes
- 英語本文例: Manual hand‑offs slow projects down. Our platform automates approvals so teams stay in sync.
(手作業の引き継ぎはプロジェクトを停滞させます。弊社プラットフォームは承認フローを自動化し、チームの歩調を合わせます。)
ユーザーを引きつける言い回し
CTAは「具体的な行動」を提示しつつ、無料・短時間・限定性など“今すぐ試したくなる”要素を盛り込むと反応率が高まります。
英語フレーズ | 和訳 |
---|---|
Start Your 14‑Day Free Trial — No Card Required | 14 日間の無料トライアルを今すぐ開始 — クレジットカード不要 |
Download the Full Guide in One Click | ワンクリックで完全ガイドをダウンロード |
Reserve Your Spot Before Seats Run Out | 席が埋まる前に今すぐ予約 |
See a Live Demo in Under 3 Minutes | 3 分以内にライブデモを見る |
Get Instant Access to All Features | すべての機能に即アクセス |
製品・サービス説明で「内容」を分かりやすく伝える
高度な機能をいくら羅列しても、それが聞き手の課題解決と結び付かなければ響きません。
このセクションでは、①機能を俯瞰で示す、②数値で利点を補強する、③導入プロセスを可視化する——という3つの視点から、製品・サービスの「内容」を直感的に理解させる書き方を解説します。
機能概要(feature overview)の表現フレーズ
機能概要は「動詞3連+利益ワード」で読者の脳内に完成図を描かせるのが定石です。たとえば integrates, automates, visualizes のように並列動詞を置き、直後に your workflows in one place と受け手の状況を示すと価値が瞬時に伝わります。
英文例: Our platform integrates, automates, and visualizes your workflows in one place.
(当プラットフォームはワークフローを一元的に統合・自動化・可視化します。)
動詞は3〜4語に収め、対象読者を your team や finance data など具体語で補うとイメージがさらに鮮明になります。
メリット・ベネフィット訴求のポイント
機能を示したら so that や resulting in を用いて「だからこそ得られるメリット」を1文で接続しましょう。数値・期間・コストのいずれかを盛り込むと説得力が跳ね上がります。
英文例: It automates data entry so that your team saves up to 10 hours per week and reduces errors by 25 %
( データ入力を自動化し、週最大10時間の業務削減とエラー25%減を実現します。)
抽象語 efficiency は cut approval time by half のように具体的な指標へ置き換え、読者が自社に当てはめやすい形で提示するのがコツです。
顧客提案書での「内容」強調テクニック
提案書では導入ステップと成果物を箇条書きにし、「リスク低減→ROI 加速」の因果関係を明示すると稟議が通りやすくなります。典型構成は Pilot → Expansion → Optimization の3段階。
英文例: We propose a three‑phase rollout—Pilot (2 weeks), Expansion (1 month), Optimization (ongoing)—minimizing risk while accelerating ROI within the first quarter.
(2週間のパイロット、1か月の拡大、継続的最適化の3段階導入で、リスクを抑えつつ初四半期内に ROI を加速させます。)
最後に Next step: sign the agreement by 15 June のように期限付きアクションを添えると、読み手が即座に動きやすくなります。
英語「内容」表現力をさらに高める学習法
海外クライアントと瞬時に意思疎通するには、語彙を「知っている」状態から「使いこなせる」状態へ引き上げる必要があります。
ここでは、インプットとアウトプットを同時に鍛える“シャドーイング学習”と、プロによる客観的フィードバックをルーティン化する方法を紹介します。
シャドーイングでビジネス英語リスニング×スピーキングを強化
シャドーイングとは、音声を聞いた直後に1~2後遅れて復唱するトレーニングです。リスニングの中でも音声知覚(=聞こえてきた音をどの単語であるか捉える力)を自動化することができ、最終的には日本語のように英語のリスニングをできるように。
また、ネイティブの発音を真似しながら発話することによって、自然に英語特有の音の変化や発音、リズムなどを体得することができるため、ビジネスの場でも言いたいことが伝わりやすくなります。
シャドテン活用による毎日の添削フィードバック
シャドーイングはとても有効なトレーニングである一方、正しいやり方で行えていないと効果が半減してしまう恐れが。そこでおすすめなのがシャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
提出音声に対し、英語のプロが英語の音の変化を中心に良い点と改善点を毎日指摘してくれます。添削レポートに記載された「母音が弱くなる箇所」「子音の脱落」などを次回練習時に修正することで、発音矯正と語彙定着を同時進行できます。
さらに4つのアクセント× 1,000本超の教材が用意されているため、自分のレベル・興味にあった教材で学習を行えるのも魅力です。
まとめ
本記事では「内容」を意味する英単語の使い分けから、メール・資料・ウェブコピーへの応用、そしてシャドーイングによる運用力強化までを解説しました。
ぜひ、この記事で学んだ内容を今後のビジネスの場に活かしてください!
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