- 会議でイギリス人の同僚が何と言ったのか拾えず、曖昧に終わってしまった…
そんな経験はありませんか。
リスニングが得意だと思っていたのに、アメリカ英語ではなくイギリス英語になると一気に聞き取りが難しくなる――このギャップに悩むビジネスパーソンは少なくありません。
本記事では、イギリス英語の発音の特徴や、イギリス英語に慣れるためのおすすめの勉強法などをご紹介します。
読み終える頃には、「会議でイギリス英語が聞き取れる」具体的なイメージを持てるはずです。
※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています
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イギリス英語の発音の特徴
イギリス英語が聞き取りにくい原因は、音そのものより「どう聞こえるか」にあります。イギリス英語は母音の種類が多く、語末のrが消えると子音が続いて聞こえ、強弱リズムが単語の境界を曖昧にします。
さらにリエゾンで複数語が一語のように連結し、意味を取り違えがちです。これらの仕組みを知識として押さえたうえで音源を聴けば、耳が文字情報と結び付きやすくなり、字幕なしでも内容を追いやすくなります。
ここからは、イギリス英語の発音の特徴を一つずつ分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
母音の種類が多い
イギリス英語には二十種類近い母音があり、/ɪ/ と /iː/、/ʊ/ と /uː/ のような長短差だけで単語が変わります。
聞き分けには、まず短母音と長母音の長さの差を意識することが大切です。短母音はパッと途切れ、長母音はゴムを伸ばすようなイメージで発音されます。
まずはスロー再生で聴き、同時にスクリプトで綴りを確認すると輪郭がはっきりします。慣れてきたら等倍速に戻し、文脈の中で母音がどう変化するか分析してみてください。
語末のrは発音しない
イギリス英語では 、語末のrを発音しません。そのため car は /kɑː/(カー※語尾を伸ばすだけ)、father は /ˈfɑːðə/(ファーダ)に聞こえます。
一方、idea of のように母音が続く所では linking-r が現れ、/aɪˈdɪərəv(アイディアロヴ)/ と滑らかに繋がります。rの有無を意識しながら字幕を読めば、単語の切れ目を推測しやすくなるでしょう。
疑問文でも語尾が上がらない
イギリス英語の Yes/No 疑問は、語尾をぐっと跳ね上げる北米式イントネーションとは違い、文末を下げて発音します。
そのため、上昇調だけを頼りに問い掛けを判断していると、疑問が陳述に聞こえ、返答のタイミングを逃しやすいです。聞き取りでは文全体のピッチより、主語直前の強勢や助動詞の強調に耳を向けると疑問を見分けやすくなります。
リエゾン(連結・同化・脱落)のパターン
リエゾンが入ると two hours が /tuːaʊəz/(トゥアワーズ)に縮まり、meet you が /miːtʃə/(ミーチャ)と別の単語に聞こえます。
まずは語末子音+語頭母音の組み合わせで音が繋がる基本形に耳を慣らしましょう。スロー再生で単語の境界を探し、音が繋がっている部分を特定してみてください。自分でも声に出してみると連結が自然に聞き取れるようになります。
子音が落ちる脱落や音が変わる同化も同時に学べば、実際の会話で「単語が一個足りない」謎が解け、リスニング精度が飛躍的に向上します。
イギリス英語に慣れるための学習法
「アメリカ英語には慣れているものの、イギリス英語になった途端に全く聞き取れなくなる」という方は、まずイギリス英語に慣れることから始めてみましょう。
ここからは、イギリス英語に慣れるための以下の6つの学習法をご紹介します。
- 耳と口を同時に鍛えるシャドーイング
- BBC・ポッドキャストで生の英国アクセントを浴びる
- 映画・ドラマのデュアル字幕活用
- 発音辞書・アプリで即時チェック
- オンライン英会話で矯正セッション
- IELTS/ケンブリッジ英検対策
ぜひ本章の内容を参考にして、英語学習の計画を立ててみてください。
①耳と口を同時に鍛えるシャドーイング
シャドーイングは、聞こえてきた英語の音声の後を追うようにして、同じように発音する英語学習法です。英語の音を良く聞き、再現しながら発音するトレーニングのため、リスニング力と発音を鍛えられます。
イギリス英語などの「特定のアクセントに慣れる」という目標を持つ人には、おすすめの学習法です。シャドーイングで効果を感じるためには、正しいやり方でトレーニングを継続することが大切です。間違った方法でトレーニングを続けてしまうとなかなか効果が現れず、挫折してしまうことにもなりかねません。
シャドーイングをする際には、以下の手順に沿って進めてみてください。
- 音声を聞いて、内容がどれくらい理解できるか確認する
- スクリプトと音声を照らし合わせて、発音や文章の意味を把握する
- オーバーラッピング(音声に合わせてスクリプトを音読する)を5回程度行う
- 必要に応じてマンブリングをする(スクリプトを見ずに小声で音声を追いかける)を1〜3回程度行う
- シャドーイングを20回以上を目安に行う
- 録音と振り返りを行う
シャドーイング開始2日目以降は、上記の⑤と⑥のみを繰り返します。2日目以降は、30回以上を目安にシャドーイングに取り組んでください。
なお、シャドーイングの具体的なやり方については、こちらの記事を参考にしてください。
シャドーイングの効果①リスニング力の向上
シャドーイングは、リスニング力を向上させる英語学習法として今注目を浴びています。リスニングの際、私たちは「音声知覚」と「意味理解」という2つの能力を使って会話の内容を理解しています。
「音声知覚」とは、例えば「ラナウェイ」と聞こえた時に、その音を「run」と「away」という単語として認識する能力のことです。一方「意味理解」とは、「run away」を「逃げる」という意味として理解する能力のことを言います。
シャドーイングを繰り返すと、これら2つの能力のうち「音声知覚」の能力が向上します。
この能力が向上すれば、リスニングの際に音の聞き取りだけに集中することがなくなるため、より「意味理解」に集中でき、結果として会話の内容ができるようになる=リスニング力が向上するのです。
また、ワーキングメモリが刺激され保持時間が延びることで、英語が飛び交う会議の場面でも、要点を聞き取れる粘り強い耳が育ちます。
シャドーイングの効果②発音力の向上
音を真似て発声すると、イギリス英語を発音する際の舌の位置や息の抜き方などが定着してきます。また、自分のシャドーイング音声を録音して振り返ることで、発音矯正が進みます。
短縮形やリエゾンを再現できるようになると相手から「自然に聞こえる」と評価され、国際プレゼンでも自信が付きます。
シャドーイングはリスニングと発音を同時に鍛えるため学習効率が高く、練習量がそのまま成果に直結しやすい方法です。
シャドーイングにおすすめのアプリ
シャドーイングを独学で行うのは、特に初心者にはハードルが高いです。そこで、シャドーイングに特化した英語学習アプリの活用をおすすめします。
中でもアプリ「シャドテン」は、イギリス英語の教材も豊富に用意されているため、「イギリス英語に慣れたい」と考えている方におすすめです。
シャドテンを使えば、あなたのシャドーイング音声を英語のプロが添削してくれ、良い点と改善点を具体的に返してくれるので、独学でも方向を見失いません。
シャドーイング学習がアプリ1つで完結するため、忙しい社会人に最適です。
BBC・ポッドキャストで生の英国アクセントを浴びる
BBC Radio 4やThe Guardianのポッドキャストは、生のイギリス英語がそのまま聞ける格好の教材です。最初はアプリで0.8倍速にし、1分区切りで聞いた直後に口でなぞります。
スクリプトで意味を押さえたら等倍へ戻し、ニュースとインタビューを交互に流すと語調の違いにも慣れます。毎朝の通勤15分をこのルーティンに充てるだけで、一週間後には音の輪郭がクリアに感じられるはずです。
また、週末に番組全体を聞き直すと定着が強まります。聞き取れない単語はメモし、その日のうちに辞書で確認しましょう。
同じテーマの記事を読むと背景知識が増え、速い音声でも内容を推測しやすくなります。
映画・ドラマのデュアル字幕活用
Netflix で英日二重字幕を表示して、『ザ・クラウン』や『シャーロック』など英国ドラマや映画を学習に使いましょう。
ドラマや映画を見る時は、
- 英日字幕でストーリーを把握する
- 英語字幕のみでセリフを確認する
- 字幕なしで再生し10秒ごとに口まねする
の3段階で学習を進めてみてください。
映像があるので状況がつかみやすく、聞き取れない単語も推測できます。セリフをリピートし、微妙なイントネーションやリエゾンを耳で探してから再現すると定着します。
週末に1エピソードを丁寧に掘り下げ、平日はお気に入りシーンを繰り返すと学習が続きます。家族と一緒に楽しめるのも長続きのコツです。
慣れてきたら英語字幕でクイズ形式にし、次に来るセリフを予測すると集中力が上がります。
発音辞書・アプリで即時チェック
聞き取れない単語に出会ったら、すぐCambridgeやOxfordのオンライン辞書を開き、UK マークの音声を2回聞いて同じように2回発音してみましょう。発音記号が隣に出るので、母音の長さやストレス位置も確認できます。
スマホならELSA SpeakやSoundsが便利です。録音するとAIがスコアを出し、直す場所が一目で分かります。
また、寝る前に当日調べた単語をもう一度聞き直すと忘れにくくなるので、意識して学習してみてください。
オンライン英会話で矯正セッション
週1回は、イギリス英語で話す講師とオンライン英会話で「矯正タイム」を設けましょう。レッスン前に自己紹介やプレゼンを録音し講師に送ると指摘が具体的になります。
「語末 r が残っている」「/ɪ/ と /iː/ の長さが同じ」など、講師からフィードバックをもらえるとピンポイントで修正でき、効率的に学習を進められます。
また、その場で直した音を繰り返すのも効果的です。
レッスンは動画で保存し、自宅でビフォー・アフターを比べると上達を実感できます。質問したい項目をメモしておくと時間を無駄にしません。プロの目で弱点を洗い出し、独学では気づけない癖を短期間で改善しましょう。
さらに、発音矯正だけでなくイギリス英語の発音の聞き取り慣れるためにも、オンライン英会話は最適なツールです。レッスンが終わった直後に3分で感想と次回の課題をノートに書くと、復習がスムーズにできるためおすすめです。
IELTS/ケンブリッジ英検対策
これらの試験はイギリス英語が中心です。過去問を解くときは問題文を先に読み、キーワードに印をつけてから音声を聞くと答えを拾いやすくなります。
練習では音声を1.2倍速にして耳を鍛え、本番をゆっくり感じるようにしておくと安心です。スピーキングはタイマーで1分話し、録音してイントネーションと語末rの有無を確認しましょう。
弱点が見つかったらシャドーイング教材で集中的に補強します。
試験10日前からは模試→見直し→次の模試を繰り返し、得点のぶれを小さくしておくと本番でも落ち着いて答えられます。
音源のスクリプトを黙読しながら答え合わせをすると、聞けた部分と逃した部分がはっきりします。
まとめ:イギリス英語の発音に慣れるためには、シャドーイングがおすすめ!
英語学習には数多くのアプローチがありますが、「イギリス英語の発音に慣れて、今よりも楽に聞き取れるようになりたい」「イギリス英語を身につけたい」というビジネスマンにとって、シャドーイングは「耳」と「口」を一気に鍛えられる合理的な方法だといえます。
イギリス英語の母音体系を押さえ、リエゾンのルールを理解したうえで、BBC素材を毎日10分間シャドーイングする――このシンプルな習慣を3週間続けるだけでも、会議での聞き取りや自己紹介の滑らかさが変わります。
イギリス英語の発音を本気で攻略したい方は、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」を試してみてはいかがでしょうか。
シャドテンを使えば、毎日アップロードした音声をプロ講師が添削し、英語特有の音声変化に沿った改善ポイントを翌日フィードバックしてくれます。
シャドテンで利用できる教材は、イギリス英語を含む4つのアクセントに対応しています。AB区間リピート、再生速度変更、スクリプト表示切替など「シャドーイングしやすさ」にこだわった機能が満載です。
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