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天気の英語表現まとめ|英語で天気を話せるようになる!基本表現と使い分け

日常会話でもビジネスでも、意外と頻繁に話題にのぼるのが「天気」です。

「今日は晴れですね」「午後から雨が降りそうです」など、日本語では感覚的に使えても、英語になると表現に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事を読めば

  • 天気を表す基本的な英単語と正しい使い方
  • 天候の変化や予報を自然に伝える英語表現
  • ニュースや日常会話でよく使われる天気フレーズ
  • 天気英語を聞き取り、使いこなすためのリスニング力強化のポイント

などがわかりますよ。

「天気の話題で会話を広げたい」「英語の天気予報をスムーズに理解したい」という方や、日常・ビジネスの雑談で自然に天気英語を使えるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

まず押さえたい|天気を表す基本的な英単語一覧

天気に関する英語表現は、難しい単語を覚える必要はありません。

まずは、頻出する基本単語を正しく理解し、使える形で整理することが重要です。

晴れ・曇り・雨・雪の基本表現

まずは、天気を表す最も基本的な英単語を押さえましょう。

  • sunny:晴れ
  • cloudy:曇り
  • rainy:雨
  • snowy:雪

いずれも中学英語レベルの単語ですが、会話では「It’s + 形容詞」 の形で使うのが基本です。

例:

  • It’s sunny today.
    (今日は晴れです。)
  • It’s rainy this morning.
    (今朝は雨です。)

日本語の感覚で「晴れです」「雨です」と名詞的に考えてしまうと、英語では不自然になりやすい点に注意しましょう。

天候の状態を表す形容詞(clear / cloudy / rainy など)

英語では、同じ「曇り」でも状態に応じて表現が分かれます。

  • clear:雲ひとつない快晴
  • partly cloudy:ところどころ曇り
  • cloudy:曇り
  • overcast:一面が雲に覆われた曇り

すべてを一度に覚える必要はありません。まずは、天気予報や日常会話でよく耳にする形容詞から慣れていくことが大切です。

名詞と形容詞の使い分けで迷いやすいポイント

天気関連の英語でつまずきやすいのが、名詞と形容詞の使い分けです。

  • rain:雨(名詞)
  • rainy:雨の(形容詞)

使い方は次のように変わります。

「雨が降っています」→ It’s raining.

「雨の日です」→ It’s a rainy day.

意味だけで覚えるのではなく、実際に使われる形ごと、音とセットで覚えることが重要です。

天気の「変化」を英語で説明する表現

天気は「今どうか」だけでなく、「これからどうなるか」を話す場面が非常に多い話題です。

変化を表す表現を押さえることで、自然な英語に近づきます。

天気が良くなる・悪くなるを英語で言いたい

天気の「変化」を表すとき、最もよく使われるのが get+形容詞 の形です。

会話でも天気予報でも頻出するため、まずはここを押さえましょう。

例:

  • The weather will get better.
    (天気は良くなるでしょう)
  • The weather is getting worse.
    (天気が悪くなってきています)

このように get を使うことで、「状態が変化している途中である」ニュアンスを自然に表せます。

雨が降りそう・止みそうなど微妙なニュアンス表現

英語の天気表現では、はっきり断定しない言い方がよく使われます。この点が、日本人にとって聞き取りづらさを感じる原因のひとつです。

よく使われる表現は以下の通りです。

  • It looks like rain.
    (雨が降りそうです)
  • It might clear up.
    (天気が回復しそうです/雨が止みそうです)
  • There’s a chance of rain.
    (雨が降る可能性があります)

looks like や might、chance などの表現は、天気予報や日常会話で頻繁に使われます。

天気予報でよく聞く動詞表現(expect / turn / remain など)

英語の天気予報では、特定の動詞+天気表現が繰り返し使われます。

意味と使い方をセットで確認しておきましょう。

expect ~:~が予想されている

 → We expect rain in the afternoon.
(午後は雨が予想されています)

turn ~:~に変わる

 → The weather will turn cloudy later.
(後ほど曇りに変わるでしょう)

remain ~:~が続く

 → It will remain sunny throughout the day.
(一日中晴れが続くでしょう)

これらは文章で見ると簡単に感じますが、音声になると一気につかみにくくなる表現でもあります。

そのため、「意味が分かる」だけでなく、実際の音に何度も触れて慣れることが重要です。

体感温度・気象条件を英語で表現する

気温の話題は、単に数字を伝えるだけではありません。

「体感」をどう表すかが、会話の自然さを左右します。

暑い・寒い・蒸し暑いを自然に言う英語表現

まずは、体感温度を表す基本表現を押さえましょう。

  • hot:暑い
  • cold:寒い
  • humid:湿度が高く蒸し暑い
  • muggy:不快な蒸し暑さ

基本形は、It’s + 形容詞 です。

  • It’s hot today.
    (今日は暑いですね)
  • It’s really cold this morning.
    (今朝はとても寒いです)

また、「とても暑い」を very hot と言うより、より自然な言い回しとして次のような表現もよく使われます。

It’s scorching.

(うだるような暑さです)

気温・湿度・風の強さを説明する言い回し

天気を少し詳しく説明したいときは、以下の語がよく使われます。

  • temperature:気温
  • humidity:湿度
  • windy:風が強い

会話では、副詞を添えて強さを調整するのがポイントです。

例:

  • It’s quite windy today.
    (今日はかなり風が強いです)
  • The humidity is high.
    (湿度が高いです)
  • The temperature dropped last night.
    (昨夜、気温が下がりました)

日本人が直訳しがちな不自然表現とその改善例

日本語をそのまま英語にすると、少し不自然になる表現もあります。

× The wind is strong.(意味は通じるが、会話ではやや不自然)

○ It’s windy.(風が強いです)

同様に、天気に関する表現は、名詞よりも形容詞を使った言い方の方が自然になるケースが多いのが特徴です。

こうした違いは文章で理解するだけでなく、実際の音声を通して慣れていくことが重要になります。

天気予報で使われる英語表現を理解しよう

英語の天気予報は、語彙を押さえるだけではなく「流れ」と「音」に慣れることが重要です。

天気予報で使われる英語表現を見ていきましょう。

英語の天気予報で頻出するフレーズ

英語の天気予報では、決まった言い回し(定型フレーズ)が繰り返し使われます。

まずは、頻出フレーズを意味と一緒に押さえましょう。

  • a chance of rain
    (雨の可能性があります)
  • partly cloudy
    (ところどころ曇り)
  • mostly sunny
    (おおむね晴れ)
  • throughout the day
    (一日を通して)

これらは単語単体ではなく、ひとかたまりの音として聞き取れるようになることが重要です。

明日の天気・週末の天気を英語で説明する

未来の天気を伝えるときは、will や be expected to がよく使われます。

天気予報では、次のような表現が定番です。

  • It will be sunny tomorrow.
    (明日は晴れるでしょう)
  • Rain is expected in the afternoon.
    (午後は雨が予想されています)
  • The weather will be cloudy over the weekend.
    (週末は曇りになるでしょう)

重要なのは、文法を一つひとつ考えることではありません。

フレーズ全体をそのまま聞き取れるかどうかが、理解のカギになります。

台風・嵐・大雪など異常気象を英語で伝える

異常気象はニュースでも会話でも頻繁に登場します。
台風・嵐・大雪などを伝える英語表現を押さえましょう。

台風・ハリケーン・嵐の英語表現

以下の語彙は、異常気象を報道するニュースで頻出します。

  • typhoon:台風
  • hurricane:ハリケーン
  • storm:嵐

同じような暴風雨でも、発生する地域によって呼び方が変わる点に注意しましょう。

例:

  • A typhoon is approaching Japan.
    (台風が日本に接近しています)
  • The hurricane caused severe damage.
    (ハリケーンが深刻な被害をもたらしました)
  • A strong storm hit the area last night.
    (昨夜、その地域を強い嵐が襲いました)

大雪・豪雨・強風を説明する言い回し

大雪や豪雨などを表す際は、heavy+名詞 の形がよく使われます。

  • heavy snow:大雪
  • heavy rain:豪雨
  • strong winds:強風

実際の使い方は次の通りです。

例:

  • Heavy snow is expected tomorrow.
    (明日は大雪が予想されています)
  • The area experienced heavy rain overnight.
    (その地域では一晩で豪雨がありました)
  • Strong winds caused delays at the airport.
    (強風により空港で遅延が発生しました)

ニュースや会話での使われ方の違い

異常気象の英語は、ニュースと日常会話で表現が変わる点も押さえておきたいポイントです。

ニュースでの表現(ややフォーマル)

例:Severe weather is expected in the region.
(その地域では悪天候が予想されています)

会話での表現(シンプル)

例:The weather is really bad today.

(今日は天気がかなり悪いですね)

ニュースでは正確さが重視され、会話では短く分かりやすい表現が好まれます。

この違いを意識するだけでも、聞き取りやすさが大きく変わります。

シーン別|天気に関する英語例文

ここからはシーン別の、天気に関する英語例文を見ていきましょう。

今日の天気を英語で自然に伝える

日常会話では、天気を事実として伝えるだけでなく、軽い感想を添えると自然な響きになります。

例:

  • It’s nice out today.
    (今日はいい天気ですね)
  • It’s a bit chilly this morning.
    (今朝は少し肌寒いですね)

天気を話題にしたスモールトーク例文

英語では、天気は会話のきっかけとして非常によく使われます。

相手に同意を求める形にすると、会話が広がりやすくなります。

例:

  • Lovely weather, isn’t it?
    (いい天気ですね)
  • I didn’t expect it to be this hot.
    (こんなに暑くなるとは思いませんでした)

ビジネスシーンで無難に使える天気関連の英語表現

ビジネスでは、天気に関する表現も和らげたやわらかい表現が好まれます。

例:

  • I hope the weather didn’t cause any trouble.
    (天候の影響はありませんでしたか)
  • Looks like the rain delayed a few flights.
    (雨の影響でいくつかの便が遅れたようですね)

天候が原因で予定変更・遅刻・欠席を伝える表現

天候を理由にする場合は、客観的で丁寧な言い回しを使うのがポイントです。

例:

  • Due to the weather, we may need to reschedule.
    (天候の影響で、予定を変更する必要があるかもしれません)
  • The storm caused some delays.
    (嵐の影響で遅れが出ました)

旅行先で天気を確認・質問する英語フレーズ

旅行中は、天気を尋ねるシーンも多くなります。シンプルな質問表現を覚えておくと安心です。

例:

  • What’s the forecast for tomorrow?
    (明日の天気予報はどうですか)
  • Is it usually this humid here?
    (ここは普段からこんなに蒸し暑いのですか)

天気の英語表現を「使いこなす」ために必要な力

ここまで多くの表現を紹介してきましたが、単純に上記表現を暗記するだけでは、天気に関する英語表現を使いこなすことはできません。

本当に重要なのは「知識」ではなく「リスニング力」である理由と、その向上方法を解説します。

リスニング力が不可欠な理由

天気に関する英語表現を使いこなすには、まず前提として、「天気の話は、単体の表現だけで完結することがほとんどない」という点を理解する必要があります。

たとえば sunny や rainy、chance of rain といった表現は、雑談や会議の冒頭、出張の調整、予定変更の説明など、会話や文脈の流れの中で自然に登場するものです。

多くの場合、天気そのものよりも「天気が業務や予定にどう影響するか」を伝える目的で使われます。

つまり、

  • 今どんな天候なのか
  • これからどう変わりそうなのか
  • それによって何が起こりそうなのか

といった背景や状況を理解できなければ、学んだ天気表現を使う場面そのものにたどり着けません

また、天気表現にはニュアンスの違いもあります。深刻な悪天候を伝える場面と、軽い雑談として天気に触れる場面では、使われる語彙やトーンは大きく異なります。

その「場面の空気感」や「どの程度深刻な話なのか」を判断するために欠かせないのが、相手の発言全体を正確に理解するリスニング力です。

言い換えれば、リスニング力こそが、天気に関する英語表現を正しく選び、自然に使いこなすための土台なのです。

音声知覚

リスニング力向上にはシャドーイングが効果的

前述の通り、天気に関する英語表現を使いこなすには、相手の話している内容や状況を正確に理解できるリスニング力が欠かせません。

その力を効率よく伸ばす学習法としておすすめなのが、シャドーイングです。

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法です。

スクリプトを見ずに行うことで、実際の会話やニュースと同じ条件で英語を処理する力を鍛えられるのが大きな特徴です。

シャドーイングの効果

シャドーイングを続けることで、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に捉える「音声知覚」 が鍛えられます。

例えば天気予報で使われる There’s a chance of rain.(雨が降る可能性があります)という表現も、実際の音声では「ゼアザチャンソブレイン」のように聞こえることが少なくありません。

音声知覚が弱いと、たとえ chance of rain という表現を知っていてもその音から意味へ結びつけることができず、聞き逃してしまいます。一方で音声知覚が鍛えられると、聞いた瞬間にフレーズとして認識でき意味理解に余裕が生まれます。

その結果、音を聞いてから理解するまでのプロセスがスムーズになり、天気に関する英語も自然に聞き取れるようになります。

さらに、英語特有の音のつながりやリズムをそのまま真似ることで、自分の発音や話し方も滑らかになり、実際の会話で天気の話題を出す際にもスムーズに話せるようになるのもポイントです。

まとめ|天気に関する英語は「聞き取れる」と一気に使えるようになる

天気に関する英語表現は、単語や例文を覚えるだけでは身につきません。実際の音を正しく聞き取り、同じリズムで口に出せるようになることで、初めて「使える英語」になります。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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