英語を使う仕事の場面で、「自分の英語、素人っぽくないかな…?」と不安になったことはありませんか?
単語は並べられるけれど、自分が話す英語にどこかぎこちなさを感じたり、相手から聞き返されて焦ってしまったりした経験がある人は多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 素人っぽく聞こえてしまう原因
- ビジネスで使える自然な言い回し
- シーン別でよく使う自然な表現
- “素人英語”を脱却するためのリスニング力強化法
などがわかりますよ。
「通じるけれど不自然」から卒業して、ビジネスの場でも自然な英語を話したい方は、ぜひご一読ください。
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そもそも「素人英語」とは?どんな特徴があるのか
ビジネスシーンで「素人っぽく聞こえる英語」には、実は共通する特徴があります。
まずは代表的な「素人っぽい英語」になってしまうポイントを整理しましょう。
単語を並べるだけの英語になってしまう
英語が苦手だと、どうしても覚えた単語を並べて意味を作ろうとしがちです。
しかし英語は語順や定型表現によって意味が決まる部分が多いため、単語の羅列では「伝わるけれど不自然」という印象になりやすいのが実情です。
例:
素人英語: I present today report.(今日の報告をします)
自然な英語:I’d like to give today’s update.(本日の進捗について報告いたします)
通じるけど不自然に聞こえる理由
単語自体は正しくても、状況に合った自然な言い回しになっていないと「ん?」と感じさせてしまいます。
特にビジネスの場では、英語話者が使う“丁寧さ”の基準が日本語とは大きく違うため、そのギャップが不自然さとして表面化します。
例:
素人英語: Send the document.(資料を送って)
自然な英語:Could you send me the document?(資料を送っていただけますか?)
ネイティブが「違和感」を感じるポイント
ネイティブが違和感を感じるポイントは発音や文法だけではありません。「こんな時なら、この言い方のほうが自然だよね」という暗黙の了解が多いからです。
この“自然さ”は、音声や会話のシャワーを浴びる中で徐々に身につきます。
例:
素人英語: I think so is OK.(それでOKだと思います)
自然な英語:That works for me.(それで大丈夫です)
素人英語になってしまう原因
素人っぽい英語には、実は明確な原因があります。理解しておくことで、改善すべき方向性が自然と見えてきます。
ここでは特に多い3つのパターンを紹介します。
①インプット不足で語彙が偏る
学校教育で覚えた単語を“そのまま”使い続けているケースが多く、語彙がアップデートされにくい傾向があります。その結果シーンに合った語彙が選べず、不自然な会話になってしまうのです。
例:
素人英語:I’m very busy.(とても忙しいです)
自然な英語:I have a tight schedule.(スケジュールが詰まっています)
②直訳思考で不自然な表現になる
日本語の感覚をそのまま英語に当てはめようとして、「英語ではあまり言わない言い方」をしてしまうことがあります。直訳は理解の助けになりますが、実践では「英語らしさ」が求められます。
例:
素人英語:I will check and contact you.(確認して連絡します)
自然な英語:I’ll look into it and get back to you.(確認して折り返します)
聞き取りができないから、自然な表現が身につかない
自然な英語表現を使えるようになるには、まず聞き取れる必要があります。
聞き取れていない表現は、自分の会話でも再現できません。つまり、リスニング力が上がらないと、いくら勉強しても自然な英語が身につきにくいのです。
例:
素人英語:Thanks, OK.(ありがとう、OKです)
自然な英語:Sounds good, thank you.(了解です、ありがとうございます)
ビジネスでよくある素人っぽい英語と自然な英語の違い
素人っぽい英語と自然な英語の差は、ほんの少しの表現の違いで生まれます。
ここではビジネスでよく使う場面別に、自然な英語の例を見ていきましょう。
会議(発言)
会議では、意見を述べる前にワンクッション置くのが英語の基本です。直接的に言い切ると、強く聞こえてしまう場合があります。
例①
素人英語:I have opinion.(私は意見があります)
自然な英語:I’d like to share my thoughts.(私の考えを共有させてください)
例②
素人英語:I think this.(私はこう思います)
自然な英語:From my perspective, …(私の見方では…)
例③
素人英語:I disagree.(私は反対です)
自然な英語:I see your point, but I have a slightly different view.
(ご意見は理解しますが、少し違う見方があります)
例④
素人英語:I don’t think so.(そうは思いません)
自然な英語:I’m not sure if that works in our case.
(その案が今回当てはまるかどうかは分かりません)
例⑤
素人英語:This is better.(これの方がいいです)
自然な英語:It might be a better option to…
(…の方が良い選択肢かもしれません)
依頼
依頼は「質問形式」が基本です。命令形は避けるのが大前提と言えます。
例①
素人英語:Please do.(やってください)
自然な英語:Could you do that for me?(お願いできますか?)
例②
素人英語:Give me the file.(ファイルをください)
自然な英語:Could you share the file with me?(ファイルを共有していただけますか?)
例③
素人英語:Tell me.(教えて)
自然な英語:Could you let me know?(教えていただけますか?)
例④
素人英語:Call me soon.(すぐ電話して)
自然な英語:Could you give me a call when you have a moment?
(お時間あるときにお電話いただけますか?)
例⑤
素人英語:Do this by tomorrow.(明日までにしてください)
自然な英語:Could you finish this by tomorrow, if possible?
(可能でしたら明日までにお願いできますか?)
提案
提案は相手の選択肢を残す言い方が自然で丁寧に聞こえます。
例①
素人英語:Let’s do this plan.(この計画にしましょう)
自然な英語:How about this plan?(この計画はどうでしょう?)
例②
素人英語:Let’s start.(始めましょう)
自然な英語:Shall we get started?(始めましょうか?)
例③
素人英語:Let’s change the schedule.(スケジュールを変えましょう)
自然な英語:Would it be possible to change the schedule?
(スケジュールを変更することは可能でしょうか?)
例④
素人英語:Let’s discuss now.(今話し合いましょう)
自然な英語:Why don’t we discuss this now?
(今これについて話し合いませんか?)
例⑤
素人英語:Let’s go with plan B.(プランBにしましょう)
自然な英語:Maybe plan B could work better.
(プランBのほうが良いかもしれません)
メール
メールはビジネス上もっとも丁寧さが求められます。
依頼+感謝のセットを基本にしましょう。
例①
素人英語:I want the documents.(資料が欲しいです)
自然な英語:I’d appreciate it if you could send me the documents.
(資料を送っていただけますと幸いです)
例②
素人英語:Send me info.(情報を送ってください)
自然な英語:Could you provide the information when you have a chance
(お時間あるときに情報をご提供いただけますか?)
例③
素人英語:I need reply today.(今日返信してください)
自然な英語:I’d appreciate your reply by today.
(今日中にご返信いただけますと幸いです)
例④
素人英語:Check attached.(添付を確認してください)
自然な英語:Please find the attached file.
(添付ファイルをご確認ください)
例⑤
素人英語:I want meeting tomorrow.(明日会議したいです)
自然な英語:Could we schedule a meeting for tomorrow?
(明日会議を設定できますでしょうか?)
中学英語でも「自然な英語」は十分作れる
ビジネス英語と聞くと難しい単語や文法を使わなければいけないと思いがちですが、実際はそんなことはありません。
むしろ中学英語だけでも十分自然な英語を作ることができます。
難しい単語を使わなくてOKな理由
ビジネスの現場では、正確に、丁寧に伝えることが求められます。
難しい単語よりも、聞き取りやすく、誤解されにくい表現の方が評価されることも多いのです。
シンプルな表現のほうが伝わる場面
例えば会議中、長い語句を迷いながら発言するより、短く明確な表現の方が印象が良くなります。
「短く・簡潔に・丁寧に」がビジネス英語の基本です。
「丁寧さ」は文法よりも音の理解で決まる
丁寧さは語彙ではなく、イントネーションや抑揚によって決まることが多いです。
そのため、丁寧な英語を話すには、正しい音を理解していることが欠かせません。
素人っぽい英語を脱却するには「リスニング力」が重要
自然な英語表現は、読むだけでは身につきません。
実際に聞いて、音ごと理解することで、はじめて自分の表現として使えるようになります。素人っぽい英語を脱却するには「リスニング力」が重要である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
正しい音を聞けないと、正しい表現が使えない
ネイティブが使う表現は、文字で見ると簡単ですが、音になると聞き取れないことも多いもの。
聞き取れなければ、覚えて使うこともできません。
つまり、まず聞こえてくる英語が「自分の頭の中で意味として処理できる状態」を作らない限り、自然な表現は身につかないということです。
実際の会議や会話のスピードに追いつくためにも、音を理解するプロセスは避けて通れません。
ネイティブが使う自然な表現は音から覚える
自然な表現は「耳から覚える」のが一番早いです。文章ではなく、音できちんと理解できた表現は、自分の会話にも自然と反映されていきます。
特に連結や省略など、日本語にはない音の変化は文字では把握しきれないため、音声ベースの学習が不可欠です。日常的に耳を英語に慣らしておくことで、自然な表現が“無意識に”出てくるようになります。
通じる発音・自然な抑揚は耳で身につく
発音の改善も、リスニング力とセットで考えることが重要です。聞き取れていない音は再現できないため、まずは“耳を育てる”ことが大切です。
つまり「正しく聞けるようになる→自分でもその音を真似できる」という順番で伸ばすのが効率的です。
自然な抑揚やイントネーションは、実際の音声を繰り返し聞くことで、初めて体に染み込みます。
リスニング力を伸ばすなら「シャドーイング」が最短
前述の通り、素人英語から脱却するには、リスニング力の向上が必要不可欠です。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を効果的に向上させましょう。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、英語音声を聞きながら 1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法です。
スクリプトを見ずに音だけでトレーニングしていくため、実際の会議やオンラインミーティングに近い条件でリスニング力を鍛えることができます。
素人っぽい英語から自然な英語へと移行するための基盤づくりに最適です。
シャドーイングの効果
シャドーイングを継続すると、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に捉える「音声知覚」が鍛えられます。
たとえば “make an appointment” という表現も、ネイティブの音では 「メイカンナポインメンt」のように聞こえることがあります。
音声知覚が弱いとこうした自然な音の変化に対応できず、仮に make an appointmentという表現を知っていたとしても、その音からmake an appointmentというフレーズへ結びつけることができません。
逆に音声知覚が鍛えられると、聞いた瞬間に単語やフレーズが浮かび、意味理解に余裕が生まれます。結果として音を聞いてから意味を理解するまでの一連のプロセスがスムーズになり、リスニング力が向上するのです。
また、
- 意味を理解するスピードが上がる
- 聞き返しが減る
- 自然な会話の流れに乗れる
といった効果がでることで、発音を含む英会話力全体が底上げされます。
さらに、英語特有のリズムや抑揚、音のつながりを真似ることで、自分の発音もより自然になります。加えて文脈の中で単語やフレーズを覚えることができるので、自然な英語表現が身につくのもポイントです。
単なる単語暗記では得られない「実践で使える英語」が身につくのが、シャドーイングの最大の魅力です。
まとめ|素人英語から自然な英語へは“リスニング力”が鍵
素人っぽい英語から脱却するために必要なのは、難しい単語を覚えることではありません。
自然な英語は「耳」からインプットし、「音」として理解することが何より重要です。ビジネスの場でスムーズに英語を使いたいなら、まずリスニング力を鍛えることから始めましょう。
ビジネスパーソンにこそシャドテン

ビジネスの現場で自然な英語を使えるようになるためには、実際の英語音声を聞きながら、正しい音の変化やイントネーションを理解することが欠かせません。
そこでおすすめしたいのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。最大の魅力は、プロがあなたのシャドーイング音声を毎日添削してくれる点。
英語特有の音声変化(リエゾン・弱形・脱落など)を中心に、良かった点や改善点を具体的にフィードバックしてくれるため、独学では気づけない“素人英語に見えてしまう原因”を正確に理解できます。
教材は1000以上、4つのアクセントに対応しているので、自分のレベルや用途に合ったトレーニングが可能です。他にもAB再生、スピード調整、スクリプト表示切り替えなど、シャドーイングに必要な機能が過不足なく揃っているため、忙しいビジネスパーソンでも継続しやすいのも大きなポイントです。
素人英語から自然な英語へとステップアップしたい方こそ、シャドーイングを習慣化する価値があります。耳が変われば、英語の聞こえ方も、話し方も変わります。その感覚を、ぜひシャドテンで体験してみてください。
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