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経理の英語を完全攻略|基本表現と実務で使える場面別フレーズを紹介!

日常の仕訳処理、請求・支払い対応、決算、監査――経理の仕事には専門的な語彙が欠かせません。しかし、いざ英語で表現しようとすると invoice・accrual・depreciation・reconciliation など似た単語が並び、

  • どれを使えば適切なのか?
  • 会議で聞こえた表現は何を意味しているのか?

と戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事を読めば、

  • 経理業務で頻出する基本英語表現とその意味の違い
  • 請求・経費精算・会計報告・監査対応など、シーン別で使える自然な英語フレーズ
  • 経理でしようする英語を“聞き取る”ためのリスニングのコツと実務での使い方

などがわかりますよ。

海外企業とのやり取りや英文資料を扱う方や、国際ビジネスの中で正確な経理コミュニケーションが求められる方、そして経理英語を実務に落とし込みたい方は、ぜひご一読ください。

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目次

これだけは押さえたい経理基本英語 — コア語彙の体系理解

経理英語を理解する第一歩は、単語を暗記することではなく体系で理解することです。特に財務諸表の英語は、単語同士が論理で連なっています。

例えばrevenue(売上)は profit(利益)の源泉となり、liabilities(負債)は equity(株主資本)とともに企業の資本構造を示します。

ただ覚えるのではなく、「財務の流れの中でどう使われるか」を掴むことが重要です。

財務諸表系(BS / PL / CF)

まずは財務諸表関係の単語を確認しましょう。

assets / liabilities / equity

  • assets:資産
  • liabilities:負債
  • equity:株主資本(自己資本)

日本語の貸借対照表(BS /Balance sheet)では、資産・負債・純資産という3つの柱で企業の状態を捉えます。

英語では、assets(資産)=会社が持っているものliabilities(負債)=返済義務のあるものequity(株主資本)=残余利益を表します。

BSは Assets = liabilities + Equity で成り立ちますが、これ自体は日本語でも英語でも同じです。

英文メールで equity を “capital” と誤用する人がいますが、これは資本金(paid-in capital)のみを指す場合もあり誤解の原因になります。

revenue / expense / profit / net income

  • revenue:売上
  • expense:費用
  • profit:利益
  • net income:純利益

損益計算書(PL / Profit and loss statement)は企業の収益性を示す指標で、revenue は売上、expense は費用、profit は利益を意味します。“net income”(純利益)も頻出です。

会議で

“We achieved higher net income due to lower expenses.”
(支出が減ったため、純利益が上昇しました。)

と言われたとき、expense を「コスト全体」と広く捉えてしまうと誤解につながります。

英語の expense は、marketing expense (販売費・広告費)や depreciation expense (減価償却費)など P/L に計上される費用項目を指す言葉で、原価や投資コストなどとは区別されるためです。

cash flow / investing / financing / capital expenditure

キャッシュフロー(CF/Cash Flow statement)は、企業の大事な要素の一つです。

経営者や投資家は売上よりも OCF(営業キャッシュフロー)を重視するケースもあります。

  • cash flow:キャッシュフロー
  • investing:投資活動
  • financing:財務活動
  • capital expenditure / CAPEX:資本的支出

英文レポートで

“Free cash flow declined due to higher capital expenditure.”
(CAPEXの増加により、フリーキャッシュフローが減少しました。)

と説明された場合、CAPEXが「将来の利益創出のための投資」であることを理解していないと、単に業績が悪化したと誤って判断してしまいます。

会計処理系(簿記・仕訳)

日々の会計処理で使われる語彙には以下のようなものがあります。

debit / credit / accrual / deferred

  • debit:借方
  • credit:貸方
  • accrual:発生主義
  • deferred:繰延

仕訳に関する英語は、会計の発生主義と切り離せません。

accrual accounting は発生主義cash accounting は現金主義。海外でも日本と同じく、多くの会社がaccrual accounting を採用しています。

仕訳では debit・credit を単純に「借方・貸方」と覚えがちですが、英語圏ではincrease or decreaseの概念でも語られます。

例:Revenue increases on the credit side.
(収益は貸方で増加します。)

margin / depreciation / amortization / impairment

  • margin:利益率
  • depreciation:減価償却
  • amortization:償却(無形資産の償却)
  • impairment:減損

margin は利益率や粗利(gross margin)を意味します。海外会議で “margin is under pressure” と言われた場合、「赤字ではないが利益が圧迫されている」というニュアンスです。

depreciation は有形資産の減価償却、amortization は無形資産、impairment は減損を意味します。特に impairment は投資判断に直結するため、数字の聞き間違いは大問題です。

税務・海外取引系

税務や海外取引では、以下の語彙が頻出です。

VAT / withholding tax / customs duty / tariffs

  • VAT:付加価値税
  • withholding tax:源泉税
  • customs duty:関税
  • tariffs:関税・関税率

VAT(付加価値税)は EU圏で頻出の語彙です。米国では sales taxと言われます。

withholding tax(源泉税)は海外取引の入金額が減る原因なので、契約の初期段階で確認すべき項目です。
customs duty (関税※税関で課される輸入税)や tariffs(関税※課税制度や税率そのもの)は輸入取引に必須。

口頭で “tariff exemption” (関税免除/免税措置)と言われたときに、免税措置か他のものであるのか判断できるかが重要です。

invoice amount / bank transfer fee / FX fee

  • invoice amount:請求金額
  • bank transfer fee:銀行振込手数料
  • FX fee:為替手数料

国際送金は手数料が高いです。invoice amount は請求金額ですが、海外でも銀行手数料は利用者負担が基本です。

海外からのinvoice(請求書)には、“Please cover the bank transfer fee.” (銀行振込手数料をご負担ください。)とよく書かれています。

受取側が手数料を請求するという意味ですが、ここを誤解するとクレームに発展することがあるので注意しておきましょう。

略語・英語圏の定番表記

以下の略語はメール・会議・監査資料で高頻度に登場します。

単語として覚えるだけでなく、音で聞き取れるレベルにしておくことが実務対応の鍵になります。

  • AR(Accounts Receivable):売掛金
  • AP(Accounts Payable):買掛金
  • WIP(Work in Process):仕掛品
  • GAAP(Generally Accepted Accounting Principles):米国会計基準
  • IFRS(International Financial Reporting Standards):国際会計基準
  • EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization):利払・税引・償却前利益
  • PO(Purchase Order):発注書
  • GR(Goods Receipt):入庫・受入処理

EBITDAは北米・欧州では利益水準を測る主要指標として重視されることも多いです。

シーン別で使える経理英語フレーズ

経理業務では「正確さ」と「丁寧さ」が同時に求められます。

英語表現は同じ意味でもニュアンスの強さや失礼度が変わるため、シーンに合わせた言い回しが重要です。

請求・支払い

◆Please find attached the invoice.
(請求書を添付いたします。)

定番ですが万能のフレーズです。メールの冒頭に置くとスムーズです。

◆Payment is due by 〇〇.
(支払期限は〇〇です。)

期限を明確にする表現です。日本語の「お支払いをお願いします」より直截ですが、dueは事務的で角が立ちません。

◆Could you confirm the receipt of payment?
(入金確認をいただけますか。)

request よりも控えめで丁寧な表現です。

支払い催促・督促

経理で最も神経を使う業務のひとつです。攻撃的にならず相手を動かすのが鉄則です。

◆This is a gentle reminder about the overdue payment.
(お支払いについての軽いリマインダーです。)

“gentle” をつけることで、強すぎず嫌味になりません。

◆We would appreciate your prompt action.
(迅速にご対応いただけると助かります。)

action の主体をぼかし、相手の体面を保つ表現です。

経費精算

◆Please submit the missing receipts.
(不足している領収書をご提出ください。)

missing を使うと「間違っている」ではなく「足りないだけ」という印象になります。

◆The amount exceeds the company policy.
(金額が社内規定を超えています。)

直接的ですが責任主体を個人ではなく制度に置くので攻撃的に聞こえません。

会計報告・決算説明

◆Our operating profit increased by 〇%.
(営業利益は〇%増加しました。)

increase だけでなく by を忘れないようにしましょう。数字は結論に直結します。

◆We expect depreciation to decrease next quarter.
(来四半期は減価償却費が減少する見込みです。)

expect〜は投資家向け会話で頻出です。

監査対応

監査では、特に曖昧さは避けるのが鉄則です。

◆We have reconciled the discrepancy.
(不一致は調整済みです。)

reconcile は「帳簿や数値の不一致を照合して整合させる」ことを指す経理の専門用語です。

◆Additional documentation has been provided.
(追加資料は提出済みです。)

能動主語を避け、事実だけ提示するのがポイントです。

英文請求書・契約書・財務資料の読み取り方

経理の英文は単語の意味だけでは理解できません。構造を掴むことで初めて正確に処理できます。

特に Invoice や Payment Terms はフォーマットが固定化しているため、「どこに何を書くか」を知ることでかなり理解しやすくなります。

Invoice(請求書)の基本構造

海外の請求書では次の要素が必須です。

  • issue date(発行日)
  • due date(支払期限)
  • terms(支払条件)
  • subtotal(小計)
  • tax(税)
  • bank info(送金情報)

海外取引の場合、bank info は 口座番号のほかに、SWIFTやIBAN といった送金情報も必須です。

契約書の支払い条件(Payment Terms)の定番項目

  • net 30 / net 60:請求日から30日/60日以内に支払う
  • late charge:遅延利息
  • retention:保留金(特に建設業で重要)
  • advance payment:前払い

支払い条件は契約交渉の要です。

特に retention(保留金)は、納品後の一定期間が経過しないと支払われないケースがあり、資金繰りに大きな影響を与えます。

また、海外企業では 前払い(advance payment)を要求する文化が一般的で、これを理解していないと商談が進まないこともあります。

監査資料・財務報告で出る英語の読み方

  • note:注記
  • variance:差異
  • reconciliation:調整
  • review:査読・確認
  • outstanding:未払い/未処理

これらの語彙は財務プロセスの中での役割を理解することが重要です。

例えば監査で “variance analysis is insufficient” (差異分析が不十分です。)と指摘された場合、差異の理由を数字ではなく“根拠”として説明できていないという意味になります。

単語を覚えるだけでなく、どの段階で何を説明するために使われる言葉かまで押さえておくと、会計・監査対応が格段にスムーズになります。

経理関係の英語を使いこなすには

経理に関する英語を「使える」ようになるには、単語を覚えるだけでは不十分です。

経理英語の運用におけるリスニング力の重要性と、その背景を解説します。

リスニング力が必須である理由

経理の英語は、数字・略語・専門用語が多く含まれるのが特徴です。例えば会議で次のように言われた場面を想像してください。

“We’ll book the revenue once the milestone is met.”
(マイルストーン達成後に売上を計上します。)

単語の意味を知っていても、book the revenue(売上計上)や milestone is met(条件達成)という経理特有の言い回しを聞き取れなければ、判断が遅れてしまいます。

さらにネイティブは「ウィゥブッダレヴェニュー」のように音をつなげて発音するため、文字ベースで覚えた英語ではなんと言われているか判断するのは非常に難しいです

大事なのは語彙を文字ベースのみで知ることではなく、音として理解し、即座に判断できること

「耳で処理できる力」がなければ、実務のスピードに追いつけません。

だからこそ、単語や例文の丸暗記よりも、音→単語→意味の流れで理解するリスニング力を鍛えることが、経理英語を使いこなすための第一歩なのです。

経理英語のリスニングを伸ばす最短ルート|シャドーイング

前述の通り、経理に関する英語表現を正しく使いこなすには、リスニング力が必要不可欠です。

毎日の英語学習にシャドーイングを取り入れ、リスニング力を底上げしましょう。

【シャドーイングとは】

聞こえた英語の1〜2語後を影のように追いかけて発話する学習法です。スクリプトを見ずに行うため、実際のビジネスシーンに近い負荷をかけながら、リスニング力を鍛えることができます。

【シャドーイングの効果】

シャドーイングを継続すると、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に識別する力(音声知覚)が鍛えられます
例えば経理会議で “operating profit” が「オプァレィン プロフィッ」のように連続音で発音されたとしても、即座に “operating profit” というフレーズが浮かぶようになります。
その結果意味理解に余裕が生まれ、「営業利益」と素早く認識できるようになります。

つまり音→単語・フレーズ→意味理解という一連のプロセスが格段に速くなり、リスニング力が向上するのです。

さらにスクリプトと照らし合わせながら練習することで、語彙や表現の理解も深まります。また、英語特有の音の連結(リエゾン)や弱形を再現することで、リスニングだけでなく発音もネイティブ寄りに改善します。そのため会議で聞き返されることも少なくなるでしょう。

このようにシャドーイングには実務に活かせるたくさんのメリットがあるのです。詳しいやり方は以下の記事で解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

まとめ|経理英語は“聞ければ”使いこなせる

英語での経理の仕事は数字と言葉の橋渡しです。

請求・契約・会計報告はいずれも音から始まり、意味を理解して、判断へつながります。

上記でご紹介した経理関係の英語語彙やフレーズの学習と並行してリスニング力を向上させ、経理英語を使いこなせるようになりましょう。

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教材は1000以上・アクセント4種類と豊富で、自身の学習目的やレベルにあった教材でトレーニングできるのも魅力です。さらに、AB再生や速度調整、スクリプト切替などシャドーイングに必要な機能も完備されており、忙しい社会人でも取り組みやすい仕様になっています。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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