会議やプレゼンの最後に「まとめると」と言いたいのに、英語だとどう表現すればいいのか迷った経験はありませんか?
日本語では自然に使える「まとめると」ですが、英語ではニュアンスや場面に合わせて言い換えが必要なため、ビジネスシーンに頻出でありながら意外と使いこなすのは難しい表現です。
この記事を読めば
- 「まとめると」の基本的な英語表現
- シーン別「まとめると」の例と使い方
- 「まとめると」の英語表現を使いこなすコツ
などがわかりますよ。
自信を持って、シーンに合った「まとめると」の英語表現を使いこなしたい方は、ぜひご一読ください。
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「まとめると」を英語で表す基本フレーズ
「まとめると」にあたる英語は一つではなく、フォーマル・カジュアル・口語・書き言葉などシーンに応じて使い分けが必要です。
まずは代表的な基本表現を整理しておきましょう。
in summary/to sum up/in conclusion の意味と違い
ビジネスシーンでもっともよく使われるのが、以下の3つです。
◆ in summary:
中立的でシンプルなまとめ表現。レポートやプレゼンで便利。数字や事実を整理して簡潔に伝えるときに効果的です。
例:“In summary, sales increased by 15% compared to last year.”
(まとめると、売上は昨年比で15%増加しました)
◆ to sum up:
少し口語的。会議の最後や口頭での発表に向いています。結論を短くまとめるときに自然に使えます。
例:“To sum up, we should focus on improving customer service.”
(まとめると、私たちは顧客サービスの改善に注力すべきです)
◆in conclusion:
フォーマル度が高く、スピーチや論文の締めで使う定型表現。聞き手に「ここでまとめに入ります」と明確に知らせる役割があります。
例:“In conclusion, our team will proceed with the new strategy.”
(まとめると、私たちのチームは新しい戦略を進めます)
特にビジネスのプレゼンや学術的な発表では、このように使うと結論が強調され、聞き手にしっかりと印象を残せます。
口語的に使えるまとめ表現(all in all/so/basically など)
日常会話やカジュアルな場面では、もっと柔らかいまとめ表現がよく使われます。
◆all in all:
「総合すると」「全体的に見て」。物事を全体的に振り返るときに便利です。
例:“All in all, the meeting went well.”
(まとめると、会議はうまくいったね)
◆so:
「だから」「つまり」など、会話の流れで自然に登場する接続的な表現。
例:“So, we decided to cancel the trip.”
(だから、旅行は中止することにしたんだ)
◆basically:
「要するに」「基本的には」といったニュアンス。複雑な説明を簡潔にまとめるときに有効です。
例:“Basically, we just need more time.”
(要するに、もっと時間が必要なんだ)
このような表現を使うことで会話がより自然になり、カジュアルな雰囲気を保ちながら結論を伝えられます。
書き言葉と話し言葉の使い分けポイント
◆書き言葉(レポート・メール):in summary, in conclusion
◆話し言葉(会議・日常):to sum up, so, basically
書き言葉では客観性やフォーマルさを重視し、話し言葉では親しみやすさやテンポの良さを意識すると自然です。例えばメールで “So, we decided…” と書くとややカジュアルすぎますが、会話なら違和感なく伝わります。
この違いを意識することで文脈や相手に合った自然な英語を使い分けることができ、不自然な印象を避けられます。
シーン別「まとめると」の英語フレーズと使い方
実際には「まとめると」を使う場面は多岐にわたります。
ここではシーンごとに適切なフレーズを紹介します。
会議・プレゼンで結論を整理するとき
会議やプレゼンの最後に「まとめると」を入れると、参加者が内容を振り返りやすくなり、結論を明確に伝えられます。
特に口頭発表では “to sum up” が自然で、聞き手に「ここが要点です」とサインを送る役割を果たします。
例:
- “To sum up, we agreed on the new schedule.”
(まとめると、新しいスケジュールに合意しました)- “To sum up, our main challenge is reducing costs.”
(まとめると、私たちの主な課題はコスト削減です)
ビジネスメールや議事録・レポートに書くとき
書面ではフォーマルで客観的な表現が好まれるため、“in summary” や “in conclusion” がよく使われます。
レポートや議事録で「要点を整理しました」と示すと、読み手が内容をすぐに把握できます。
例:
- “In summary, the client requested additional revisions.”
(まとめると、クライアントは追加修正を求めました)- “In conclusion, our findings confirm the initial assumptions.”
(まとめると(結論として)、私たちの調査結果は当初の仮説を裏付けています)
日常会話やカジュアルな場面で簡単に伝えるとき
友人や同僚とのラフな会話では、シンプルな “so” や “basically” が自然です。
カジュアルな場面では堅苦しい表現を避け、リズムよく会話を進められます。
例:
- “So, we just need to finish this part.”
(つまり、この部分を仕上げればいいんだね)- “Basically, it’s just a matter of time.”
(要するに、時間の問題だよ)- “So, that’s why I couldn’t join the party.”
(だから、パーティーに参加できなかったんだ)
学術的な論文・エッセイで使うとき
学術的な文章では “in conclusion” が定番で、論文の締めや研究発表のまとめで用いられます。フォーマルかつ論理的に結論を提示する際に最適です。
例:“In conclusion, the research supports our hypothesis.”
(結論として、この研究は私たちの仮説を支持しています)
結論を強調したいときの便利フレーズ
強調して「これが一番大事です」と伝えたいときは、“The bottom line is …” や “What this means is …” が便利です。
聞き手や読み手に強く印象づけたいときに効果を発揮します。
例:
- “The bottom line is we need more funding.”
(結論として、もっと資金が必要です)- “What this means is that our approach is working.”
(要するに、私たちのアプローチはうまくいっているということです)
ディスコースマーカーとしての「まとめ表現」
英語では、会話の流れを整理する「ディスコースマーカー(つなぎ言葉)」がよく使われます。
“So” や “Well” を文頭に置くことで、聞き手に「今からまとめに入ります」という合図を送ることができます。
特に会話ではディスコースマーカーを上手く使うことで、自然でスムーズに話を展開できるため、ぜひ使いこなしたい表現です。
例:
- “Well, to sum up, we should proceed with option A.”
(さて、まとめると、私たちはA案を進めるべきです)- “So, in short, everything is ready for tomorrow.”
(つまり、明日の準備はすべて整っています)
ディスコースマーカーを活用すると、相手に聞きやすいリズムを与え、会話全体がスムーズになります。
「まとめると」を使いこなすにはリスニング力が必須
いくらフレーズを覚えても、それだけで実務で使いこなせるようにはなりません。
「まとめると」を使いこなすにはリスニング力が必須である理由と、その学習方法を解説します。
なぜリスニング力が弱いと「まとめ表現」を使えないのか
「まとめ表現」は、相手の発言内容を理解したうえで短く整理し、要点を伝えるために使われます。
つまり土台となる情報理解ができていなければ、「まとめると」という言葉そのものが機能しません。
例えば会議で「納期を1週間延ばす」という点でほぼ同意していたのにも関わらず、聞き取れなかったために「まとめると予定どおり今週中に仕上げます」と言ってしまったら、まったく的外れになってしまいます。
英語でのコミュニケーションでも同じで、内容を聞き取れなければ in summary や to sum up といった表現を効果的に使うことはできません。
だからこそ、正しく理解して適切にまとめる力を支えるリスニング力が不可欠なのです。
リスニング強化に効果的な「シャドーイング」
「まとめると」という表現を自然に使いこなすには、相手の話を正確に聞き取り、要点を理解する力が欠かせません。話の流れがつかめなければ、的外れな結論を口にしてしまいかねないからです。そのために効果的なトレーニングが「シャドーイング」です。
【シャドーイングとは】
聞こえた音源の1~2語あとを、影のように追いかけながら発話するトレーニング
【シャドーイングのやり方】
- 音源を聞く
まずスクリプトを見ずに音声を数回聞き、全体の流れや話し方をつかむ。 - スクリプトで確認する
スクリプトを見ながら内容を理解し、不明な単語や表現を確認する。 - 音声に合わせて読む
スクリプトを見ながら音声と同時に発話し、発音やイントネーションを真似る。 - シャドーイングする
スクリプトを離し、音声の1〜2語後を追いかけるように発話する。 - 振り返る
自分の声を録音して聞き返し、元音声と比べて改善点を意識する。
2日目以降は④と⑤のみ実施します。同じ音源は3~4日繰り返し、音を聞いた瞬間に単語・フレーズ→意味が即結び付く状態にしましょう。
【シャドーイングの効果】
◆ 音声知覚の向上
- リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)に慣れ、聞き間違いを防げる。
- 音から単語・フレーズを捉えられるようになり、音声知覚が向上する。
◆ リスニング力の底上げ
- 音声知覚が向上することで、音から単語・フレーズが即座にイメージできるようになり、意味理解に余裕が生まれる。
- 音から意味を理解するまでのスピードが速くなり、リスニング力が底上げされる。
◆ スピーキング力の向上
- リスニング力が底上げされることで、相手の意図を正しく素早く理解できるようになり、返答を考え発話するのにも余裕が生まれる。結果として自然に「まとめると〜」と言えるようになり、スピーキング力も向上する。
◆ 発音・リズム感の改善
- フレーズを繰り返す中で、英語特有のリズムやイントネーションが身につく。
- 自分の発音との差に気づき、より伝わりやすい英語を習得できる。
このように、シャドーイングにはいろんなメリットがあります。

まとめ|シャドテンで「まとめると」を自然に使いこなそう
「まとめると」を英語で自然に言えるようになると、会議やプレゼンの印象が格段に変わります。
しかしフレーズを覚えるだけでは不十分で、実際の会話で聞き取れるリスニング力が欠かせません。そこでおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
シャドテンでは、プロが英語特有の音声変化を中心に毎日添削してくれるため、自分では気づきにくい発音の弱点や聞き取りの癖を改善できます。教材は1000以上・4つのアクセントを網羅しており、自分の英語学習の目的やレベルなどにぴったりと合った教材で効率よく学習可能です。
さらにAB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替えといった機能も充実しており、スムーズにストレスなくシャドーイングトレーニングを進めていけるのもシャドテンのメリットです。
「まとめると」のような結論フレーズを即座に聞き取って使えるようになるためには、継続的なシャドーイング練習が不可欠です。
効率よく力を伸ばしたい方は、ぜひ一度シャドテンを体験してみてください。きっと「自分でもここまで聞けるようになるのか」と実感できるはずです。
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