会議やメールで相手の役職を英語でどう表現すべきか迷ったことはありませんか。
「Managerって課長のこと?」「Directorは部長?」と戸惑った経験を持つ方は少なくありません。
役職名は単なる肩書きではなく、相手との関係性や印象を左右する大切な要素です。間違えれば、意図せず失礼になったり、信頼を損ねたりするリスクもあります。
本記事では、日本人が迷いやすい役職名の英語表現とその使い方を詳しく解説します。読むだけで、今日から自信を持って役職の英語を使いこなせるようになるでしょう。
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はじめに:英語で役職を伝えるのは意外と難しい
役職の英語表記は一見シンプルに見えても、直訳や思い込みで誤解を招くケースが多々あります。
例えば、日本の「課長」をそのまま”Section Manager”と表現すると、英語圏のビジネス文化では不自然に響く場合があります。英語では”Manager”が広く使われる一方で、その範囲や職責は企業や国によって異なるためです。
また、役職は社内外の人間関係や組織図の中での立ち位置を示す重要な情報です。誤った表現は、相手に自分や相手の地位を誤解させ、ビジネスの信頼関係に影響を与えかねません。
実務では、会議での呼びかけ、名刺交換、メールの署名、履歴書やLinkedInなど、役職を使う場面が数多く存在します。
それぞれの文脈に応じた自然な英語表現を知っておくことは、グローバルな環境で働く上で欠かせません。
英語で役職名を表現する基本ルール
役職名を英語で表す際は、以下のポイントに注意しましょう。
まず、直訳を避けることです。日本語の役職名には、英語にない階層や役割が含まれることがあります。
例えば「専務取締役」を“Senior Managing Director”と訳す場合、企業文化によっては“Executive Vice President”のほうが自然な場合があります。
次に、大文字・小文字の使い分けです。名刺や署名では”Manager”のように大文字始まりにしますが、文章中では”the manager”と小文字にするのが一般的です。
冠詞や複数形にも注意しましょう。”He is the manager of the sales department.”のように定冠詞を使う場面と、”We have three managers in our team.”のように複数形にする場面を区別してください。
このようなルールは、単に役職を「英語っぽく」言うだけでなく、プロフェッショナルな印象を与えるうえで不可欠です。
日本語役職名の英語表記一覧【日系企業・外資系対応】
日本語の役職名を英語に置き換える際は、単純な直訳ではなく、国や企業文化に合わせた適切な表現が重要です。
例えば、日本の「部長」は”Manager”だけでなく、部門全体を統括する場合には”General Manager”が自然なこともあります。
ここでは役職を大きく4つのカテゴリーに分け、それぞれの一般的な英語表現を一覧にまとめました。名刺、履歴書、メール署名などの実務でそのまま使える形になっています。
役員クラス(会長・社長・副社長など)
経営層や役員クラスの肩書きは、国際的な取引や社外のコミュニケーションで特に正確さが求められます。
英語圏では”President”や”CEO”が広く使われますが、会社によっては同等の役職でも呼び方が異なります。
日本語 | 英語 |
---|---|
会長 | Chairman / Chairperson |
社長 | President / CEO (Chief Executive Officer) |
副社長 | Executive Vice President / Vice President |
専務取締役 | Senior Managing Director / Executive Vice President |
常務取締役 | Managing Director / Senior Vice President |
部長・課長・係長クラス
中間管理職にあたる役職は、企業内での組織階層を示すうえで重要です。
英語では”Manager”や”Director”がよく使われますが、その職責や担当範囲によって表現を使い分けます。
日本語 | 英語 |
---|---|
部長 | General Manager / Head of [Department] |
次長 | Deputy General Manager / Assistant General Manager |
課長 | Manager |
課長代理 | Assistant Manager |
係長 | Supervisor / Assistant Manager |
担当者・一般社員・新人
現場で働く社員や新入社員の肩書きは、社内外のやり取りで自分の立場を示すときに役立ちます。
英語では”Staff”や”Associate”のほか、業務内容を具体的に示す表現も用いられます。
日本語 | 英語 |
---|---|
担当者 | Staff / Associate |
主任 | Senior Staff / Lead Staff |
一般社員 | Employee / Staff Member |
新人 | New Hire / Junior Staff |
アルバイト | Part-time Staff |
外資系特有の役職名
外資系企業では、日本企業にはあまりない役職名が多く存在します。
特に”Vice President”や”Director”は階層が複数に分かれており、略称とともに覚える必要があります。
日本語 | 英語 |
---|---|
上級副社長 | Senior Vice President (SVP) |
副社長 | Vice President (VP) |
執行役員 | Executive Officer |
部門ディレクター | Director / Managing Director |
オフィサー職 | Officer (役員や管理職全般) |
略語で覚える英語の役職名
英語のビジネスシーンでは、役職名が略語で表記・発音されることが非常に多くあります。例えば”Chief Executive Officer”は会話や資料でほぼ確実に”CEO”と呼ばれます。
こうした略語は単に覚えるだけでなく、役割や立場も同時に理解しておくと、会議やニュースでの理解度が格段に上がるでしょう。
以下に主要な略語と意味をまとめました。
略語 | 英語表記 | 日本語訳 |
---|---|---|
CEO | Chief Executive Officer | 最高経営責任者 |
CFO | Chief Financial Officer | 最高財務責任者 |
COO | Chief Operating Officer | 最高執行責任者 |
CTO | Chief Technology Officer | 最高技術責任者 |
CMO | Chief Marketing Officer | 最高マーケティング責任者 |
CHRO | Chief Human Resources Officer | 最高人事責任者 |
国や企業文化で異なる役職のニュアンス
アメリカとイギリスでは、同じ役職名でもニュアンスが異なります。
例えば”Director”はアメリカでは部門責任者クラスを意味しますが、イギリスでは取締役会メンバーを指すことが多いです。また、日系企業の”Manager”は欧米企業の”Supervisor”に近い場合もあります。
こうした違いは、国だけでなく業界や企業文化にも左右されるため、注意が必要です。
スタートアップ企業では、”Chief Happiness Officer”のようなユニークな役職名を用いることもあります。
役職名のニュアンスを理解しておくと、相手の立場や意思決定権の有無を正確に判断でき、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
英語で役職を使う場面別フレーズ集
役職名は単語として覚えるだけでなく、実際のビジネスシーンで自然に使えることが重要です。
特に名刺交換や自己紹介、メールの署名、会議での呼びかけ、履歴書やLinkedInでの経歴表記など、用途ごとにふさわしい言い回しがあります。
場面によってはフルスペルを使うほうが丁寧な場合や、略称のほうがスムーズな場合もあります。ここでは各場面ごとに、すぐに使える例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
名刺交換・自己紹介
初対面の場では、役職名を明確かつ簡潔に伝えることが大切です。
名刺を渡すときや自己紹介の冒頭で役職を添えると、相手があなたの立場を理解しやすくなります。
例:
- Nice to meet you. I’m Taro Yamada, Sales Manager at ABC Corp.
(はじめまして。私はABC社の営業部長、山田太郎と申します。)- I’m the Director of Human Resources.
(私は人事部長です。)- My name is Keiko Tanaka, Vice President of Marketing.
(マーケティング担当副社長の田中恵子と申します。)
英語メール
メール署名や本文中で役職を使う場合は、企業の正式表記に合わせるのが基本です。
署名欄では改行とフォーマットを整えることで、読みやすさとプロ感を演出できます。
例
- Best regards,
Taro Yamada
Marketing Manager
ABC Corporation
- Please contact our HR Manager, Keiko Tanaka, for further details.
会議での呼びかけ
会議中に役職で呼びかけるときは、敬称(Mr., Ms., Dr.など)を役職と組み合わせると丁寧になります。
また、役職が複数ある場合は部署や役割も添えると分かりやすいです。
例:
- Mr. Smith, our CFO, will present the financial report.
(当社の最高財務責任者であるスミス氏が、財務報告を行います。)- Let’s hear from our Head of Sales, Ms. Johnson.
(営業部長のジョンソンさんにお話しいただきましょう。)- I’d like to ask our CTO to comment on this matter.
(この件について、最高技術責任者のコメントをお願いしたいと思います。)
履歴書・LinkedIn
職歴や昇進歴を英語で表記する際は、動詞とともに具体的な成果や役割を記載すると説得力が増します。
役職名だけでなく、担当人数や業務範囲も併せて書くのがおすすめです。
例:
- Promoted to Senior Manager in 2022.
(2022年にシニアマネージャーに昇進。)- Oversaw a team of 15 as Project Manager.
(プロジェクトマネージャーとして15人のチームを統括。)- Directed marketing strategy as CMO for three consecutive years.
(最高マーケティング責任者として3年連続でマーケティング戦略を主導。)
会議や商談で役職を聞き取れない原因
役職名を聞き取れない理由の1つは、英語特有の音の省略です。例えば”Chief Financial Officer”は、CFOと省略されることがあります。
さらに、略語(CFO)が使われると、一瞬で聞き取れなければ意味を失います。
この問題は単語帳で暗記するだけでは解決しません。瞬時に音と意味を結びつける「音声知覚」の能力が必要です。
ビジネス英語のリスニング力を上げるにはシャドーイングが最適
では、「音声知覚」の能力を向上させるにはどうすれば良いのでしょうか。そこでおすすめなのが、聞こえた音声をほぼ同時に口に出す「シャドーイング」という英語学習法です。
私たちはリスニングの際、「音声知覚」と「意味理解」の能力を使って話の内容を理解しています。

「音声知覚」とは、例えば「ラナウェイ」と聞こえたら、その音を ”run” と ”away” という単語として認識する能力のことです。一方「意味理解」は、”run away”=「逃げる」という意味として認識することを言います。
シャドーイングを継続することで、これらのうち「音声知覚」の能力が向上し、リスニングの際「意味理解」に費やす脳のキャパシティが広がり、結果としてリスニング力が向上するという仕組みです。
シャドーイングの詳しいやり方についてはこちらの記事で解説しているので、気になる方はぜひあわせてお読みください。

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まとめ:正しい役職表現+聞き取る力でビジネス英語は一気に伸びる
役職名はただの肩書きではなく、信頼関係やビジネスの進行に直結する要素です。
正しい表記と発音を理解することは、国際的なビジネスで活躍するための第一歩です。そして、その役職を会議や商談で聞き取る力は、シャドーイングで鍛えることができます。
単語を知っていても音が取れなければ会話に参加できません。
役職の理解とリスニング力の向上を同時に進めましょう。