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英語の受け身でビジネスを極める!使い方や頻出フレーズなどを解説

ビジネスでよく見かける「受け身」形だけれども、どのようなシーンで使えばよいのか実はよくわかっていない…。

こんな悩みを持つ人は多いものです。

この記事を読めば

  • 受け身形の使い方と使用シーン
  • なぜ受け身がビジネスシーンで重要なのか
  • 受け身の頻出フレーズ
  • リスニング力×英文法学習の大切さ

などがわかりますよ。

あいまいだった受け身の使い方をしっかりと理解したい方や、自信をもって受け身を使いこなしたい方は、ぜひご一読ください。

※シャドテンラボおよびシャドテンは、株式会社プログリットによって運営されています

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目次

はじめに|受け身はなぜビジネス英語で重要なのか

同じ事実でも「I submitted the report.」と「The report was submitted.」では印象が大きく変わるもの。英語圏の職場では、責任の所在をあえてぼかしたり、成果を目立たせたりする目的で受け身が多用されます。

ビジネスシーンで受け身が重要な理由を説明します。

“責任の所在をぼかす”ビジネス慣用表現

プロジェクトが遅延した、ミスが見つかった――そんなネガティブ情報を共有するとき、主語に「行為者」を置くと相手の注意が“誰がやったか”に向きがちです。

受け身を使えば、事実だけを提示して感情的衝突を回避できます。また、組織全体の責任として処理したい場面でも有効です。

◆The shipment was delayed due to weather.
(その出荷は天候のために遅れました)

行為者を示さず「不可抗力」を前面に出すことで、担当者を責める印象を薄める。

◆Your request has been approved.
(ご要望は承認されました)

“誰が承認したか”ではなく 承認という結果を強調し、読者の安心感を高める。

受け身は「責任の所在をあいまいにしつつ事実を通知する」というビジネス特有のニーズにマッチしているのです。

成果・結果を前面に出す報告書の受け身構文

経営層やクライアント向けの報告書では、成果を一目でつかめるレイアウトが求められます。

受け身を使って結果語句を文頭に置くと、読み手は主語を読んだ瞬間にアウトカムを理解でき、詳細をあとから追う流れが自然に生まれます。

◆Three key milestones were achieved this quarter.
(今四半期に主要なマイルストーンが3件達成されました)

“達成された”という完了ニュアンスが先に示され、チームの貢献度を強調。

◆Cost savings of 10% were realized through automation.
(自動化によって10%のコスト削減が実現しました)

パーセンテージを主語位置に配置し、インパクトを最大化。

このように受け身は 「結果→原因」の順で情報を提示するため、説得力と視認性を同時に高められます。

受け身英文法の基礎を固める

正しい語順と時制を押さえれば、ビジネス受け身の8割は組み立てられます。しっかりと受け身の英文法の土台を固め、ビジネスシーンで使いこなせるようにしましょう。

受け身形の基本的な使い方を解説します。

受け身の作り方|be動詞+過去分詞の語順ルール

受け身は「be動詞(時制合わせ)+過去分詞」というシンプルな型ですが、主語と動詞の“視点”が能動態と逆になる点でつまずきがちです。

まずは 

①主語を行為の受け手に置く
②be動詞を元の時制に合わせる
③動詞を過去分詞に変える

の3ステップを徹底しましょう。

◆能動:The team completed the project.
(チームがそのプロジェクトを完了した)

◆受け身:The project was completed by the team.
(そのプロジェクトはチームによって完了された)

be動詞は is / are / was / were / will be など時制と数で変化します。

過去分詞を続ける鉄則を守れば、疑問文・否定文も「Was the project completed? / wasn’t completed」のように簡単に派生が可能です。

by+行為者を省略すべき3つの条件

ビジネス文書では “by+行為者” を書くか書かないかでトーンが激変します。省略すべきケースを覚えれば、責任追及や冗長表現を回避できます。

◆行為者が不明/重要でない
A new policy was introduced last month.(新しい方針が先月導入された)

◆行為者が一般人(People / They など)
English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されている)

◆行為者を隠したい(責任回避)
The document was misplaced during transit.(書類は輸送中に行方不明になった)

「by」を入れると文が重くなりやすく、対人関係がこじれやすい場面では省略が無難です。

進行形・完了形の受け身を組み立てるステップ

受け身は時制が増えると一気に難しく感じますが、be 系列+“being/been”+過去分詞 のどちらかを選ぶだけとかなりシンプルです。

◆進行形(過程を強調)

The issue is being investigated.(その問題は現在調査中です)

be動詞+being+過去分詞 を使い「今まさに行われている」ニュアンスを出すことができます。

完了形(結果を強調)

The report has been approved.(その報告書は承認済みです)

have / has+been+過去分詞 で「過去のある時点から今にかけて完了している」ことを示すことができます。ポイントは “being”=進行、“been”=完了 と覚え、後ろは必ず過去分詞にすることです。

これだけで複雑な時制が自在に操れます。

get+過去分詞のカジュアル受け身と使い分け

get+過去分詞 は「変化・到達点」を描写できるカジュアルな受け身です。

◆She got promoted last year.(彼女は昨年昇進した)

◆They got married in Hawaii.(彼らはハワイで結婚した)

be動詞より感情や動きのニュアンスが強く、日常会話や社内チャットと好相性です。ただし契約書・報告書などフォーマル文書では be動詞+過去分詞が無難です。

場面によって「beとgetを使い分ける」意識が、ネイティブらしい自然さと信頼感を両立させます。

ビジネスメールで頻出の受け身フレーズ

メールは「簡潔さ」が命です。受け身を使って結果を先に示すと、読み手の負担を減らせます。

ビジネスメールで頻出の受け身フレーズを見ていきましょう。

「~と呼ばれている」「~で知られている」の定型表現

肩書き・評価・通称を示すときは、能動態より受け身の be+過去分詞を使うと「結果としてそう呼ばれている/知られている」ニュアンスが強まり、客観性が高まります。

場面に応じて known as / known for / referred to as / called を使い分けましょう。

用途英文例日本語訳ニュアンス
肩書き・別名He is known as a pioneer in AI.彼はAI分野の先駆者として知られている。“as+肩書き”で公式に認知された呼称を示す
評価ポイントShe is known for her negotiation skills.彼女は交渉力で有名だ。“for+長所”で強みや功績を強調
一般的な呼称This method is referred to as the agile approach.この手法はアジャイル手法と呼ばれる。フォーマル文書で使われる定義付け
メディアの愛称Tokyo is often called “the world’s safest megacity.”東京は「世界一安全な巨大都市」と呼ばれることが多い。“called”は口語的でインパクトを与える

ポイントは be動詞の時制合わせ+前置詞選択です。

  • known as:肩書き・別名
  • known for:功績・特徴
  • referred to as:フォーマルな定義
  • called:カジュアルまたはメディア表現

使い分けを押さえると、自己紹介や製品説明がグッと説得力を増します。

稟議・報告・謝罪メールで覚えておくべき受け身パターン

社内メールは「読む側の処理効率」が最優先。受け身で結果を冒頭に置くと、読み手が知りたい情報を一瞬で取得できます。

下表は場面別の定番フレーズと応用例です。

シーン基本フレーズ応用例日本語訳目的
稟議Your proposal has been approved.Your proposal has been partially approved.ご提案は(部分的に)承認されました。承認通知/議決結果
報告All milestones were met on schedule.All KPIs were exceeded this quarter.すべてのKPIを今四半期で達成(超過)しました。結果強調/達成報告
謝罪An error was detected in the system.Corrective actions are being implemented.システムでエラーが検出され、是正措置を実施中です。責任回避+対応状況共有

【書き方のコツ】

  • 結果→原因→次のアクション の順で簡潔に
  • 検討中なら進行形(is being reviewed)で現状を示す
  • 誤りを認める表現は “We regret that ~” を添えてクッションを入れる

流し読みしているケースも多いので、「最重要情報を文頭に置く」受け身が時短に直結します。

冠詞ミスを防ぐチェックリスト

日本語には冠詞がないため、無冠詞・a/an・the の選択を苦手な人は多いはず。以下の3ステップで判断すれば、受け身文でも冠詞ミスを劇的に減らせます。

ステップ確認ポイント正しい例誤りやすい例
① 可算/不可算を判定数えられる名詞か?A new policy was introduced. (新しい方針が導入された)× New policy was introduced.
② 特定/非特定を判定“どの〜か”が明確?The shipment was delayed. (その出荷が遅れた)× A shipment was delayed.(特定の出荷なら the)
③ 固有・抽象か確認固有名詞・抽象名詞?Information was sent securely. (情報は安全に送信された)× The information was sent.(抽象なので原則無冠詞)

【ポイント】

  • 数えられない名詞+数量 → Some information was leaked.
  • 形容詞で限定された抽象名詞 → The confidential information was leaked.
  • 過去に言及した名詞は the で再登場させる

受け身文の主語は名詞句が長くなりがちですが、冠詞→形容詞→名詞→受け身動詞の順を守るだけで読みやすさが一段アップします。

リスニング×受け身|聞こえないと使えないを解消する

受け身の使い方を紙上では理解できても、会議音声で受け身を即座に認識できないと実戦投入は困難なもの。実務レベルで使える英語力を身につけるには、文法の学習と並行してリスニング力を向上させることが必要不可欠です。

リスニングができないと英文法の学習の効果が発揮しづらい理由と、リスニング力を向上させる方法について解説します。

リスニングができないと「英文法が使えない」理由

英会話は以下のフローでなりたちます。

①音声知覚(音を聞き取る)
②意味理解(聞き取った内容を理解する)
③概念化(聞き取った内容にたいしどう反応するか考える)
④文章化(③の内容を英文にする)
⑤音声化(④を発話する)

リスニングができない状態ではフローの最初の①でつまづいてしまい、その後の意味理解に余裕がなくなります。

受け身を含めた英語文法をいくら学習して④がスムーズにできるようになったとしても、そもそも聞こえなかったら正しく反応することはできません。

さらに、聞こえない音は発音できないという原則も要注意です。

リスニングでbe動詞の弱形 /wəz/ や /ɪz/ を認識できなければ、自分が話すときも「was」が強すぎたり「is」が脱落したりと不自然な発話になるからです。

結果として発音→スピーキング全体の流暢さまで頭打ちになってしまいます。

つまり実務レベルの英語力を目指すなら、

①受け身や時制を再確認しつつ、②同時並行でリスニングを鍛え、「聞こえた瞬間に文法構造が浮かぶ状態」を作ることが必須条件なのです。

これが「リスニングができないと英文法が使えない」最大の理由です。

リスニング力向上には「シャドーイング」

リスニング力を劇的に底上げしたいなら、音声の1~2語後を追いかけて発話する「シャドーイング」が最適です。

シャドーイングで得られる効果

◆音声知覚の強化
入ってきた音を即座に単語やフレーズとして識別できるようになり、内容理解に余裕が生まれます。

◆発話スキルの向上
オリジナル音声を“完コピ”し続ける中で英語特有のリズム・イントネーションが体に染み込み、口から出る英語が自然になります。

シャドーイング6ステップ(初日フルセット)

手順目的主なアクション
1. リスニング全体像の把握台本を見ずに一度通して聞き、テーマや雰囲気をつかむ
2. スクリプトチェック語彙・文法の理解音源と台本を照合し、不明語や構文をクリアにする
3. オーバーラッピング音・リズム習得スクリプトを見ながら同時発話し、連結音を体得
4. マンブリングスピード慣れ速さがきつい箇所を小声で“つぶやき練習”し負荷を調整
5. シャドーイング同時強化スクリプトを外し、1~2語遅れで復唱して耳と口を同時鍛錬
6. 録音とフィードバック改善サイクル自分の音声を録音 → 発音・抑揚をチェック → 修正点を再練習

2日目以降は Step 5 → Step 6を3~4日繰り返し、定着を図ります。効果を最大化するコツは、音を「ただの音」ではなく 意味を伴ったシグナル として捉えながら復唱すること。

単語とイメージを瞬時に結び付ける練習を続ければ、リスニングとスピーキングが相乗的に伸びていきます。

まとめ|受け身×リスニング強化でビジネス英語に自信を

受け身は「語順が逆転する」という一点を押さえれば怖くありません。

  1. 文法理解で土台を固める
  2. メール・文書で運用パターンを増やす
  3. リスニング力を強化する

今回ご説明したこの3点を意識しながら学習を進めていきましょう。

リスニング力強化におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。

シャドテンには以下のような特徴があり、受け身の英語学習と並行して取り組むことで、より効果的に実践的な英語力を向上させることができます。

【シャドテンの特徴】

◆プロの添削で確実に上達
英語特有の音声変化を中心に、プロが毎日添削します。良かった点と改善点を的確にフィードバックしてくれるので、効果的に発音やリズムを修正できます。

◆豊富な教材と便利な機能
4つのアクセントに対応し、1000以上の教材を収録。AB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替えなど、便利な機能も充実しています。

英語文法の学習とシャドテンを並行して実施することで、英会話に必要な文法力やリスニング力を効率よく向上させることができ、ビジネスシーンでも自信を持って英語を話せるようになりますよ!

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  1. 英語学習のプロフェッショナルがあなたのコーチに
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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
英語を聞き取れるようになりたい全ての人に、最適な英語学習法をお伝えするために日々記事を更新しています。

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