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TED「The Sweet Future of Vertical Farming」で英語力を伸ばすには?

気候変動、輸送コスト、人口増加——食料問題をめぐる課題は、いま世界中でますます深刻化しています。
そんな中、「テクノロジーで最高に美味しい苺を都市の中で育てる」という挑戦を進めているのが、Oishii(オイシイ) の共同創業者/CEO、古賀 大貴氏です。

彼のTEDトーク「The Sweet Future of Vertical Farming(植物工場の「おいしい」未来)」では、垂直農業という新しい農業モデルの可能性が語られます。
本記事では、古賀氏のプレゼンの要点をわかりやすく紹介しながら、英語学習に役立つフレーズや学習法をお届けします。

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目次

古賀大貴氏のTED「The Sweet Future of Vertical Farming」とは?

プレゼン概要と背景

Oishii の共同創業者・古賀大貴(Hiroki Koga)氏は TED2024で、AI・ロボット・再生可能エネルギーを組み合わせた室内垂直農場の実例を披露しました。

米国のスーパーで“水っぽいイチゴ”に落胆した経験から、日本品質の甘さと香りを再現しつつ農薬ゼロで一年中供給できる仕組みを構築。気候変動による不作や、大量生産の効率にフォーカスしたことで味が落ちた従来農業の弱点を克服し、安定して美味しい農作物を提供できるように。

今までは「コストがかかりすぎる」「葉野菜以外は適していない」と言われていた「垂直農場」へ挑戦した結果、開かれた新たな道。今後も上がり続けるであろう従来型農場のコストも問題提起として上げ、「世界の食卓をもっとおいしく、しかも持続可能にする」挑戦への共感を呼びかけています。

スピーチの要点まとめ

古賀氏のTEDトークで語られるポイントをまとめると、次のようになります。

  1. 従来の垂直農場への懐疑とミツバチ受粉の壁
    これまで専門家の間では、垂直農場は高コストで葉物野菜にしか適さない、ミツバチが太陽光の届かない屋内環境では正常に飛び回れず、受粉できない──といった理由であまり推奨されていませんでした。特にイチゴやトマトなどには多くの花訪問が必要で、受粉失敗は収量減につながる大きな課題とされていた。
  2. 垂直農場が解決する農業の構造的課題
    気候変動による不作、水不足、農薬依存、労働力不足といった従来農業の課題を、垂直農場は一挙に解決します。再生可能エネルギーの活用と水のリサイクルによって持続可能性を高め、旧ビール工場を農場に再生するように、都市の空きスペースを有効活用できる点も大きな利点。
  3. 高速イノベーションによるコスト低減の実例
    年間を通じて光の波長や栄養配合などを多変量実験できる制御環境とAIを駆使し、伝統農業なら500年かかったかもしれない問題解決を数年で実現。その結果、5年前に1パック50ドルだったイチゴは現在10ドルまで価格を引き下げ、東海岸の100以上の店舗で販売されるまでに成長。

垂直農場にはかつて多くの限界が指摘されてきましたが、古賀氏の挑戦はその常識を覆しつつあります。技術革新とデータ活用で、これまで不可能とされてきた果実の安定生産に道を拓きました。ここから、農業のあり方そのものが大きく変わろうとしているのです。

TEDトーク内の印象的な英語フレーズ集

古賀氏のプレゼンには、垂直農業の革新性や未来への期待がシンプルな言葉で力強く語られています。ここでは、TEDトーク内で特に印象に残る英語表現と、環境・テクノロジー分野で使える語彙を紹介します。

フレーズと文法のポイント

ここではいくつかのフレーズとその文法ポイントを紹介していきます。単語を入れ替えれば日々の会話でも使えるようなフレーズがあるのでぜひ参考にしてください。

I later learned that this is because the US agriculture system had optimized everything towards mass production, as opposed to quality and flavor.
(後になって分かったのですが、これはアメリカの農業システムが、品質や風味よりも大量生産を最優先に最適化されていたからなのです。)

<文法ポイント・解説>

  • I later learned that ~ は「後で~だと知った」という意味で、会話やスピーチで自分の気づきを伝える定番表現です。
  • had optimized過去完了。自分が知る前にすでに最適化が進んでいたことを示します。
  • towards ~ は「~に向けて」という方向性を示す前置詞句。
  • as opposed to ~ は「~とは対照的に」「~ではなく」と訳せます。比較や対立のニュアンスを出す時に便利です。

Vertical farming is no longer some fluffy futuristic concept, but it’s already here as we speak today, to change our lives and our planet for the better.
(垂直農業はもはや夢物語のような未来構想ではなく、今まさに私たちの生活と地球をより良く変える現実のものとなっています。)

文法ポイント・解説

  • is no longer ~ は「もはや~ではない」。状態の変化を強調する定番表現です。
  • fluffy はここでは「漠然とした」「ふわふわした」というニュアンスで、実現性がないという皮肉を含みます。
  • as we speak は「今まさにこの瞬間に」という口語表現で、強い“現在進行”の臨場感を出せます。
  • to change our lives and our planet for the better は目的を表す不定詞の用法で、「~するために」。for the better は「より良い方向に」という慣用句です。

Imagine if these delicious, pesticide-free, sustainable strawberries were available at your local supermarket every single day, just for a few bucks. Isn’t that a sweeter future.
(これらのおいしくて農薬ゼロで持続可能なイチゴが、毎日地元のスーパーで数ドルで買えると想像してみてください。それって、より甘い未来だと思いませんか?)

文法ポイント・解説

  • Imagine if ~ は「もし~だと想像してみてください」という仮定法の形です。ここでは「現在の事実とは違う仮の状況」を表しています。
  • were available は仮定法過去。現在の可能性を仮定しているので、are ではなく were を使います。
  • just for a few bucks は「たった数ドルで」。カジュアルに価格が安いことを伝えるフレーズです。
  • 最後の Isn’t that a sweeter future? は読者に共感を促す反語疑問文で、「それって素敵な未来だと思いませんか?」というニュアンスです。

ビジネスでも使える語彙・表現

Oishiiの取り組みには、農業・環境・テクノロジー分野で頻出する語彙が多数登場します。
ここではプレゼン内でも重要な単語を、ビジネスでの使用例とともにまとめました。

単語意味例文
give it a shot試してみる、挑戦するLet’s give it a shot and see if this strategy works in the new market.
(この戦略が新しい市場で通用するか、試してみましょう。)
arable land耕作可能な土地The company is seeking to invest in countries with abundant arable land.
(当社は耕作可能な土地が豊富な国への投資を検討しています。)
pesticides農薬Consumers are increasingly concerned about the use of pesticides in food production.
(消費者は食品生産における農薬使用への関心を高めています。)
skeptic懐疑的な人Even the skeptics admitted that the project delivered impressive results.
(懐疑的だった人たちでさえ、そのプロジェクトが素晴らしい成果を上げたことを認めました。)
conventional products従来型の商品Our new eco-friendly line is already cheaper than conventional products.
(当社の新しいエコ商品は、すでに従来型の商品よりも安価です。)
pollinate受粉させるWe developed an innovative method to pollinate crops indoors without natural bees.
(自然のミツバチなしで作物を屋内受粉させる革新的な方法を開発しました。)
apiologist養蜂学者We consulted leading apiologist to improve our bee pollination system.
(私たちはミツバチの受粉システムを改良するために、著名な養蜂学者に相談しました。)

これらの表現は、農業分野だけでなく、テクノロジー系の国際プレゼンやサステナビリティ報告書などでも応用できます。

TEDを英語学習に活かす!視聴ステップとポイント

垂直農業という少し専門的なテーマでも、TEDトークを使えば英語学習の素材としてしっかり活かすことができます。ここでは効率的に英語力を伸ばすコツを紹介します。

動画を見る時の3ステップ

ただ動画を視聴するだけでは、TEDの良さを取り尽くすのは難しいです。ぜひ以下の3ステップを行ってみてください。

STEP 1:字幕なしでまずは全体を聞く
最初は字幕やスクリプトを見ずに、一度通して聞いてみましょう。TEDの語りは構造が明快なので、全体の流れをつかむだけでも十分です。

STEP 2:スクリプトと和訳を活用して深く理解
次にTED公式の英語スクリプトを見ながら、不明な単語や表現をチェック。環境・農業・テクノロジー系の語彙が多いので、単語帳にまとめるのもおすすめです。

STEP 3:自分の言葉で要約してみる
最後に、要点を自分の英語で言ってみましょう。2〜3文の英語要約でOKです。人に説明できるレベルで理解すると、知識が定着します。

シャドーイングでリスニング&発音をしっかり強化

TEDトークは抑揚がはっきりしていて、ナチュラルだけど聞き取りやすいので、シャドーイングにぴったりです。古賀氏の動画でシャドーイングすると期待できる効果は以下の3つです。

  • ネイティブの自然な間や発音が身につく
  • 環境・農業分野の専門用語も「音」で覚えられる
  • 英語を英語のまま理解する耳が育つ

特に古賀氏の話し方は、落ち着いていて明瞭なので、スピードさえ調整すれば初心者にも練習しやすいです。

そもそもなぜシャドーイングがリスニング力向上におすすめなのか、そして具体的なシャドーイングのやり方はこちらの記事で解説しているので、ぜひあわせてお読みください。

まとめ

古賀 大貴氏のTEDトーク「The Sweet Future of Vertical Farming」は、最新のテクノロジーで現状従来型農業で起きている問題を解決しつつ、世界に“おいしい未来”を届ける挑戦をリアルに感じられる内容でした。

そして、このトークは英語学習の題材としても非常に優秀です。専門用語を自然に覚えられるだけでなく、分かりやすい発音と構造でシャドーイングの練習に最適です。

もしシャドーイングをしていく中で「一人だと続けにくい」「添削が欲しい」という人には、シャドーイング特化型アプリのシャドテンをおすすめします。

  • TEDを含むバリエーション豊かな教材を1000以上収録
  • プロの講師が毎日フィードバック
  • スピード調整、AB再生、スクリプトon/offなど学習機能が充実

垂直農業のように、新しいことに挑戦する一歩を、英語学習でも。シャドテンは無料体験も実施しているのでまずは使いやすさをぜひ実感してみてください。

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(PGU)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっている。
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この記事を書いた人

シャドテンラボ編集部です。
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