「TOEFLで90点を超えても、大学院の講義で専門用語が飛び交い全く聞き取れなかった」
そんな経験をする留学生は少なくありません。
結論から言うと、海外大学院で真の学びを得るには、入学要件の確認はもちろんですが、何よりも「リスニング力向上」が成功のカギを握ります。
この記事を読めば
- 海外大学院入学に必要な資格要件とスコア目安
- 効果的な英語試験対策とGRE/GMATの準備方法
- 6か月学習ロードマップで無駄なく力を伸ばすステップ
- 留学前に最優先で鍛えるべきリスニング学習法
がわかりますよ。
海外大学院留学を目指す方は、ぜひご一読ください。
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海外大学院入学への基礎条件をおさえる
海外大学院の出願要件には、学士・修士の学歴や専攻の適合性、日本で取得した学位や成績証明書の形式・認証手続きが含まれます。
提出準備を万全に進めるために、早めの確認が不可欠です。
アポスティーユ認証の有無や英訳の必要性など、大学院ごとの細かな違いを押さえておくことがスムーズな出願につながります。
海外大学院入学を考えたのなら、まずは以下の内容を確認しましょう。
学歴・専攻要件を確認する
海外大学院では、各国・各プログラムで要求される最終学歴や専攻分野が異なるため、募集要項を細かく確認することが重要です。
例えば修士課程志望の場合は日本の学士(Bachelor’s)卒業が最低条件、博士課程志望では修士(Master’s)の修了が基本です。
さらに専攻領域にミスマッチがあると、研究計画書や面接の審査で不利になるケースも多く見られます。※ただし米国ではPhDプログラムで「Bachelor’s」からダイレクトに応募できることも多くあります。
理系・文系それぞれで必要科目や研究経験の有無がチェック項目となるため、自身の学部履修状況を洗い出し、志望校の指定科目や推奨背景を満たしているかを必ず事前に確認しましょう。
場合によってはプレ修士コースや科目修得プログラムを経由し、要件を補強できることもあります。
日本の学位が海外で認められるか確認
日本の大学で取得した学位は、ハーグ条約加盟国間で認証が簡易化されるアポスティーユ制度の対象ですが、国や大学院によってはさらに英文翻訳や現地大使館の認証を求められる場合があります。
例えば英国では公式英文翻訳とNotary Publicの認証、オーストラリアでは大学独自の認証手続きが必要になることも少なくありません。
申請前に志望先の国際課やGraduate Admission Officeのサイトで提出書類要件を詳しく確認し、必要書類の取得に要する日数や手数料を把握しておくことが不可欠です。
手続き遅延を防ぐため、国内大学の教務課や外務省サイトで早めにアポスティーユ発行申請を行いましょう。
成績証明書・卒業証明書等の必要書類を確認
成績証明書や卒業証明書などの公式書類は、発行に数週間から1か月程度を要する場合があります。
特に海外提出向けには、大学のフォーマット指定やカバーレター、英文翻訳、公的認証(アポスティーユ)等、多数の書類が求められることも多いです。
成績証明書には取得単位数やGPA表記の方式が大学によって異なるケースもあり、対象科目の抜粋が必要となる場合もあるため、募集要項を熟読しましょう。
提出方式は郵送またはオンラインアップロードがあり、締切日や送付方法の確認も必須です。
複数部を余裕をもって取り寄せ、各種フォーマットに対応できるよう準備しておくことをおすすめします。
必要な語学スキルの確認
海外大学院では、TOEFL® iBTやIELTS Academicなどの英語能力試験スコアが必須要件となります。
理系修士ではTOEFL iBT®80~90点、人文社会系博士では90~100点以上、MBAではIELTSバンド7.0以上を求めるケースが一般的です。Listeningで最低80%以上の獲得を条件とする大学院もあったりと、各セクションの目標設定も重要です。
また、試験形式(インターネット配信型や対面型)や受験地による日程調整も考慮し、模試や本試験の予約は早めに行いましょう。
スコア提出の有効期限(2年間)にも注意し、余裕をもって受験計画を立ててください。次章では具体的なスコアの目安と対策法を解説します。
英語資格要件や必要スコアを理解する
海外の大学院入学にあたっては、必要とされるTOEFL iBTやIELTSの試験の特徴を理解し、GREやGMATの難易度や出題傾向に備えることが大切です。
試験形式や時間配分を押さえたうえで、効果的な問題演習と模試活用を組み合わせ、短期間で得点力を引き上げる学習法を選びましょう。
海外大学院入学に求められるTOEFL iBT®の一般的なスコア
TOEFL iBT®はオンラインで行われる四技能テスト(Listening, Reading, Speaking, Writing)で、学術英語の運用力を総合的に評価します。
海外大学院入学では、先述したように理系修士で80~90点、人文・社会科学系で90~100点、博士課程志望では100点以上が目安となることが多いです。
公式ガイドや模試を活用して、本番の時間配分にも慣れておくことが成功の鍵です。
海外大学院入学に求められるIELTSの一般的なスコア
IELTS Academicは4分野を0.5刻み・9点満点のバンドスコアで評価する国際標準試験です。
修士課程の場合は6.5~7.0バンド、博士課程では7.0~7.5バンドが一般的な要件となっています。
多様な英語アクセントに慣れる訓練や、Speaking・Writingの型対策を並行して進めることで、バランスよく高得点を目指しましょう。
GRE・GMATなど追加試験
GREとGMATは、英語力とは別に「論理的思考力」「数学的推論力」を測定するアカデミック/ビジネス能力試験です。GREはVerbal/Quantitative各130~170点、Analytical Writing0.0~6.0点で評価され、博士課程(理系・文系)で広く用いられます。
一方GMATは、Quantitative(定量的推論)、+Verbal(言語的推論)、Data Insights(データ洞察)の3セクションのスコアを合計し、総合スコア205~805点となります。MBAなどビジネススクールで重視されることが多いです。
それぞれの出題形式を把握し、演習量とタイムマネジメント力を同時に高める学習設計が不可欠です。
各国ごとの英語資格要件とスコア基準
英語試験の要件は国や大学院によって異なるため、志望先の傾向を把握して学習計画を立てることが大切です。
米国ではTOEFL iBT®80~100点またはIELTS6.5~7.0バンドを設定する大学院が多く、英国ではIELTS7.0~7.5あるいはTOEFL100~110点という設定が多いです。
オーストラリアではIELTS6.5(各バンド最低6.0)、カナダではTOEFL iBT®90点またはIELTS6.5バンドが目安となります。
なお資格要件やスコア基準は国・プログラムごとにばらつきがあるため、大学院留学を考えるのであれば、すぐに自分が希望する国や大学院の要件を確認しましょう。
試験ごとに特色は異なり、試験に合わせた対策を取ることで、効率よく入学要件を満たせるようになります。
英語資格試験および追加試験の特徴と対策法
海外大学留学の資格として、英語資格だけではなく追加試験が求められることも多いです。
TOEFL iBTやIELTSの各セクションの特徴を理解し対策するのはもちろん、GREやGMATの出題傾向にも備えることも必要になります。
試験形式や時間配分を押さえたうえで、効果的な問題演習と模試活用を組み合わせ、短期間で得点力を引き上げる学習法を選びましょう。
英語資格試験および追加試験の特徴と対策法を解説します。
TOEFL iBT®の特徴と対策法
TOEFL iBT®はオンライン配信形式で、一回の試験ですべてのセクション(Reading/Listening/Speaking/Writing)を連続して受験し、合計120点満点で判定されます。
ReadingとListeningは長文読解・講義聴解が中心、Speakingでは独立課題とIntegrated課題で英文スピーチ力を、Writingでは論理的な英文構成力を問われます。
対策法としては、以下の3点が効果的です。
①アカデミック講義シャドーイング
実際の大学講義音声を何度もリピートし、音声変化(連結・脱落・弱形)を意識して追いかけることで、Listeningの理解度とSpeakingのスピードが同時に向上します。
②模試で時間感覚を習得
Readingは長文3~4題を60~80分で解答するため、模試を繰り返して時間配分を体に染み込ませましょう。Writingも制限時間内にPlan→Composeを完結させる練習が必須です。
③学術語彙の強化
Academic Word ListやTOEFL頻出語彙を毎日30分ずつ暗記し、実際の文脈で使えるレベルまで引き上げておくことが高得点への近道です。ETSの公式練習問題とシャドーイングを組み合わせ、実践的に対策を進めていきましょう。
IELTSの特徴と対策法
IELTS AcademicはListening(4セクション計40問)、Reading(3パート・学術長文)、Writing(図表説明Task1+論説エッセイTask2)、Speaking(面接形式)で構成され、各セクション0.5刻み・9点満点のバンドスコアで評価されます。試験時間は約2時間45分、Speakingは別日程で実施されることもあります。
有効対策のポイントは次の通りです。
①アクセント多様性対策
英国・豪州・北米・その他のスピーカーによる音源をシャドーイングし、異なる発音リズムやイントネーションに慣れることで、Listeningの正答率を安定させます。
②Speaking模擬面接
講師や学習パートナーと実際の質問形式(Cue Card含む)で練習し、フレーズ・論理展開・時間配分を身につけることで、本番での落ち着きを獲得します。
③Writingテンプレ暗記
Task1/Task2それぞれの基本構成(導入→要約→比較→結論など)をテンプレート化し、練習時に組み込むことで、短時間で高得点が狙える構文運用力を養成します。
公式サイトの無料サンプル問題等を活用し、形式理解と本番シミュレーションを反復しましょう。
GRE・GMATの特徴と対策法
先述した通り、GREとGMATはいずれも英語力のほか、論理的思考力や定量分析力を測る試験です。
GREはVerbalとQuantitativeが各130~170点、Analytical Writingが0.0~6.0点で評価され、Integrated Reasoningは含まれません。
GMAT試験(Focus Edition)の総合スコアは205~805点です。Quantitative(定量的推論)、+Verbal(言語的推論)、Data Insights(データ洞察)の3セクションのスコアを合算し算出されます。
効果的な学習法は以下の3点です。
①Integrated Reasoning演習(GMAT)
複数の表・グラフ・データを組み合わせた問題形式で、短時間に的確な判断を下す訓練を重ねることで、実務直結のデータ解析力を強化します。
②論証構造把握(GRE Verbal)
長文読解では、筆者の論理的飛躍や前提を見抜く練習を繰り返し、要点抽出力と批判的思考力を同時に鍛えます。
③タイムマネジメント
Quant/Verbalともに時間制限が厳しいため、セクションごとに解答ペースを模試で体得し、見直し時間を確保できるように練習しましょう。
語学学習と並行し、週単位で各セクションの演習を組み込み、定期的に模試で成果を確認しつつ弱点を補強することが合格への最短ルートです。
海外大学院留学前に最優先で伸ばすべきスキル:リスニング力
前述の通り、海外大学院留学前には入学必要事項をしっかりと確認し、それに合わせた対策や準備を計画的に実施することが大切です。
その中には英語力向上ももちろん含まれますが、特に大切なのが「リスニング力」の向上です。
海外大学院留学に際し、なぜ「リスニング力向上」がもっとも大切なのか、またリスニング力向上におすすめのトレーニング方法を解説します。
海外大学院留学前にリスニング力を鍛えるべき理由
海外大学院の講義は、多様な専門分野から集まった教員や同級生が英語で進行し、学術用語や専門表現が非常に速いスピードで飛び交います。
予習で概要を押さえていても、リアルタイムで聞き取れなければ「重要な概念を聞き逃す」「ディスカッションで発言内容を理解できない」といった事態に陥りがちです。
結果として授業内容の復習や課題準備に要する時間が膨れ上がり、研究活動や自習に割けるリソースが大幅に減少してしまいます。
アメリカの大学生を対象にしたFerrisの研究では、回答者の約80%が「学術講義の聴き取り・ノートテイキングに困難を感じた」と報告しており、リスニング力の不足が効率的な学習進行を妨げる大きな要因となっています。
特にセミナー形式の授業では、複数の学生の発言を瞬時に聞き分ける能力も求められ、聞き返しが難しい環境では自己表現の機会すら失うリスクが高まります。
こうした背景から、海外大学院留学前にはアカデミックリスニングに特化した訓練を早期に始めることが不可欠です。
リスニング力アップには「シャドーイング」
シャドーイングは、英語音声を聞きながらほぼ同時に口に出して追いかける学習法です。
シャドーイングを継続的に実施することで、「音声処理能力=音を単語・フレーズとしてとらえる力」が飛躍的に向上します。
結果として意味理解にも余裕がうまれリスニングが格段にやりやすくなり、講義の内容理解が深まります。
また音源の完全再現を繰り返す中で、ネイティブの発音やリズム、抑揚といったものに慣れることができ、スピーキング力の強化にも効果的です。
特に学術講義音声を教材としてシャドーイングすれば、実際の講義のスピードに慣れながら連結音や脱落、弱形、イントネーションといった英語特有の音声変化を学ぶことができおすすめです。
海外大学院留学前の6か月学習ロードマップ
限られた時間で海外留学に必要な英語要件を満たしたり、留学後に必要な英語力を身につけたりするためには、計画的に学習を進めることが鍵です。
海外大学院留学前の6か月学習ロードマップの一例をご紹介します。
フェーズ1:英語基礎力固めとリスニング土台構築(6〜4か月前)
フェーズ1ではまずリスニング土台を構築するため、毎日30分程度のアカデミック英語素材によるシャドーイングを行います。専門講義の語彙やイントネーションに慣れることで、音声処理速度が向上し、講義の内容を逃さなくなります。
並行して、論文や講義で頻出する学術用語300語を厳選し暗記することで、リーディングやリスニングの理解度を底上げしましょう。
最後にTOEFL/IELTS模試を1回実施し、セクションごとの得点傾向と時間配分の課題を洗い出し、次フェーズの学習計画を具体化します。
フェーズ2:TOEFL/IELTSスコア対策とアカデミック英語演習(4〜2か月前)
フェーズ2では、本番スコア獲得を狙うTOEFLまたはIELTS対策に集中します。
まず、Reading・Listening・Speaking・Writingそれぞれの時間管理演習を週2回行い、限られた時間内で解答を完結させる力を養成。
次にIntegrated WritingやTask2の英文エッセイを週1回プロ添削に出し、論理構成や表現の精度を高めます。
さらに、週1回のスピーキング模擬面接で実践的な質疑応答に慣れ、発話の流暢さと自信を強化するのがおすすめです。
フェーズ3:実践運用力強化と最終ブラッシュアップ(2〜0か月前)
フェーズ3では仕上げを図ります。
毎週1回、大学院の講義動画を素材にシャドーイングを実施し、その後学習仲間やメンターとのディスカッションで要点まとめと即応力を磨きます。
またGRE/GMAT対策として週2回の問題演習を継続し、論理的思考力や定量分析力を向上させましょう。
最後に本番同様の総合模試でスコアを確認し、弱点セクションを集中補強すると、万全の状態で出願・留学を迎えることができます。
まとめ|海外大学院留学準備にはシャドテンがおすすめ
海外大学院への留学を成功させたいなら、前述した通り事前準備が非常に重要です。
英語力に関しては、特にリスニング力を磨くことで以下のような好循環が生まれます。
- 英語資格の必要要件を効率的に満たすことができる
- 講義音声をスムーズに聞き取れ、授業内容を深く理解できる
- 復習・聞き返しの手間が減り、アウトプット量が増える
- 英語力全体が効率よく向上する
リスニング力を効果的に向上させるのにおすすめなのが、シャドーイング特化アプリ「シャドテン」です。
留学前の英語学習にシャドテンを取り入れれば、限られた時間でリスニング力を最速で向上させることができます。
【シャドテンの特徴】
◆プロの添削で“英語耳”を形成
英語のプロ講師が毎日あなたのシャドーイング音声をチェックし、リンキングやリダクションまで細かくフィードバック。発話速度がスピーディーな講義にも対応できる実践力を短期間で身につけられます。
◆多彩な教材&便利機能でアカデミック対応
4つのアクセント、1,000本超の素材を収録。アカデミックなものも多く、大学院留学でも役立つ内容でシャドーイングができます。ABリピート、倍速再生、スクリプト表示切替など、留学前に必須の集中トレーニングをスマホ1台で完結できるのもポイントです。
◆LINEで手厚い学習サポート
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シャドテンを活用してリスニング力を上げることで、最短で大学院留学に必要な資格(英語要件)を見たし、現地で必要な英語力を身につけることができますよ。
また、当社公式LINEの「友だち追加」をしてアンケートにお答えいただくと「リスニング力向上に役立つWeb book」が受け取れます。 リスニングに役立つ情報もLINEで配信していますので、ぜひこの機会にご登録ください。

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