日常生活でもビジネスでも、欠かせないのが「約束」という表現。
「明日までに提出する約束です」「3時にアポがあります」など、日本語では一言でまとめてしまう場面も多いですよね。
しかし英語では promise, appointment, arrangement, deal など、「約束」を意味する言葉が複数あり、それぞれニュアンスや使う場面が大きく異なります。
どの表現を使えばよいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「約束」を表す主要英語表現の違いと使い分け
- ビジネスで誤解なく伝えるための自然な約束フレーズ
- 日程調整や延期・キャンセルの丁寧な伝え方
- 約束表現を聞き取り使いこなすためのリスニング力強化法
などがわかりますよ。
「約束しておきます」「予定を調整します」と英語で自然に伝えたい方や、ビジネスの場で誤解なくコミュニケーションを進めたい方は、ぜひご一読ください。
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「約束」の英語は1つじゃない|基本表現の違いを理解しよう
英語の「約束」を表す語は複数あります。
それぞれニュアンスが異なるため、文脈に合った言葉を選ぶことが大切です。
まずは代表的な5つの表現を整理しましょう。
promise:個人間の「約束」や意志を伝える表現
“promise” は「約束する」という意味で最も知られた表現です。個人的な約束や意志を伝えるときによく使います。
例:
- I promise I’ll send it today.
(今日中に送ると約束します)- I promise not to be late again.
(もう遅刻しないと約束します)
子どもに対して使う「約束ね?」というカジュアルな場面でも使えますが、ビジネスでは慎重に使いたい言葉でもあります。
なぜなら、promise は強く責任を伴う「確約」になるため、曖昧な状況で使うと「本当に必ずやるつもりなのか?」という誤解につながる場合があるからです。
appointment:時間・場所を決める「約束」=アポ
“appointment” は「アポイント・面会の約束」を意味します。日程・時間・場所が明確に決まっている約束を指します。
例:
- I have an appointment at 3 p.m.
(午後3時に約束があります)- Can we make an appointment next week?
(来週アポを取れますか?)
商談や医療、サービス業などで頻出する表現です。
arrangement:事前に合意した取り決め・段取り
「段取り」「取り決め」「調整済みのこと」など、ビジネスシーンで幅広く使えるのが “arrangement” です。
例:
- We have made arrangements for the meeting.
(会議の準備・段取りは済んでいます)- I’ll make arrangements for your visit.
(訪問の準備・調整をしておきます)
promise よりも柔らかく、appointment よりも広い意味をカバーします。
deal / agreement:ビジネスの合意・取引の約束
ビジネスの文脈で「約束」「合意」を指す表現です。
例:
- We have an agreement on the price.
(価格について合意しています)- It’s a deal.
(それで決まりです/了解です)
カジュアルにもフォーマルにも使える便利な単語です。
commitment:強い責任・義務をともなう約束
“commitment” は「責任を伴う約束」「コミットメント」です。
ビジネスでは、プロジェクトや成果に対して強い意思を示すときに使われます。
例:
- I’m fully committed to delivering the results.
(結果を出すことを約束します)- We appreciate your commitment.
(あなたの尽力に感謝します)
責任感・本気度を示すときに適した表現です。
ビジネスで使う「約束する」の自然な英語フレーズ
ビジネスでは、相手に誤解を与えないように、丁寧かつ正確に「約束」「予定」を伝える必要があります。
ここでは会議やメールで使える実用フレーズを紹介します。
丁寧に依頼・合意を示す表現(会議・商談向け)
例:
- Could you confirm the schedule?
(スケジュールの確認をお願いできますか?)- Let’s finalize the plan.
(計画を確定しましょう)- I’d appreciate it if you could send the details.
(詳細を送っていただけると助かります)
これらの表現は “promise” のように強い確約を避けつつ、丁寧に依頼や合意を伝えたい場面で便利です。
ビジネスでは曖昧さを減らすため、「依頼」「確認」「確定」の表現を使い分けることが重要です。
実務で使えるアポイント調整フレーズ
例:
- Are you available at 10 a.m.?
(10時にご都合いかがですか?)- Can we reschedule the meeting?
(会議の日程を変更できますか?)- Let me know your availability.
(ご都合を教えてください)
アポイント調整では “availability” を使うと、相手が返答しやすくなりスムーズに話が進みます。
ビジネスでは「候補を提示する」癖をつけると、やりとりがさらに効率化します。
オンライン会議(メール・チャット)で使う約束表現
例:
- I’ll send the link shortly.
(まもなくリンクを送ります)- Please join the meeting via this link.
(こちらのリンクからご参加ください)- The meeting will start on time.
(会議は定刻に開始します)
オンライン会議では、リンク共有や開始時刻の明示など、情報を正確に伝えることが特に重要です。
短くても十分丁寧に伝わるため、チャットでもそのまま使える便利な表現です。
カジュアルに使える「約束」の英語表現(友人・同僚向け)
ビジネスとは異なり、友人同士ではより気軽な表現を使います。
相手との距離感やシーンに応じて使い分けましょう。
くだけた「約束しよう」「今度会おう」などの表現
例:
- Let’s hang out sometime.
(また遊ぼうよ)- Promise you’ll come!
(絶対来てね!)- Let’s make plans for the weekend.
(週末の予定立てよう)
カジュアルな場面では、直訳よりも「気軽さ」や「親しみ」を表す言い回しが大切です。
特に友人との会話では、少し柔らかいトーンのフレーズを選ぶと自然に聞こえます。
SNSやチャットで使える短い約束フレーズ集
例:
- Deal!(決まり!)
- Sounds good!(いいね!)
- I’ll be there.(行くよ)
- I’m in.(参加するよ)
チャットでは、短くても意図が明確に伝わるフレーズがよく使われます。
返信が早いSNSでは、一言で同意や参加意思を示す表現が特に重宝されます。
「約束を守る/破る」を英語で言う|ニュアンスの違いを整理
約束を「守る」「破る」表現はビジネスでも頻出します。複数の言い方がありますが、適切に使い分けられるとコミュニケーションがスムーズになります。
「約束を守る/破る」の英語表現のニュアンスの違いを整理しましょう。
keep / stick to:約束を守る
例:
- I’ll keep my promise.
(約束を守ります)- Let’s stick to the plan.
(計画通りでいきましょう)
“keep one’s promise” は定番ですが、ビジネスでは stick to のほうが自然なことも多いです。
break / go back on:約束を破る
例:
- I don’t want to break my promise.
(約束を破りたくありません)- He went back on his word.
(彼は約束を反故にした)
go back on は「反故にする」という少し強い表現です。
follow up:ビジネスで使う「約束した対応を進める」
例:
- I’ll follow up on that tomorrow.
(その件は明日フォローします)- Thanks for following up.
(フォローありがとうございます)
ビジネスでは「対応する」「約束した内容を続ける」という意味でも使います。
「予定の変更・延期・キャンセル」を丁寧に伝える英語表現
トラブルを避けるためには、日程変更やキャンセルの伝え方が重要です。丁寧に伝えることで信頼を損なわずに済みます。
「予定の変更・延期・キャンセル」を丁寧に伝える英語表現を見ていきましょう。
日程変更するときの定番フレーズ
例:
- Can we move the meeting to Friday?
(会議を金曜日に移せますか?)- Is it possible to push the appointment back?
(アポを後ろにずらせますか?)
push back は「後ろへ移動させる」という意味です。
キャンセルを丁寧に伝える表現
例:
- I’m afraid I need to cancel our meeting.
(残念ですが会議をキャンセルする必要があります)- Something urgent came up.
(急用ができました)
ビジネスでは遠回しに理由を伝えるのが一般的です。
相手に失礼なく確認するフレーズ
例:
- Just to confirm, is the meeting still on?
(念のためですが、会議は予定通りですか?)- Can I double-check the schedule?
(スケジュールを再度確認してもよいですか?)
細かい確認は「丁寧さ」の一部として評価されます。
「約束」の英語表現を使いこなすには
英語の「約束」を本当に使いこなすためには、単語やフレーズを覚えるだけでは不十分です。
“promise”“appointment”“agreement” といった表現を知っていても、相手がどんな意図で使っているのか、約束の内容がどの程度確定しているのかを聞き取れなければ、誤解につながる可能性があるからです。
ここでは「約束」表現を正確に使いこなすために、なぜリスニングが重要なのか、そしてその力をどう伸ばすべきかを解説します。
リスニング力が必須な理由
英語の「約束」表現を使いこなすには、まず前提として「約束は単体で使われることがほとんどない」という点を理解する必要があります。
Promise や arrangement といった表現は、会議ややりとりの“結論”として登場することが多く、それまでの議論・状況説明・提案が理解できてこそ適切に使いこなせるものです。つまり相手がどんな状況を話しているのか、何を求めているのか、何が決まりつつあるのかを理解できなければ、学んだ約束表現を使う場面そのものに到達できません。
また、約束には強くコミットする表現が適している場面もあれば、軽い合意やカジュアルな雰囲気の「約束」が自然な場面もあります。例えばプロジェクトの締め切りに関する約束と友人との予定に関する約束では、使う英語表現もニュアンスもまったく違います。
その“場面の空気感”や“求められている約束の強さ”を判断するために必要なのが、相手の言っている内容や背景、状況を的確に理解するリスニング力です。
言い換えればリスニング力こそが英語の「約束」表現を正しく選び、自然に使いこなすための土台なのです。
リスニング力向上にはシャドーイング
前述の通り、英語の「約束」表現を使いこなすには、相手の発言内容や状況を正しく理解するリスニング力が欠かせません。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を効果的に向上させましょう。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら 1〜2語遅れて声に出して追いかける学習法です。影(shadow)のように音を追いかけることから、この名前がついています。
スクリプトを見ずに行うことで、実際の会議や会話と同じような条件でリスニング力を鍛えられるのが特徴です。
シャドーイングの効果
シャドーイングを続けることで、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に捉える「音声知覚」 が鍛えられます。
例えば“Let’s make an arrangement.”というシンプルな文でも、ネイティブが話すと音が連結して“Let’s make’n arrangement.”(レッメイカナレンジメンt)のように聞こえます。

音声知覚が弱いとこうした自然な音の変化に対応できず、仮にmake an arrangementという表現を知っていたとしても、その音からmake an arrangementというフレーズへ結びつけることができません。
逆に音声知覚が鍛えられると聞いた瞬間に単語やフレーズが浮かび、意味理解に余裕が生まれます。結果として音を聞いてから意味を理解するまでの一連のプロセスがスムーズになり、リスニング力が向上するのです。
さらに英語特有の音のつながりやリズムを真似ることで、自分の発音も滑らかになり、実際の会話がよりスムーズになる効果もあります。

まとめ|正しく聞ければ、正しく「約束」できる
英語の「約束」は、promise / appointment / arrangement / deal / commitmentなど、文脈によって表現が大きく変わります。
しかし本当に大切なのは、「相手の言うことを正しく聞き取り、正しく返せること」です。そのためには、約束表現を覚えるだけでなく、音声知覚を鍛えて英語の音を自然に聞き取れる状態になることが欠かせません。
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「約束」の英語表現を実際の会議や商談で自然に使いこなしたい方こそ、シャドーイングを習慣化する価値があります。
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