- 英単語を勉強してもすぐ忘れてしまう
- TOEICやIELTSの単語帳を買ったけれど、長続きしない
そんな悩みを抱える社会人は多いのではないでしょうか。
仕事をしながら英語を勉強するとなると、時間は限られます。そのため、効率よく語彙力を伸ばせる方法として「語源学習」が注目を集めています。
語源を理解すると、未知の単語でも意味を推測でき、暗記の負担がぐっと減るのです。
本記事では、語源学習のメリットとコツ、また覚えておくべき語源の一覧をご紹介しますので、ぜひ今後の英語学習にお役立てください。
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語源学習とは?英単語を語源で学ぶメリット
語源学習とは、英単語をバラバラに暗記するのではなく、その言葉が成り立った「もと」の意味や構造を理解しながら覚える方法です。
例えば「transport=運ぶ」という単語は「trans=越えて」+「port=運ぶ」で構成されています。
こうした知識を持つと、単語の意味を関連づけて理解できるため、丸暗記よりも効率的です。語源学習をすることは、忙しい社会人英語学習者には様々なメリットをもたらします。
ここからは、英単語を語源で学ぶメリットについて具体的に解説していきます。
語源から英単語を効率的に覚えられる
語源を利用すると、ひとつの語源から派生する単語をまとめて覚えられるため、学習効率が大幅に向上します。
例えば「scribe(書く)」を知っていれば、describe(描写する)、subscribe(購読する)、manuscript(原稿)といった関連単語を一気に習得できます。
単語をグループで捉えることにより、関連性が記憶の手がかりとなり、思い出しやすくなるのです。社会人の学習者にとっては、短時間で成果を出せる実践的な方法といえるでしょう。
難しい単語や専門用語も推測できるようになる
ビジネスや学術の現場では、普段あまり目にしない専門的な単語に出会うことがあります。
そんなときも、語源を知っていれば意味を推測できることが少なくありません。
例えば「biology」は「bio=生命」と「logy=学問」から成り立ち、「生命の学問=生物学」と理解できます。
このように語源は未知の単語を推測する助けになり、初見の文章でも内容を理解しやすくなり、これは試験対策だけでなく実務での英文読解にも役立ちます。
長期的に単語を忘れにくくする効果
語源学習のもう1つのメリットは、単語を長期的に記憶に残せることです。
単語を丸暗記すると、時間が経つにつれて忘れてしまうことが多いですが、語源を理解していれば「なぜこの意味になるのか」という背景ごと覚えるため、記憶が定着しやすくなります。
例えば「predict=予測する」は「pre=前に」+「dict=話す」という構造を理解しておくと、ただの暗記よりも記憶が強固になります。
学習効率と記憶の持続力を同時に高められるのが語源学習の大きな魅力なのです。
覚えるべき語源一覧
英単語を効率よく覚えるためには、すべての語源を網羅する必要はありません。大切なのは、よく使われる接頭語・語根・接尾語を押さえることです。
この3つのパーツを知っていれば、初めて見た単語でも意味を推測しやすくなります。
ここでは、優先的に覚えたい語源の代表例をご紹介します。
接頭語(単語の前につく意味のかたまり)
接頭語は単語の前に付いて、方向・否定・程度などの意味を加えます。
例えば「pre=前に」を知っていれば、predict(予測する)、preview(事前に見る)、prepare(準備する)が理解できます。
接頭語は数十種類ありますが、使用頻度の高いものを覚えておくと、未知の単語に出会った際に意味を直感的に推測しやすくなります。
社会人学習者にとって、効率的に語彙を増やすうえで必須の知識です。
接頭語 | 意味 | 単語例 |
---|---|---|
pre | 前に | predict, preview, prepare |
re | 再び | review, return, recycle |
sub | 下に | subway, substitute, subconscious |
trans | 越えて | transport, transform, transaction |
語根(単語の中心となる意味)
語根は単語の「核」となる部分で、意味の土台を作ります。
例えば「dict=話す」を知っていれば、dictate(命じる)、predict(予測する)、contradict(反論する)といった単語を関連づけて覚えられます。
同じように「scrib=書く」はdescribe(描写する)、subscribe(購読する)、manuscript(原稿)と広がります。
語根を意識して学ぶことで、関連する語彙が芋づる式に定着し、語彙力が飛躍的に増加するでしょう。
語根 | 意味 | 単語例 |
---|---|---|
dict | 話す | dictate, predict, contradict |
scrib/script | 書く | describe, subscribe, manuscript |
spect | 見る | inspect, respect, spectator |
port | 運ぶ | transport, export, portable |
接尾語(単語の最後につく意味のかたまり)
接尾語は品詞や意味のニュアンスを決める重要な要素です。
例えば「-ology=学問」を覚えていれば、biology(生物学)、psychology(心理学)、technology(技術)といった単語を理解できます。
また「-er=〜する人」を知っていれば、teacher(教える人)、writer(書く人)、speaker(話す人)が直感的に覚えられます。
接尾語は英単語のパターンを見抜く鍵となり、試験対策や専門用語の理解にも役立つでしょう。
接尾語 | 意味 | 単語例 |
---|---|---|
-ology | 学問 | biology, psychology, technology |
-er | 〜する人 | teacher, writer, speaker |
-tion | 動作・状態 | action, communication, creation |
-able | 〜できる | readable, portable, enjoyable |
語源学習のコツと参考書の選び方
語源学習は効率よく語彙を広げられる一方で、やり方を誤ると効果が半減してしまいます。
大切なのは、関連づけて覚え、自分に合った教材を選ぶことです。
これらを意識すると、学習効果が格段に上がります。
語源を活用した覚え方の具体例
語源を学ぶ際には、単語を一つひとつ孤立して覚えるのではなく、派生語をまとめてセットで覚えるのが効果的です。
例えば「port=運ぶ」を知っていれば、transport(輸送する)、export(輸出する)、import(輸入する)を同時に理解できます。
こうした関連づけは記憶のフックを増やし、思い出しやすさを高めるため、効率的に学びたい社会人には特におすすめの方法です。
語根 | 意味 | 関連単語の例 |
---|---|---|
port | 運ぶ | transport, export, import, support |
spect | 見る | inspect, respect, spectator, perspective |
dict | 話す | predict, dictate, contradict, verdict |
語源辞典や参考書の選び方とおすすめ教材
語源を学ぶ際には、信頼できる参考書や辞典を選ぶことが大切です。
ただ単に語源が載っているだけでなく、「視覚的な図解」「語源・接頭語・接尾語の分類」「派生語の広がり」がわかる構成であるかがポイントです。
また、隙間時間に使いやすい薄めの書籍や、CD・音源付き、電子書籍対応のものが取り入れやすいでしょう。以下に、おすすめ教材をいくつかご紹介します。
【書籍】英単語の語源図鑑

図解・イラストで語源を直感的に理解できるように作成されています。
語源・派生語の構成も整理されており、初学者〜中級者に特に人気の一冊です。
【書籍】決定版 語源で増やす英単語

語源をベースに単語を系統的に覚える構成となっています。
語源学習を本格的に始めたい人に向いていますよ。
【アプリ】英単語の語源大全

語源(接頭語+語根+接尾語)の構成を意識して単語を関連づけて覚える方式のアプリです。
クイズなども搭載されているので、ゲーム感覚で学習ができますよ。アプリなので通勤や隙間時間に気軽に学習でき、継続しやすいのもポイントです。
自分に合った学習スタイルで取り入れる方法
語源学習を習慣化するためには、自分の生活リズムや学習目的に合った方法を見つけることが重要です。
資格試験対策が目的なら、頻出単語に関連する語源を優先的に学ぶのが効率的です。ビジネスでの活用を重視するなら、仕事でよく目にする単語から語源を逆算して学ぶのも効果的でしょう。
大切なのは「完璧を目指さず、無理なく続けられる形」で取り入れることです。
語源学習と併せて取り入れたい!リスニング力を伸ばす方法
語源学習で単語の知識を増やしても、それだけでは「聞ける」「話せる」力は身につきません。社会人が実務で英語を使うには、リスニング力を磨き、瞬時に理解して対応するスキルが欠かせないのです。
そのために効果的なのが「シャドーイング」というトレーニング法です。ここでは、シャドーイングの効果と正しいやり方をご紹介します。
語彙の理解を「耳」で定着させるシャドーイング
シャドーイングとは、英語音声を聞きながらほぼ同時に声に出して復唱する学習法です。音声の流れを「影(shadow)」のように追いかけることから名づけられました。
この方法は、耳で聞いた音と自分の発声を一致させることで、英語特有のリズムや音声変化に慣れるのに効果的です。
語源で覚えた単語も、実際の音として反復することで脳内に定着しやすくなります。知識を実際の運用力に結びつけるための重要なトレーニングなのです。
社会人が短期間で効果を出すシャドーイングの正しいやり方
シャドーイングを効率よく進めるには、段階を踏んで取り組むのがおすすめです。
- まずは音声を一通り聞き、どのくらい意味を理解できるかを確認する
- スクリプトを見ながら再度聞き、内容理解と正しい発音を押さえる
- スクリプトに合わせて音声をなぞる「オーバーラッピング」を5回程度練習する
- 必要があれば、小声で音声を追いかける「マンブリング」を1〜3回行う
- その後、本格的なシャドーイングに入り、20回以上を目安に続ける
- 自分の声を録音し、聞き返して改善点をチェックする
2日目以降は⑤と⑥を中心に行い、合計で30回以上繰り返すと安定した効果が得られます。
なお、オーバーラッピングやマンブリングは「準備運動」としてとても有効です。
声を出す前に口や舌を慣らしておくと、スムーズに英語のリズムに乗れるようになり、結果としてシャドーイングの質がぐっと上がります。

まとめ|社会人に最適なのは「語源学習+シャドーイング」
語源学習は効率よく語彙を増やせる強力な手段です。未知の単語も推測できるようになり、資格試験やビジネス英語に役立ちます。
しかし、語源だけでは「聞ける」「話せる」スキルは身につきません。実際の会話やリスニングに対応するには、音声を体で覚える必要があります。
そこで有効なのがシャドーイングです。語源で得た知識をシャドーイングで「耳と口」に落とし込むことで、学習効果が飛躍的に高まります。社会人学習者にとって、語源学習とシャドーイングの組み合わせは最も効率的な英語習得法と言えるでしょう。
語源学習と組み合わせてリスニング力を伸ばしたい方におすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
最大の魅力は、英語のプロが毎日添削してくれる点です。
英語特有の音声変化を中心に、良かった点と改善点をフィードバックしてくれるので、自己流では気づけない弱点を克服できます。
さらに、1000以上の教材や4種類のアクセントが揃っており、ビジネス英語から試験対策まで幅広く対応してます。AB再生やスピード調整、スクリプト表示切り替えといった機能も充実しており、シャドーイングを無理なく継続できるでしょう。
語源で単語力を鍛え、シャドテンでリスニング力を磨けば、社会人が求める「実務で使える英語力」に直結します。
もし「効率よく学びたい」「リスニングに自信をつけたい」と考えているなら、これを機にシャドーイング学習を試してみてはいかがでしょうか。
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