- 仕事終わりやストレスの多い一日、ふと口をついて出る「疲れた…」
- でも英語でこの気持ちを伝えたいとき、「tired」しか思いつかない…
そんな経験はありませんか?
実は「疲れた」と一言で言っても、英語ではシーンやニュアンスによって使い分けが必要です。
ネイティブのように自然な言い回しを使いこなすには、表現の引き出しを増やすことはもちろん、「聞き取る力」=「リスニング力」も必要になってきます。
この記事では、日常会話からビジネスシーン、SNSやカジュアルな場面まで、場面別に使える「疲れた」の英語表現を紹介しつつ、聞き取る力の重要性やその鍛え方まで解説します。
英語で「疲れた」が自然に言えるようになりたい方、相手の疲れた気持ちを聞き取って対応したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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「疲れた」の基本英語表現
「tired」以外の表現も押さえることで、より細やかに気持ちを伝えられます。
まずは代表的な言い方を確認しましょう。
「tired」だけじゃない!代表的な表現一覧
疲れたを表現する最も基本的な表現は “I’m tired.” ですが、それ以外にもさまざまなバリエーションがあります。
- I’m exhausted.(へとへとに疲れた)
- I’m drained.(エネルギーが空っぽ)
- I’m wiped out.(完全にバテた)
- I’m beat.(カジュアルで「くたくた」)
- I’m worn out.(使い古されたような疲労)
それぞれの表現には微妙なニュアンスの違いがあるため、状況に応じて使い分けると自然です。
口語・フォーマル・スラングの違いを押さえよう
上記ニュアンスの違い以外にも、口語での「疲れた」とフォーマルなシーンでの「疲れた」には表現に違いがあります。
- フォーマル:I’m fatigued.(医療・ビジネス文書向け)
- 日常表現:I’m tired. / I’m exhausted.
- スラング:I’m dead. / I’m toast.(とても疲れた/やばい)
カジュアルすぎる表現はビジネスでは避け、相手との関係性や場面に応じた使い分けが大切です。
シーン別!「疲れた」の使い分け表現
同じ「疲れた」でも、仕事のあと、友人との会話、SNSなど、使う場面でふさわしい表現は異なります。
ここでは、具体的な場面ごとのフレーズを紹介します。
ビジネスシーン:会議や仕事終わりの一言
仕事の疲れを伝える場面では、丁寧さとプロフェッショナルさが求められます。
- I’m drained after all those meetings.
(あの連続会議でヘトヘトです) - That project really wore me out.
(あのプロジェクトで完全に疲れました) - I need a break. It’s been a long day.
(少し休憩が必要です。長い一日でした)
上司やクライアントに話すときは、「疲れた」の表現も配慮が必要です。特に、あまりにネガティブに聞こえる表現は、やる気がない印象を与えてしまうことも。
例えば “I’m dead tired.” や “I can’t take it anymore.” などは、カジュアルな場面では問題なくても、ビジネスでは控えた方が無難です。
疲労を伝えつつも、「前向きに取り組んでいる」ことや「一時的な疲れである」ことを補足すると、プロフェッショナルな印象を保つことができます。
- It was a tough day, but we made great progress.
(大変な一日でしたが、大きく前進できました) - I’m a bit worn out, but I’m glad we got it done.
(少し疲れましたが、終えられてよかったです)
ビジネス英語では、「疲れた」ことを正直に伝えると同時に、シーンや伝える相手によっては前向きな気持ちを添えるバランス感覚が大切です。
日常会話:友人・同僚とのカジュアルなやりとり
もっとラフな場面では、くだけた言い回しが自然です。
- I’m so beat.
(超疲れた) - I could sleep for a week.
(一週間寝たいくらい疲れた) - Don’t even ask. I’m dead tired.
(聞かないで。マジで疲れた)
親しい相手には、少しユーモアを交えた表現も好まれます。
SNSやチャットで使えるライトな表現
気軽につぶやくときや、チャットで友人とやりとりするときは、簡単な表現が◎。
- Exhausted(疲れきった)
- Long day..(長い一日).
- #DeadTired(死ぬほど疲れた)
SNSでは表情や絵文字などで気持ちを補うと、伝わりやすくなります。眉をしかめたような絵文字やzzzなどは、カジュアルな雰囲気で疲れたを表現するのにぴったりです。
ただし、文化によって絵文字の受け取り方が異なることには注意が必要です。
例えば日本では「焦っている」「疲れている」といった意味でよく使われる汗マークですが、英語圏では性的なニュアンスや誤解を招く意味で捉えられることもあります。
海外のフォロワーや取引先とやりとりする場合は、シンプルな顔文字や中立的な絵文字を選ぶのが無難です。また文字だけで伝える際には短くても意味がはっきりするフレーズを使うと、誤解を避けられます。
心の疲れ・ストレスを表すフレーズ
精神的な疲労は、「tired」では伝わりにくいことも。以下のような表現を使いましょう。
- I’m mentally exhausted.
(精神的に参っている) - I’m emotionally drained.
(感情的に疲れ切っている) - My brain is fried.
(脳がもう働いていない)
仕事のストレスや対人関係に悩んでいるときによく使われます。
限界・寝たいほどの疲れを伝える強調表現
とにかく「限界!」という気持ちは、より強い表現で伝えましょう。
- I’m dead tired.
(死ぬほど疲れた) - I’m completely worn out.
(完全にバテた) - I’m running on fumes.
(限界ギリギリで動いてる)
夜遅くまで働いたときや、ハードな出張のあとなどにぴったりです。
「疲れたけど頑張る」ポジティブな言い回し
疲れていても前向きな姿勢を示したいときは、以下のような表現が役立ちます。
- I’m tired, but I’ll keep going.
(疲れてるけど頑張るよ) - I’m exhausted, but it’s worth it.
(疲れたけど、それだけの価値はある) - Feeling tired, but staying motivated.
(疲れてるけど、やる気はある)
同僚へのメールの結びやSNSの一言に使えば、前向きな印象を残せます。
「疲れた」と言われたときの返し方・励まし表現
自分が「疲れた」と言うだけでなく、相手から言われたときのリアクションも英語力のひとつです。
ニュアンスや使うシーンを間違えると、励ましているつもりが相手にプレッシャーを与えていた…ということにもなりかねません。
正しい意味合いを理解し使うようにしましょう。
ビジネス相手への丁寧な励まし
丁寧な言葉で相手の努力を認めることは、職場での信頼関係を築くうえでとても重要です。
特に英語圏では、相手の頑張りに対してねぎらいの言葉をかけることが、良好なコミュニケーションの一環とされています。
- Take some rest. You’ve earned it.
(少し休んでください。よく頑張りました) - Let me know if I can help.
(お手伝いできることがあれば言ってください) - You did a great job today.
(今日は本当に頑張ってましたね)
直接的すぎず、相手の立場や状況を尊重した表現を選ぶのがポイントです。
親しい相手にかける気軽な一言
同僚や友人など、距離の近い相手には、カジュアルなフレーズで気持ちを伝えるのが自然です。冗談交じりに言うことも多く、表情や声のトーンでも印象が変わります。
- Hang in there!(がんばって!)
- Take it easy.(無理しないでね)
- You got this.(君ならできる)
ただし、カジュアルな表現は使う相手や場面を選びましょう。上司や初対面の人には避けた方が無難です。
癒し系・共感を示すフレーズ
相手の疲れやつらさに共感し、寄り添う気持ちを伝えるときは、共感を前面に出したフレーズが効果的です。「共に頑張っている」「あなたの気持ちがわかる」というスタンスが、相手の心を軽くしてくれることもあります。
- I feel you.(わかるよ…)
- It’s been a tough week for me too.(私も大変な一週間だったよ)
- Let’s grab coffee sometime.(今度コーヒーでも行こう)
言葉にしづらい相手の気持ちを「聞き取る力」や「察する力」が問われる場面でもあるため、しっかりとしたリスニング力が土台になります。
「疲れた」相手を励ますにはリスニング力が大切
「疲れた」と言う相手に、適切な反応ができるかどうかは、相手の英語を正しく聞き取れるかにかかっています。
相手を励ますにはリスニング力が大切である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
リスニング力があれば相手の疲れを理解し、適切な対応ができる
ネイティブの「I’m wiped out.」や「I’m running on fumes.」といった表現を聞き取れなければ、気遣いの言葉もかけられません。また、「emotionally drained」や「burned out」など、心の状態を表す繊細な言葉は、表面だけでは読み取れないこともあります。
いくら励まし表現を学んでも、相手の状況や心境を正しく理解できなければ、的外れになるだけではなく相手を傷つける恐れさえあるのです。
相手の表現をきちんと聞き取り、その真意をくみ取ること。これが、信頼されるコミュニケーションの第一歩です。
ビジネスにおいても「相手の状態を察する力」が求められる
特にビジネスシーンでは、相手の体調や心理状態に気づくことで、プロジェクトの進行や人間関係の構築にも影響を与えます。
「疲れているようですが、少し休憩しましょうか?」
→ “You seem tired — would you like to take a short break?” または丁寧に:“You look a bit tired. How about taking a short break?”
「声のトーンがいつもより低いな」
→ “Your tone sounds lower than usual.”または観察的に:“You sound a bit quieter than usual today.”
こうした“気づき”は、英語のリスニング力があってこそ得られるものです。
リスニング力を鍛えるならシャドーイング
英語で「疲れた」と自然なタイミングで言ったり、相手の「疲れた」理由を理解するには、まず相手の英語を正確に聞き取る力が欠かせません。
そのリスニング力を根本から鍛えられるのが「シャドーイング」です。シャドーイングは、音声を1〜2語遅れで復唱するトレーニング方法で、以下のような効果があります。
【シャドーイングの効果】
- 音声知覚の自動化
- リスニング力向上
- 発音・リズムの改善
シャドーイングの目的は、聞こえた音と単語・フレーズを結びつけること。
例えば
They told me the promotion isn’t happening this year… I feel so defeated.
(昇進は今年は無理だって言われたよ…すごく落ち込んでる)
といった文章は、単語を音として捉えることができなければ、正確に聞き取り理解することはできません。
シャドーイングを続けることで脳内に“音知識(音と単語のつながり)”が蓄積され、単語の音連結も自然に認識できるようになり、音声知覚が向上していきます。音声知覚が向上すると意味理解に余裕が生まれ、結果としてリスニング力が向上していくのです。
さらに、音源を何度も再現することで英語のイントネーションやリズムが体に染みつき、発話の精度も同時に向上します。
たとえば「I’m beat(クタクタだ)」など、感情を込めた自然な言い回しも再現しやすくなります。シャドーイングを継続するほど、聞く力と話す力が同時に伸びるのが大きな魅力です。
またシャドーイングはリーディングなどと違い、前へ戻って英文を読みなおすことができません。強制的に英語の語順で英文を追いかけることになり、英語を英語のまま捉えられるようになるのも大きなメリットです。(*コンテンツシャドーイングの場合)
シャドーイングの詳しいやり方や注意点については以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひあわせてお読みください。

まとめ:シャドテンでリスニング力を上げて適切な英語表現で「疲れた」に対応しよう
「疲れた」に該当する英語表現は、思っている以上に多彩です。でもそれを「正しく使う」、あるいは相手の疲れた理由を「正しく聞き取る」ためには、知識だけでなくリスニング力が必要です。
そしてそのリスニング力を効率よく伸ばすなら、シャドーイングの継続がカギ。
さらにそのシャドーイングを最大限に活かすのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
◆ プロによる毎日の添削
英語の音声変化を中心とした発音について、プロの英語指導者が毎日フィードバックをしてくれます。「何ができていて、どこを直せばいいのか」が明確になるため、独学では気づけないリスニングの弱点を効率的に克服できます。
◆ 実践的な教材が1000本以上・多国籍アクセントにも対応
1000本以上用意されており、4つのアクセントを収録しているため多国籍なリスニング対策も可能。様々な国の人の「疲れた理由」を理解するのにもぴったりです。
◆ 続けやすさを支える豊富な機能
AB再生やスピード調整、スクリプトの表示切り替えなど、シャドーイングに最適化された機能が多数搭載されています。自分のペースで学習を続けやすく、リスニング力だけでなく発音・リズム・語順処理能力も着実に伸ばせます。
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