海外の取引先とのやりとりで、「担当者に確認します」と言いたいのに、咄嗟に言葉が出てこなかった──。
そんな経験をしたことはありませんか?
日本語の「担当者」は便利な言葉ですが、英語では状況や役割によって表現が異なります。
この記事では、英語で「担当者」を正しく使い分ける方法や、実際のビジネスシーンでの例文をご紹介します。
読み終えるころには、英語で自信を持って「担当者です」と言えるようになるはずです。
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「担当者」は英語で何と言う?基本表現5選
日本語の「担当者」は、英語では場面や役割によって表現が変わるのが特徴です。
例えば「窓口担当者」と「営業担当者」は、同じ“person in charge”では少し不自然に聞こえることがあります。英語では「どんな仕事を担当しているのか」を意識して使い分けるのがポイントです。
ここでは、ビジネスシーンでよく使われる5つの表現
- person in charge
- contact person
- representative
- account manager
- responsible person
を具体的な例文とともにご紹介します。
person in charge:最も一般的な表現
最も汎用的な「担当者」の英語が “person in charge” です。部署・案件など幅広い場面で使え、日常的なビジネス英語として定着しています。
ポイントは “in charge of 〜”=「〜を担当している」 という前置詞の組み合わせです。
社内外どちらの会話にも使える万能表現なので、まずはこの言い回しを確実に覚えておくと安心です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m in charge of this project. | 私がこのプロジェクトの担当です。 |
| I’ll check with the person in charge. | 担当者に確認します。 |
contact person / point of contact:連絡窓口としての担当者
顧客対応や問い合わせ対応など、「連絡先」「窓口」としての担当者を表す場合は “contact person” または “point of contact” が自然です。特にメールやビジネス文書では “your contact person” や “main point of contact” のように使われます。
日本語で「お問い合わせ窓口」「ご担当者様」に近い表現で、社外向けの丁寧な英語としても便利です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| Please contact our point of contact. | 担当窓口にご連絡ください。 |
| Who is the contact person for this project? | このプロジェクトの担当者はどなたですか? |
representative:会社や部署の代表者としての担当者
“representative” は「代表者」「代理人」としての意味を持つ単語で、営業・カスタマーサポート・広報など、会社を代表してやり取りする担当者を指します。
名刺の肩書きでも “Sales Representative” と使われることが多いです。
顧客対応や商談などの場では、自社の代表として対応するニュアンスを意識して使いましょう。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m a sales representative at ABC Company. | ABC社の営業担当です。 |
| Our representative will contact you soon. | 弊社の担当者がまもなくご連絡いたします。 |
account manager / project manager:取引・案件の担当者
取引先やプロジェクトを管理する「担当者」は、“account manager” や “project manager” と表現します。
特にBtoBの取引やIT業界では定番の言い回しです。“account” は顧客口座・取引先を意味するため、取引担当者という意味になります。
役職名としても名刺やメール署名に頻出する表現です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m the account manager for this client. | このクライアントを担当しています。 |
| She’s the project manager for the campaign. | このキャンペーンのプロジェクトマネージャーです。 |
responsible person:「責任者」との違いに注意
“responsible person” は直訳すると「責任を持つ人」ですが、実際には現場の担当者よりも上の立場を指すことが多いです。
例えば「最終判断をする人」「承認権限を持つ人」を示す場合などが当てはまります。日本語の「担当者」とは違い、責任範囲が広くなるため、誤って使うとニュアンスが重くなりすぎる点に注意が必要です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| Who is the responsible person for this project? | このプロジェクトの責任者は誰ですか? |
| He’s responsible for approving the final design. | 彼が最終デザインの承認を担当しています。 |
シーン別:「担当者」の使い方と例文集
「担当者」と一言で言っても、自分が担当なのか、相手に担当を紹介するのかで使う英語は異なります。
ここでは、ビジネスの現場で特によく登場する4つのシーンを取り上げ、自然な英語表現を紹介します。メール、電話、会議などどんな場面でも使える定番フレーズばかりです。
まずはそれぞれの場面で「担当者」がどう表現されるのかを理解し、次に紹介する例文を繰り返し口に出して練習してみましょう。
自分が担当者である場合
自分が担当であることを伝えるときは、“in charge of” や “responsible for” を使います。
どちらも自然な表現ですが、前者は日常的、後者はややフォーマルです。名刺交換や自己紹介、会議の冒頭などでよく使われます。
担当分野を明確に伝えることで、相手に安心感を与えることができますよ。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m in charge of this project. | このプロジェクトの担当をしています。 |
| I’m responsible for handling customer inquiries. | 顧客対応を担当しています。 |
担当者を紹介・依頼する場合
社外の相手に「担当者を紹介します」と言いたい場合、“introduce you to” や “connect you with” が便利です。ビジネスメールでは “I’ll put you in touch with…” もよく使われます。
どれも丁寧な響きを持ち、ビジネス英語として安心して使えます。依頼する側・紹介する側、両方の例を押さえておきましょう。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| Could you please introduce me to the person in charge? | 担当者をご紹介いただけますか? |
| I’ll connect you with the person in charge. | 担当者におつなぎします。 |
担当者に確認・引き継ぐ場合
ビジネスでは「確認します」「引き継ぎます」と言う場面が非常に多いです。この場合は “check with” や “hand over to” を使います。
どちらもやや丁寧で、社内外のやりとりに適しており、メールでも使いやすく文末表現としても自然です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’ll check with the person in charge. | 担当者に確認します。 |
| I’ll hand this over to the person in charge. | 担当者に引き継ぎます。 |
担当者が不在・変更の場合
「担当者が不在」「担当者が変わりました」などの状況説明は、英語で正確に言えると相手への印象が良くなります。
“out of office” はメールの自動返信でも使われる定番表現で、 “has changed” は変更を伝えるときに便利です。どちらも簡潔でビジネスに適した言い方です。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| The person in charge is out of office today. | 担当者は本日不在です。 |
| The person in charge has changed. | 担当者が変更になりました。 |
「担当者」と「責任者」は違う?ニュアンスの違いを理解しよう
日本語では「担当者」と「責任者」を混同しがちですが、英語では明確に区別されます。
“person in charge” は実務担当者、一方で “responsible person” は最終的な判断や結果に責任を持つ人を指します
例えば、あなたが現場を動かす立場でも、最終決定者が上司であれば、その上司が “responsible person” です。海外の取引先と仕事をする際は、この区別を意識することで、役割を正確に伝えられ、誤解を防ぐことができます。
| フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|
| I’m the person in charge of operations. | 私は業務の担当者です。 |
| She’s the responsible person for approvals. | 承認に関する責任者は彼女です。 |
リスニングでも「担当者」の英語が聞き取れない理由
英語で「担当者」という表現を学んでも、実際の会話で聞き取れないという悩みを抱える人は多いです。
特に “person in charge” や “in charge of” は、ネイティブが話すと音がつながり、単語が消えるように聞こえることがあります。例えば “I’m in charge of this project.” は、実際には「アイミンチャージャヴディスプロジェクt」と一続きに発音されます。
このような音声変化(リエゾン、脱落、弱形)は日本語にはないため、頭で意味を知っていても耳が追いつかないのです。

リスニングを伸ばすには、単語ではなく音のつながりを覚える練習が必要になります。そこで効果を発揮するのが、次にご紹介する「シャドーイング」です。
シャドーイングで「担当者」表現を聞き取れる耳をつくる
シャドーイングとは、英語音声を聞きながら、ほぼ同時に声に出して復唱する学習法です。
リスニングでは、私たちは「音声知覚」と「意味理解」という2つの力を使っています。

例えば “run away” が「ラナウェイ」と聞こえたとき、まず “run” と “away” を音から認識するのが音声知覚、その後に「逃げる」という意味を理解するのが意味理解です。
シャドーイングを続けることで、耳が英語特有の音に慣れ、音声知覚の処理スピードが上がります。その結果、リスニング中に頭のリソースをより多く「意味理解」に回せるようになり、全体的な理解度が格段に上がるのです。
社会人にとっても、シャドーイングは短時間で集中して取り組める点が大きな魅力です。
通勤や移動時間などの隙間時間に練習できるため、忙しいビジネスパーソンでも無理なく継続できるでしょう。

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さらに、教材は1000以上用意されており、4つのアクセントに対応しています。AB再生・スピード調整・スクリプト表示切り替えなどの機能も充実しており、忙しいビジネスマンでも隙間時間に効果的な学習が可能です。
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まとめ:「担当者」の英語を使いこなして信頼されるビジネス英語を身につけよう
ビジネスの現場では、「担当者」という言葉ひとつを正しく伝えられるかどうかで、相手からの印象が大きく変わります。
英語では “person in charge” や “representative”、“account manager” など、状況に応じて最適な表現を選ぶ柔軟さが求められます。
単語そのものを覚えるだけでなく、「誰が何をどこまで担当しているのか」という背景を意識して使い分けることで、より自然で的確なコミュニケーションが可能になるでしょう。
また、英語で信頼を築くには、聞き取れる力=リスニング力も欠かせません。そのための効果的な学習法がシャドーイングで、正しく継続するサポートをしてくれるのがシャドテンです。
プロのフィードバックを受けながら「聞ける・話せる英語」を磨けば、「担当者」という一言にも自信を持って話せるはずです。
英語でスムーズに仕事を進め、海外の相手にも信頼される自分を目指していきましょう。
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