英語での会議中に「言いたいことがすっと出てこない…」と感じた経験はありませんか?そんな悩みを持つ人におすすめなのが、独り言英語(英会話)とシャドーイングです。
この記事を読めば
- 独り言英語のメリット・デメリット
- 独り言英語のやり方
- 独り言英語とシャドーイングの相乗効果
などがわかりますよ。
なかなか英語が口から出てこない方、スピーキング力を向上させたい方は、ぜひご一読ください。
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独り言英語(英会話)とは?スピーキングに効く3つのポイント
独り言英語、あるいは独り言英会話とは、頭の中で考えたことをそのまま英語で声に出す学習法です。
独り言英語を続けることで、スピーキングに必要な3つの能力「概念化・文章化・音声化」を鍛えることができ、ビジネスシーンで求められる「瞬発的な英語運用力」を向上させることができます。
独り言英会話のスピーキングに効く3つのポイントを見ていきましょう。
ポイント① 概念化トレーニングで思考を整理
英語スピーキングで言う「概念化」とは、見たり聞いたりした内容に対し「何を伝えるか頭の中でまとめる」ことを指します。
いわばスピーキングの準備とも言えるプロセスです。
スピーキングというと、次項でご紹介する文章化や音声化のトレーニングが中心になりがちですが、この概念化もスピーキングの準備としてとても大切なプロセスです。
例えばミーティングの日付が変わり、「ミーティングは金曜日になりました。」を伝えなければならないとき。
直訳すると「~なりました」に引っ張られ、 “Meeting became on friday.” という非常におかしな英文になってしまいます。「ミーティングは金曜日になりました。」で言いたいのは「ミーティングが金曜日に変わった」という概念です。
つまり正しい英文は “The meeting has been moved to Friday.” になります。
独り言英語で、自分の言いたいことを「概念化」するトレーニングを積むことで、次のプロセスである「文章化」が格段にやりやすくなります。
ポイント② 文章化トレーニングで文型パターンや表現を強化
スピーキングのプロセスにおいて、概念化の次のプロセスは文章化です。文章化は、頭に浮かんだ概念を英文として組み立てるプロセスを言います。
例えば、「明日の進捗報告をお願いしたい」という概念を伝えるとき、直訳すると “I want tomorrow’s progress report.” のような不自然な英文になってしまいます。
しかし実際に伝えたいのは「(あなたに)明日までに進捗を教えてほしい」という概念です。
この概念化ができると、「SはO1にO2をVする(与える)」という第4文型が使える→SやO1に適当な単語をあてはめる→“Could you update me on the progress by tomorrow?”というように文章化ができるようになります。
独り言英語を続けることで、「この概念を表現するときは、この文型やパターン」といった理解が深まります。結果として概念化→文章化までがスムーズにできるようになり、スピーキング力が向上するのです。
また独り言英語で様々なテーマに挑戦する中で、色々な表現に出会う機会が増え、表現力の向上につながるのも独り言英語のメリットです。
ポイント③ 音声化トレーニングで発話に慣れる
スピーキングプロセスの最後は「音声化」です。音声化は文章化プロセスで組み立てた英文を、実際に発話することを言います。
独り言英語で主に鍛えられるものは「概念化」と「文章化」ですが、自分で組み立てた英文を口に出すトレーニングを続けることで、英文を話すという行為に慣れることができます。
ただし正しく「音声化」するためには、プロのチェックやAI添削などを使い、間違いを修正しながら発話する必要があります。
独り言英語は「発話への抵抗をなくす」という意味では音声化力向上に貢献しますが、あくまで補助的なものである点は留意しておきましょう。
独り言英語のメリット:スピーキングの土台を固める
スピーキングのプロセス「概念化→文章化→音声化」を、自分のペースで何度も練習できる「独り言英語」。独り言英語には以下のようなメリットがあり、スピーキングの土台作りとしてぴったりです。
ここからは独り言英語のメリットを見ていきましょう。
発話までの時間を短縮
前項でもご説明した通り、独り言英語を続けることで、頭の中の「概念化(何を伝えたいかを整理)」から「文章化(英文に組み立てる)」までの処理がどんどん速くなります。
その結果、相手の発言を聞いてから自分の意見や回答を口に出すまでの“ラグ”が大幅に短縮。
日々のモノローグ練習で「考えた瞬間に英文が出てくる回路」を育てることで、会議や商談のリアルタイムなやり取りでもスムーズかつ自信を持って発話できるようになります。
語彙定着で迅速な単語想起
独り言英語では、日常的に使用するフレーズや、ビジネスシーンで頻出する語彙まで、様々な語彙やフレーズを声に出して使用するため、語彙・フレーズの定着度が飛躍的に高まります。
声に出すことで視覚・聴覚・運動神経の三つの感覚を同時に刺激し、記憶の定着が促進されるからです。
結果として、重要なキーワードや専門用語を瞬時に引き出せるようになり、会議やプレゼンテーションといった場面でもスムーズにスピーキングができるようになります。
いつでもどこでも実施可能
独り言英語は、通勤電車の中やランチタイム、カフェや出張先のホテルなど、様々なシーンで実践できます。10分程度の短時間でも実施でき、仕事の合間や昼休みなど細切れ時間を有効活用できるのが魅力です。
さらに英会話教室などと違い予約の必要もなく、忙しい社会人でも取り組みやすくなっています。
いつでもどこでも実施可能で、結果として十分な学習時間がキープできるようになり、スピーキング力向上につながります。
独り言英語のデメリット:単独学習の限界と注意点
多くのメリットがある独り言英語ですが、それだけでスピーキング力が完成するわけではありません。
独り言英語のデメリットを見ていきましょう。
実践練習なしでは全体的な英会話力は伸びにくい
商談や会議では、相手の発言や表情を読み取り質問や交渉を瞬時に判断する機転や柔軟な対応力が必要です。
独り言英語は、自分ひとりで話す練習に特化しているため、相手の反応を取り入れた臨機応変な対話力は鍛えられません。
実際の場面でスムーズなコミュニケーションを行うには、対話形式のロールプレイやオンライン英会話など、他者とのやり取りを伴う実践練習を別途取り入れる必要があります。
リスニング力の不足が上達の天井に
独り言英語では、相手の英語を聞き取る力は鍛えられません。英会話は相手の発言内容を正確に理解し、それに応じて返答や質問を行う双方向のプロセスです。リスニング力が弱いと、聞き直しが多くなり次の発話に移るまでに時間がかかりやすくなります。
また意図を取り違えたり重要な情報を聞き逃したりして、回答としてまったくふさわしくない返答をしてしまう可能性もあります。
つまりリスニングが弱いと、独り言で磨いたスピーキング力が活かせないのです。独り言英語と並行して、シャドーイングやなどのリスニング強化法を必ず取り入れましょう。
間違った内容を学習してしまう可能性
独り言英語は自己発案による英文構築を前提とするため、自分が作った英文が文法的に正しいか、ニュアンスが適切かを自分だけで判断するのは困難です。
独学で進めると誤った表現や発音を学んでしまう可能性があります。
こういったリスクを避けるには、英語講師や同僚に添削を依頼したり、精度の高いAI添削サービスを活用したりして、間違いを即時フィードバックし、正しい表現を確実に身につけることが重要です。
実践!独り言英語の具体的練習法とポイント
ここからは独り言英語の具体的な練習方法とポイントをご紹介します。
独り言英語のやり方4ステージ
独り言英語のやり方は、「頭で考えたことを英文で口にだす」と非常にシンプルです。
一方でスピーキングに慣れていない人がいきなり独り言英語をやれと言われても、なかなか英語が口から出てこないもの。
ここからは独り言英会話トレーニングの具体的なやり方を、ステージ別に見ていきましょう。
STAGE1. 周囲の物を英語でラベリング
目に映る家具や道具をすべて英単語で口に出します。慣れたら、色や状態を加えたフレーズにも挑戦しましょう。
例:
“The coffee mug is steaming.”(コーヒーマグが湯気を立てている)
“The screen is flickering.”(スクリーンがちらついている)
STAGE2. 自分の行動や気持ちを“I”で表現
“I”から始まる短い文で、今の動作や感情を述べます。慣れたら理由や背景を付け加え、文章を長めにして負荷を調節してください。
例:
“I’m running late for the meeting.”(ミーティングに遅れそう)
“I’m feeling motivated because I finished my task early.”(タスクを早く終えたのでやる気が出ている)
STAGE3. 初対面の会話をひとりリハーサル
自己紹介や簡単なQ&Aを想定し、質問→回答の流れを練習。実際の場面でスラスラ言えるようにモノローグを回しましょう。
例:
Q: “Where are you visiting from?”(どちらから来られましたか?)
A: “I’m visiting from Tokyo for a conference.”(会議で東京から来ています)
STAGE4. ビジネスシーンの一問一答を想定
会議や交渉といった実務場面を想定し、質問への応答を練習。複雑な情報も独り言で整理しながら声に出すことで、即応力が鍛えられます。
例:
Q: “Could you share the sales figures by Tuesday?”(火曜日までに売上数値を共有できますか?)
A: “Yes. I’ll compile the data and send it by end of day Tuesday.”(はい。データをまとめて火曜日終業までにお送りします)
このように段階を踏みながら負荷を上げることで、スムーズに概念化・文章化ができるようになります。
独り言英語実践時のポイント
独り言英語は以下6つのポイントを意識しながら実施すると、さらに実践的なスピーキング力が身につきます。
独り言英語実践時のポイントを見ていきましょう。
①ルーティーン化する
独り言英語はいつでもどこでも実践できるため、逆に「あとでやろう」とつい先延ばしにしてしまいがちです。
毎朝コーヒーを淹れるときや夜の歯磨きタイムのあとにやるなど、既に習慣化している行動に結びつけて独り言英語トレーニングを行いましょう。
例えば「歯磨き中に今日の予定を英語で説明する」「通勤電車で窓の外の景色を声に出して描写する」といった具合です。日々のルーティーンに組み込むことで、「英語で考える」クセが定着し継続しやすくなります。
②実際に話しているシーンを想像する
独り言だからといって無作為に声を出すのではなく、実際に会話する相手をイメージするとより効果的です。
例えば「上司に週次報告をする」「新入社員に業務内容を説明する」とシーンを具体化し、その相手がどう反応するかまで想定してみましょう。
想定される質問や相槌を頭の中でシミュレーションしながら練習することで、実際の対話に近い臨場感が得られ、反応力や表現の幅が自然と身につきます。
③5W1Hで文章を考える
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」を組み込むことで、独り言でも具体的で説得力のある英文が作れます。
例えばオフィス移転の案内なら、“Our office will relocate to the new building next Monday because…” のように、日時・場所・理由まで含める訓練をしましょう。
慣れたら一文にさらに詳細を加えたり、フォーマル度を調整したりして、より複雑な構造の文章にも挑戦できます。
④簡単な表現から始める
英語初心者なら、まずは簡単な表現や単語を使って英文を組み立てましょう。中学校レベルの構文や単語であっても、自分の伝えたい概念が伝えられていれば十分です。
例えば「大幅なコスト削減」は “significant cost reduction” がビジネスシーンでは一般的に用いられますが、 “big cost cut” でも伝わります。
知っている単語を組み合わせて言い換える訓練を重ねることで、複雑なアイデアもクリアに表現できるようになるもの。まずは自分が無理なく使える語彙や表現を使い、英文を作りましょう。
その後AI添削などで他の表現を確認することで、徐々にレベルは向上していきます。
⑤わからない表現は調べる
どうしても概念がうまく文章化できなかったら、一旦文章化を止めてオンライン辞書やコーパス、翻訳ツールでフレーズや単語を確認しましょう。
そして確認した語彙やフレーズは、次回の練習で必ず使うようにしてください。
こうした「調べる→使ってみる」のサイクルを繰り返すと、表現の引き出しが増え、実際の会話で迷わず適切な言い回しができるようになります。
⑥振り返りをする
自分の声を録音したり、作成した英文を定期的に見返して、誤りや改善点を洗い出しましょう。
オンライン英会話で講師にフィードバックをもらったり、スピフルなどのAIアプリを活用して文法や表現の正確性をチェックするのも有効です。
振り返りを通じて自分の課題が明確になると同時に、習得状況も一目で把握でき、次回の練習に活かせます。
まとめ:独り言英語+シャドテンでビジネススピーキングを強化
独り言英語はスピーキングの「概念化」や「文章化」に非常に効果的です。
一方で、あくまで「独り言」であるため、実際の英会話で独り言英語で培ったスピーキング力を活かすには、リスニング力強化が必要不可欠です。
リスニング力強化におすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。最後にシャドーイングとは何か、シャドテンの特徴をご紹介します。
シャドーイングの効果
シャドーイングは、聞こえてきた音声のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけながら発話するトレーニング方法です。
以下のようなメリットがあります。
- 音声知覚の向上
- 発音・リズムの向上
シャドーイングをすることで、音と単語・フレーズとして捉える力(=音声知覚)が向上します。
音声知覚が向上することで意味理解に余裕がうまれ、スピーキングの概念化や文章化にスムーズにつなげることができるようになるのです。
またシャドーイングで音源の完全再現を目指す中で、英語の発音やリズムなどが向上するため、スピーキングの最後のプロセスである「音声化」にも有効です。
つまりシャドーイングと独り言英語を並行して行うことで、英会話に必要な5つのプロセスすべてを効率よく鍛えられるのです。
シャドーイングの効果を最大化する「シャドテン」
シャドーイングトレーニングにおすすめなのが、シャドーイングに特化したアプリ「シャドテン」です。
シャドテンには以下のような特徴があり、独学よりもはるかに効率的に音声知覚や発音・リズムを向上させることができます。
【シャドテンの特徴】
◆英語学習のプロからのフィードバック
→英語学習のプロから毎日フィードバックが受けられ、正しい音でシャドーイングできます。独り言英語でカバーできない音声変化(発音)といったものがしっかりと学べ、スピーキング力が向上します。
◆4か国の音源
→様々な国のアクセントが聞き取れるようになり、独り言英語で培ったスピーキング力を実践的な英会話力へつなげていくことができます。
◆1000を超える幅広い分野の教材
→様々なシーンの教材が用意されており、独り言英語だけではなかなか学ぶことができない様々な語彙や表現を習得することができます。
アプリ1つですべて完結するため、いつでもどこでも取り組める気軽さも魅力です。現在シャドテンでは7日間の無料体験も実施しております。
お得なこの機会を利用して、独り言英語×シャドーイングで英語のスピーキング力を向上させましょう!
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