英語の商談や会議では、本題に入る前に必ずといっていいほど行われる「スモールトーク」。あまり日本ではなじみのないものであり、苦手意識をもっている人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 英語のスモールトークの重要性
- 英語のスモールトークで使える表現と例
- スモールトークの表現を使いこなすコツ
などがわかりますよ。
英語でのスモールトークに自信がない方や、スモールトークからスムーズに会議・商談へとつなげていきたい方は、ぜひご一読ください。
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なぜ英語のスモールトークが重要なのか
スモールトークは、日本語では「雑談」と訳されることがあります。
しかしビジネスシーンでのスモールトークは単なる雑談ではなく、信頼関係の構築など実務にもつながる大切なものです。まずは、なぜ英語のスモールトークが重要なのかを確認しましょう。
ビジネスでは「雑談力=信頼構築力」
ビジネスにおけるスモールトークは、単なる「時間つぶし」ではありません。相手との心理的な距離を縮め、信頼関係を築く大切なステップです。
特に海外では「まず雑談から」が当たり前で、いきなり本題に入ると「冷たい人」「機械的な人」という印象を与えてしまうこともあります。
逆に、自然なスモールトークができれば「この人とは話しやすい」「一緒に仕事をしたい」と感じてもらえるきっかけになります。
沈黙を防ぎ雰囲気をよくする
初対面の相手との商談やミーティングで沈黙が続くと、空気が重くなってしまいます。
そんなときこそスモールトークの出番です。天気や週末の予定といった当たり障りのない話題でも、数分の会話があるだけで場の空気は一気に和みます。
相手の反応から価値観や興味を読み取ることもできるため、今後の関係性づくりにも役立ちます。
会話の潤滑油として次の商談・本題につながる
雑談は「本題への導線」としても機能します。
共通の話題で盛り上がれば、そのままビジネスの話にも自然に入っていけます。例えば「週末は家族と過ごした」という話から「御社のファミリー向けサービスについて伺いたい」と話題をつなぐことができるのです。
小さな一言が、商談成功への大きな一歩になる可能性があるのです。
「スモールトーク」とは?日本人が苦手な理由
スモールトークとは、ビジネスや日常の場面で本題に入る前に交わす、軽い雑談のことです。
日本でも会話の潤滑油として雑談を交わすことはありますが、英語になると急に難しく感じてしまう人も多いでしょう。
「スモールトーク」とは何か、また日本人が苦手とする理由と苦手克服のコツを見ていきましょう。
英語のスモールトーク=「本題前の会話」
スモールトークは、交渉や会議、打ち合わせの「前置き」としての役割を持ちます。特別な知識や専門用語は必要なく、話題も天気・趣味・ニュースなど日常的なもので構いません。
大切なのは会話の流れをつくり出し、相手と「人間的なつながり」を感じてもらうことです。
日本人が苦手な2つの理由(即興性・文化的距離感)
日本人がスモールトークを苦手とする大きな理由は、即興性と文化的背景の違いです。
日本語の会話では沈黙が許容されやすい一方、英語では沈黙が「気まずさ」として受け取られることがあります。また、相手のプライベートに踏み込むことへの抵抗感も、話題を選びにくくする要因です。
「何を話せばいいかわからない」を解消するコツ
スモールトークは「事前に準備が可能な会話」です。
よく使われる話題と表現をあらかじめ押さえておけば、即興でも自然な会話ができます。
あらかじめ「天気」「週末」「仕事」「趣味」「ニュース」などの定番トピックを頭に入れておくことが、苦手意識を克服する第一歩です。
ビジネスで使えるスモールトークの定番フレーズ集
スモールトークは「定型表現の暗記」でぐっとハードルが下がります。
ここでは、実際の会話ですぐ使える便利なフレーズを場面別に紹介します。
会話のきっかけに使えるフレーズ(天気・週末・出張など)
- “Lovely weather today, isn’t it?”
(今日はいい天気ですね)- “Did you do anything special over the weekend?”
(週末は何か特別なことをしましたか?)- “How was your flight?”
(フライトはどうでしたか?)
会話のスタートは、相手が答えやすい「軽い話題」から入るのが基本です。
天気や週末の過ごし方は誰にでも共通する話題なので、初対面でも自然に会話が始められます。
初対面・アイスブレイクに使える表現
- “It’s a pleasure to meet you.”
(お会いできて光栄です)- “I’ve heard a lot about your company.”
(御社についてよく伺っています)- “How’s your day going so far?”
(今日はどんな一日ですか?)
初対面では、まず丁寧な挨拶と軽い一言で「話しやすい空気」をつくることが大切です。
自己紹介だけで終わらせず、相手への関心を示すフレーズを添えると印象がぐっと良くなります。
会話を広げる・つなげるためのフレーズ
- “That’s interesting. Could you tell me more?”
(興味深いですね。もう少し詳しく教えていただけますか?)- “I see. How did that happen?”
(なるほど。それはどのような経緯だったのですか?)
会話は「相手にもっと話してもらう」ことで広がります。
相づちや質問を組み合わせて、話題を深掘りする姿勢を見せることがスモールトーク上手への近道です。
相手への共感・リアクション表現
- “I can totally relate to that.”
(とても共感できます)- “That must have been exciting!”
(それはワクワクしたでしょうね)
会話は共感があると一気に距離が縮まります。
相手の感情に寄り添うリアクションを挟むことで、ただの情報交換から「心の通った対話」に変わります。
ビジネスで好印象な「別れ際のひとこと」
- “It was great talking with you.”
(お話しできてよかったです)- “I look forward to working with you.”
(今後ご一緒できるのを楽しみにしています)
最後の一言は、次の関係につながる大切なパートです。
笑顔とともに丁寧な言葉を添えることで、相手に良い印象を残すことができます。
すぐ使える話題別スモールトーク英語例文集
よくある話題ごとの具体例を知っておくと、実際の会話がぐっと楽になります。
話題別スモールトーク英語例文をご紹介します。
天気・季節の話題
- “It’s getting cooler these days, isn’t it?”
(最近涼しくなってきましたね)- “I heard it’s going to rain tomorrow.”
(明日は雨になるそうですね)
天気の話題はもっとも無難で、どの国・相手にも通じる万能なスモールトークです。
特に初対面やフォーマルな場面で「会話のドアを開ける」きっかけとして重宝します。
週末・休日の過ごし方
- “Did you have a relaxing weekend?”
(ゆっくりできた週末でしたか?)- “I went hiking with my family.”
(家族とハイキングに行きました)
週末の話は、お互いの人となりを知るきっかけになります。
自分の過ごし方を少し共有すると、相手も話しやすくなり、会話が自然に広がります。
出張・仕事・プロジェクト関連
- “Is this your first time visiting Japan?”
(日本は初めてですか?)- “How’s the project going so far?”
(プロジェクトは順調ですか?)
ビジネスの場では、仕事に関連する話題が最も自然で安全です。
相手の出張経験や進行中の業務に触れることで、雑談から本題へとスムーズに移行しやすくなります。
趣味・最近のニュース
- “Do you enjoy any sports?”
(スポーツはお好きですか?)- “I read an article about that yesterday.”
(昨日、その件についての記事を読みました)
趣味やニュースの話題は、共通点を見つけやすく会話が盛り上がりやすいテーマです。
ただし、政治や宗教などセンシティブな話題は避けるのが無難です。
相手の興味に踏み込む質問例
- “What do you usually do to relax?”
(普段リラックスするときは何をしますか?)- “Are there any local foods you recommend?”
(おすすめの地元料理はありますか?)
相手の価値観や好みを深掘りする質問は、会話を「雑談」から「対話」へと発展させます。興味を持って質問し、相手の答えを受け止める姿勢が信頼関係につながります。
自然なスモールトークのコツと注意点
スモールトークを上手くこなすには、表現を覚えるだけでなく「話し方」や「意識の持ち方」も重要です。
自然なスモールトークのコツと注意点を見ていきましょう。
「話しすぎ」「踏み込みすぎ」に注意
雑談は軽やかであることが大切です。
話しすぎると一方的な印象になり、プライベートな話題に踏み込みすぎると相手が不快に感じる可能性があります。特に宗教・政治・家族の事情といったセンシティブな話題には触れないのが国際的なマナーです。
相手との共通点を意識する
共通の話題が見つかると、会話は一気に盛り上がります。
出身地、趣味、出張経験など、相手との共通点を探しながら会話を進めましょう。共通点を起点にすると、会話が「質問と答え」から「双方向のやり取り」に発展しやすくなります。
「質問→リアクション→共有」の黄金パターン
- 質問する(例:How was your weekend?)
- リアクションする(例:Sounds relaxing!)
- 自分の話を共有する(例:I spent mine hiking in the mountains.)
この3ステップを意識するだけで、自然なキャッチボールが生まれます。
慣れないうちは意識的にこの流れを使うと、会話が途切れずスムーズに続けられます。
沈黙を恐れず会話をつなぐコツ
沈黙が怖くても、無理に話題を探そうとする必要はありません。質問を少し広げたり、相手の話を掘り下げたりすることで、自然な流れを保てます。
一呼吸おいて相手の言葉を待つ余裕を持つことで、落ち着いた印象を与えることもできます。
スモールトークの最大のカギは「リスニング力」
相手の言っていることが聞き取れなければ、どれだけスモールトークに関連する表現を覚えても上手く活かすことはできません。
スモールトーク成功の最大のカギはリスニング力である理由と、リスニング力向上方法を解説します。
なぜリスニング力が最重要なのか
多くの人が「何を話せばいいか」という点ばかりに意識を向けがちですが、実際の会話で本当に重要なのは「相手が何を言っているのか」を正確に聞き取る力です。
どんなにフレーズや表現を知っていても、相手の言葉を理解できなければ適切な返答はできず、会話はすぐに途切れてしまいます。
またリスニング力が高まると「聞ける→返せる→広げられる」という好循環が生まれ、会話は驚くほどスムーズになります。
相手の意図や感情を素早く理解できるようになれば、雑談も単なる“会話”から“関係を築くコミュニケーション”へと変わっていくのです。
リスニング力を鍛えるなら「シャドーイング」
効果的にリスニング力を伸ばすには、シャドーイングが最適です。
音声を1〜2語遅れて声に出すこのトレーニングには以下のようなメリットがあり、リスニング力向上はもちろん、英会話力全体の底上げも期待できます。
【シャドーイングの効果】
◆ 音声知覚の向上
ネイティブ特有の音の連結や省略を聞き分けられるようになり、音から即座に単語・フレーズを捉えることができるようになります。リスニングの最初のステップである「音声知覚」が向上し、その後のリスニングプロセスである意味理解へスムーズにつなげることができます。
◆ リスニング全体の底上げ
音声知覚が向上することで、意味を捉える余裕が生まれます。相手の話の意図を素早く把握でき、雑談のテンポが格段に上がります。
◆ スピーキング力の向上
聞き取れた内容に即座に反応できるようになり、「聞ける→返せる→広げられる」会話の流れが自然に生まれます。
◆ 発音・リズム感の改善
音をまねる練習を通して英語らしい抑揚が身につき、相手にとって聞き取りやすい話し方へと近づきます。
シャドーイングの詳しいやり方や注意点については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ|シャドテンで「雑談できる英語力」を身につけよう
スモールトークは、単なる雑談ではなく、信頼関係を築くための大切なスキルです。
フレーズを覚えるだけでなく、「相手の話を聞き取り」「自然に返す力」を身につけることで、英語での会話が驚くほどスムーズになります。
そのリスニング力を最短で伸ばすのにおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
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