会議で「発言してもいいですか?」と言いたいときや、レストランで「ここに座ってもいいですか?」と確認したいとき。
日本語ではごく自然に口にできる「~してもいいですか」という表現も、いざ英語で言おうとすると「Can I…?」しか思いつかず、ニュアンスが合っているのか不安になった経験はありませんか?
実は英語で「~してもいいですか」と許可を求める表現には、フォーマルからカジュアルまで幅広いバリエーションがあります。
この記事を読めば
- 「~してもいいですか」の基本的な英語表現
- シーン別「~してもいいですか」の具体例
- 「~してもいいですか」を使いこなす方法
などがわかりますよ。
シーンや状況に合った「~してもいいですか」を使えるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「~してもいいですか」を英語で言う基本フレーズ
「~してもいいですか」を英語にする方法はいくつかあります。ここでは代表的なフレーズを整理し、それぞれのニュアンスや使う場面を解説します。
知識として知るだけでなく、実際にどう使い分けるかを理解しておきましょう。
“Can I 〜?” の使い方(カジュアルな許可の聞き方)
もっとも一般的でカジュアルに使えるのが “Can I…?” です。
友人や同僚など、距離の近い相手に「〜していい?」と聞くときに便利で、日常会話でもよく使われます。例えば、同僚に
“Can I borrow your pen?”(ペンを借りてもいい?)
と軽く尋ねるイメージです。ただしビジネスメールやフォーマルな場ではやや軽すぎる印象を与えるため、状況に応じて別の表現を選ぶ必要があります。
“May I 〜?” の使い方(丁寧・フォーマルな場面に)
“May I…?” はフォーマルな場面に最適です。会議や面接など、目上の相手に対して「〜してもよろしいでしょうか」と丁寧に尋ねるニュアンスを持ちます。
例えば、
“May I ask a question?”(質問してもよろしいでしょうか)
という表現は、面接や研修でよく使われます。ビジネスで失礼のない聞き方をしたいときは、まずこのフレーズを押さえておくと安心です。
“Could I 〜?” の使い方(より柔らかく丁寧な言い方)
“Could I…?” は “Can I” よりも丁寧で柔らかい響きを持っています。
“Could I possibly leave a bit early today?”(今日は少し早めに退勤してもよろしいでしょうか)
など、依頼のニュアンスを含めた言い方にも向いています。特に上司や顧客に許可を求めるときには、直接的すぎない“Could I” が安心して使えるでしょう。
“Do you mind if I〜?” の使い方(ネイティブがよく使う自然な許可表現)
ネイティブの日常会話では “Do you mind if I…?” もよく使われます。
“Do you mind if I sit here?”(ここに座ってもいいですか?)
のように、相手の気持ちを尊重した柔らかい言い回しです。
ただし返答の仕方に注意が必要です。
“Do you mind…?” と聞かれて “Yes” と答えると「気にします=ダメ」という意味になるので、許可を与えるときは “No, not at all.” と返すのが自然です。
カジュアルとフォーマルの違いを使い分けるポイント
同じ「〜してもいいですか」でも、相手や場面によって適切な表現は変わります。
友人同士なら “Can I”、ビジネスであれば “May I” や “Could I”、日常会話で自然に聞きたいなら “Do you mind if I” が便利です。
この使い分けを知っておくことで、相手に与える印象をコントロールできるようになります。なお、シーンに合わない表現を選んでしまうと「軽すぎる」「堅苦しすぎる」といった誤解を招くこともあります。
適切な表現を選ぶことは、単に文法的に正しいかどうか以上に、コミュニケーションの信頼性を左右する重要なポイントなのです。
シーン別「~してもいいですか」の英語例文集
次に、実際の場面ごとに「~してもいいですか」を使った例文を見ていきましょう。
会議やメールといったビジネスシーンから、日常生活や旅行先まで、状況に合ったフレーズを知っておくと即戦力になります。
ビジネスシーン
ビジネスの場では、丁寧さや状況に応じた言い回しが重要です。ここでは会議や面接などでよく使う「~してもいいですか」の表現を紹介します。
◆会議で発言の許可を取りたいとき
“May I say something?”(発言してもよろしいですか?)
“Can I add a point here?”(ここで一点補足してもいいですか?)
◆電話やオンライン会議で画面共有の許可を取りたいとき
“Can I share my screen?”(画面を共有してもいいですか?)
◆上司に退勤の許可を取りたいとき
“Could I leave a bit early today?”(今日は少し早めに退勤してもよろしいでしょうか?)
◆同僚に提案の許可を取りたいとき
“Can I suggest this idea?”(この案を提案してもいいですか?)
◆面接で質問の許可を取りたいとき
“May I ask you a question?”(質問してもよろしいでしょうか?)
◆会議で補足発言の許可を取りたいとき
“Can I add something on this point?”(この点について補足してもいいですか?)
日常・カジュアルシーン
友人や家族との会話、観光地やレストランなど日常生活では、堅苦しすぎない自然な言い回しがポイントです。
気軽に使える「~していい?」のフレーズを押さえておきましょう。
◆レストランで席の許可を取りたいとき
“Is it okay if I sit here?”(ここに座ってもいいですか?)
◆観光地で写真撮影の許可を取りたいとき
“May I take a picture?”(写真を撮ってもよろしいですか?)
◆相手の物を借りる許可を取りたいとき
“Can I use this?”(これを使ってもいいですか?)
◆日常会話で席の許可を取りたいとき
“Can I sit here?”(ここに座っていい?)
“Do you mind if I sit here?”(ここに座ってもいいですか?)
◆物に触れる許可を取りたいとき
“Is it okay if I touch this?”(これに触ってもいいですか?)
旅行・生活シーン
旅行や生活の中でも「~してもいいですか」はよく使います。席の移動やホテルでのお願いなど、知っておくと役立つ便利なフレーズをまとめました。
◆飛行機や電車で席を移動する許可を取りたいとき
“Could I change my seat?”(席を移動してもよろしいですか?)
◆ホテルでチェックアウト延長の許可を取りたいとき
“Could I extend my checkout time?”(チェックアウトを延長してもよろしいですか?)
◆授業や研修で質問の許可を取りたいとき
“May I ask a question?”(質問してもよろしいですか?)
「~してもいいですか」に対する返答の仕方
許可を求める表現を知っていても、相手から返答されたときに戸惑ってしまう人は少なくありません。ここでは「いいですよ」と答える場合や、丁寧に断る場合の自然なフレーズを紹介します。
なお、返答の仕方は文化的な背景にも影響されます。
英語圏では曖昧に答えるよりも、はっきりと可否を伝えることが好まれる傾向があります。そのため、短くても明確な返答ができるように練習しておくと安心です。
「いいですよ」と答える場合や、丁寧に断る場合の自然なフレーズを紹介します。
許可を与えるとき(Of course. / Go ahead. など)
相手から「〜してもいいですか?」と聞かれたとき、快く許可を与えるフレーズを知っておくと会話がスムーズになります。シンプルで使いやすい表現を押さえておきましょう。
“Of course.”(もちろんです)
“Go ahead.”(どうぞ)
“No problem.”(問題ありません)
丁寧に断るとき(I’m afraid not. / I’d rather you didn’t. など)
相手のお願いを断るときも、角が立たない言い方を選ぶことが大切です。やんわりと断れる表現を知っておくと、ビジネスでも日常でも役立ちます。
“I’m afraid not.”(残念ながらできません)
“I’d rather you didn’t.”(できればご遠慮ください)
返答に迷ったときの自然な言い回し
すぐに答えられないときや、状況を確認する必要があるときに便利なフレーズです。即答を避けつつも、丁寧さを保てます。
“Let me check first.”(まず確認させてください)
“I’ll get back to you on that.”(後ほどお返事します)
「~してもいいですか」を使いこなすにはリスニング力が必須
「~してもいいですか」の英語表現を覚えても、それだけで適切に使いこなせるようになるわけではありません。
「~してもいいですか」を使いこなすにはリスニング力が必須である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
前後関係がわからなければ適切な「~してもいいですか」は選べない
例えば相手がすでに話している内容を理解していなければ、“May I add something?” と言うべき場面で “Can I ask a question?” と的外れな発言をしてしまうかもしれません。
文脈を正しく把握するには、リスニング力が欠かせません。
「~してもいいですか」と聞かれても返答できない
相手から “Do you mind if I open the window?” と聞かれたとき、その意味を正しく聞き取れなければ許可も断りもできません。
リスニング力は「自分が言うため」だけでなく、「相手の意図を理解するため」にも必須なのです。
リスニング力向上にはシャドーイング
「~してもいいですか」という表現を覚えても、相手の返答を聞き取れなければ実際の会話では使いこなせません。そこで役立つのが、リスニング力を効率的に鍛える「シャドーイング」です。
【シャドーイングとは】
英語音声を1~2語遅れて、影のように追いかけながら発話するトレーニング方法です。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを続けることで、英語の音を単語やフレーズとしてまとまりで認識する力=「音声知覚」が鍛えられます。これにより、相手から “Do you mind if I〜?” と聞かれたときも即座に意味を理解でき、的確に反応できるようになります。
また、スクリプトを確認しながら練習する過程で語彙や文法の理解も深まり、基礎力そのものを底上げできるのも大きなメリットです。さらに、音声を完全に再現する練習を繰り返す中で、英語特有の発音やリズムに慣れることができ、スピーキングにも良い影響を与えます。
つまりシャドーイングは、リスニング力の強化だけでなく、「~してもいいですか」のような許可表現をスムーズに聞き取り、自然に使えるようになるための最適なトレーニングといえるでしょう。
シャドーイングの詳しいやり方や注意点は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ合わせてお読みください。

シャドテンで「~してもいいですか」を自然に使える英語力を身につけよう
「~してもいいですか」を英語で自然に言えるようになると、会議やメール、旅行先での会話がぐっとスムーズになります。とはいえ、フレーズを知っているだけでは実際の会話では役立ちません。
相手の発言を正確に“聞き取れる耳”を育てることが、英語の許可表現を自在に使いこなすための近道です。そんなリスニング力を効率的に鍛えるのにおすすめなのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
【シャドテンの特徴】
◆ プロによる毎日の添削シャドテンでは、英語特有の音声変化を中心とした発音についてプロが毎日添削し、具体的なフィードバックをしてくれます。
課題を録音して送るだけで改善ポイントが明確になり、独学では気づきにくい弱点を短期間で修正できます。
◆ 1000以上の教材で多様なシーンに対応
4種類のアクセントに対応した1000以上の教材を収録。
自分のレベルに合った教材で学習をすることができます。
◆ シャドーイングを支える便利機能
AB再生やスピード調整、スクリプトの表示切り替えなどの機能を活用すれば、苦手なフレーズや許可表現を集中的に練習できます。
「~してもいいですか」を含む英語表現を確実に聞き取り、自然に使いこなせるようになりたい方は、ぜひシャドテンを試してみてください。
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