英語を勉強している社会人の方からよく聞くのが、「仕事で説明がうまくできない」「プレゼンで言葉が出てこない」という悩みです。
日本語ではスムーズに伝えられるのに、英語になると途端に言葉が詰まってしまう。そんな経験はありませんか。
英語で説明する力は、自己紹介や業務の説明はもちろん、商談やプレゼンなど幅広い場面で必要とされます。しかし、フレーズを暗記するだけでは不十分で、相手の話を正しく理解して自分の考えを整理し伝える力が求められるのです。
この記事では、シチュエーション別に「説明に使える英語フレーズ」をご紹介したうえで、なぜリスニング力が土台になるのかを解説します。
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なぜ「説明する英語力」が社会人に必要なのか
英語で説明する力は、単なる会話スキルではなく、国際的な仕事や日常生活をスムーズにするために欠かせない力です。
ここではまず、日本語と英語での説明スタイルの違いを確認し、その上で具体的にどのような場面で役立つのかを解説します。違いを理解し、シーンごとに必要な表現を意識することで、実践的な説明力を磨くことができるでしょう。
日本語と英語の説明スタイルの違い
日本語では前置きや背景から始めることが多い一方、英語では最初に結論を提示するスタイルが好まれます。
この差を意識せずに話すと、英語では回りくどく伝わってしまい、相手にとって理解しづらい印象を与えかねません。
英語で説明するときは「結論→理由→補足」の順を意識すると、相手の集中力を保ちやすく、伝わるスピードも格段に上がります。
「説明力」が仕事・日常で活きる具体的な場面
英語で説明する力は、会議で業務を報告するときや、取引先に商品の特徴を伝えるときなど、ビジネスのあらゆるシーンで必要とされます。
さらに日常生活においても、観光客に道案内をしたり、趣味や考えを共有したりする際に役立ちます。
英語の説明力を鍛えておくことで、仕事でもプライベートでも自分の意見や情報をスムーズに伝えられ、信頼関係の構築にもつながるでしょう。
英語で説明するときに使える便利フレーズ集【シチュエーション別】
英語で説明をするとき、ただ単語を並べるだけでは不十分です。シーンに合った定型表現を使うことで、スムーズに会話を進められるでしょう。
ここからは、自己紹介やプレゼン、日常会話まで幅広い場面で役立つフレーズをご紹介します。英語と日本語の対訳を一覧で確認しながら、自分に必要なものを取り入れてみてください。
自己紹介・経歴を説明したいとき
自己紹介では「現在の仕事」「経歴」「興味や強み」をシンプルに伝えるのが基本です。
数字や年数を入れると、相手がイメージしやすくなります。短く明確な表現を覚えておくと、初対面の場面でも安心です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
I work as a project manager in the IT industry. | IT業界でプロジェクトマネージャーをしています。 |
I’ve been in this field for over 8 years. | この分野で8年以上働いています。 |
My background is in marketing and sales. | 私の経歴はマーケティングと営業です。 |
仕事の内容やタスクを説明したいとき
業務内容を伝える際は、「自分の役割」「担当しているタスク」「目的」を整理するとわかりやすくなります。
相手が非専門家の場合でも、シンプルな単語を意識するのが効果的です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
My role is to coordinate communication between teams. | 私の役割はチーム間のコミュニケーションを調整することです。 |
I’m responsible for analyzing customer feedback. | 顧客からのフィードバックを分析する責任があります。 |
This task involves preparing monthly reports. | このタスクには月次レポートの作成が含まれます。 |
商品の特徴や使い方を説明したいとき
商品説明では「特徴→利点→使い方」の順で話すと整理された印象になります。
相手が顧客である場合は、相手にとってのメリットを強調するとより伝わりやすくなります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
This device is lightweight and portable. | この機器は軽量で持ち運びやすいです。 |
It helps users save time by automating tasks. | これは作業を自動化することで時間を節約できます。 |
You just need to press this button to start. | このボタンを押すだけで起動します。 |
プレゼンやスピーチでわかりやすく説明したいとき
発表では流れを示すフレーズを使うと、聞き手が理解しやすくなります。
「まず」「次に」「最後に」といった道しるべを与えると、論理の流れが伝わりやすくなるでしょう。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
First, I’ll talk about the current issues. | まず、現状の課題について話します。 |
Next, let’s move on to the solution. | 次に、解決策に移りましょう。 |
Finally, I’ll summarize the key points. | 最後に、要点をまとめます。 |
道案内や場所を説明したいとき
道案内では「まっすぐ行く」「右に曲がる」「目印になる場所」を伝えるのが基本です。
短く区切って伝えることで、相手が混乱せずに行動できます。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Go straight for two blocks, then turn left. | 2ブロックまっすぐ進んで、左に曲がってください。 |
It’s located next to the post office. | 郵便局の隣にあります。 |
You’ll see it on your right-hand side. | 右手に見えるはずです。 |
考えや意見を筋道立てて説明したいとき
意見を述べるときは、理由や対比を入れることで説得力が高まります。
「なぜそう思うのか」を示すフレーズを押さえておくと、議論の場でも安心です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
The main reason is that… | 主な理由は〜だからです。 |
On the other hand, … | 一方で、〜です。 |
Therefore, we should… | したがって、私たちは〜すべきです。 |
例や比喩を使って説明したいとき
難しい概念を説明するときは、身近な例えを使うと相手に伝わりやすくなります。
特にビジネスや技術的な内容を説明する際に効果的です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
It works like a key unlocking a door. | それはドアを開ける鍵のように機能します。 |
Think of it as a bridge connecting two systems. | それを2つのシステムをつなぐ橋だと考えてください。 |
It’s similar to how a battery stores energy. | それは電池がエネルギーを蓄えるのと似ています。 |
わからないことを質問し、説明を求めたいとき
会話では「相手に説明してもらう力」も重要です。
不明点を率直に尋ねる姿勢は、理解を深めるだけでなく円滑なコミュニケーションにもつながります。
英語フレーズ | 日本語訳 |
---|---|
Could you explain that in more detail? | それについて、もう少し詳しく説明していただけますか? |
What do you mean by that? | それはどういう意味ですか? |
Could you give me an example? | 例を挙げてもらえますか? |
英語で説明するときの注意点
英語で説明するときは、ただフレーズを覚えて並べるだけでは十分ではありません。実際の会話では状況や相手の理解度に合わせて表現を調整する必要があります。
ここでは、学習者がよくつまずく「知っているのに伝わらない理由」と「聞き手に合わせた説明の仕方」に焦点を当てて解説します。
意識するだけで、同じフレーズでも伝わり方が大きく変わるでしょう。
単語やフレーズを知っていても伝わらない理由
英語のフレーズを暗記しても、実際の会話で思うように使えない経験は多くの学習者にあります。
その原因は、場面に応じた使い分けや、音声変化を含めた自然な発音に慣れていないことです。また、覚えた表現をそのまま直訳的に使うと、文脈に合わず相手に不自然さを与えることもあります。
伝わる英語にするには、意味だけでなく「状況」と「使われ方」を意識して練習することが欠かせません。
聞き手に合わせた「シンプルさ」と「論理性」のバランス
説明は相手の理解度や背景知識によって工夫が必要です。専門的な用語を多用すると非ネイティブの相手には伝わりづらくなり、逆に単純すぎる表現では説得力が不足します。
重要なのは、必要な情報をシンプルに整理しながらも、根拠や理由をきちんと補うことです。結論を先に提示し、その後に短い理由を添えるだけでも、聞き手にとって理解しやすい説明になります。
状況に応じてこのバランスを意識することで、説明力は一段と高まるでしょう。
フレーズ暗記だけでは不十分? 英語説明に立ちはだかる壁
英語で説明する力を身につけようとすると、多くの人がまずフレーズ暗記に取り組みます。
しかし、実際の会話では暗記した表現だけでは十分に対応できません。
会話は相手の言葉を理解し、その場で柔軟に返答するやり取りであり、相手の意図を正しく聞き取れなければ自分の説明もうまくいきません。
リスニングができないと会話は成立しない
英語でのやり取りは一方通行ではなく、相互理解によって成り立ちます。相手の質問や説明を聞き取れないと、返答が的外れになり、結果として会話が成立しません。
暗記したフレーズを言うだけでは、実際のコミュニケーションの中で必要な応用力が不足してしまいます。
リスニング力は相手の言葉を正しく理解するための基盤であり、それがなければどんなにスピーキングを練習しても本当の意味で「伝わる英語」は身につきません。
リスニング力を鍛えて説明力も伸ばす!「シャドーイング」の効果
英語で説明する力を高めるためには、リスニング力の強化が欠かせません。その効果的な学習法として注目されているのが「シャドーイング」です。
聞こえてきた英語をほぼ同時に声に出すこのトレーニングは、音の連結やイントネーションを体で覚えられる点が特徴です。
ここでは、シャドーイングの基本から、社会人でも続けやすい工夫や学習サービスをご紹介します。
シャドーイングとは? 学習の流れと特徴
シャドーイングは、流れてくる音声を一瞬遅れて口に出して再現するトレーニングです。最初はスクリプトを見ながら発話し、慣れてきたらスクリプトなしで挑戦する流れが一般的です。
ポイントは「意味よりもどの単語を発話しているか意識しながら音を追いかける」こと。音声変化や抑揚を忠実にまねることで、リスニングと発音の両方を同時に鍛えることができます。
短時間でも集中度が高いため、効率的に学習できる点が大きな魅力です。
なお、シャドーイングの詳しいやり方については以下の記事を参考にしてください。

社会人が継続しやすいシャドーイング学習法
忙しい社会人にとって学習は「続けやすさ」が最大の課題です。シャドーイングは短時間でも効果を感じやすいため、通勤や休憩中などの隙間時間に取り入れやすい学習法です。
例えば、1日30分を習慣化するだけでも積み重ねは大きな成果につながります。
重要なのは完璧を目指さず、毎日少しでも継続することです。生活リズムに合わせて柔軟に取り入れることで、無理なく長期的に続けられるでしょう。
おすすめのシャドーイング学習サービス
独学でのシャドーイングは効果的ですが、発音や抑揚のクセに気づきにくいという弱点があります。
そこで役立つのが「シャドテン」です。
シャドテンでは、プロの講師が毎日シャドーイング音声を添削し、英語特有の音声変化や発音の改善点を具体的にフィードバックしてくれます。
さらに1000以上の教材や再生スピード調整などの機能がそろい、学習環境も充実しています。
自分では気づけない弱点を把握しながら効率よく続けられるため、社会人にとって理想的なサービスといえるでしょう。
まとめ|英語で説明できる社会人になる第一歩はリスニング力強化から
英語で説明する力を伸ばすには、フレーズ暗記だけでは足りません。相手の言葉を正しく聞き取り、状況に応じて柔軟に表現できることが必要です。
その土台となるのがリスニング力であり、効率よく鍛える方法がシャドーイングです。プロの添削を受けながら実践できる「シャドテン」は、社会人でも無理なく続けられる学習環境を提供しています。
自分の弱点を明確にし、着実に力を伸ばす第一歩として、シャドテンを活用してみてはいかがでしょうか。
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