海外旅行の計画を立てるとき、「英語が聞き取れなかったらどうしよう」と不安を感じたことはありませんか?
フレーズ集を暗記しても、現地ではスピードや発音が違って聞き取れず思うように会話できなかった――そんな経験をした方も多いでしょう。
この記事を読めば
- 旅行英語が聞き取れない主な原因とその仕組み
- 空港・ホテル・レストランなどシーン別で使える実用フレーズ
- リスニング力を高めて旅行英語を使いこなすための学習法
がわかります。
英語が聞き取れずに焦ってしまう旅から卒業し、現地の人との会話を楽しみながら自信を持って行動したい方は、ぜひご一読ください。
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海外旅行で英語が聞き取れない原因とは?
旅行前に英語フレーズ集を暗記しても、現地でうまく使えないという人は多いものです。それは「単語を知っている」ことと「聞き取って理解する」ことがまったく別のスキルだからです。
ここでは、旅行英語が聞き取れない主な原因を見ていきましょう。
フレーズを覚えても「使えない」理由
英語のフレーズを覚えても使えない理由は、相手の発音やスピードに慣れていないからです。
例えば、空港で “Could you show me your passport?” と言われても、単語を一つずつ聞き取ろうとすると意味をつかむ前に会話が終わってしまいます。
リスニングでは、音の連結(リエゾン)や脱落(リダクション)といった「音声変化」を理解していないと、知っている単語も聞き取れません。
つまり、リスニング力がないと学んだフレーズを実際に使うチャンスを逃してしまうのです。

聞き取れないと英語表現が出てこないメカニズム
英語を話すには、まず相手の言葉を理解する必要があります。
相手が何を言っているのか聞き取れない状態では、どんなに多くのフレーズを知っていても、どれを使えばいいのか判断できません。「リスニング力がスピーキング力を支える」といわれるのはそのためです。
特に旅行先では、スピードの速い英語や独特のアクセントに触れることが多いため、聞く力を鍛えることが最優先になります。
ビジネスマンにこそ旅行英語が必要な理由
仕事で海外出張や英語プレゼンを経験している人でも、日常的な旅行英語に戸惑うケースは少なくありません。
ビジネス英語ではフォーマルな表現が多い一方、旅行先ではカジュアルな言い回しや省略、スラングが頻繁に使われるからです。
旅行英語をマスターすれば、プライベートでも自信を持って行動できるだけでなく、異文化コミュニケーション力も磨かれます。
つまり、旅行英語は「リスニング強化」の格好のトレーニングにもなるのです。
シーン別・旅行で使える英語フレーズ集
旅行中に役立つ英語表現を、シーンごとにまとめました。
単語や文法よりも「実際にどう使われるか」を意識して覚えると、会話で自然に口から出てくるようになります。
空港・飛行機で使える英語フレーズ
空港や飛行機内で使われる表現は、かなり定型的なものが多いです。
以下の表現をしっかりとおさえておきましょう。
入国審査
入国審査では、質問がテンポよく行われます。
よく使われる定型表現を覚えておくとスムーズに対応できます。
“What’s the purpose of your visit?”(渡航の目的は?)
→ “I’m here for sightseeing.”(観光です。)
“How long will you stay?”(どのくらい滞在しますか?)
→ “I’ll stay for five days.”(5日間滞在します。)
“Where will you be staying?”(どこに滞在しますか?)
→ “At the Hilton Hotel.”(ヒルトンホテルです。)
“Do you have anything to declare?”(申告するものはありますか?)
→ “No, I don’t.”(いいえ、ありません。)
“Enjoy your stay.”(滞在をお楽しみください。)
あらかじめ質問パターンを聞き慣れておくと、緊張せずに答えられます。
搭乗時
搭乗手続きやゲート案内では、空港スタッフの英語を理解できると安心です。
以下のような表現を押さえておきましょう。
- “Which gate should I go to?”
(どのゲートに行けばいいですか?) - “Is this the right line for flight JL61?”
(JL61便の列はこちらですか?) - “Has the boarding started yet?”
(搭乗はもう始まりましたか?) - “Could you check my seat number?”
(座席番号を確認してもらえますか?) - “Do I need to show my passport again?”
(パスポートは再度見せる必要がありますか?)
スタッフの案内を聞き取れるようになると、搭乗時の混乱を防げます。
機内アナウンスを理解するコツ
アナウンスはスピードが速いですが、実際によく使われる表現は決まっています。
代表的なフレーズを覚えておくと、聞き取れる部分が増え、全体の意味をつかみやすくなります。
- “Fasten your seatbelt.”
(シートベルトをお締めください。) - “Prepare for landing.”
(着陸の準備をしてください。) - “We are now ready for takeoff.”
(ただいま離陸の準備が整いました。) - “Please remain seated until the seatbelt sign is turned off.”
(シートベルトサインが消えるまでお座りのままでお待ちください。)
ホテルで使える英語フレーズ
ホテルで使う英語表現も定型的な表現が多いです。一方で要望を伝えるときなどは、定型表現+αの表現力が求められます。
まずは以下の表現をしっかりと覚え、そのうえで要望を伝える際の英語表現を学ぶと、トラブルにも対応しやすくなります。
チェックイン・予約確認
ホテルでのチェックインや予約確認の場面では、丁寧で簡潔な英語表現を使えるとスムーズです。
フロントスタッフとのやり取りでは、以下のフレーズを押さえておきましょう。
- “I have a reservation under Tanaka.”
(田中の名前で予約しています。) - “Could I have a non-smoking room?”
(禁煙ルームをお願いします。) - “Can I check in early?”
(早めにチェックインできますか?) - “Is breakfast included?”
(朝食は含まれていますか?) - “Could you confirm my booking?”
(予約内容を確認してもらえますか?)
朝食の有無や部屋のグレードなど、ホテルチェックインはトラブルが発生することも珍しくありません。
相手の質問がわからないときは“Could you say that again, please?”(もう一度おっしゃっていただけますか?)と聞き返し、しっかりと内容を理解してからチェックインするようにしましょう。
要望を伝える
滞在中に部屋の設備トラブルやリクエストがあるときは、遠慮せず丁寧に伝えることがポイントです。
依頼の際は “Could you〜?” や “Would it be possible to〜?” を使うと自然で礼儀正しい印象になります。
- “Could you send someone to fix the air conditioner?”
(エアコンを直してもらえますか?) - “Would it be possible to get some extra towels?”
(タオルをもう少しいただけますか?) - “Could you clean my room now?”
(今部屋の掃除をしてもらえますか?) - “May I have another blanket?”
(毛布をもう1枚お願いできますか?) - “Could you call me a taxi, please?”
(タクシーを呼んでもらえますか?)
このような定型表現を知っておくだけで、ホテルスタッフとのやり取りが格段に楽になります。
旅行中は「丁寧さ」と「わかりやすさ」を意識して、落ち着いて伝えましょう。
レストラン・カフェで使える英語フレーズ
旅行中の食事シーンでは、店員とのやり取りをスムーズにできると安心です。
以下のフレーズを覚えておくと、注文から会計まで問題なく対応できます。
注文
レストランやカフェで注文する際によく使われる表現です。おすすめを聞くときや、写真メニューを指して注文する場面でも便利です。
- “Could I have the same as this picture?”
(この写真と同じものをください。) - “What do you recommend?”
(おすすめは何ですか?) - “Can I have a glass of water?”
(お水をもらえますか?) - “Is this dish spicy?”
(この料理は辛いですか?) - “Could we have separate checks?”
(会計を別々にできますか?)
聞き取りでは、“Anything to drink?”(お飲み物はいかがですか?)など短い質問を理解できるようにしておくと便利です。
会計時
支払いのときは、カードやチップに関する表現を知っておくとスムーズです。
- “Can I pay by card?”
(カードで払えますか?) - “Keep the change, please.”
(お釣りは取っておいてください。) - “Could I have the receipt, please?”
(レシートをもらえますか?) - “Do you accept cash only?”
(現金のみですか?) - “It was delicious. Thank you.”
(おいしかったです。ありがとうございました。)
店員の “For here or to go?”(店内ですか?お持ち帰りですか?)のような短縮表現にも慣れておくと、会話がよりスムーズになります。
買い物で使える英語フレーズ
買い物中に値段を聞いたり、サイズを確認したりできると、満足のいくショッピングができます。
現地では早口で話されることもあるため、聞き慣れておくと安心です。
値段・サイズ
商品の値段や在庫を尋ねる際に使える定番フレーズです。
- “How much is this?”
(これはいくらですか?) - “Do you have a smaller size?”
(もっと小さいサイズはありますか?) - “Can I try this on?”
(試着してもいいですか?) - “Is there a tax refund?”
(免税はありますか?) - “Could you show me another color?”
(別の色を見せてもらえますか?)
交渉や支払い
市場やお土産店では、値引きや支払い方法のやり取りが発生することもあります。
- “Can you give me a discount?”
(値引きしてもらえますか?) - “I’ll take it.”
(それを買います。) - “Can I pay in cash?”
(現金で払えますか?) - “Do you have a shopping bag?”
(袋をもらえますか?) - “That’s a bit expensive.”
(少し高いですね。)
会話の中で “That’s twenty bucks.”(20ドルです。)のように“bucks”などの口語を聞き取れると、理解が一気に楽になります。
観光・道案内で使える英語フレーズ
観光地では、道を尋ねたり、交通手段を確認したりする機会が多くあります。
相手の説明を聞き取れるようにしておくと、迷う心配も減ります。
道を尋ねる
目的地までの行き方を尋ねるときに使える表現です。
- “Could you tell me how to get to the station?”
(駅への行き方を教えてください。) - “Is it within walking distance?”
(歩いて行けますか?) - “Which way should I go?”
(どちらに行けばいいですか?) - “Is it near here?”
(この近くですか?) - “How far is it from here?”
(ここからどのくらい距離がありますか?)
交通機関で
電車やバスを利用するときに役立つフレーズです。
- “Where can I buy a ticket?”
(チケットはどこで買えますか?) - “Does this bus go to the museum?”
(このバスは博物館に行きますか?) - “How long does it take to get there?”
(そこまでどのくらいかかりますか?) - “Is this the right platform?”
(このホームで合っていますか?) - “Could you tell me when to get off?”
(降りるとき教えてもらえますか?)
リスニング力があれば、相手の説明を途中で聞き逃しても文脈で理解できます。
トラブル時に使える英語フレーズ
旅行中は思わぬトラブルが起こることもあります。
落ち着いて状況を説明できるよう、よく使う表現を覚えておきましょう。
紛失・遅延など
空港やホテルでトラブルがあったときに使える表現です。
- “I lost my luggage.”
(荷物をなくしました。) - “My flight has been delayed.”
(フライトが遅れました。) - “My wallet is missing.”
(財布が見当たりません。) - “Could you help me find it?”
(探すのを手伝ってもらえますか?) - “Where is the lost and found?”
(遺失物センターはどこですか?)
病気・緊急時
体調不良や事故など、緊急時に使える英語表現です。
- “I need to see a doctor.”
(医者に診てもらいたいです。) - “Call the police, please.”
(警察を呼んでください。) - “Is there a pharmacy nearby?”
(近くに薬局はありますか?) - “I don’t feel well.”
(気分が悪いです。) - “I need some medicine for a headache.”
(頭痛薬がほしいです。)
トラブル時ほど冷静さが求められます。
相手の英語を聞き取る力があれば、的確に行動できます。
感謝・あいさつ・小さな会話に使える英語フレーズ
旅先でちょっとした会話ができると、現地の人との距離がぐっと縮まります。
基本的な挨拶や感謝の言葉を自然に使えるようにしておきましょう。
- “Thank you so much.”
(本当にありがとう。) - “Have a nice day!”
(良い一日を!) - “Where are you from?”
(どちらから来たのですか?) - “That’s very kind of you.”
(ご親切にありがとうございます。) - “It’s my first time here.”
(ここに来るのは初めてです。)
こうしたフレーズを交わすだけでも、旅の印象が大きく変わります。
リスニング力があれば、相手の返事にも自然に反応でき、心温まる交流が生まれます。
聞き取れると旅行が10倍楽しくなる理由
英語を「話せる」だけではなく、「聞き取れる」ようになると、旅の楽しさが格段に変わります。
旅行の満足度はリスニング力次第である理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
英語が「わかる」と安心感が生まれる
空港やホテルでスタッフの言葉が聞き取れると、不安がなくなり安心して行動できます。
たとえ複雑な表現でも、キーワードを拾えれば全体の意味を推測できるようになります。「英語が通じる」体験は、自信を大きく高めてくれるでしょう。
リスニング力があるとトラブルにも冷静に対応できる
フライト変更や遅延などのトラブル時、英語のアナウンスを理解できればすぐに対応できます。
また、現地スタッフの説明が聞き取れれば、慌てずに次の行動を判断できます。リスニング力は、安心・安全な旅を支える“武器”なのです。
リスニング上達に最適なトレーニング「シャドーイング」
前述の通り、旅行を楽しむには旅行に関する表現を覚えるだけではなく、リスニング力の向上が必要不可欠です。
シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を向上させましょう。
【シャドーイングとは】
聞こえた英語音声の1〜2語後を、影のように追いかけて声に出すトレーニングです。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを継続することで、音を単語やフレーズとして捉える「音声知覚」が鍛えられます。例えば「ラナウェイ」という言葉が聞こえたとき、「run」と「away」の2語から成り立つと即座にイメージできるようになるのです。その結果意味理解に余裕が生まれ、リスニング力が格段に上がります。
さらに、スクリプトを確認しながら練習することで、旅行に関連する語彙や文法の理解も深まります。「この状況ではどの表現を使えば自然か」を感覚的に判断できるようになるため、旅行先でのやり取りに自信が持てるようになります。加えて、英語特有の音のリズムや抑揚を繰り返し再現することで、リスニングだけでなくスピーキングの流暢さも向上します。
つまりシャドーイングは単なるリスニング練習ではなく、「英語を聞ける・理解できる・話せる」力を同時に鍛える最適なトレーニングです。
空港・ホテル・観光・レストランなど、あらゆるシーンで自信を持って英語を使いたい人にこそ、最も効果的な学習法といえるでしょう。

まとめ|「聞ける」英語力でストレスのない海外旅行を
旅行英語を使いこなすためには、単なるフレーズ暗記ではなく、リスニング力の向上が欠かせません。聞き取れるようになることで、自信を持って英語を話し、トラブルにも冷静に対応できるようになります。
そして、そのリスニング力を効率的に鍛えるのが「シャドーイング」です。なかでも、毎日の学習を確実に成果へつなげたい方には「シャドテン」をおすすめします。
シャドーイングの効果を最大化するなら「シャドテン」
「シャドテン」は、プロがあなたのシャドーイング音声を毎日添削してくれるシャドーイング特化型アプリです。発音の癖や英語特有の音声変化に対して、良かった点と改善点を丁寧にフィードバックしてくれるため、独学では気づけない弱点を克服できます。
教材は1000以上、アメリカ・イギリスなど4つのアクセントに対応しており、旅行先で出会う多様な英語にも自然に耳が慣れていきます。さらに、AB再生・速度調整・スクリプト表示切り替えなど、学習効率を高める機能も充実。
忙しいビジネスマンでも、通勤時間などのスキマ時間で手軽に続けられます。
旅行英語を「聞ける」「話せる」レベルに引き上げたい方は、ぜひ一度「シャドテン」でシャドーイングを始めてみてください。
あなたの次の旅が、英語でより自由に楽しめる時間へと変わるはずです。
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