日常会話でもビジネスでも、ふとした会話の始まりによく登場するのが「最近」という言葉。
「最近どう?」「最近忙しい?」など、話題のきっかけとして自然に使われる表現です。
しかし、いざ英語で言おうとすると “recently” “lately” “these days” “nowadays” など似た言葉が多く、どれを使えばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「最近」を表す英語表現の違いと使い分け
- シーン別「最近」の英語フレーズと例文
- ネイティブが使う自然なニュアンスのコツ
- リスニングを通じて使いこなす学習法
などがわかりますよ。
会話の中で自然に「最近〜してる?」と聞けるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「最近」を英語でどう言う?基本の表現を押さえよう
日本語の「最近」は、英語では主に “recently”、“lately”、“these days”、そして “nowadays” の4つで表します。
それぞれ微妙なニュアンスが異なり、文法的にも使える時制が違うため、まずは基本をしっかり押さえましょう。
“recently” ― 過去の出来事に焦点を当てるとき
“recently” は「最近〜した」と、過去の出来事を指すときに使います。現在完了形か過去形とともに使うのが基本です。
例:
- I recently moved to a new apartment.
(最近新しいアパートに引っ越しました。)- Have you seen her recently?
(最近彼女に会いましたか?)
ポイントは、「今」ではなく「この前」に近い感覚ということ。過去に起きた具体的な出来事を伝えるときに最適です。
“lately” ― 変化や継続を表すとき
“lately” は「最近ずっと〜している」「最近〜になってきた」と、継続的な変化に焦点を当てます。
現在完了形とともに使うのが自然です。
例:
- I’ve been feeling tired lately.
(最近ずっと疲れ気味です。)- Have you been working out lately?
(最近運動してますか?)
「ここ数週間〜数ヶ月の間に続いている状態」を話すときにぴったりです。
“these days” ― 現在の習慣・状況を話すとき
“these days” は「最近は〜している」といった現在の習慣や傾向を表します。
現在形とともに使うのが一般的です。
例:
- I work from home these days.
(最近は在宅勤務です。)- People prefer watching videos to reading these days.
(最近は読むより動画を見る人が多いです。)
“these days” は「今の時代では」という広いニュアンスにも使える便利な表現です。
“nowadays” ― 一般的傾向や世の中の変化を話すとき
“nowadays” は “these days” に似ていますが、より社会的・一般的な傾向を語るときに使われます。
例:
- Nowadays, many people use AI tools to study English.
(最近では、多くの人がAIツールを使って英語を勉強しています。)- Kids nowadays spend more time on smartphones.
(最近の子どもたちはスマホを触る時間が長い。)
「今どき」「最近の世の中では」といったニュアンスを出したいときに便利です。
シーン別「最近」の英語フレーズと例文集
「最近」を含む表現は、使う場面によって少しずつ言い方が異なります。
ここでは、あいさつ・近況報告・変化・発見・ビジネスといったシーン別に、すぐ使える例文を紹介します。
あいさつ・会話のきっかけに使う「最近どう?」
- How have you been recently?
(最近どうしてた?)- How’s everything these days?
(最近調子どう?)- What have you been up to lately?
(最近何してるの?)
カジュアルな会話では “What’s new?” や “How’s life?” も自然な感じで使えます。
ビジネスでは “How have you been?” が最も無難です。
自分の近況を話す「最近〜している」
- I’ve been working from home lately.
(最近在宅勤務しています。)- I’ve been learning English these days.
(最近英語を勉強しています。)- I’ve been busy with new projects recently.
(最近新しいプロジェクトで忙しいです。)
現在完了進行形を使うことで、「ここしばらく続いている」感が自然に伝わります。
状況や変化を述べる「最近〜になった」
- It’s been cold recently.
(最近寒くなりましたね。)- I’ve become busier these days.
(最近忙しくなってきました。)- People have started using AI tools a lot lately.
(最近AIツールをよく使うようになりました。)
日常会話でもよく使われるパターンです。
変化を表すときは “become” や “start” と相性が良いです。
新しい発見を伝える「最近気づいた/知った」
- I recently realized that English pronunciation is deeper than I thought.
(最近、英語の発音が思ったより奥深いと気づきました。)- I found out recently that my colleague is moving abroad.
(最近、同僚が海外転勤になると知りました。)
話題の導入として使うと、会話がスムーズにつながります。
ビジネスで使える「最近の〜」「最近の動向」
- recent trends in the market
(市場の最近の動向)- recent changes in the company
(会社の最近の変化)- recent updates on the project
(プロジェクトの最近の進捗)
ビジネスでは “recent” を形容詞として使い、「最近の〇〇」という名詞句を作るのが定番です。
“recently”と“lately”と“these days”の違いを整理しよう
どれも「最近」を意味しますが、使う時制や焦点の当て方が異なります。
混同しやすい3つを比較しながら、自然な使い分けを身につけましょう。
時制の違い(present perfect / simple past)
「最近」を表す英語表現では、どの時制と組み合わせるかが非常に重要です。
同じ内容でも、時制が違うと伝わる印象が大きく変わります。
| 表現 | よく使う時制 | 例文 | 
|---|---|---|
| recently | 過去形・現在完了 | I moved recently. / I’ve met her recently. (最近引っ越しました。/最近彼女に会いました。) | 
| lately | 現在完了(進行) | I’ve been working a lot lately. (最近ずっと働き詰めです。) | 
| these days | 現在形 | I work from home these days. (最近は在宅勤務をしています。) | 
“recently” は「過去に起こった1回の出来事」、“lately” は「ここ最近続いている状態」、“these days” は「最近の習慣・傾向」を指します。
例えば、
例:
- I’ve been really tired lately.
(最近ずっと疲れてるんです)- I am really tired recently.
(最近すごく疲れています)
というように、使う時制によって時間のイメージが変わることを意識しましょう。
意味の焦点の違い(出来事 vs 状況)
「最近」という言葉は一見シンプルですが、英語では“出来事を指すのか” “状態を表すのか”で使う単語が異なります。
◆recently:過去に起こった「1回の出来事」
例:I recently finished a big project.
(最近、大きなプロジェクトを終えました。)
◆lately:継続している「変化・状態」
例:I’ve been studying English hard lately.
(最近、英語を一生懸命勉強しています。)
◆these days:現在の「傾向・習慣」
例:People eat out more often these days.
(最近は外食する人が増えています。)
このように、“recently”は点的、“lately”は線的、“these days”は面(全体)を表すような感覚で捉えるとわかりやすいでしょう。
つまり、「何が」「どのくらい続いているのか」を意識して選ぶことが大切です。
ネイティブが使い分けるコツ
ネイティブスピーカーは、文法だけでなく話題の広さやトーンによって「最近」の英単語を選びます。
◆個人の近況 → “lately”
例:I’ve been watching Korean dramas lately.
(最近は韓国ドラマを観ています。)
話題の範囲が自分の生活や習慣に限定されるときに使います。
◆過去の出来事 → “recently”
例:I recently met our new client.
(最近、新しいクライアントに会いました。)
一度の出来事や具体的なアクションを話すときに自然です。
◆社会的傾向・今の流れ → “these days”
例:These days, many companies offer remote work.
(最近は、多くの企業がリモート勤務を導入しています。)
個人ではなく、社会全体・時代の変化を語るときに適しています。
ネイティブはこのように、文のスケール感で単語を選んでいます。この感覚を身につけるには、実際の英語音声を聞きながら使われ方を体感するのが一番。
リスニングを通じて、「この話題では ‘lately’ を使うんだな」と自然に理解できるようになります。
「最近」の英語表現を使いこなすにはリスニング力がカギ
「最近どう?」や「最近〜している」という表現は、会話の中で頻繁に出てきます。しかしこういった表現は、単にフレーズを覚えただけでは使いこなせません。
「最近」の英語表現を使いこなすにはリスニング力がカギである理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
会話内容が聞き取れないと話題の切り出しが難しい
「最近〜している」「最近どう?」といった表現をいくら覚えていても、相手の話を正確に聞き取れなければ自然に使いこなすことはできません。
なぜなら、英会話の中で「最近」という言葉は、文脈やトーンによって意味が微妙に変化するからです。
例えば相手が “How have you been lately?” (最近どうしてた?)と聞いたのに、その“lately”を聞き逃して “I’m fine.” (元気だよ。)とだけ答えてしまうと、会話の流れがぎこちなくなってしまいます。
なぜなら “How have you been lately?” は、過去から今までの期間の様子を尋ねるフレーズであり、今の状態を答える“I’m fine.”を使ってしまうと、質問の時間軸と答えの時間軸がずれてしまうからです。
つまり、「最近」の英語表現を本当に使いこなすには、単語を覚えるだけでなく、相手の言っていることをしっかりと聞き取れるリスニング力が必要なのです。
音のまとまりとして “I’ve been working a lot lately.” のようなフレーズを瞬時に理解できれば、相手の近況にも自然に反応でき、会話がぐっとスムーズになります。
リスニング力を磨くことは、単に“聞く力”を高めるだけでなく、「最近」という表現を使って自然に話題を広げる力を身につけることにつながります。
相手の言葉を正確にキャッチできる耳を育てることで、英語のコミュニケーション全体が格段に滑らかになるのです。
リスニング力を鍛えるなら「シャドーイング」が最短ルート
前述の通り、「最近〜している」「最近どう?」といった表現を覚えても、相手の英語を正確に聞き取れなければ自然に使いこなすことはできません。
例えば相手が “How have you been lately?” と言ったのに “lately” を聞き逃したり、 “I’ve been busy these days.” と言われても意味を取り違えたりすれば、会話はぎこちなくなってしまいます。
そんなときに効果的なのが、リスニング力を効率的に鍛えられる「シャドーイング」です。
【シャドーイングとは】
英語音声の1〜2語後を追いかけて声に出すトレーニング方法です。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを続けることで、音を単語やフレーズとして瞬時に認識する「音声知覚」が鍛えられます。そうすることで音→単語・フレーズ→意味理解までのプロセスがスムーズになり、格段にリスニング力が向上するのです。
またスクリプトを見ながら練習すれば、「最近」に関する定番フレーズが自然に定着します。英語特有の音のつながりやリズムを真似ることで、自分の発話も滑らかになり、会話全体が自然に進むようになるのもメリットです。
つまりシャドーイングは単なるリスニング練習ではなく、「最近」の表現を実際の会話で使いこなすための最短トレーニングなのです。

まとめ:「最近」の英語表現を自然に使えるようになろう
“recently”“lately”“these days”など、「最近」を表す英語表現にはそれぞれ明確な違いがあります。
文脈に合った言葉を選べるようになると、英会話全体がぐっと自然に聞こえるようになります。ぜひしっかりとおさえておきましょう。
そして、本当に使いこなすためには「リスニング力」を育てることが欠かせません。
英語の音声変化やイントネーションを正確に聞き取れるようになれば、会話の流れを理解しながら「最近どう?」と自然に話を広げられるようになります。
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