ビジネスの現場でも日常会話でも、相手に情報を求めるときによく使う「教えてください」。
日本語では自然に口にできますが、いざ英語にしようとすると “tell me?” “let me know?” と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば
- 「教えてください」の基本的な英語表現
- シーン別「教えてください」の使い分けや注意点
- 「教えてください」を使いこなすコツ
などがわかりますよ。
シーンに合った適切な「教えてください」の英語表現を使いこなせるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「教えてください」の基本的な英語表現
「教えてください」は一見シンプルですが、英語にすると複数の表現が存在します。それぞれニュアンスが異なるため、状況に合わせて使い分けることが大切です。
ここでは代表的な「教えてください」の英語表現を整理します。
tell me の直訳と注意点
“Tell me” は「教えてください」の直訳として真っ先に思いつく表現です。しかしネイティブが使う場合、やや命令的に響くことがあります。
例えば “Tell me your name.” と言うと、「名前を言いなさい」と強い指示のように感じられてしまうため、ビジネスやフォーマルな場では避けたほうが無難です。
ただしカジュアルな会話では自然に使える場面もあります。
親しい同僚に “Tell me more about it.”(もっと詳しく教えて)と聞くのは自然です。つまり、距離感によって響き方が変わる表現だと理解しておくことがポイントです。
let me know のニュアンスと使い方
“Let me know” は「知らせてください」というニュアンスを持ちます。特にメールやビジネスチャットで頻繁に使われる表現です。
例えば以下の表現は、相手への配慮を示しつつ自然に使える定型文です。
“Please let me know if you have any questions.”
(ご不明点があれば教えてください)
“Tell me” よりも柔らかく、フォーマル・カジュアルどちらにも対応できるため、社会人がまず覚えるべき表現と言えるでしょう。
ask / could you explain など質問を依頼するときの表現
相手に何かを説明してほしいときは “Could you explain〜?” が便利です。
例えば 、
“Could you explain the process to me?”
(手順を教えていただけますか?)
といえば、丁寧に依頼している印象になります。
また、自分が質問したいことがある場合は “Can I ask you about〜?” と切り出すのも自然です。これなら会話の流れをスムーズにしつつ、「教えてください」のニュアンスを含められます。
シーン別「教えてください」の英語フレーズ
シーンごとに適切な表現を使い分けられると、英語コミュニケーションがぐっと自然になります。
ここでは代表的な場面別に「教えてください」の英語フレーズを紹介します。
ビジネスメールで丁寧にお願いするとき
取引先や社外の人に依頼する場合は “Could you let me know〜?” が定番です。
柔らかく丁寧な依頼として、ビジネスシーンで最もよく使われます。
例:Could you let me know your availability next week?
(来週のご都合を教えていただけますか?)
上司や取引先など目上に使うフォーマル表現
さらにフォーマルにしたい場合は “Would you mind telling me〜?” を使います。
控えめで丁寧な印象を与え、相手に負担をかけない依頼が可能です。
例:Would you mind telling me when the report will be ready?
(レポートがいつ完成するか教えていただけますか?)
カジュアルな会話や同僚同士で使う表現
親しい同僚や友人には “Can you tell me〜?” が自然です。
フランクな関係で違和感なく使えます。
例:Can you tell me how to get to the station?
(駅までの行き方を教えてくれる?)
ネイティブがよく使う自然な言い回し
“Do you happen to know〜?” は「〜をご存知ですか?」という柔らかい響きを持つ表現で、ネイティブがよく使います。
丁寧かつ控えめに情報を尋ねられます。
例:Do you happen to know where the meeting room is?
(会議室がどこにあるかご存知ですか?)
海外旅行・留学で現地の人に道や情報を尋ねるとき
旅行や留学先では “Could you tell me where〜?” が便利です。
礼儀正しく情報を尋ねるのに適しています。
例:Could you tell me where the bus stop is?
(バス停がどこにあるか教えていただけますか?)
英会話レッスンや学校で質問するときの表現
授業中に先生へ質問するときには “Please explain〜” を使うとストレートでわかりやすいです。
教育の場にふさわしい表現です。
例:Please explain the meaning of this phrase.
(このフレーズの意味を教えてください)
ビジネスシーンと日常会話での違い
同じ「教えてください」でも、フォーマル度や立場によって適切な表現は異なります。
ここではその違いを整理してみましょう。
フォーマル度に応じた言い換え方
「教えてください」と一口にいっても、相手との関係性や状況によって言い方を変える必要があります。
フランクな同僚との会話でフォーマル表現を使うと堅苦しく聞こえてしまいますし、逆に目上の人にカジュアルな表現を使うと失礼になりかねません。
英語ではフォーマル度を段階的に使い分けるのがポイントです。
例:
◆カジュアル:Can you tell me where the restroom is?
(トイレがどこか教えてくれる?)◆標準ビジネス:Could you let me know the schedule for tomorrow?
(明日のスケジュールを教えていただけますか?)◆フォーマル:Would you mind telling me when the presentation will start?
(プレゼンがいつ始まるか教えていただけますか?)
このように階層的に覚えておくと、場面に応じて自然に言い換えられるため便利です。
相手に依頼する場合と情報提供を求める場合の違い
「教えてください」には大きく分けて2種類の使い方があります。
1つは「依頼」として何かをしてほしい場合、もう1つは「情報提供」をお願いする場合です。
依頼をする場合には “Could you〜?” を使うのが丁寧で自然です。例えば「会議資料を送ってください」という依頼なら “Could you send me the meeting materials?” が適切です。
一方で、相手がすでに知っているかもしれない情報を尋ねるときは “Do you know〜?” や “Do you happen to know〜?” を使うと控えめで柔らかい表現になります。
これによって「もしご存知であれば」というニュアンスを加えられるため、圧を与えずに聞けるのです。
例:
◆依頼:Could you check this report for me?
(このレポートを確認していただけますか?)◆情報提供:Do you know who is leading the project?
(誰がこのプロジェクトを担当しているかご存知ですか?)◆情報提供(より丁寧):Do you happen to know where the nearest bank is?
(最寄りの銀行がどこにあるかご存知でしょうか?)
ニュアンスを意識することで、相手との関係性に合った自然な会話につながります。
丁寧にお願いしつつ圧を与えない言い回しの工夫
英語では、依頼がストレートすぎると相手にプレッシャーを与えてしまうことがあります。そこで役立つのが “just” などの一言を加える工夫です。
例えば “Could you just let me know〜?” と言えば、控えめで柔らかい依頼になります。
また “a bit” や “by any chance” などを加えることでさらに穏やかな響きにできます。
こうした工夫は特にメールで効果的です。相手が忙しい状況でも負担を感じにくくなり、依頼が通りやすくなるというメリットがあります。
例:
- Could you just let me know if you are available tomorrow?
(明日ご都合がつくかだけ教えていただけますか?)- Would you mind giving me a bit more detail about the plan?
(その計画について、もう少しだけ詳細を教えていただけますか?)- Do you happen to know by any chance when the deadline is?
(締め切りがいつか、もしご存知でしたら教えていただけますか?)
このように少しの工夫を加えるだけで、相手に配慮のある丁寧な印象を与えることができます。
「教えてください」を自然に使いこなすための注意点
便利な表現であっても、状況によっては不自然に聞こえてしまうことがあります。
「教えてください」を使う際の、注意点を解説します。
「Please tell me」は場合によって直接的すぎる
特にビジネスメールで “Please tell me〜” と書くと、強い指示のように伝わることがあります。
避けるか、より柔らかい表現を選びましょう。
相手の状況を踏まえた柔らかい表現を選ぶ重要性
英語は相手への配慮を表現に込めやすい言語です。
だからこそ “Could you〜?” “Would you mind〜?” を使い分けることで、相手に負担を感じさせない依頼が可能になります。
ネイティブに違和感なく伝わる言い方のコツ
直訳ではなく、ネイティブが実際に使う言い回しを取り入れることが大切です。
とくに “Do you happen to know〜?” や “Could you let me know〜?” はよく使われるので積極的に活用しましょう。
「教えてください」を使いこなすにはリスニング力がカギ
適切な「教えてください」の英語表現を知っていても、それだけで使いこなせるようにはなりません。
「教えてください」を使いこなすにはリスニング力が必要な理由と、リスニング力向上の方法を解説します。
聞き取れないと正しい「教えてください」の表現が選べない
「教えてください」と英語で言う場合も、tell me / let me know / could you explain / do you happen to know など、ニュアンスや使いどころはさまざまです。
相手に依頼をしているのか、情報を求めているのか、フォーマルな場なのかカジュアルな場なのか――この違いを聞き取れないまま表現を選んでしまうと、ミスをしたり、失礼に感じられたりしてしまうリスクがあります。
つまり「教えてください」に関する英語表現を適切に使いこなすには、語彙知識だけでなく、相手の意図や状況を正確に聞き取り理解するリスニング力が欠かせないのです。
リスニング力を伸ばすならシャドーイングが最適
「教えてください」を英語で正しく使いこなすには、単にフレーズを暗記するだけでは不十分です。相手の発言を正確に聞き取り、その意図を理解できなければ、適切な表現を選ぶことはできません。
そのために効果的なのがシャドーイングです。英語音声を1〜2語遅れて口に出すこのトレーニングには、次のようなメリットがあります。
◆ 音声知覚の向上
シャドーイングを継続すると、音を単語やフレーズとして捉える力=「音声知覚」が鍛えられます。
例えば、
“Would you mind telling me when the report is due?”
(レポートの締め切りを教えていただけますか?)
というフレーズ。ネイティブの会話では “Would you mind” が「ウジュマイン」のように一塊に聞こえ、さらに “report is” が「リポーティズ」とつながるため、慣れていないとどこからどこまでが単語なのか聞き取りにくく感じられます。音声知覚を鍛えることで、こうした音の変化にも対応でき、自然に理解できるようになります。

◆ リスニング全体の底上げ
音声知覚が自動化されると、意味理解に余裕が生まれます。結果としてリスニング全体の力が底上げされ、会議や商談の場面でも相手の言っていることを正確に理解できるようになります。誤解を避けつつ、やり取りをスムーズに進められるのは大きなメリットです。
◆ スピーキング力の向上
相手の表現をスムーズに聞き取れるようになると、自分が「教えてください」と言いたい場面でも即座に適切なフレーズを選べるようになります。その結果、自分の発言にも余裕が生まれ、会話全体のテンポが良くなります。
◆ 発音・リズム感の改善
音源を真似して声に出す過程で、発音やイントネーションが洗練されます。“Could you tell me〜?” や “Would you mind telling me〜?” といった表現もより自然なリズムで口にでき、相手に伝わりやすくなります。シャドーイングは “聞く・理解する・話す” を同時に鍛えられる効率的な学習法です。
単に「教えてください」の表現を知るだけでなく、実際のビジネスや日常会話で自信を持って使えるようにするための強力なトレーニングといえるでしょう。

まとめ|シャドテンで「教えてください」を自在に使える英語力を
「教えてください」を英語にするには、tell me・let me know・could you explain など複数の表現をシーンに合わせて使い分ける必要があります。
そして、それを自然に使いこなすにはリスニング力が欠かせません。そのリスニング力を効率的に伸ばせるのが、シャドーイング特化型アプリ「シャドテン」です。
シャドテンでは、プロが毎日あなたのシャドーイングを添削し、英語特有の音声変化や発音の改善点を具体的にフィードバックしてくれます。自分一人では気づけない弱点をプロの視点で補強できるのが大きな魅力です。
1000以上の教材や4つのアクセントに対応しており、学習の目的・レベルにぴったりと合った教材でトレーニングを実施できます。さらに、AB再生・速度調整・スクリプト表示切替といった学習機能も充実しており、ストレスなくシャドーイングを実施できるのもポイントです。
「英語で自然に『教えてください』と言えるようになりたい」「リスニング力を確実に伸ばしたい」と思う方には、シャドテンが最適です。
実践的なリスニング力を鍛え、ビジネスでも日常でも自信を持って英語を使えるようになりましょう。
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