日常会話でもビジネスでも、ふとした瞬間に登場するのが「驚く」という表現。
「その結果には驚いた」「まさかそんな展開になるとは思わなかった」など、日本語では状況に応じて自然に使い分けていますよね。
しかし英語では “surprised” “amazed” “shocked” “stunned” など似た表現が多く、「どれがどのニュアンスなの?」「良い驚きと悪い驚きをどう言い分ければいいの?」と迷ってしまう方も少なくありません。
この記事を読めば
- 「驚く」を表す基本英語表現の違いとニュアンス
- シーン別で使える「驚いた」の自然な英語フレーズ
- ネイティブがよく使うリアクション表現
- 表現を“実際の会話で使いこなす”ためのリスニングの重要性
などがわかりますよ。
英語で「えっ!」「まさか!」「それは意外ですね」と自然にリアクションできるようになりたい方は、ぜひご一読ください。
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「驚く」を表す英語は1つじゃない|基本の主要表現とニュアンスの違い
「驚く」は英語で surprised だけではありません。
英語には、「いい意味で驚く」「ショックを受ける」「一瞬固まるほど驚く」など、驚きの種類によって使い分ける単語が豊富にあります。
まずは基本表現のニュアンスの違いをおさえましょう。
① surprised|最も一般的で幅広く使える「驚く」
surprised は“驚いた”を表す最も中立的で一般的な表現です。
例:I was surprised to hear that.
(その話を聞いて驚きました)
良い驚き・悪い驚き・軽い驚きなど、ほぼすべての場面で柔軟に使えます。
② amazed|「感嘆・いい意味で驚く」ニュアンス
amazed はポジティブな驚きです。すごい!感動した!というニュアンスを持ちます。
例:I was amazed by your presentation.
(あなたのプレゼンに感動しました)
「驚き+尊敬」が混ざった表現だと覚えておくとよいでしょう。
③ shocked|ショックを受けた/ネガティブな驚き
shocked は ショックを受けるほどの驚きです。予想外で、心が揺さぶられるような驚きに使えます。
例:I was shocked at the news.
(そのニュースにショックを受けました)
It shocked me など、主語を変えて使うこともできます。
④ astonished / stunned|強い驚き・一瞬固まるイメージ
astonished や stunned は「驚きで固まった」「言葉を失った」ような強さの驚きです。
例:
- I was astonished by the results.
(その結果にとても驚きました。)- I was stunned. I couldn’t say anything.
(驚きで固まってしまい、何も言えませんでした。)
映画やドラマでよく聞く強い表現です。
⑤ impressed|「期待以上で驚いた・感心した」
impressed は、予想より良かった結果に感心するときの驚きです。
例:I’m impressed with your work.
(あなたの仕事ぶりに感心しています)
ビジネスでもよく使われる表現です。
⑥ 他のよく使われる表現(startled / taken aback / blown away など)
上記の語彙以外にも、特定の状況において以下のような表現も使われます。
● startled(突然の音などでビクッとする驚き)
例:I was startled by the loud noise.
(大きな音にビクッと驚きました。)
● taken aback(不意を突かれて驚く・戸惑う)
例:I was taken aback by his sudden question.
(彼の突然の質問に不意を突かれて驚きました。)
● blown away(予想をはるかに超える驚き/強い感動)
例:I was blown away by the performance!
(そのパフォーマンスに圧倒されました!/本当にすごくて驚きました!)
軽い驚き・強い驚き・ネガティブな驚き|使い分け早見表
驚きの強さに応じて使い分けることで、表現の自然さが一気に上がります。
ここでは、軽い驚き・強い驚き・ネガティブな驚きを表す代表的なフレーズを整理します。
「軽い驚き」を伝える英語フレーズ
日常のちょっとした驚きに使える、もっともソフトでフラットなリアクション表現です。相手の話に自然に反応したいときに便利で、ビジネスでもカジュアルでも使えます。
強く驚かせたくないときや話を続けたいときに最適です。
例:
- Oh really?
(本当ですか?)- Is that so?
(そうなんですか?)- That’s surprising.
(それは意外ですね。)- I didn’t know that!
(知りませんでした!)
「強い驚き」を伝える英語フレーズ
感情が大きく揺れたときに使う、よりインパクトの強い表現です。
驚き・信じられなさ・ショックの気持ちを率直に伝えたいときに効果的。ただしカジュアル色が強いため、ビジネスでは相手や場面を選びましょう。
例:
- No way!
(まさか!)- You’re kidding!
(冗談でしょ!)- That’s unbelievable!
(信じられない!)- I can’t believe it!
(信じがたい!)
「ネガティブな驚き」を穏やかに伝える英語フレーズ
問題・トラブル・予想外の悪い出来事に触れるときに、トーンをやわらげて伝える表現です。
ビジネスの場では “shocked” のような強い語より、控えめな驚きを示すことが相手への配慮につながります。落ち着いた印象を保ちながら、状況を共有したいときに役立ちます。
例:
- I didn’t expect that to happen.
(そうなるとは思いませんでした。)- That’s unexpected.
(それは予想外です。)- That concerns me.
(それは少し心配ですね。)- That’s quite surprising.
(それはなかなか驚きですね。)
ネイティブが使う「驚いた!」の自然なリアクション表現
驚いた瞬間、ネイティブは単語ではなく間投詞(リアクション)を使うことが多いです。
短いのに感情がしっかり伝わり、会話に自然に入り込めます。
Whoa! / Really? / No way! などの間投詞
ネイティブが最もよく使う「短いリアクション」で、驚きの大きさに関わらず自然に使えるのが特徴です。
感情をそのまま反射的に表現するため、スピードの早い会話でもとっさに使いやすい表現ばかりです。ただしカジュアル寄りのため、ビジネスでは場面を選ぶとより自然になります。
例:
- Whoa!(うわっ!)
- No way!(まさか!)
- Really?(ほんと?)
- For real?(マジで?)
- Seriously?(本当に?)
会話で即使えるリアクション例
間投詞よりも文章の形をしているため、会話の相づちとして自然に使えます。
驚きの大きさを表しつつも落ち着いた印象を与えられるため、カジュアル・ビジネスどちらにも適したバランスの良い表現です。相手の発言を受け止めつつ、驚きを丁寧に示したいときに便利です。
例:
- That’s surprising!
(それは驚きですね!)- You must be kidding!
(冗談でしょう!)- I didn’t see that coming.
(予想外でした。)
ビジネスでも使える落ち着いた驚き表現
ビジネスの場では、感情を控えめにしつつ驚きを伝える言い方が求められます。このカテゴリーは、驚き・予想外・感心などの気持ちをやわらかく伝えるのに最適です。
相手に圧を与えず、冷静でプロフェッショナルな印象を保つことができます。
例:
- I didn’t expect that.
(それは予想していませんでした。)- That’s interesting.
(それは興味深いですね。)- That’s impressive.
(それは素晴らしいですね。)- I wasn’t aware of that.
(その点は認識していませんでした。)
場面別|「驚く」を英語でどう言う?よく使う実用フレーズ集
状況によって「驚いた」の表現は変わります。
ここでは日常会話からビジネス、メールやSNSまで、すぐ使えるフレーズをまとめています。
日常会話で使う「びっくりした!」のフレーズ
日常のちょっとした驚きから、友達同士のリアクションまで幅広く使えるフレーズです。
感情を素直に伝えたいときや、軽く驚きを表現したいときにぴったりです。カジュアル度が高いため、親しい相手との会話で特に自然に聞こえます。
例:
- You scared me!
(びっくりした!(意訳:驚かさないでよ))- That surprised me!
(それは驚いたよ!)- I didn’t expect that at all!
(全然予想してなかった!)- I was like “What!?”
(「えっ!?」って感じだったよ/口語)
仕事・ビジネスシーンでの驚きの英語表現
ビジネスでは、驚きを表現しつつも丁寧さや落ち着いた印象を保つ言い方が求められます。
成果に感心したり、予想外の情報に対して冷静にリアクションしたい場面で便利です。「驚いた」という感情をそのまま伝えつつも、ポジティブさや柔らかさを含む表現が多いのが特徴です。
例:
- I was impressed with the results.
(結果に感心しました。)- That’s unexpected, but very interesting.
(予想外ですが、とても興味深いですね。)- I’m pleasantly surprised.
(良い意味で驚いています。)
メール・チャットで使える丁寧な驚き表現
文章コミュニケーションでは、感情を抑えつつ丁寧に驚きを伝える必要があります。
特にビジネスメールでは “shocked” のような強い語は重すぎるため、控えめで柔らかい表現を使うのが一般的です。相手を責める印象を与えずに「意外でした」を伝えられるのがポイントです。
例:
- I was surprised to hear that.
(その知らせを聞いて驚きました。)- It was unexpected, but I appreciate the update.
(予想外でしたが、情報共有ありがとうございます。)- Thank you for sharing this surprising information.
(驚くべき情報を共有してくださりありがとうございます。)
SNS・カジュアルで使える短い驚きフレーズ
SNSや友達とのチャットでは、短くテンポの良い驚き表現が使われます。
砕けた言い方やネットスラングも多いため、軽い反応として気軽に使えるのが特徴です。感情をストレートに伝えたいときにぴったりのフレーズです。
例:
- OMG!
(やばい!/えっ!?)- Wow!
(わあ!)- No way lol
(まじ?笑)- I’m blown away!
(めちゃくちゃ驚いた!/すごい!)
「驚かせる」「驚くほど〜」など関連表現もまとめてチェック
驚く表現は形容詞だけではありません。他動詞、副詞、熟語なども押さえておくと表現が広がります。
「驚かせる」「驚くほど〜」など関連表現も見ていきましょう。
surprise / amaze / astonish の違い(他動詞としての使い方)
「驚かせる」を意味する動詞も、ニュアンスに明確な違いがあります。
驚きの強さや種類によって使い分けることで、より自然で伝わる英語表現になります。ビジネスでも日常でも頻出するため、動詞としての使い方を押さえておくと便利です。
● surprise … 一般的な驚かせる
例:The news surprised me.
(その知らせに驚きました。)
● amaze … 良い意味で驚かせる
例:Her skills amazed us.
(彼女のスキルには本当に感心しました。)
● astonish … とても強く驚かせる
例:His decision astonished everyone.
(彼の決断に皆が驚きました。)
「驚くほど○○」の言い方(surprisingly / amazingly など)
副詞を使うことで、「どれほど驚いたのか」や「予想外の度合い」を自然に強調できます。文章の頭に置くと、意外性や驚きを効果的に読者・相手に伝えられる便利な表現です。
● surprisingly(意外にも)
例:Surprisingly, the process was simple.
(意外にも、その手続きは簡単でした。)
● amazingly(驚くほど)
例:She worked amazingly fast.
(彼女は驚くほど速く作業しました。)
● unexpectedly(予想外に)
例:He showed up unexpectedly at the meeting.
(彼は予想外にその会議に現れた。)
「驚いたふりをする」などの派生表現
「驚く」から派生した表現は会話でも文章でもよく用いられ、自然な英語に欠かせません。特に口語では、比喩的に驚きを示したり、状況説明に使う場面が多いため、セットで覚えておくと便利です。
特に take someone by surprise や to everyone’s surprise はニュース記事・ビジネス・日常会話のいずれでも頻出です。状況を描写したり、感情を間接的に表すときに便利な表現です。
● pretend to be surprised(驚いたふりをする)
例:She pretended to be surprised, but she already knew the plan.
(彼女は驚いたふりをしたが、すでに計画を知っていた。)
● take someone by surprise(不意打ちにする/驚かせる)
例:The sudden announcement took everyone by surprise.
(突然の発表は全員を驚かせた。)
●to everyone’s surprise(みんなが驚いたことに)
例:To everyone’s surprise, he finished the project in just two days.
(みんなが驚いたことに、彼はそのプロジェクトをたった2日で終わらせた。)
「驚く」英語表現を自然に使いこなすためのコツ
「驚く」を意味する英語表現は、surprised / amazed / shocked / stunned など種類が多く、ニュアンスの幅も大きいのが特徴です。
しかし、単語を覚えただけでは、実際の会話で自然に使いこなすことはできません。
ここでは、英語で「驚く」を使いこなすために、なぜリスニング力が重要なのか、そして驚き表現を“実践で使えるレベル”にするためのポイントを解説します。
「驚く」の英語表現を聞き取れるようになるには「リスニング力」が必須
驚きを表す英語表現は、状況や感情の強さによって大きくニュアンスが変わります。
例えば、相手が「命に関わるような出来事」を話している場面で I was amazed.(感動した/いい意味で驚いた)と言ってしまうのは、文脈として明らかに不自然です。
つまり 相手の発言内容や感情を正しく理解できなければ、適切な“驚く”の英語表現を選ぶことができないのです。
これは自分が驚いた体験を話すときも同じです。単に I’m surprised. と言うだけでは会話は成立しません。
相手から「何があったの?」「どうして驚いたの?」と質問され、出来事の流れやどんな種類の驚きだったのかを説明するのが自然なコミュニケーションです。
つまり、“驚く”英語表現を正しく使いこなすためには、
- 相手の話を正確に聞き取る力(リスニング)
- 状況を理解し、適切な表現を選ぶ判断力
の両方が欠かせません。
驚き表現は単語を覚えれば使えるものではなく、状況・文脈・相手との関係性を理解して初めて自然に使いこなせる表現なのです。
リスニング力を伸ばすなら「シャドーイング」がおすすめ
前述の通り、英語で「驚く」表現を自然に使いこなすためには、相手の英語を正確に聞き取り状況や感情のニュアンスを理解するリスニング力が欠かせません。
その力を効率よく鍛えられる学習法が シャドーイング です。
■ シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、1〜2語遅れて声に出して真似するトレーニング方法です。まるで影(shadow)のように音を追いかけることから、この名前がついています。台本(スクリプト)を見ずに行うため、実際の会話に近い環境で耳を鍛えることができます。
■ シャドーイングの効果
シャドーイングを継続すると、英語の音をそのまま単語やフレーズとして捉える「音声知覚」が鍛えられます。これは驚き表現のような“短い・速い・音が崩れやすい”フレーズを聞き取るために欠かせない力です。
例えばネイティブが “I didn’t expect that.” や “You’ve gotta be kidding me.” を話すと、音が連結したり一部が脱落したりして、
- I didn’t expect that.
→ I dinexpek that.(アィディネクスペクッダッ)- You’ve gotta be kidding me.
→ Y’gotta be kiddin’ me.(ユガラビキディンミー)
のように聞こえることがあります。
文字として知っていても、この形で聞くとまったく別の音に感じられ、驚き表現だと気づけないことも少なくありません。音
声知覚が鍛えられると、こうした変化した音でも瞬時に単語やフレーズが浮かぶようになり、意味理解に余裕が生まれます。結果として音から意味を理解するプロセスがスムーズになりリスニング力が向上し、ネイティブの会話スピードでも正しく内容を聞き取りやすくなるのです。
さらにネイティブのリズムやイントネーションをそのまま真似することで、自分の発音・話し方も自然になり、驚きを伝える表現なども、より“本物の英語”に近づいていきます。

まとめ|シャドテンで「驚く」の英語表現を使いこなそう
“surprised”“amazed”“shocked”“stunned” など、「驚く」を表す英語表現にはそれぞれ異なるニュアンスがあります。文脈に合った驚き表現を選べるようになると、会話の臨場感や相手への伝わり方が格段に自然になります。
状況の深刻さや相手の感情を踏まえて、適切に使い分けられるようにしっかり押さえておきましょう。
そして、本当に「驚く」の英語表現を使いこなすためには、前述の通りリスニング力を育てることが欠かせません。シャドーイングを英語学習に取り入れ、リスニング力を向上させましょう。
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リスニング力が向上することで状況や意図がつかみやすくなり、相手の驚きも自分が驚いた気持ちも自然に伝えられるようになります。
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