「職業」と聞くと、「あなたは何をしている人ですか?」という自己紹介の定番テーマを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、いざ英語で言おうとすると “job” “occupation” “profession” “career” など似た言葉が多く、どれを使えばいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
この記事を読めば
- 「職業」を表す英語表現の違いと使い分け
- 自己紹介や会話で使える「職業」に関する英語フレーズと例文
- 職業に関する英語表現を使いこなすコツ
などがわかりますよ。
面接やビジネスシーン、日常会話でも自信をもって「自分の職業」を英語で伝えたい方は、ぜひご一読ください。
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「職業」に関する英語の基本表現
英語で自分の職業を伝えるとき、ただ単語を並べるだけでは不十分です。
「どんな形で働いているのか」「どんな役割なのか」を自然に伝えられる表現を覚えておくと、自己紹介や面接、カジュアルな会話でも印象が良くなります。
「職業」に関する英語の基本表現を見ていきましょう。
まずは押さえたい「職業」の基本単語
英語で「職業」を表す単語にはいくつかの種類があります。それぞれ微妙なニュアンスが異なるため、状況に合わせて使い分けましょう。
◆job:最も一般的な「仕事」。日常会話でよく使う。
例:I love my job.
(自分の仕事が好きです)
◆occupation:ややフォーマルな「職業」。履歴書や面接で使用。
例:Please write your occupation.
(職業欄にご記入ください)
◆profession:専門的な職業(医師・弁護士など)。
例:Law is a respected profession.
(法律は尊敬される職業です)
◆career:「職業人生」「経歴」を指す。
例:He built a successful career in finance.
(彼は金融業界で成功した)
また、「〜として働いている」は次のように表現できます。
例:
- I work as a teacher.
(教師として働いています)- I’m employed at a bank.
(銀行に勤めています)- I work for an IT company.
(IT企業で働いています)
“I’m a teacher.” も正しいですが、職種よりも「どんな働き方か」を伝えたい場合は “work as” の方が自然です。
「職業を尋ねる」定番フレーズ
相手に職業を尋ねたいとき、最もよく使われるのはこの2つです。
◆What do you do?
もっとも一般的で自然。ビジネスでもカジュアルでも使えます。
◆What’s your job?
やや直接的。友人同士など親しい関係で使うのが自然。
フォーマルな場面では次のような言い方もあります。
◆May I ask what you do for a living?
(お仕事は何をされているかお伺いしてもよいですか?)
たとえば、初対面の会話ならこうなります。
A: What do you do?
(お仕事は何をされていますか。)
B: I work as a marketing manager at a tech company.
(私はテクノロジー企業でマーケティングマネージャーとして働いています。)
自分の仕事を説明するだけでなく、相手の話を広げるために “That sounds interesting. What kind of projects do you handle?”(面白そうですね。どんなプロジェクトを担当されているんですか?)と返すと、スムーズに会話が続きます。
ジャンル別・よく使う職業名の英語表現
「英語で自分の職業を言いたい」と思っても、業種や肩書きによって言い方が変わります。
ここではジャンル別に代表的な職業表現をまとめました。
ビジネス・オフィス系の職業
オフィスワークに関わる英語表現では、次のようなものが一般的です。
- company employee(会社員)
- sales representative(営業担当)
- accountant(会計士)
- manager(マネージャー)
- executive assistant(秘書)
- human resources specialist(人事担当)
- project manager(プロジェクトマネージャー)
- financial analyst(金融アナリスト)
- customer support representative(カスタマーサポート担当)
- administrative officer(事務職員/総務担当)
これらは、外資系企業や国際的な職場でも頻繁に使われる職種です。文脈に応じて “at a company” や “in the marketing department” のように組み合わせると、より自然な自己紹介になります。
仕事内容を説明する際には、以下のような表現が便利です。
例:
- I’m in charge of sales.
(営業を担当しています)- I handle client communication.
(顧客対応を担当しています)- I oversee marketing campaigns.
(マーケティング施策を統括しています)
肩書きよりも「何をしているか」を伝えることで、相手に具体的な印象を与えられます。
専門職・クリエイティブ職の英語表現
技術職・専門職・デザイン系の人は、次のような表現を使いましょう。
- engineer(技術者)
- consultant(コンサルタント)
- designer(デザイナー)
- researcher(研究者)
- artist / illustrator(アーティスト・イラストレーター)
- programmer / developer(プログラマー・開発者)
- architect(建築家)
- photographer(写真家)
- copywriter(コピーライター)
- UX/UI designer(UX/UIデザイナー)
また、「フリーランス」や「自営業」はこのように言えます。
- I’m self-employed.
(自営業です)- I work freelance.
(フリーランスとして働いています)
“a freelance designer” や “a self-employed consultant” と具体的に言うと、より自然な自己紹介になります。
医療・教育・サービスなどの職業表現
医療・教育・サービス業などの職業表現には以下のようなものがあります。
- doctor(医師)
- nurse(看護師)
- teacher(教師)
- waiter / waitress(ウェイター・ウェイトレス)
- hairstylist / beautician(美容師)
- pharmacist(薬剤師)
- caregiver / nursing assistant(介護職員・介助者)
- chef / cook(シェフ・料理人)
- flight attendant(客室乗務員)
- receptionist(受付係)
たとえば “beautician” は「美容師」ではなく「エステティシャン」の意味で使われることもあります。
同じ日本語訳でも職種の範囲が異なる場合があるため、正確な英語表現を確認しておくと安心です。
シーン別「職業」に関する英語フレーズ集
職業に関する英語は、シーンによって言い方が少しずつ変わります。
ここでは、自己紹介・説明・スモールトーク・転職など、実際の会話でよく登場する場面別に紹介します。
自己紹介で職業を伝えるとき
例:
- I work at a trading company.
(商社で働いています)- I’m currently working as an engineer.
(現在エンジニアとして働いています)- I’ve been in education for over 10 years.
(教育業界で10年以上働いています)
自己紹介では、「どこで」「どんな仕事を」「どれくらい続けているか」を組み合わせると、印象が格段にアップします。
仕事の内容を説明するとき
例:
- My main responsibility is〜.
(主な担当業務は〜です)- I’m in charge of〜.
(〜を担当しています)- I mainly deal with clients from overseas.
(主に海外の顧客を担当しています)
また、相手に理解しやすいように “I coordinate projects between Japan and the U.S.”(日米間のプロジェクトを調整しています)のように補足を入れるとより伝わりやすくなります。
職業を尋ねたり話題にしたりするとき
例:
- What line of work are you in?
(どんな業界で働いていますか?)- How did you get into that field?
(どうしてその仕事に就いたんですか?)- That sounds interesting.
(面白そうですね)
職業にまつわるスモールトークは、英語圏ではごく自然な会話の一部です。
「仕事内容を話す」「きっかけを聞く」「感想を返す」の3ステップで、気持ちのいいコミュニケーションができます。
転職・無職・休職を表現するとき
例:
- I recently changed jobs.
(最近転職しました)- I’m between jobs right now.
(今は求職中です)- I’m taking a break from work.
(仕事をお休みしています)
日本語では少し言いにくい表現でも、英語ではストレートに伝えられるのが特徴です。相手も自然に受け取るため、覚えておくと便利です。
職業に関係する英語表現を使いこなすには
英語で「職業」を話題にするとき、単語を覚えるだけでは自然な会話にはなりません。
ここでは、「職業」の英語表現を使いこなすにはリスニング力が欠かせない理由と、そのリスニング力向上の方法を解説します。
リスニング力が必要不可欠な理由
“job” “occupation” “profession” “career” など、「職業」を表す英語はたくさんありますが、これらはすべて文脈によって微妙に意味が変わります。
単語の意味を暗記しても、実際の会話でその違いを聞き分けられなければ、適切な表現を選ぶのは難しいでしょう。
例えば、相手が “I’m in the legal profession.”(法律関係の仕事をしています)と言ったとき、“profession” の部分を聞き逃してしまうと、「法律の……何?」という状態になってしまいます。“legal” だけでは「法律に関係している」という意味しか分からず、弁護士なのか、法務担当なのか、あるいは法律を学ぶ学生なのかも判断できません。
このように、職業を表すキーワードを聞き取れないと、相手がどんな仕事をしているのかを正確に理解できなくなるのです。
さらに英語の職業に関する表現は、イントネーションや音のつながり(リエゾン)によって聞き取りづらくなることも多いです。例えば “I work as a designer.” は、実際の会話では “I workasadesigner.” (アィウォーカァザデザィナー)のように聞こえることもあります。
こうした音の変化を聞き取れなければ、相手の言っている職業を正しく理解できず、会話の流れを見失うことにもなりかねません。
つまり、職業に関する英語表現を本当に使いこなすには、単に表現や単語を暗記するのではなく、相手の言っていることや状況を理解する「リスニング力」が必要なのです。

リスニング強化には「シャドーイング」がおすすめ
前述の通り、「職業」に関する英語表現をどれだけ覚えても、相手の言葉を正確に聞き取れなければ使いこなすのは難しいものです。
そんなときに効果的なのが、リスニング力を効率的に鍛えられるトレーニング法「シャドーイング」です。
【シャドーイングとは】
英語音声を1〜2語遅れて、影のように追いかけながら発話する練習方法です。単に「聞くだけ」のリスニングとは異なり、自分の口で発音を再現することで、英語の音のつながり・リズム・抑揚を身体で覚えることができます。
【シャドーイングの効果】
シャドーイングを続けることで、英語の音を単語やフレーズとして瞬時に認識できる「音声知覚」が鍛えられます。その結果、音→単語・フレーズ→意味理解のプロセスがスムーズになり、リスニング力が格段に向上するのです。
また内容理解が早くなることで、自分が話したいことをまとめ英文にする余裕が生まれ、結果としてスピーキング力が向上するのもシャドーイングのメリットです。
さらに、何度も英語音源の完全再現をする中で、英語特有の音の変化やリズムに慣れることもできます。“I work as a designer.” “I’m in charge of marketing.” のような実際の職業表現も、より自然なイントネーションで言えるようになり、伝わりやすい英語へと変化するのです。
つまりシャドーイングは、学んだ職業に関する英語表現を「聞ける・話せる」レベルに引き上げる最短ルートと言っても過言ではないでしょう。

シャドテンで職業に関連する英語を聞ける・話せるようになろう
「職業」を英語で表現するには、単語を覚えるだけでなく、場面や相手との関係に合わせて使い分ける力が大切です。
そして、その力を本当に身につけるためには、英語を“知っている”だけでなく、“聞ける”“使える”ようになる必要があります。
その鍵となるのが、リスニング力を高めるシャドーイング学習です。
リスニング力を伸ばすなら「シャドテン」がおすすめ

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